人は、言葉に救われ、言葉によって傷つけられることもありますよね。心の在り方は、言葉に使い方や、受け取り方も変化するものです。自分の心の状態を受け入れ、正しい判断とケアをしていくことは、とても大切なことになります。
まずは、他人から見られたあなたが、全てだと思わずに、自分の内側にあること、自分のケアについて考えてみませんか。少しでも興味を持ってくれたら、参考にしてみてくださいね。
心が疲れた状態とは
ズバリ!心の在り方が無意識で、行動に移されることや、何もやる気が起きなくなることもあります。原因は、仕事であったり、恋愛において疲れていたり、生きていれば必ずそのような経験をすると言われることでもありますが、何をやっても、上手くいかない、そんな自分に疲れてしまう人も中にはいるでしょう。
心が疲れないためにどのようにモチベーションをあげたらよいのか、または、モチベーションが上がらずに、自分をコントロールできなくなる人も中にはいると思います。心が疲れると、体力も落ちてきて、体も疲れやすくなる傾向にあります。
心が疲れたときの診断チェックリスト5つ
周囲から心配されるほど、我慢していませんか。そのような人の多くは、自己主張も強くないため、犠牲的な精神で自分を追い込む人が多いのも特徴的なのです。しかし、無理をしているにも関わらず、自分が無理をしていることすら理解していないこともあるのです。
そこで、心が疲れた時の診断方法についてまとめたので、自身の内側に問いかけみてくださいね。チェック項目がひとつでも当てはまるようでしたら、自身のケアをこころがけてみましょうね。
■1. 朝、布団からでるのが嫌だと思う?!
目覚ましが何度鳴っていても気づかないというのとは違い、鳴っていることが分かっていて、起きなくてはいけないと思いながら、布団から出るのが嫌だと思って居る時は、心の疲れを頭の隅に置いておくと良いでしょう。冬の寒い時は、布団から出るのは大変だと思う人も多いですよね。しかし、比較的に過ごしやすい春や秋であっても、起き上がることすら辛いと感じるようでしたら、相当心が疲れているのだと思います。
この先の時間が、楽しいことであれば、さっさと布団からでてしまいますよね。むしろ、ワクワクして寝むれなかった、という人もいるでしょう。つまり、布団から出て起きても、楽しい時間がないと思っている状態は、心が疲れているのではないでしょうか。
■2. 衝動買いをしてしまう?!
生活の基盤は人それぞれですが、自分のお財布事情にあったお金の使い方をしますよね。なので、財政を超えて何か欲しいと思っても理性が働くのですが、心が疲れている時は、正しい判断に乏しいところがあります。必要ではないものまで購入してしまうなど、理性が充分に働かなくなります。何度も同じものを購入しては無駄にしてしまうことが続いているようでしたら、心が疲れていることを受け入れて、休息してみてはいかがでしょうか。女性は買い物が好きだから、と深く考えない人は、買い物依存症になることも考えられます。
つまり、心の疲れを通り越して病気になってしまう可能性があるということなのです。買い物をしている時は確かに充実して楽しいと感じるでしょう。しかし、その楽しい時間はお店の中だけで家に帰ると部屋が片付かないなどの状態に悩まされてしまうことも考えられます。
■3. 甘いものを急に食べたくなる
急に甘いものを食べたくなるのは、心の変化があると考えられます。その変化は良い方向の変化というより、心の疲れが原因であると言えます。砂糖に含まれる成分が脳内で、ドーパミンとセロトニンを放出し、幸福感や満足感を得られるようにしてくれる働きがあるのです。
そこで、甘いものを食べると幸せな気分にさせてくれることから、甘いものを頻繁に摂取する人は、心が疲れていると言えますね。摂取し過ぎると、生活習慣病になることも考えられるので、摂取し過ぎだと感じたら、心の休養が必要な時だと思ってくださいね。
■4. 最近、自分の時間がない
1日のうちの数時間であっても、自分の時間を上手に取ることができない。と、感じていていませんか。時間というのは、とても大切なものですが、その時間に追われていると感じていませんか。誰もが平等に与えられている時間ですが、時間の使い方、次第でストレス感じることもありますよね。
自分の為に使える時間がないようですと、ストレスになり、そのストレスを発散せずいると、心が疲れている状態になり、正しい判断能力が乏しくなります。イライラしたり、感情的になり自分をコントロールできない状態もストレスが原因になり、心が疲れているというサインでもあるのです。
■5. 嫌みっぽいことを言ってしまう
心に余裕がないと、人はいらないことを言ってしまうものです。言葉は人を救いますが、同時に傷つけることもあるのですよね。相手の立場で発言しないことで、人間関係に亀裂が入ることもあります。本当の事だからと言って何を言ってもいいわけではないのです。
自分が言われて嫌な事だと理解していても、心が疲れているとその判断が出来なくなり、他者に対して嫌みを言ってしまう事があります。人には、良い面と悪い面を持っている生き物であり、良い面だが見えている時は、自分の心もクリアで健康的な証拠。反対に、人の粗を探してしまうような人は、心が健康でないと考えられます。
自分のケアを怠らない!
