人間関係や仕事のこと、様々な災難などで不安を抱えてしまうことは誰にでもありますよね。その不安がすぐに解消されれば良いですが、長く不安を感じてしまうこともあるものです。
不安をずっと抱えることになると、それ自体が大きなストレスとなってしまいます。なかにはそれが原因で心を病んでしまう人もいるほどです。
そこでこの記事では、不安な気持ちを解消できる言葉やおまじないを紹介していきます。
不安に思っていることや、晴れない気持ちが言葉1つで変わることもあるため、不安を抱える人は紹介していく言葉やおまじないを唱えてみてください。あなたに合った不安を取り除く言葉を探してみましょう。
不安を乗り越えるために大切なことは?

不安を感じてしまうのは人間ですので、仕方のないことです。しかし不安に押しつぶされてしまえば、行動できなくなってしまったり、心に大きな負担をかけてしまったりします。
このようなとき、大切なことは自分の心としっかり向き合い、不安を一つ一つ解消していくということです。
前向きに物事を考えるようにして、不安を感じるような余計なことを考えないようにすれば、心を健康にすることができます。
しかし、それがわかっていてもなかなか前向きになれないという人もいるでしょう。また、気質的に不安を感じやすいという人もいるものです。
そのような人は考え方を変えてくれる言葉や、自分が信じるおまじないを行うことなどで、不安を解消できるようになります。
新しい発見や勇気を持てる言葉があると、不安を感じるような出来事があっても前向きでいられるようになるため、自分にとってお守りとなる言葉を見つけていきましょう。
不安解消の言葉・おまじない30個

不安解消できる言葉には、有名人の名言や考え方を変えてくれる言葉、昔から伝承されてきた言葉など、様々なものがあります。
これらを知ることで考え方が変わり、一気に不安を解消できることもあるため、自分が不安解消できる言葉を見つけていきましょう。
■1. くわばらくわばら
「くわばらくわばら」という言葉は、昔から伝わる災難を避けたいときに使う言葉です。雷を避けるためのおまじないとして使われます。
「くわばらくわばら」と唱えるだけですので、簡単に使えますよね。様々な厄災を避けるという意味もあるため、何か嫌なことが起きるかもしれないと不安になったら唱えてみましょう。
■2. つるかめつるかめ
「つるかめつるかめ」も昔から伝わる言葉です。「くわばらくわばら」と同じように、唱えるだけでおまじないの効果があると言われています。
「つるかめつるかめ」は嫌なことがあったときや、嫌な言葉を口にしてしまったときなどに、縁起直しとして使われます。唱えることで運気を取り戻せるということです。
そのため、ネガティブなことを口にしてしまったり、嫌なことが起きて不安しか感じられなくなったりしたときなどに使ってみてください。
■3. まんざいらくまんざいらく
「まんざいらくまんざいらく」も古くから伝わる言葉です。この言葉は地震を避けるためのおまじないとして使われます。
基本的には地震ですが、あなた自身がこの言葉を気に入ったり、前向きになれたりするのであれば、他の場面で使っても良いでしょう。
他の言葉と同じように、何度も唱えることでおまじないの効果を得られると言われています。
■4. ひふみ祓詞
「ひふみよいむなや こともちろらね しきるゆゐつ わぬそをたはくめか うおゑに さりへて のますあせえほれけ」
ひふみ祓詞は古事記に記された神々の言葉です。天岩土に隠れた天照大神を外に出すために、他の神々がこの言葉を唱えたと言われています。
様々な災いや不幸が幸せへと変わる効果があると言われているため、不安を感じているときに唱えると良いでしょう。
■5. お化けは出てから退治するべき
「お化けは出てから退治するべき」という言葉は、実業家の尾形憲勇さんの言葉です。
「お化けは怖がると3倍にも大きくなってしまう。でもまだお化けは出ていない。だったら、お化けが出てから退治するべきだ」
ここで言うお化けとはまさに不安のことでしょう。不安はまだ起きていないことを心配する心です。しかし実際に何かが起きたわけではありません。そのため、不安はそもそも感じる必要のないものだと教えてくれています。
