良い手相と言っても、人それぞれではないでしょうか。大金を手にしたい人にとっては、愛情に満たされる手相は求めているものとは違います。どれが良いとは一口には言えないかもしれません。
手相には、全てに良いものもありますが、金運に特化した良い手相、愛情に特化した良い手相などいろいろとあります。その人にとって求めているものをもたらすのが、良い手相と言えます。それでも強運や物事をやり遂げる力などは、全てに通じるので、これらをもたらす手相は誰が見ても良い手相に挙げられます。
良い手相はなかなか現れにくく、現れること自体が縁起が良いとされています。千人に一人とされる出現率のものもあり、珍しい手相として知られているものがほとんどです。それでは、この良い手相の意味と見方などをランキング形式にまとめて詳しく説明していきます。最高の手相、幸運、強運の手相は何なのでしょうか?
良い手相とは?
過去の歴史上の人物や誰もが知る企業などの創始者の多くには、良い手相が刻まれています。世の中を大きく変えたり、偉大な業績を残すにはそれなりの素質を持っている必要があります。その証となるのが、良い手相かもしれません。金運、成功運、恋愛運や愛情運などの様々な運気が高まり、最強の域に達することになります。
しかしいくら良い手相が現れていても、それだけでは何も起こらないのがほとんどです。努力やそれなりの行動などが伴わないと、良い手相が持つ強運などの力が発揮されないとされています。
人は将来にラッキーなことがあるとわかっていれば、苦労や努力を惜しまないとされます。頑張れることで、成功や幸せが手にできるという面もあります。
いずれにしましても、良い手相にはどのようなものがあるか知っていれば、もし現れた時に希望の光となるはずです。
1位:覇王線の意味と見方
覇王線は三奇紋とも呼ばれ、掌のほぼ真ん中辺りで、運命線、太陽線、財運線が交わり束ねられ途中から一本の線になり熊手のようになっているものを指します。運命線は始点に関係なく中指のつけ根へ向かう線、太陽線は薬指のつけ根付近で縦に伸びる線、財運線は小指のつけ根付近で縦に伸びる線になります。
人生における成功と金運に影響を与える三本の線が集まる最強の手相として知られています。運命線を主軸にしているものが多く、太陽線を主軸にしている場合もあります。これが現れていると、努力を惜しまず何事も粘り強く取り組むので、必ず大きな成功や大出世を果たすとされています。強大な精神力と忍耐力を持ち合わせ自分に自信があり、才能や能力に優れ、財運や成功運が格段に高まっているはずです。
2位:ますかけ線の意味と見方
ますかけ線は、基本的に知能線と感情線が一つにつながり、真っ直ぐ掌を横切る線を指します。大変に縁起の良い手相として知られ、天下取りの相とも言われています。一直線にきれいにつながる真性ますかけ線は少なく、部分的につながるような変形ますかけ線の場合が多いようです。
これが現れていると、一度つかんだ運は絶対に放さないとされます。強運に恵まれ天才的な閃きがあるとされ、人をまとめる力にも長けています。人の上に立ってリーダーシップを発揮することができます。その分、誰かの下では全く力が発揮できないこともあります。
抜群の集中力と粘り強さがあり、大きな業績が残せるはずです。コミュニケーション能力にも長け、人を惹き付ける魅力も持っています。何事にもこだわりが強く、人生の浮き沈みが激しい面もあります。
3位:濃く長い運命線の意味と見方
運命線が濃く刻まれていて長いものを指します。運命線は全く現れていない人も多い中、濃く長く現れている人は少なめになります。
これが現れていると、自立心が強く、自分の考えを押し通す力が強いとされます。強運を持ち、自分の信じる道を邁進することができます。自分の考えやこだわりが揺らぐことはなく、人から信頼されます。
