生霊とは
生きている人が、妬みや恨み、嫉妬などの欲の塊の「念」を飛ばすことによって、飛ばされた人が被害を受けることです。
死んだ人より、生きた人の「念」とは厄介なものなのです。また、生霊を飛ばしている相手は、自らが飛ばしているなどと、思ってもみないのです。なぜなら、悪意を持って飛ばそうとして、飛ばしているものではないからです。
生霊の原因には、「執着」も大きな理由なのです。別れた相手や、仲の良かった友人など、身近な人に執着することで「念」を飛ばし、生霊となっていることがあります。または、自身が誰かを恨んでいると、その念が跳ね返ってくることもあります。
生霊に取り憑かれたときの症状
最近、突然身の周りのことが変わったと感じるなど、自分の体の変化があると思ったことはありますか。ひょっとしたら、生霊の仕業かもしれません。どんな症状があるのかまとめてみたのでチェックしてみてくださいね。
■1. 身体にでる症状
・原因不明の病気になる
・めまいが続く
・胸の辺りが痛くて息苦しくなる
・動悸が激しい
・不眠症になる
・感情のコントロールがされない
などのように、自身をコントロールすることができず、病院へ行っても原因が分からないと言われることもありますが、生霊に憑りつかれた時は、身体の調子が良いときと悪い時の差が激しいこともあります。効果的な治療がないため、自身の内側から意識を変えていく必要があります。
■2. 精神的な症状
・気分が落ち込みやすい
・無気力なことが多い
・突然不安症になる
・今までと比べて明らかに性格が変わる
・ネガティブな感情は居心地がいい
気持ちの上で、自身をコントロールできない状況ことがある時、生霊の仕業かもしれません。女性のホルモンのバランスが崩れた時とは別で、感情のコントロールが上手にできずに、精神状態が不安定なことが長い間続く場合があります。
■3. 身の周りに起こる状況の変化
・人間関係が悪くなる
・付き合っていたパートナーと突然別れる
・家族の不幸が続く
・カビの臭いがヒドイ
・電波の異変がある
・今までなかった嫌がらせなどが起こる
・空気が重く、なんとなく暗い
首をかしげるような、出来事が次から次へと起こるようであれば、生霊の仕業かもしれません。全てを見えないモノのせいにするというより、自分が引き起こしていることもあります。自身の行動がどうであったのかを、見つめなおす時期でもあると考えたほうが良いです。
自分で出来る生霊のお祓い・除霊方法10個
塵も積もれば山となる、と同様に日々の積み重ねはとても大切だと言えます。今までと変えなくてはいけないことが沢山あると思います。良い方向に変えられることであれば、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。早速チェックしてみてくださいね。
■1. 強い意思を持つこと
自身を卑下するということは、一番やってはいけないことですね。「思考を賢く使う」ということを、常に意識しておくとよいでしょう。まず、自分の心がブレないことは、一番大事なことです。気持ちがふわふわした状態であるなど、意思をしっかり持つことが大事です。
元々、持っている魂は皆、素晴らしいのですが、物質に囚われて本来の素晴らしい魂に汚れがついていきます。その汚れを常に落とし、高い意識を持つことでネガティブなものを近寄ることもできません。輝いている人には、意識の低いモノは、眩しくて近寄れません。常に強い意思を持つと良いでしょう。
■2. 水場の掃除と玄関は特に掃除する
部屋の汚れは、心の乱れでもあります。心が凛とできないのは、汚い環境に身を置いているからなのです。玄関というのは、良い気も悪い気も入ってくるところです。玄関に、靴を何足も並べている家がありますが、これは避けるといいでしょう。最低でも、その家に住む家族分の靴のみにしましょう。例えば、4人家族であれば、4足の靴のみにしましょう。靴を玄関に沢山並べるというのは、目当ての靴を履く為に、違う靴を踏むこともやめましょう。
モノには神様が宿ると昔から言われています。大切に使えば長く使用できます。小さなことにも配慮する心遣いを意識してください。水場はカビや垢が溜まりやすいです。身体についた汚れを落とす場でもあります。折角落とした汚れも、家に留めておくのではなく、キチンと流しましょう。
■3. 神社へ参拝
心が晴れない時や、無性に神社に行きたくなったときは、迷わず参拝に行きましょう。神社は、月次祭を行っているところが多くあります。月のはじめ1日の午前中に開催するところが多いので、気になった神社を調べるといいでしょう。また参拝は、基本午前中に済ませましょう。