■6. 立ち止まらないことが大事
「立ち止まらないことが大事」だと言ったのは、棋士の羽生善治さんです。
羽生善治さんも漠然とした不安を感じることがあるそうですが、それを立ち止まらないことで今まで払拭してきたというのです。
確かに不安は1人で部屋にこもっていると感じやすくなってしまいます。しかし常に行動していれば不安を感じる暇もないものです。
そのため、どうしても不安を感じてしまうという人は、まず行動してみてはいかがでしょうか。
■7. どうにかなる、大丈夫
「どうにかなる、大丈夫。それが正しい答え」と言ったのは、お笑い芸人のカンニング竹山さんです。
楽観的に物事を考えることが大切という話ですが、確かに考え過ぎると悪いことばかりを考えてしまい、不安になってしまいます。
実際、不安に思っていたけど、結局どうにかなったことがあるという人も多いでしょう。どうにかなるという思考を持てれば、不安を感じずに毎日を楽しめるようになるはずです。
■8. 不安な心には茂みが熊に見えてしまう
「不安な心には茂みが熊に見えてしまう」と言ったのは、あの有名な劇作家であるシェイクスピアです。
普通に登山していれば周りの風景に癒されますが、熊がいるかもしれないと思っていると、それこそ茂みが熊に見えてしまうものです。
不安を持っていると、本当は楽しいものや素敵なものを見落としてしまいやすくなります。怖くないものに怯えてしまわないように、過剰に不安を抱え込まないようにすることが大切です。
■9. 不安を紙に書き並べてみよう
「不安を紙に書き並べ、正体を明らかにすれば不安を解消できる」と言ったのは、実業家の山崎拓巳さんです。
漠然と不安を感じているという人も多いと思いますが、そのような人は何が不安なのか紙に書き出してみてください。自分の不安を可視化することができるため、それで不安を解消できる場合があります。
■10. 不安は取り越し苦労
「ほとんどの不安は取り越し苦労だ」と言ったのは、漫画家の弘兼憲史さんです。
多くの不安を感じてしまうことはありますが、それが実際に起きることはほとんどありません。つまり多くの不安は感じるだけ無駄だということになります。
実際にあなたが感じた不安が、どれだけ現実となったのかカウントしてみるのも良いでしょう。そしてそれらがほとんど、取り越し苦労だということがわかれば不安も感じにくくなるかもしれません。
■11. 不安が失敗を招く
「不安が失敗を招いてしまう」というのは、宗教家のジョセフ・マーフィーの言葉です。
成功すると思い込めば、幸運を招くことができるというジョセフの言葉の通り、不安が失敗の原因となることもあります。また、不安によって行動できなくなってしまうこともあるでしょう。
不安を感じること自体が失敗の要因となってしまうということは、不安を感じない人生のほうが豊かになるということです。そのため、不安を払拭し、いつでも成功した自分を想像するようにしましょう。
■12. 不安の強い人は嫌われる
「不安の強い人は嫌われる」という言葉は、心理学者の河合隼雄さんの言葉です。
河合さんが言うには、不安は周りの人を巻き込む力が強いため、なんとなく嫌われてしまう原因になりやすいとのことです。
実際に周りに不安を感じる人がいると、それに呼応するかのように自分も不安になってしまうことがありますよね。そうなるとやはりその人から離れたくなるものです。
不安は人間関係にも影響を及ぼしてしまうということですので、不安を感じやすい人は注意しておきましょう。
■13. 不安は警報
「不安は警報」と語るのは、心理学者の大野裕さんです。大野さんは不安を感じたとき、これまでの経験から無意識のうちに機器を察知していると言います。
まったく意味のない不安もありますが、それが必要な不安であることも多いということですね。そのため大野さんは、不安を感じたときは一歩一歩、丁寧に進んでみてくださいと言っています。
不安をできるだけ感じないようにと人は思ってしまいますが、不安のおかげで助けられることもあるものです。そのため、自分自身が出した警報を信じ、慎重になってみてはいかがでしょうか。