自分のケアを怠っていませんか。他者ばかりに気を使い心配するのではなく、自身の心のケアをしませんか。日頃のケアはとても大切なことです。過去に原因を求めても良い方向へ解決することはないでしょう。人それぞれだと言っても、人と比べてしまったり、自分を責めてネガティブになっても、何もよいことはありません。人が生きる目標を見つけることも大切で、目標があるとそこに向かって人は動きだします。
もし、あなたの生きる目標が見つけられないときは、自分自身と人と比べずに、何をしていると、心が喜ぶかを考えてみてくださいね。一度で、答えや結論が出るものではないので、焦らなくても良いと思います。
心が疲れたときの対処法17選
心が疲れてしまった時、あなたはどうしますか。心が疲れている時は、自分で感情のコントロールができないこともあります。また、そんな自分が嫌になることもあるでしょう。そんな時こそ、取り入れてほしいことをまとめてみました。どんなにポジティブな人であろうと、疲れることはありますよ。
そんな疲れた時の対処法をまとめてみたので、チェックしてみてくださいね。
■1. 自然のエネルギーを感じる
マイナスイオンを聞いたことがあると思いますが、自然から放出されているエネルギーは、私たちが思うより遥かに、素晴らしいものなのです。風や水、緑は破壊をしながらも、再生する力が強く滅びることはないのです。一説では、災害が起こるのは、人間が破壊し過ぎることへの大地の怒りとも言われています。
当たり前だとおもっていたことも、実は当たり前ではないのです。アスファルトやビルに囲まれた環境で息苦しくなることはないですか。緑は二酸化炭素を吸って、私たちに必要な酸素を放出してくれます。大自然で深呼吸すると、「美味しい」という人も居ますよね。自然は、私たちの心と体のバランスを整えるのにとても重要なのです。日頃から緑に触れる時間を作ってくださいね。
■2. いつもと違う時間の使い方をしてみる
毎日、同じことをしていると、自分は何をしたいのか疑問に思う事はないですか。そんな時は、いつもと違う時間の使い方をすることをお勧めします。人と接することが多い人は、周囲に合わせてばかりで疲れていることも考えられます。その為、一人で過ごす時間を作ったり、普段できないことをやってみたり、心に素直に行動してみることが良いですね。時間に追われていると、見えてこない景色があります。逆に、外出をしていなかったら、思いきって外出することをお勧めします。
行ってみたかった土地へ、気になる場所で行くことで、リフレッシュできるでしょう。何かに向かって動きだした時のエネルギーは、心を疲れさせるどころか、ワクワクして気持ちが高ぶるでしょう。
■3. 睡眠をとる
充分な睡眠をとれないことで、バランスは崩れてくると睡眠の専門家たちも述べていますよね。寝すぎてもダメで、人間の最適な睡眠時間は90分刻みであると言われています。その為、90分刻みの時間で起きると気持ちが良いのです。最低3時間ですが、7時間30分の睡眠を続けていると、体も心も疲れが取れきっていると、考えられます。もちろん、加齢で睡眠時間が短くなることはありますが、起きた時にスッキリしているかどうか、というのが大事なのです。
また、男性と女性の最適な睡眠時間は異なりますし、記憶力や脳の働きにも影響を及ぼすといわれていて、睡眠をとるというのは、とても重要なことだといわれているのですよ。
■4. 思考を変える
ネガティブな思考をもっては絶対いけません。だからと言って、根拠もなく「大丈夫」と言われても逆に、腹が立つだけですよね。努力は結果がでて初めて努力をしたといえるのです。頑張っているのに、どうしてダメなの、と自分を認めてほしいと思う欲求は、幼稚ですよね。自分の力量を受け入れることも大切です。誰かに受け入れてもらわないとダメですか?常に誰かに評価してもらい、ねぎらってもらわないとダメなのでしょうか。
自分のしたことは自分が褒めてあげればいいのです。他の誰でもなく、あなたがあなた自身の努力を受け入れて、あなたの舵はあなたが握るのです。思考はとても大切なことなので、賢く使ってくださいね。
■5. 心が喜ぶことをする時間を設ける
「やらなくてはいけないこと」「やるべきこと」これってとても大事なこと。しかし、こればかりでは、義務になることが多く、自分を追い込むばかりで幸福への扉を開けることが出来ませんよね。そのように感じたことはないですか。常識やしがらみ、人と生きていると避けては通れないことでもあります。でも、私たち一人ひとり、笑顔になる権利は持っています。誰にもその権利を邪魔される必要性はないのです。