人差し指の付け根寄りに伸びる長い運命線では、上昇志向が強く、人の上に立つことで力が発揮できるとされます。責任感が強く権力志向も強いようです。
薬指の付け根寄りに伸びる長い運命線では、人に対する気遣いが上手で、人望を得て大きな成功を収めるとされます。人に好かれたい意識が強いようです。
生命線に沿うように長く伸びる運命線では、親や親族の助けに恵まれて成功を手にするとされます。
4位:ラッキーM線の意味と見方
ラッキーM線は、感情線、運命線、知能線、生命線のつながりがM字を描いているものを指します。生命線、運命線、太陽線、財運線が交わりM字を描いているものもラッキーMと呼ぶことがあります。
これが現れていると、いろいろな方面の大きな幸運を呼ぶとされます。この幸運はお金につながることが多く、裕福で満ち足りた生活の証にもなるようです。性格的に温厚で人柄も良いとされます。
理想と現実のバランスも良く、あらゆる面で調和が取れているはずです。願いを引き寄せたり、叶える力が強く、重ねてきた努力などは着実に報われると言われています。人生半ば以降の運気が強くなり、健康運も安定し心身ともに健やかになれるとされます。人との縁からもたらされる幸運が多くなります。
5位:長い太陽線の意味と見方
基本的に太陽線は薬指の付け根の領域の太陽丘に現れる縦線ですが、中には知能線を越えて長く伸びるものがあります。
この長い太陽線が現れている場合、強運と成功運などを持ち合わせ、何事も順調に進展するとされます。多方面にわたる幸運がもたらされる道筋が見えていることになります。金運も高まっていて、お金で苦労することは少ないはずです。
この長い太陽線が手首のラインまで、まっすぐ伸びていると、金運がより一層高まっているとされます。人生の早い段階から成功を手にするはずです。
親指の付け根の領域となる金星丘まで伸びる長い太陽線は、親や親族の支援によって大きな成功を手にするとされます。
小指の下方で手首寄りの領域となる月丘まで伸びる太陽線は、創造力や空想力を活かして大きな成功を手にするとされます。芸術家やクリエイティブな分野で活躍が期待できます。
6位:ソロモンの環の意味と見方
ソロモンの環は、人差し指のつけ根付近で、人差し指を半円状に囲む線を指します。人差し指のつけ根の領域は木星丘と呼ばれているところから、木星環とも呼ばれています。その現れ方は1本の線で囲むことが多いのですが、二重三重になっている場合もあります。
これが現れていると、非常に強運となり、直感力に優れるとされます。頭の回転が早く、人や物事に対する洞察力に優れているはずです。独創的な発想力と閃きがあります。人を惹きつける魅力やカリスマ性があり、人を率いることに長けているはずです。
第六感などの神秘的な力を持ち、スピリチュアルなものに興味があり、その分野で活躍が期待できます。強い野心を持ち、独立心や上昇志向が格段に強く、大きな業績が残せるはずです。
7位:神秘十字線の意味と見方
神秘十字線は、知能線と感情線の間に現れる十字にクロスしている線を指します。知能線は親指と人差し指のつけ根の間から小指方向に伸びる線で感情線は小指の下から人差し指方向に伸びる線です。
運命線を縦線とし、そこに短い横線がクロスしているものが多くなります。縦線の運命線が濃くハッキリとし、感情線を突き抜けて中指の付け根の線まで伸び、横線が水平で左右の長さが同じで、感情線と知能線を突き抜けないものが最良の形となります。
これが現れていると、運が強く、霊感などのスピリチュアル系の能力に優れているとされます。神秘的なものに強い関心があり、勘が鋭く直感力に長けているはずです。予期せぬ幸運が訪れることもあります。先祖に守護され、神秘的な体験も多いとされます。事故や災難に遭っても、大事には至らないはずです。宗教と関わりが深くなることもあります。
8位:二重生命線の意味と見方