神社へ行くのは、お願い事をしに行くのではなく、挨拶をしに行くものです。日頃の感謝をしにいくのに、午後や夕方の「ついで参り」は絶対に避けましょう。行く前に参拝作法を知らずに行くのは、失礼にあたります。きちんとした作法で神様に挨拶をしに行きましょう。心が清らかであることを常に意識してくださいね。汚れているのは、見破られますからね。
■4. お墓参りをする
ご先祖様があって、今の自分がいることを忘れないことです。この世に体が残って居るわけではありませんが、必ず私たちを守っていてくれています。中には遠方で挨拶に行くことが難しいという人もいると思います。しかし、常に感謝をすることを意識するだけで別ですからね。また、お墓参りに行って、願い事をする人もいるのですが、これは、やってはいけないことです。
ご先祖様は、日頃から見守ってくれているのに、更にあれも、これもとお手伝いをしてもらおうなんてムシが良すぎますからね。何でもスムーズに行くことが良いのではなく、スムーズでない時も学びがあることを頭に入れておくとよいでしょう。
■5. 水晶を持つ
沢山あるパワーストーンの中で、誰もが身につけていると良いとされているものは、水晶なのです。水晶が、浄化の作用があると言われており、自身の気持ちをクリアにする作用だけでなく、ネガティブなものを寄せ付けないとも言われています。お守り代わりに身につけている方もいます。水晶の形も大きさもさまざまですが、自身が好きな形状のものが良いでしょう。
浄化してくれた水晶もまた、浄化するとより効果があります。満月の日に月光浴を行うなど、山の水で洗うとより綺麗に輝きをましてくれます。以前、山の滝場でパワーストーンを流水で洗ったとき、ツヤが出てとても綺麗になったので、自然なものは、自然の力によって綺麗にすると良いでしょう。
■6. 真言を唱える
私たちは生まれてくるときに、生まれ年も決めて生まれてきています。生まれ年の干支で分けられており、守り本尊として全ての干支にまつわる真言が存在します。困った時や、力が欲しい時、真言を唱えると、良き道へと導いてくれるものだと言われています。例えば、申年と羊年の守り本尊は仏の中心にある、「大日如来」であり、太陽との関係があります。すべての守り本尊には、関わりがあり、ご先祖様と繋がることや、好きなモノと繋がることやご縁があることを感じることもできるでしょう。困ったとき、助けてほしい時は、ご自身の守り本尊の真言を覚えておくと良いでしょう。
■7. お経を読む
ご自身の宗教で構わないですが、日本人の多くは、無宗教ですという方も多く、お経を知らないという人も多くいます。そこで、宗教を知らないという方にも、唱えることができる「般若心経(はんにゃしんぎょう)」は、宗教に関係なく、誰もが唱えられることで感情が穏やかになるとも言われています。このお経を現代の日本語に直すと文章の内容がとても、深い詩となっています。心が落ち着かない時や、せかせかしてしまいそうな日常の始まりに、「般若心経」を唱えるだけで、心が落ち着きますよ。生霊という他者のネガティブなモノだけでなく、自身の中にあるネガティブな感情も沈めてくれる効果が期待できます。
■8. 相手を特定して問題を解決する
一番の問題解決はここです。生霊を飛ばすのは、生きている人なので、知らない間に恨みをかっていることもあります。そんな時は、相手を特定し、現状の問題を解決することをお勧めします。こちらに関しては、相手に問いただして、辞めてくれと交渉しても意味がありません。問題の解決は、まず飛ばしている相手を特定し、穏やかに話し合いをすることです。人の捉え方はさまざまです。自分が正しいと思っても、周囲の人も同様に思っているとは限りません。
そこで、話し合いをする時、第3者が立ち合いの元で話を進めることで、感情的になりそうな事も落ち着いて話を進めていくことができるのではないでしょうか。まずは、落ち着いて話し合いをしましょう。話し合いは重ねた誤解をほどくためのものです。
■9. 粗塩を用いる
粗塩などを用いて、気になる場所(玄関Orリビングなど)家族が団らんできる場所に取り入れると良いとされています。受け皿に盛り塩をして気になる場所や、部屋の四隅に置くとよいでしょう。若しくはお風呂に入る時など、湯船に粗塩を混ぜて入浴することもお勧めです。
ネガティブな感情は後頭部にたまるとされているので、シャワーで後頭部を流すようにしてみたときに、両肩に粗塩をすりこませて洗うようにすることも良いとされています。また、不安が解消されない時は、塩を持ち歩くこともお勧めします。
いずれにしてもお守り変わりとして用いるので、気になったらどこでも撒けばよいというものではありません。どうしても気になる場合は、トイレなどの洗面で塩をもみ込んだ手を洗い流すのも良いでしょう。
■10. 念じる
