ワンネスの意味とは？恋愛や仏教との関係など、わかりやすく解説！

自分と周りの境界がなく、宇宙はすべて一つだという考え方のワンネス。
宇宙、地球、自然、人、すべてが一つのエネルギーとして繋がっていること、また、その感覚をいいます。

本記事ではそんなワンネスの意味について、恋愛や宗教などの観点も含めてわかりやすく解説しています。

スピリチュアルの世界で広く浸透している言葉で、 「この世のすべては1つである」という概念です。

わたしたちは、つい「自分と他人」「宇宙と地球」など、物事を区切って捉えがちです。
しかし、ワンネスという考え方では、万物は1つの存在としてつながっており、物事の間に境界はないとされています。
つまり、ワンネスの考えをもとにすると「私」も「あなた」も同じ存在といえるのです。

ワンネスの境地にたどり着くことで、とてつもない心の安寧を手に入れられるといわれており、その体験を望む人は多くいます。

ワンネスを体験するにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは代表的なものを6つ、ご紹介しています。

ワンネスを体験する方法の中でも、もっとも効果的だといわれているのが 瞑想です。

瞑想を続けることで、自己と宇宙との境界をぼやかすことができます。そうやってワンネスを感じることで、精神的に安定します。
その効果は、科学的にも実証されているほどです。

一日5分でもいいので、習慣にしてみましょう。その効果に驚くはずです。

海や森、植物など、たくさん自然に触れてみましょう。 自然はわたしたち人間がワンネスを感じられる、もっともパワーのある媒体です。

自然の中に身を置くことで、自分が地球や宇宙などの、とても大きな生命体の一部であることを感じられます。

わたしたちは日々、当たり前のように呼吸ができて、水を飲むことができていますが、これは決して当たり前のことではないのです。

心身の健康があってこそ、ワンネスを体験できます。睡眠時間を十分に確保して、栄養バランスの整った食事を心がけてみてください。

食べたものはそのまま身体を作ります。現実の物質的な面を尊重することは、スピリチュアリティを否定することではなく、むしろ尊重することです。

なぜなら、ワンネスの考えのもとでは宇宙のすべては一つです。現実を生きる「自分という存在」そのものがスピリチュアリティに満ちた存在だからです。

生物である限り健康であることが幸せの土台です。精神世界、物質世界、その両方のバランスを自分らしく保つことが大切なのではないでしょうか。

感謝の言葉 「ありがとう」は、人間特有の罪悪感を手放せる最高の合言葉です。

当たり前のように朝起きて、ご飯を食べ、外に出たり、仕事をしたり、好きなことをできることは、決して当たり前ではありません。
ご先祖様の一人の人生の何かのタイミングが少しズレただけでも、今の自分はここにはいないのです。

嘘でもいいので、気がついたら感謝するような習慣をつけてみてください。きっと今よりも地球での生活を楽しめるはずです。

わたしたちが目で見えているものは、「見えている」と思い込んでいるだけで、宇宙には人間には見えないものがたくさん存在します。
それはスピリチュアルな世界に限った話ではなく、赤外線や紫外線など、科学的に証明されています。

現実だと思い込んでいる景色は宇宙の中でもほんの一部で、人間が知覚できる物事に限った話なのです。

自分の知覚する世界が全てではない、そう気づくことで、全ては一つであるというワンネスの体験を感じられる第一歩になることでしょう。

自己肯定感という言葉が身近になった昨今、自己肯定感を上げる方法がネットや本など、メディアでたくさん紹介されています。

しかし、実は自己肯定感は上げなくてもいいのです。自己を肯定せずとも、 自己を受容するだけでありのままの自分を受け入れられるようになっていきます。

「結婚している自分でないとダメだ」「これくらい稼いでいる自分でないとダメだ」などという自分への期待が、自己肯定感を下げることに繋がります。

自分に期待せず、ただただ自分の中に起きる感情という自然現象を認め続けるだけで、ワンネスの体験を感じられるようになっていくのです。

ワンネスを通じて感じられることはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは3つの例をご紹介しています。

ワンネスを体験すると、 今この瞬間に深く集中しながら生きられるようになります。

すべてが一つである、という視点からは、時間は関係ありません。
連続したひとつの流れとして捉えられるので、過去や未来は関係なく、唯一無二の現在だけが存在することに気づくのです。

宇宙全体が繋がっており、一つであるというワンネスの認識は、動物や植物などの自然、宇宙全体に対する 無償の愛を持つことを可能にします。
日常の中で目に見えるすべてを愛おしく感じるようになるのです。

ワンネスを体験することにより、宇宙にあるあらゆるものすべてに対する深い共感と理解は、とてつもない幸福を与えてくれることでしょう。

エゴとは、自我のことで、人間はエゴと共に生きる生き物です。

エゴは、悪いものではありません。メリットもあり、自分のポジションが把握できたり、欲求を持つことで、目標を達成することができます。

デメリットももちろんあります。自己否定や孤独感、不安、恐れ、悲しみなどを抱きやすくなることです。思考が固まったり、社会軸になりやすかったり、他人との比較で苦しみやすくなります。

しかし、 ワンネスを感じることでエゴを手放すことができます。
また、エゴはインナーチャイルドを癒すことで手放すことも可能です。

ツインレイとは、前世でもともと同じひとつの魂であったとされる、この世にたった一人の運命の人のような存在のことです。

ツインレイにはさまざまな試練が訪れるといわれており、 ツインレイの二人の魂が統合が近くなると、無条件の愛を体験し、ワンネスの意識が芽生えてくるといわれています。

全てに感謝できるようになり、自然や人はもちろん、あらゆる存在や創造物のすべてに愛が宿っていると感じられるようになるのです。

また、自分とすべてが一つであることを知るため、他者や地球に貢献したいと思うようになります。そして、貢献することで、自分の喜びを感じられるようになるのです。

ワンネスは、「涅槃」「解脱」「覚り」に通ずる実体験だといわれており、 仏教にはワンネスに近い言葉がたくさんあるといわれています。

「天上天下唯我独尊」「真如」「一如」「諸法空相」「諸法無我」「天上天下唯我独尊」「身心脱落」「煩悩即菩提」「凡聖不二」「色即是空」などなど、数えきれないほどです。

このように、同じような物事が違う言葉で呼ばれている、ということは、究極の体験という意味では、スピリチュアル、科学、宗教などの境界はあってないようなものなのではないでしょうか。

ワンネスは、たくさんの人の体験談から、宇宙を感じられるとてつもない体験だといわれています。

神秘的な体験は心震わせられ、生きていることを強く実感できます。しかし、そのような神秘体験だけを追い求めてしまうと、現実生活が疎かになってしまいます。

何かを盲信することは危険でもあります。自分が何を感じているのか、自分は何をしたいのか、という自分軸を大切にしましょう。