二重生命線は、生命線の内側にもう一本、生命線に沿うような線が現れているものを指します。この沿うように現れる線を副生命線と呼び、生命線と同じ始点から枝分かれして内側に伸びたり、生命線と交わらずに並行して伸びることもあります。また途中まで2本だったり、途中から2本に枝分かれすることもあるようです。
これが現れていると、生命力が人の倍あるとされ、健康面や体力、気力などがきわめて強いとされています。意志が強く、粘り強さと忍耐力があり、何事も最後までやり抜くはずです。
人のために尽くすことで喜びを感じる面があります。じっと休んでいることができず、何かと忙しくしている方が落ち着くようです。見た目に丈夫そうでなくても、精神的に強いとされます。
9位:濃い財運線の意味と見方
財運線は、基本的に小指の付け根の領域となる水星丘に現れる縦線を指します。長いものでは、運命線や生命線から伸びているものもあります。水星丘に向かっている線ならば、水星丘に達していなくても、財運線と見なすことがあります。
この財運線が濃く現れている場合、非常に金運が強く蓄財運も格段に優れているとされます。お金に対する執着心が強く、お金を管理する能力に長けているはずです。商才があり、金銭感覚に鋭さと冴えがあるとされます。
常にお金の使い道を真剣に考えているので、無駄遣いなどはほとんどしないはずです。自分のためばかりでなく、世の中のために使う場合もあります。濃ければ濃い程、これらの意味合いはより一層強まることになります。
10位:福つかみの意味と見方
福つかみは、自然に手を握った辺り隠れる位置で、ほぼ掌のど真ん中にほくろがある手相を指します。無理やり隠そうとする位置にあるほくろは、福つかみとは見なしません。運命線や知能線、生命線などの主要な掌線に接している場合、その線の意味合いを弱め、福つかみとは言えなくなります。
この福つかみが現れていると、金運が非常に強く、金銭面から福がつかめるととされます。福につながるいろいろな幸運を呼び寄せることができます。強運や勝負運も上昇しているので、ここ一番の勝負に勝てる可能性が格段に高くなります。
特にツヤが良い活きぼくろだと、この意味合いをさらに強めるとされます。ほくろが掌の真ん中にある程、縁起が良く大きな福になるようです。また一度つかんだ福は絶対に手離さないとされます。
11位:二重感情線の意味と見方
感情線は小指の下方の掌の側面から始まり、人差し指方向に伸びる線ですが、この感情線の上か下にもう1本の感情線が現れていることがあります。これを二重感情線と呼びます。二重感情線の多くは上側に現れ、切れ切れのこともあります。本線と同様の濃さであったり、下側に現れることもあるようです。
この二重感情線が現れていると、愛情や情熱が人の2倍あり、精神的な強さを持つとされます。何事も熱意を持って携わるので、成功しやすいと言えます。意志が強く少々のことでは動じないとされます。困難などに遭遇しても粘り強く乗り越える力を持っています。性的欲求が強く、感情表現が豊かなのでモテるはずです。度胸があり逆境に強いとされます。
12位:成り上がり線(千金紋)の意味と見方
成り上がり線(千金紋)は、生命線が始まる場所を始点とし、緩いカーブを描いて中指のつけ根に向かう線を指します。社会的な成功者によく見られる手相として知られています。
これが現れていると積み重ねてきた苦労などが報われ、一発逆転の幸運が訪れるとされます。自分の実力を頼りに、どん底から這い上がる力を持っています。スター性も垣間見られ、芸能関係の分野での活躍が期待できます。
もたらされる幸運が大金につながり、お金の巡りも格段に良くなるはずです。大きく飛躍するチャンスにも恵まれています。ハングリー精神が旺盛で、目的達成のためにとことん頑張れるとされます。大器晩成となる人が多く、人の上に立つ素質があり、カリスマ性も高いとされます。
13位:仏眼相の意味と見方