心で強く思う事が一番、効果があると言われています。ネガティブな感情を寄せ付けないために、意識の低いものと同じレベルになってはいけません。日頃から、人を妬み、悪口を言うなどの好意は絶対にしないほうが良いです。また、人をいじめるなどもってのほかです。誰もが笑顔でいられないような状況や環境は、避けると良いでしょう。また、下手な同情はしないことです。“自立”するということは、とても大切な事なのです。
何に対しても自分の課題でないことに、同情するようなことは辞めましょう。何事においても、自分の力量でないことには首を突っ込まないでください。「あなたが選択したことで、私が選択したことではありません」と跳ねのけてください。
生霊のお祓いを専門家にお願いすべき基準
生霊かどうかの判断をいきなりすることは難しいでしょう。しかし、何かしらの違和感を、感じたとき役に立つことがあります。
生霊に取り憑かれた場合、長い時間をかけて自身の意識を変えていく必要があります。自身の生活の中で意識して改善しているのに、状況が良くならない時は、お祓いを専門としている方にお願いするのが良いでしょう。お祓いをして頂いても、一時的に良くなるだけで、自信の思考を変えない限り、生霊は戻ってきます。一人では心細く誰かの力を借りたいと、思うこともあるでしょう。
専門家に頼むのであれば、まず、自分でできるお祓いは全て行って見てください。それでも状況が悪化するなどのような事があれば、専門の方に助けを借りましょう。
生霊のお祓いにおすすめの神社4選
普段の生活の中で、何か少し嫌な感じがするなど、スッキリしないときは、神社に参拝するだけでも心が晴れる場合があります。
神聖な場所で鎮座する神々の力を借りてみてはいかがでしょうか。都内近郊のお祓いをしてくれる神聖な神社をご紹介しますね。
■1. 明治神宮
面積がとにかく広くて、海外の方も足を運ぶ明治神宮ですが、こちらには、明治天皇が鎮座されています。初詣の際には、日本で一番多くの人が訪れる神社としても有名です。
多くの人が参拝するので、ゆっくりできない、と思うのであれば、朝一番(始発の時間)あたりに行くと、多くの人が賑やかに参拝される明治神宮とは、全く異なり、厳かで糸が張ったような空気感を味わえます。沢山の樹木が植えてあり、参道を通るだけでも浄化されます。
■2. 東京大神宮
東京のお伊勢さまと言われている神社で、伊勢神宮のお参りに行けない為の遥拝殿の神社として東京の地で守ってくれている神社でもあります。境内は広くありませんが、腰をかけられるスペースもあり、ゆっくり休憩することもできます。参拝者の多くは、女性の方も多く、会社の御祈祷などをされる方もよく見かける神社です。短い参道ですが、本殿の前で手を合わせているだけでも、心が晴れていく感じがします。縁結びの神様として名が知られており、生霊などのネガティブなご縁は立ちきり、自身にとって、幸多いご縁を繋げて頂く為にお願いをする人も多いそうです。
■3. 大国魂神社
どうにもこうにも、物事の運びがうまく進まないとお悩みの方にとって、大国魂神社を一番にお勧めします。
厄払い、厄除けとしても名が広く知れ渡り、八方塞がりの状態にヒカリの道を与えてくれると大昔から親しまれています。島根県にある出雲大社と同様に、福の神を祀っているため参拝すると、八方からの災難を防ぐことができると言われています。境内には、多くの神様が祀られており、こちらは直感で、手を合わせて感謝を伝えないと思った神様へ手を合わせると良いでしょう。
■4. 富岡八幡宮
大きな御神木がこのエリアを守っているのでだと思うほど、境内にいるだけで浄化パワーがあると言われています。
江戸最大の八幡様と言われ、多くの人に信仰されてきたと言われる富岡八幡宮です。厄除けや厄払いとしても有名で、多くの人が毎年参拝に訪れては、厄除けをしてもらう状態だそうです。また、車の祓いもしてくれるので、助かりますよね。生霊で一番恐れることは、車の貰い事故や、死に関わるような事故にあってしまうことが一番怖いですよね。見えない力には見えないパワーで助けてもらいましょう。
生霊に取り憑かれないようにするための対策
日常、簡単に取り入れられる対策をまとめてみました。慣れ親しんだ行動パターンや考え方のパターンがあると思います。思考のパターンを変えるというのは、環境を変えるより難しいでしょう。しかし、周囲に変えてもらうのではなく、自身が変わらないと状況は変わりません。早速ですが、生霊に憑りつかれないようにするための対策をチェックしてくださいね。
■1. 謙虚に過ごす
「当たり前」だとか「常識的」だと思う事を強く押しつけてしまうと、何事も上手く進みません。また、反感を買うことも多くあります。神様というのは、誰よりも腰が低く、誰よりも広い心を持ち、誰よりも高い存在であると言われています。私たちの住む世界では、法律などのルールがあり、場合によっては助けられることもありますが、何事にも「当たり前」という気持ちを持つと他者に対して、求めてばかりになります。