自分の人生に責任がもてれば、何もいう事はありません。言われることもないでしょう。なぜなら、あなたの心をコントロールできるのはあなただけなのです。あなたが楽しいと思う時間があるなら、自分を信じてよいのです。誰かに操られた人生でないことが、心を疲れさせないのです。
■6. 泣ける映画などを観て思いっきり泣く
子どもの頃は、泣きたいと時に人目もはばからず、泣いたものです。学生の頃は、箸が転がっただけでも大笑いしましたよね。喜怒哀楽は、人間にとって大切なことです。しかし、大人になると、少しずつ薄れてきます。泣きたい時は、思いっきり泣きましょう。泣けないのなら、泣けそうな感動的な映画を観て、思いっきり泣いてください。
最近では、レンタルビデオも泣けるものシリーズでまとめているとこもあります。涙を流すのは、体に溜まった毒を一緒に流す作用があります。感情を出すことが恥ずかしいと思っても、自宅で周囲に人が居なければ十分涙を流せますよね。涙を流して心の疲れも取ってしまいましょう。
■7. 運動をして汗を流す
「登山は心と体のホスピタル」と言う人もいますよね。登山は、ただ山を登るだけのように見えますが、結構ハードなのです。汗だくになりますし、足元は鍛えられるし、汗で溜まったストレスや毒素を一緒に流しきったあとには、素晴らしい景色が待っているのです。高級なレストランで食べる食事より、山頂で食べるおにぎりほど美味しいものはないという人も多いですよね。
また、走ることや、球技、水泳など、さまざまなスポーツがありますが運動が苦手だという人は、ただただ、散歩してみるだけでも全然違いますよ。心もエネルギーを使っているので、体力がないと乗り越えられないこともあるのです。運動を適度に取り入れて、心の疲れを取り除きましょうね。
■8. 呼吸を整える
何においても呼吸はとても大事なのです。丹田の呼吸法というものがあり、下腹部の辺りを大きく膨らませて、鼻から空気を吸いこみます。次に、体の中の空気をすべて出すように吐き出します。これを繰り返すのが丹田の呼吸法なのです。余計なものを吐き出さないと新鮮なエネルギーを取り入れることもできません。精神のバランスを整えるのに、呼吸法はとても重要なのです。過呼吸症候群なども、呼吸の乱れが起こりますよね。
呼吸は当たり前に行っているようですが、実は意識することがとても重要なのです。緊張すると鼓動が早くなり、呼吸も乱れます。そんな時も深呼吸を繰り返すのです。1日の夜、寝る前にでも、呼吸をすることに意識する時間を設けてみはいかがでしょうか。
■9. 野菜中心の食事をしてみる
断食が流行になりましたが、野菜中心の食事をするだけでも、次の日の体の調子がすこぶる良いという人が多いのです。お肉ばかり食べていると、胃がもたれているような感覚になり、朝の目覚めもスッキリしないなんて経験はないですか。そんな時は、野菜をなるべく多く摂取することを心がけてくださいね。動物性のものを食べていると五感が鈍くなると言われています。
これは、直感力も鈍くなり、正しい判断がしにくくなる用素でもあるのです。イライラすることも少なくなり、ボディバランスも良くなることで自信がつくことにも繋がります。野菜中心の食事にすることで、幸福度が上がると言われているくらいなのですよ。
■10. 動物に触れる
アニマルセラピーという言葉があるように、動物に触れ合うと自然と心が和むことはないですか。それってとても大事なのです。動物は人を癒す力を持っています。人間と違って、見返りを求めずに忠実な所があります。心に安らぎを与える効果があると言われているのが「オキシトシン」というホルモンなのですが、このオキシトシンは、信頼感が増し、愛情豊かになると言われている最高のホルモンなのです。
心に疲れを感じている時は、動物の力を借りて、心に栄養を送りましょう。動物は世話をするのも大変ですし、飼い主より先に旅立つから飼わないと決めている人にも、動物と触れ合える猫カフェや、フクロウカフェなど、ペット同伴OKのカフェにいくのも行って、動物と触れ合うのもいいですよね。
■11. α波やθ波の音楽を聴く
色々なジャンルの音楽はありますが、α波やθ波の音楽は、リラックス効果があると言われています。大抵のリラクゼーション関係のサロンなどでは、凝りほぐさなくてはいけない体の疲れをとるにも、音楽は重要だと考えられていて、リラックスできるように波の音や、α波やθ波の音楽を取り入れているそうです。リラックスだけでなく、瞑想やイメージングなどにも効果があるといわれています。
あなたが望む姿をイメージすることってとっても大事だということです。今、やるべきことや、やらなくてはいけないことから少し距離をおいて、音楽から心の疲れを取ってみませんか。