仏眼相は、親指の第一関節のシワが目のような形になっているものを指します。仏心紋とも呼ばれ、第一関節と第二関節の間に現れることもあります。仏眼相は珍しい手相の一つとして知られています。
これが現れていると、直感に優れ、先祖の守護力が強いとされます。何らかの困難に遭遇しても、先祖の守護力によって救われるはずです。人間的な徳を持ち、神秘的な才能を秘めている人が多いとされます。
霊感が強く、予知能力やテレパシーなどにも通じているとされ、スピリチュアルな分野で活躍が期待できます。強運を持ち集中力や精神力に優れ、思い描いた願いや夢が実現しやすいようです。また先祖への感謝の念を強くすると、より一層の効力がもたらされるとされます。
14位:俵紋の意味と見方
俵紋は、指に複数の縦線が現れて、見た目が俵のようになっているものを指します。俵相とも呼ばれ、縁起の良い珍しい手相として知られています。
これが現れていると、一生食べ物に困ることはなく、裕福な暮らしができるとされます。例えお金に困ったとしても、食べ物には恵まれるようです。食に留まらずいろいろな恵みをもたらすので、幸運が訪れやすくなります。
俵紋は基本的に吉運をもたらすのですが、現れる指によっても運気に違いがあります。親指に現れている場合は家庭運・健康運、人差し指に現れている場合は向上運・仕事運、中指に現れている場合は達成運・勉強運、薬指に現れている場合は名声運・金運、小指に現れている場合は社交運、商売運、子供運をもたらすとされます。
15位:玉の輿線の意味と見方
玉の輿線は、横に長く伸びた結婚線が太陽線と接しているものを指します。結婚線は小指の付け根の領域で掌の側面から伸びる横線で、太陽線は薬指の付け根の領域に現れる縦線です。
これが現れていると、結婚をきっかけに裕福になれるとされます。お金持ちの結婚相手に巡り会えたり、結婚を契機に夫婦のどちらかが大成功して大金をつかむこともあります。結婚相手の親族が所有している財力などの恩恵もあるはずです。
お金の巡りが良くなり、苦労することはほとんどないでしょう。お金や財産だけでなく、高い地位や名声ももたらされるとされます。特に濃い太陽線と接している場合、現れている本人に財力があったり、セレブ性が高いことも考えられます。
16位:直感線の意味と見方
直感線は、月丘と水星丘の間をカーブを描いてつなぐ線を指します。月丘は小指の下方で手首寄りの領域で、水星丘は小指の付け根の領域となります。薄く現れることが多く、ハッキリときれいに現れることは少ないようです。
これが現れていると、優れた直感力を持ち、人や物事の本質を素早く見抜けるとされます。何らかのインスピレーションを得て行動すれば、成功への道筋が開かれます。時代の流れや世の中のニーズを的確に読み取ることができます。
仕事面での活躍が期待でき、投資やギャンブルでも読みが的中しやすいと言えます。霊感が強かったり、芸術的なセンスに優れている面もあります。これらのことから占い師や芸術家、企業コンサルタントや経営者に向いています。
17位:スター線(星紋)の意味と見方
スター線は短い3本~4本の線が星のように交差しているものを指します。星紋とも呼ばれ、丘という指の付け根の領域との関わりが深いことが知られています。木星丘(人差し指の下)や土星丘(中指の下)に現れた場合、丘に秘められた意味合いを高める吉相となります。短い2本の線が交差している十字紋とは違うものです。
このスター線が現れていると、人気やスター性を含む様々な幸福を呼び込むとされます。待ち望んでいる幸せや成功の前触れともなるようです。奇跡と呼ばれるような幸運に恵まれ、仕事や人生が充実します。
星紋は、比較的短期間で消えてしまうことが多いとされています。またスター線の交差している線が4本の方が珍しく、3本よりも効力があるとされています。
18位:土台線の意味と見方
土台線は、手首線の辺りで山型に三角形を描いている線を指します。土台線がきれいに現れている手相は稀少と言えます。