■14. 自分にあるものをカウントしよう
「自分にあるものをカウントしよう」と言うのは、小説家の山際淳司さんです。
人は自分にないものばかりカウントしてしまいますが、そうするとどんどん不安が募ってしまうのだそうです。そのため、自分が持っているものをカウントすることで不安を感じず、ポジティブな感情を持てるようになっていきます。
ないものを見るのはある意味で、無いものねだりでしょう。自分が何を持っており、その自分が持っているものでどう戦うかということを考えれば、不安を感じる時間をなくすことができるのです。
■15. 不安を力に変えた人が成功できる
「不安を力に変えた人が成功できる」と言ったのは、元プロボクサーの竹原慎二さんです。
不安は誰でも感じるものですが、それを跳ね除けるために練習することで、人は成長することができます。それを考えれば、不安を感じるのも悪いことではありません。
しかし不安に押しつぶされて、努力すらしなくなってしまうと、何も成功させられなくなってしまうものです。そのため、不安を感じたのであれば、それを払拭するために行動を取ってみてください。
■16. トマトがメロンになろうとするから不安なんです
「トマトがメロンになろうとするから不安なんです」と言ったのは、詩人の相田みつをさんです。
自分の理想を高いところに置いていたり、完璧でなければならないと思っていたりする人も多いでしょう。しかし人間はミスをする生き物ですので、それを実現できるはずがありません。
トマトはトマトらしく、メロンはメロンらしく生きることで、不安はどんどん解消されていきます。
■17. 自分で作った不安に踊らされている
「自分が作り出した不安に踊らされている」と言ったのは、歌手の美輪明宏さんです。
不安は誰かから受け取るものではなく、自分自身で生み出してしまうものです。それにより苦しんでいるのですから、自作自演のような状態でもあります。
不安をなくせるのは自分自身だけですので、自分の心と向き合って不安を解消していきましょう。
■18. リスクを取らないことが大きなリスク
「リスクを取らないことが一番のリスクだ」と言ったのは、講演家のジェフ・ケラーさんです。
「リスクを取りたくないのであればリスクを取らなければいいが、実はリスクを取らないことが一番のリスクだ」とジェフ・ケラーさんは言いました。
何事も起きないように生きるのが一番危ない橋を渡っているということですので、まずは行動することが大事なのです。
■19. 失敗もまた人生
「失敗もまた人生」だと言ったのは、放送作家の小山薫堂さんです。
失敗があるからこそ人生であって、失敗を悪いことだと捉えないということが大切だということですね。
失敗する自分を受け入れられるようになれば、必要以上の不安を感じることもなくなっていくでしょう。
■20. 退路も進路の1つ
「退路も進路の1つ」だと言ったのは、エッセイストの麻生圭子さんです。
逃げるという選択肢をなくしていると、逃げられないという状況に陥り、不安を感じてしまいます。
ときには逃げることも大事なことですし、その選択肢があれば不安も少なくできるため、心がけておくと良いでしょう。
■21. 自信がないから不安を感じる
「自信がないから不安を感じる」と言ったのは、俳優のニコラス・ペタスさんです。
自信がないことが原因ですので、自信を持てるように努力すれば不安もなくなっていくとニコラスさんは言っています。
実際に体を動かすことで、不安が解消できることもあるため、試してみてはいかがでしょうか。
■22. 生きていれば変わっていける
「生きていれば自然と変わっていける」と言ったのは、芸人・南海キャンディーズのしずちゃんです。
不安を感じる自分を変えようと努力する人も多いですが、それによってさらに不安を強くしてしまうこともあります。
いつか自然に変わっていくだろうと自然体でいたほうが、不安を持つ心を自然と解消できることも多いということです。
■23. 成功よりも努力する気持ち
「成功したい気持ちよりも、努力する気持ちのほうが大事」と言ったのは、歌手のアンジェラ・アキさんです。
成功したいという気持ちを持っていると、それが原因で不安になってしまいます。