■12. 色の世界を楽しんでみる
色には、ポジティブになる色の効果やネガティブになる色というものがあります。色は明るい色のファッションや小物に囲まれていると、気持ちが華やかになると言われているのです。色を多く身につけている人は、明るい印象を持ちますよね。逆に全身黒い服の色を身につけている人は、良く言えば落ち着いているように見えますが、同時にどこかとっつきにくい印象を与えますよね。
ラッキーカラーと言って、その色を身につけておくと、ラッキーなことがあると言われてきました。色には不思議な効果があり、心の疲れを癒すためにカラーセラピーなどいう色を使った潜在意識を理解し受け入れることができる色のシステムもありますよ。
■13. 読書をする
フィクションのものでもノンフィクションのものでも何でも良いです。心が疲れるひとつの原因に、問題解決方法が見つからないことで、疲れてしまう事もあります。課題は次から次へときますが、それを乗り越えることができずに苦しむ人も多いでしょう。表現力も豊かになり、アイディアがどんどんでてくるようになります。つまり人間力が高くなると言えます。
とある大学の研究結果によると、読書をすることで、ストレスが軽減されるとも言われています。ストレスが貯まると、暴飲暴食に走ったり、人やモノに当たってしまうこともあるでしょう。疲れ切ってしまう前に、読書を習慣化することで、あなたの心が疲れる時間を与えないというのも良いですね。
■14. メンター制度を利用する
あなたがリスペクトできる人を、メンターとして持つこともいいですよ。メンターとは、あなたが生活していくうえで、必要なアドバイスや助言をしてくれるのがメンターです。あなたを理解しているのは、あなた自身であると思いますが、客観的に偏らないで意見やアドバイスをしてくれるメンターがいると、あなた一人で悩むことから解放されるでしょう。
誰だって選択に迷うこともありますよね。そして、うまくいかないことに対してもがくこともあります。あなたが尊敬する人なら、どうするだろうと考えると、あなたの理想の形に近づくことができるのではないでしょうか。
■15. 人に触れる
抱きしめてもらうことや、手を繋ぐこと。人の優しさに触れることはとても大切なことなのです。人は、一人では生きられないといいますよね。人に傷つけられたとしても、人に癒されることも事実なのです。疲れた心を癒してくれるのも、また人の手によって救われるのです。「手当」というのは、傷を治すということではなく、手を当てることで安心感を与えると言われています。
人に触れるとストレスの軽減にも繋がり、疲れた心を癒すという効果が期待きます。最近、人に触れていないと思ったら、親しみのある人やスキンシップを図れる人との時間を過ごしてみるのも良い選択ですね。
■16. 旅行に行く
あなたが行きたい、気になる所へ出向くのが一番良いですね。直感で思った場所ならなおのこと、何らかのゆかりがある場合もあります。旅行にはハプニングがつきものです。最近では、一人でも十分満喫できる旅行が充実しましたよね。知らない土地で、気の向くままに行動し、現地の人と触れ合い、誰にも邪魔されないあなただけの時間を過ごしてみることも、疲れた心を癒すことに繋がります。
旅行のポイントは、誰かに合わせるような旅行になっては、疲れがとれるどころか、疲れてしまうことになります。心の静養の旅をしてみるのも、心が元気になるのではないでしょうか。
■17. 自分を肯定する
対処というよりは、自らをもっと肯定することが大切なのです。否定するより、肯定してあげましょう。友人が悩んでいる時や、落ち込んでいる時に、優しく声をかけるように、自分自身にも優しく肯定してあげましょう。思考は、とても重要なのです。例えば、何か問題があって、それを否定されたり、怒られたりすることがあっても、あなた自身を責めたり、否定しているわけではないのですよね。
しかし、心が疲れている時は、被害者意識が強くなり自分がいけない、ダメな人間だと自分を責めてしまう傾向にあります。こんな思考なネガティブになっても良い方向へ物事が進むとは思えません。今回は、ツメの甘さが原因であったと思う事で次から気をつけようとするでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。心のケアは誰かにしてもらうことより、自らが常に意識しておくことの大切さが求められるのかもしれませんね。心は元気がないより、元気の方がいいですからね。より良い未来のめために少しでも参考になればと思います。