これが現れていると、人生における土台がしっかりとしているとされます。かなり若い段階から人生の基礎が築けるはずです。先祖からの恩恵を受けて、成功などを手にすることができます。生まれた家には何らかの裕福さがあり、家柄や育ちの良さが感じられるはずです。生涯を通じて強運に恵まれているので、かなりの困難に遭遇しても乗り越える力を持っています。
先祖伝来の家業や家督を継ぐ運命にあるとされます。親や親族の縁を活かすことによって仕事などで力が発揮できるかもしれません。親の地盤を引き継いで政治家になることも考えられます。
19位:濃い複数の運命線の意味と見方
運命線が2本ある二重運命線ではなく、3本以上の運命線が現れているものを指します。複数の運命線が全部濃く現れることは少なく、濃いものと薄いものが混ざって現れていることがほとんどです。
この濃い複数の運命線が現れていると、幅広い様々な方面で活躍が期待できるとされます。複数の仕事に携わり、それらが成功する可能性が高まります。安定よりも変化を求め、常に新しいことにチャレンジするので、大きく躍進できるはずです。
やりたいことを抑え込むと能力が発揮されません。失敗も多くなる面はありますが、頭の切り替えが早いので、悔やむことは少なくなります。また薄い運命線が複数現れている場合は、いろいろな仕事などをやっても、全てが中途半端に終わることになるようです。
20位:長い二重知能線の意味と見方
一般的に知能線は1本ですが、稀に2本あることがあります。知能線が2本ある二重知能線は、個性や才能が普通の人の2倍あり、2通りの考え方ができるとされています。この二重知能線が薬指の下方よりも長く伸びているもの指します。2本とも長いことがほとんどですが、どちらか一方が長いこともあります。
この長い二重知能線が現れていると、何事もじっくりと深く考えてから慎重に行動するとされます。頭の回転が速く、分析力に優れているはずです。独特の感性を持ち、クリエイティブな分野で活躍が期待できます。奇抜な発想をすることがあり変人と見られることもあります。しかしそこに至るまで緻密に考えた結論ということもあります。個性を活かせば、大きな成果が上げられるはずです。
21位:希望線(努力線・上昇線・ベンチャー線)の意味と見方
希望線は生命線上から人差し指の付け根のラインに向かって伸びる直線を指します。生命線上から上に向かって伸びる線は全て努力線と呼びますが、中でも人差し指に向かうものを特別に希望線としています。努力線、上昇線、ベンチャー線とも呼ばれ、開運力がある手相として知られています。
これが現れていると、夢や希望を持ち、上昇志向が強いとされます。開運力があるのですが、一気に叶うわけではなく、それなりの努力が必要となります。努力を後押しする何らかの力が働くはずです。努力を惜しまず前に進むことで、運勢が大きく開くとされています。自分の努力が報われるだけでなく、経営者や管理職として人の上に立ち率いることにも優れているはずです。
22位:昇運線の意味と見方
昇運線は生命線に接することなく、木星丘に現れる斜めの線を指します。木星丘は人差し指の付け根の領域です。生命線と接していれば希望線となりますが、離れているのが特徴となります。
これが現れていると、人の協力を得て成功などがつかめるとされます。人との縁により、いろいろな運気が向上するはずです。何かを達成しようとする際に、必ず協力者が現れるとされます。仕事などに対する意欲が強く、周囲から高く評価されるはずです。
立場が上の人から目をかけられたり、引き立てられることが考えられます。濃くハッキリと刻まれていると、この意味合いがより一層強まることになります。また木星丘に張りやツヤがあると、運気が上昇する上に、管理能力も優れるとされます。
23位:マネジメント線の意味と見方