努力する気持ちを持てていれば、不安を感じる前に行動するようになるため、自然と不安をなくすことができるのです。
■24. 今日は今日の一歩を踏み出そう
「悩みを捨てて、今日は今日の一歩を踏み出そう」と言ったのは、墨彩画家のひろはまかずとしさんです。
先のことばかりを考えていると、それが原因で不安になってしまいます。そのため、今日は今日の風が吹くという精神を持つことで、不安を少なくすることができるのです。
■25. 自分を嫌う人はいつだっている
「自分を嫌う人はいつだっている」と言ったのは、歌手のマドンナさんです。
どう頑張っても嫌われない人などいないという考えであれば、嫌われないために頑張ろうとすることをやめられますよね。
できるだけ不幸を回避しようとすると、様々な不安を感じてしまうようになります。ある程度の不幸を割り切ることで、不安を排除することができるため、全てを得ようとしないということが大切です。
■26. 不安で人は死なない
「不安で人は死なない。大丈夫」と言ったのは、詩人のごとうやすゆきさんです。
不安をなんとか解消しようと思ってしまいますが、それをやろう思えば思うほど不安を強く意識してしまうものです。しかし不安をどれだけ感じても、それが原因で死ぬことはないでしょう。
不安を感じても良いという考えを持てるようになれば、必要以上に不安を気にすることもなくなるため、結果的に楽になることができるのです。
■27. 不安と自信は背中合わせ
「一流は常に不安と自信が背中合わせにある」と言ったのは、元プロ野球選手・監督の野村克也さんです。
不安があるからこそ、努力しようと思えるものですし、そうして努力できるからこそ自信がつきます。不安はある程度、持っていることこそがプロの条件というわけです。
しかし不安だけではダメです。それを支えるために自信も必要ですので、不安と自信のバランスを意識することで、あなたも何かで成功できるようになるかもしれません。
■28. 心配は自分を暗示にかけてしまう
「心配は自分を暗示にかけてしまう」と言ったのは、作家のジェリー・ミンチントンさんです。
不安ばかりを抱いていると、自分はダメな人間だと思い込んでしまいます。つまり、不安によって本当にダメな人間になってしまうのです。
このようにして不安は自分自身をよりダメな方向に向かわせてしまうマイナスエネルギーとなってしまいます。そのため、不安を感じ過ぎないように、ポジティブに物事を考えることが大切なこととなるのです。
■29. 不幸を予期するから悲惨な目にあう
「不幸を予期するから悲惨な目にあう」と言ったのは、小説家のバルザックです。
バルザックは予期する最悪な不幸はほとんど起こらないと言います。しかし、それを予期することで不安を感じるため、それ自体が悲惨な目にあう原因なのだと言っているのです。
確かに不安なことが実際に現実になることは少ないです。それよりも、不安を感じてネガティブになっている時間のほうがはるかに長いため、それを無くすことを心がけることが大切なこととなります。
■30. やるしかないのだ
「やるしかないのだ。なぜそんな簡単なことがわからない?」と言ったのは、ミュージシャンのジョー・ストラマーさんです。
確かに不安を感じていても意味がないですよね。とにかく行動するしかないのです。
シンプルな言葉ですが、的を得た言葉ですので参考にしてみてください。
不安を吹き飛ばすには?
不安はどうしてもふとした瞬間に浮かんできたりします。捉え方次第でメンタルの状態はかなり変わります。
もしあなたが不安になりやすい場合は、同じような人と長時間いるのは避けましょう。一緒にいる時は共感できて楽になるかもしれませんが、後で不安に襲われます。
ポジティブに動いている人やポジティブな考え方をしている人を参考にしてみてください。そうするとあなたの思考パターンも変わっていくはずです。
まとめ
不安解消の言葉やおまじないを紹介してきましたが、様々な考え方があります。なかには自分の考え方が変わったり、新しい発見ができたりした言葉もあったことでしょう。
それらの言葉から自分の中にある不安との向き合い方を探っていき、うまく不安を解消する術を見つけてください。