■2. 価値観を相手に押し付けない
「一般的」や「常識」ということを、全ての人に通用することはありません。大抵のことは、同じ価値観でない人の方が多く、考え方が一致せずにイライラすることもあるでしょう。そこで、感情を押し付けるなど、価値観を押し付けてしまうと、良くなるものも、よくならないという状況になります。寧ろ、恨みや妬みを買うことにもなります。価値観を共有できなかったことに関しては、それ以上一致させようとしないことも一つの選択のようですね。諦めるというよりは、そのような考え方もあるのだと、「勉強になった」と、意識を変えるだけでも状況が変わってきます。気持ちをもっと、ラクに考えてくださいね。
■3. パワーストーンを身につける
パワーストーンには、色々な意味があり、石の原産国のパワーを身につけられると言われています。もちろん、原産国の土の波動などの理由から、自身と波動が合わないパワーストン(天然石)もあります。しかし、水晶に関しては誰が持っていても、波動が合わないということはないようです。数多くある天然石ですが、何を選択してよいか迷うこともあるでしょう。そんな時は、直感で身に着けたいものにしましょう。古代のパワーが自分を取り戻す力もあるとされています。パワーストーンの中には、鉱物霊「神霊」が宿るとされており、見ない力からのサポートが得られるので、お守りとして身につけても良いでしょう。
■4. 瞑想をする
精神を穏やかにするために、「瞑想」が一番良いとされています。せわしない心を一旦落ち着かせて、冷静になることはとても大切です。自身の波長を高めて、ネガティブなものが入る隙を与えないことです。1日に5分、朝の始まりに行うとより効果が期待できます。1日の始まりが忙しく、せわしない1日ようでは、落ちついた判断ができないこともあります。呼吸を整え、体の芯がぶれないようにすると良いでしょう。
瞑想中は、何も考えずにただ、身体の中にある空気を全て出し切って、あらたな息を吸うことに意識してください。この深呼吸を5分、毎朝するだけでも日常に変化が期待できます。お香が好きな人やアロマが好きな人はこの時に、取り入れてみるとより効果が期待できます。
■5. 自身を常に癒す
好きな事は何ですか。きっと、コレをしていると心が穏やかになるということが、誰にでもあると思います。お花をいじるのが好きな人や、アクティブに体を動かすのが好きという人、音楽を聞いたり、歌を唄ったり、読書をしたり、趣味を楽しむ時間を増やして自分の人生をきちんと生きることが一番大切です。また、何かにチャレンジしてみるなど、新しい世界へ挑戦し、魂を成長させることで自分を癒すことに繋がります。特別なものでなくても、好きなことをする時間を増やして、常に自分を癒すことを意識すると良いでしょう。外ばかりに意識を向けずに内側に意識することは、訓練のようなものです。自分自身を喜ばせることが何か?を常に思いましょう。
■6. 愛溢れる日々を心がける
日常に愛をもたらすことは必ず、自分に帰ってきます。お互いの譲り合いという精神から世の中は成立していくものです。私たちを生かす、食べ物や、環境は、人が作ってくれることでもあります。目に見えていない誰かのお陰で、成り立つことが多いということに愛を持って返しましょう。例えば、朝食で出た野菜は、農家の人が愛情を込めて作ってくれたものを頂いたら、その愛情を他の誰かに無償に与えてみてはいかがでしょうか。俗いう、「やられたら、やり返す」というのは、ネガティブなことだけでなく、ポジティブに何十倍にもなってお返しすることを意識してみてください。
愛は与えるもので見返りを求めるものではありません。電車で席を譲ることも、朝の挨拶をすることも、感謝されるというのは嬉しいものです。心が晴れる行動には、必ず愛があります。愛を持って愛溢れる日々をお過ごしください。
■7. 噂話や悪口を言わない
悪口を言われると傷つきますよね。自分がやられて嫌なことは、人にもしない、という事です。在りもしない噂話で、人を傷つけることがあってはなりません。魂も同じレベルの人と絡むように、人間も波長の合う人と親しい関係になります。もし、悪口を言って人を傷つける友人がいたら、悪口を言わない環境を作ることもひとつの課題になります。在りもしない噂話ばかりしていると周囲から嫌われますよね。初めは、聞いてあげても次第に人は自分の元から去っていきます。この話をして人が傷つかないかどうかを考えて言葉を発するだけでも、あなたを取りまく環境は、全く別のもものになります。
まとめ
生霊は、誤解から生じる可能性もあるということが、お解り頂けたと思います。日常に感謝することで、ネガティブなものを寄せ付けない、魅力ある人であることを心がけると良いですね。