マネジメント線は、生命線の始点から人差し指と中指の付け根の間にかけて現れる弓なりの線を指します。線の大部分が人差し指の付け根の領域の木星丘にかかります。必ずしも弓なりとは限らず、ほぼ横線状になって中指の付け根の領域の土星丘に向かうものもあります。
これが現れていると、管理能力や経営能力、人心掌握術に優れていることになります。人やモノ、お金などをきっちりと管理します。人の利点や能力を最大限に引き出すことに長けています。人を指導する力や、人をやる気にさせて動かす力を持っています。
人と人をつなげる役割にも優れているとされます。管理能力ばかりでなく、事務的な処理能力にも優れているはずです。マネージャーやコンサルタント的な職種に向いています。
24位:社交線の意味と見方
社交線は、人差し指と中指の間から緩い弧を描いて斜めに伸びる線を指します。感情線に沿って伸びますが、薬指の下までは届かないものになります。
これが現れていると、自己アピール力に優れ、協調性や統率力にも長けているとされます。人と協調して物事をやり遂げる力を持ちます。人付き合いが上手で、何らかのタレント性もあるとされます。マイペースな面があり、起業や独立に向いています。
性格的に明るく、組織に所属し部下の立場にあっても同僚や上司と上手くやっていけます。一人でいるよりも誰かと一緒にいることを好み、人と打ち解けやすい面があります。社交線が濃くハッキリと刻まれている程、リーダーシップに優れることになり、人付き合いが良好となります。
25位:フィッシュ(魚紋)の意味と見方
フィッシュは魚の形に囲まれた線を指します。魚紋とも呼ばれ、どの場所に現れても良い意味を持ち、幸運の証として知られています。なかなか現れにくく、稀少な手相の一つとなります。掌丘に単独で現れたり、基本線などに接して現れます。このフィッシュは線に接して現れることが多いようです。
これが現れていると、大きな幸運が訪れるとされています。予期せぬラッキーな出来事が起きる可能性が高まります。人によっては、幸運が訪れる1年程前から現れることもあるようです。線が薄かったり途切れている場合は、小さな幸せの兆しになるかもしれません。しかしこれが徐々に濃くなってきたら、大きな幸運が期待できます。また頻繁に現れたり消えたりするのも特徴と言えます。
26位:幸運線の意味と見方
幸運線は月丘の最上部から土星丘や太陽丘に向かって伸びる線を指します。弓なりに伸びる線が多くなります。月丘は小指の下方で手首寄りの領域で、土星丘は中指の付け根の領域で、太陽丘は薬指の付け根の領域です。
これが現れていると、予期せぬ偶然の出会いにより、運勢が大きく好転するとされます。人を惹きつける何らかの魅力を持っているはずです。出会いをきっかけに待ち望んでいたチャンスに恵まれる可能性も高くなります。
運勢好転に向けた自分磨きをしたり、積極的な行動がより一層の幸運を呼び込むとされます。恋愛に関しても素敵な出会いがあり、それが幸せな結婚につながるかもしれません。いろいろな面で良い方向に転じるはずです。
27位:パートナー線の意味と見方
パートナー線は、生命線の内側で1ミリから3ミリ以内で寄り添うように現れる線を指します。二重生命線と見間違いやすいのですが、パートナー線は、細く薄い線となります。情愛線とも呼ばれ、パートナー線が生命線と寄り添っている位置で出会いの時期などもわかるとされます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交差する点を20才とするのが目安です。
これが現れていると、幸せを感じさせてくれる恋愛・結婚相手に巡り会えるとされます。パートナーとの関係性が深まり、愛情で満たされることも示します。このパートナー線が長い程、愛情に満ちあふれる期間が長いとされます。生命線の始点から見て、徐々に生命線から離れるような場合、愛情が冷めていくことになります。一方で近づいてくる場合は恋愛成就や結婚が考えられます。
28位:忍耐線の意味と見方
忍耐線は、第二火星丘から土星丘や太陽丘に向かって斜めに伸びる線を指します。この斜め線は弓なりになっているものがほとんどです。第二火星丘は月丘の上で感情線の始点の下辺りの領域で、土星丘は中指の付け根の領域で、太陽丘は薬指の付け根の領域となります。
これが現れていると、外見上はそう見えなくても、勝ち気で我慢強いとされます。何事にもブレないしっかりとした自分を持っています。我慢を強いられる状況にあっても、努力することで運気が開けるはずです。
競争相手が多くいる環境でも頑張り抜ける力を持っています。ただ我慢をし過ぎて裏目に出ることもあるので見極めが大切です。コツコツと積み上げてきた努力が報われて人生が充実するとされます。
29位:説得線の意味と見方
説得線は、薬指と小指の間の下方辺りの感情線上から水星丘に向かって伸びる斜めの線を指します。水星丘は小指の付け根の領域となります。財運線と間違いやすく、感情線との接し方があいまいなものは説得線とは言えません。きれいに現れているものは少ないようです。
この説得線が現れていると、自分の気持ちや考え方を伝えるのが上手とされます。人を自分が思うように説得できるので、何事も成功につながりやすくなります。コミュニケーション能力に長け、社交性もあるはずです。
いろいろな交渉事を通じて成果や幸せがつかめるとされます。人に物事を教える分野で活躍が期待できます。人と接して説得する接客や営業などの仕事で大きな力が発揮できます。
30位:金星帯の意味と見方
金星帯は、人差し指と中指の間から薬指と小指の間にかけて弧を描いて伸びる線を指します。1本の線として現れることは少なく、途切れていることが多いようです。エロス線とも呼ばれ、磨けば光る色気を示す手相として知られています。
これが現れていると、感受性が豊かで、美的センスに優れているとされます。真ん中辺りが途切れている場合、個性的な色気や魅力を持つとされます。人当たりも良く、好かれる素質があります。
切れ切れになっている場合、おしゃれで独特の雰囲気が漂いモテるとされます。しかし気分屋で飽きっぽい面があるようです。薄めの線が複数現れている場合、官能的で非常にモテるとされます。情に厚く、異性関係にだらしない面もあるようです。
31位:願いが叶う十字線の意味と見方
願いが叶う十字は、木星丘に現れる十字線を指します。木星丘は人差し指の付け根の領域です。もう一本交差している線が増えるとスター線になりやすいのが特徴と言えます。単独で現れることが多いようです。
この願いが叶う十字が現れていると、いろいろな願望が成就しやすくなるとされます。願望の成就に向けた努力を後押ししてくれる面もあります。夢や目標などを具体的に強く念じていると、より一層叶いやすくなるようです。
これが現れていることに頼りきって、何も行動をしていないと、影響力は全く発揮されないとされます。向上心をもって前向きにしている必要があるようです。また木星丘に現れる昇運線と重なって現れている場合、叶える力はより強まるとされます。
32位:運命線から伸びる財運線の意味と見方
運命線から枝分かれした線が財運線となっているものを指します。運命線は始点に関わりなく、中指の付け根方向に向かって伸びる線で、財運線は基本的に小指の付け根に現れる線です。
この運命線から伸びる財運線が現れていると、仕事運が活性化され、財運が上昇するとされます。仕事面での成功によって大きな財を手にすることが考えられます。良い仕事に恵まれ、能力を最大限に発揮できるとされます。
積み重ねた努力が報われて、大金につながるはずです。経営者にとってありがたい手相と言えます。この財運が上昇する時期は運命線と枝分かれした位置でわかります。掌の真ん中辺りを40才とするのが目安です。
最強の手相はどれ?
ランキングで挙げてみました通り、最強の手相は1位の覇王線となります。覇王線を構成している運命線、太陽線、財運線はそれぞれに運気を高める要素があり、それらが束ねられ、一つにまとまることで、より一層の相乗効果が得られるようです。人生における成功や金運を一手に握ることになります。満たされた裕福な暮らしができます。
しかしこの覇王線が現れていても、自分が活かせる環境にないと、ほとんど手相のパワーを享受することができないのが特徴的です。
また最強の手相と言えども、全てが丸く収まるわけではありません。強力な分、人に与える影響力が大きく、振り回される傾向にあります。それでもマスカケ線のように大きな幸せの後に大きく沈むといった要素は少なくなるようです。
良い手相が左手にあるときの意味
手相は利き手でない方の手に生来の特質や過去の運勢などが現れるとされています。日本では右利きの人が多いため、一般的に左手は利き手でないの方と見なすことが多くなります。
そこから左手に良い手相が現れている場合、生まれ持って強運であったり、運勢が良好ということになります。
しかし手相は、その人の生活態度や考え方が変わると変化するものなのです。生来、強運などが授かっているとしても、何らかの要因によって消えたり弱まることが考えられます。特に精神的な面での影響が大きく、ショッキングなことがあったり、価値観などを一変させることがあると、手相はいろいろな方向に変化します。左手にどんな良い手相があったとしても、楽観はできないわけです。
良い手相が右手にあるときの意味
手相は利き手に現在から未来にかけて運勢などが現れるとされています。日本では右利きの人が多いため、一般的に右手は利き手と見なすことが多くなります。
そこから右手に良い手相が現れている場合、今現在や今後の運勢が格段に良くなったり、強運がもたらされることになります。左手に現れているよりも、幸運などを実感しやすい言えます。それでも考え方などを変えてしまうと良い手相が変化する可能性はあります。
ただ左手のように生まれてから培われた変化に比べれば、手相が現れてからの期間の方が短いので、その分、変化しにくい面はあります。
右手に良い手相があった場合、今後に期待感が持て、精神的に頑張れる力になるはずです。両手に良い手相が現れているのが一番良いのですが、二番目はどちらかと言う右手の方かもしれません。
良い手相の書き方!ペンや色は?
良い手相はそう簡単に現れるものではないのですが、掌に良い手相を書くことで、その手相になれるとされています。良い手相と言っても、その人が何を望んでいるのかで、このランキングに挙げた手相のどれを書くか違ってきます。しかし専門分野に特化するのでなく全体的に最強の手相にしたいのでしたら、覇王線が最適かもしれません。
この良い手相が決まりましたら、書く手は利き手の方が効果的とされています。掌に書く際は、水性ペンで書いた方が良いとされます。これは消えやすい水性ペンだと何回も書き足すことになり、それがその手相になりやすくするからです。
ペンの色は全体的な運気を高めるなら黒、金運を高めるなら金色、恋愛運や愛情運を高めるなら赤が良いとされます。掌に書いた後は、強運や金運、恋愛運などを強く念じていることが大切なようです。
良い手相と悪い手相の違い・見分け方
基本的に良い手相は、今回ランキングに挙げた手相なのてすが、その中でも現れている線が濃く深く刻まれている程、良い意味合いを持つ手相になります。
一方で悪い手相は、現れている線が薄かったり、途切れているものがほとんどです。この他、掌線を横切る線が多かったり、×印が線上にあると悪い意味合いを持つ手相になります。
掌全体を見て、横線よりも縦線が多い方が良い手相になりやすいと言えます。また手相は掌の線ばかりを見るのではなく、掌の厚みやツヤも重要な要素となります。厚みやツヤがあれば体力的に優れ、精神的な強さも垣間見ることができます。
さらにほくろも、手相に影響力を持ちます。良い手相になるのはツヤと張りが活きぼくろで、悪い手相になるのは、ツヤと張りがない死にぼくろが現れているものになります。手相はこれらを総合的に判断して見分けます。
まとめ:良い手相は的確に活用する
社会的に成功している人や、大金を手にしている人の多くには、そうなるに相応しい手相をしています。今回ここで挙げた良い手相のいずれかが現れているようです。覇王線やマスカケ線といった上位の手相が現れている程、大きな成功や幸せをつかんでいます。
手相はその人の生活態度や行動、性格的なものを反映しやすく、そこから運勢までもが変わってくるとされます。良い手相の人は、それなりの努力をしていたり、素質を持っているので、それを伸ばせばどんどん運勢が開かれていくわけです。しかし良い手相が現れていない人は、努力を惜しんでいたり、優れた素質がないので手相も平凡なものになってしまいます。そこで良い手相でない人は、どうしたら良いかというと、良い手相を掌に書いてしまえば良いのです。
手相は書くことによって変化するとされます。強運や金運、愛情などを念じて書き足して行けば、行動にも変化が起き、最終的には良い手相になれるわけです。良い手相には、どのようなものがあるか知っていれば、それが現れた時に的確に活用できます。現れていない場合は、書き足したりしてその強運などを授かるようにしたいものです。