「会社の飲み会に行きたくない!」理由は色々あるけど、行きたくない飲み会に頑張って参加するのは、精神的にも肉体的にも苦痛ですよね。
そこで今回は、飲み会の上手な断り方を紹介!飲み会に参加しなくても、会社の人間関係を上手にこなすコツも伝授します。
迷ったけど飲み会にやっぱり行きたくない…
会社の飲み会は、就業時間外だけど、「仕事じゃないから行きません」と、キッパリ断り辛いものですよね。部や課など基本全員参加の飲み会はもちろん、上司や先輩、同僚からの突発的な誘いも、「行った方が良いのか…」「やっぱり行きたくない」と、どうすべきか悩みます。
もしも、この世から飲み会がなくなったら、どんなに気楽でしょう。何とかして、「あの人は飲み会には来ないけど、仕事もできるし性格も良いから、何の問題もないよね」と、飲み会免除のパスポートが欲しい!せめて、飲み会に行く回数を半分くらいに減らしたい!
ならば、飲み会の上手な断り方を会得すれば良いのです。職場によっては、「半分減らすのすら困難」というケースもあります。それでも、1回でも2回でも参加回数を減らすために、どうすれば上手に断れるのか、色々な方法を頭に入れておきましょう。
飲み会の断り方9個【当日編】
「今日これから飲みに行こう」と、突然飲み会に誘われたら、頭がフリーズして咄嗟に上手な断り文句が浮かんでこないかもしれません。そこで、当日誘われた時の飲み会の断り方を紹介します。また、前々から誘われていた飲み会を「やっぱり今日は行けません」と断る方法も合わせて紹介します。
■1. 先約がある
当日突然飲み会に誘われたら、「すみません、先約があるんです」と断るのが、最もスマートです。相手も「当日の誘いは、相手の都合によっては断られるだろう」と思いながら声をかけているので、「先約がある」と言われれば、すんなり引き下がってくれるでしょう。
もしも、誘ってきた相手が先輩や上司など目上の人なら、「学生時代の友人と会う約束がありまして…」など、先約の内容を具体的に伝えると、真実味が増します。
■2. 歯医者の予約があるため
歯医者の予約も、突然の飲み会の誘いを断るのに都合の良い理由です。歯医者の予約は、一度キャンセルすると、1~2週間先になってしまうことが多いですよね。治療途中だったり、初診でも既に歯に痛みが合ったりする状態で、予約が後ろに倒れるのは苦痛を伴います。また、仕事の調整をして、やっと歯医者を予約しているケースも考えられます。だから、歯医者の予約は、優先順位が高いのです。
もしも「歯医者なんて、別の日でいいんじゃないか?」と言われたら、「治療途中で、間が開くと型が合わなくなるんです」とか「痛みが続いていて、やっととれた予約なんです」と伝え、「今日だけはすみません」と断りましょう。口内環境がどうなっているか、他人にはわかりませんので、言い訳しやすいのが歯医者の良いところです。
■3. 病院に行くため
歯医者以外でも、病院の受診は飲み会を断るのに都合が良い理由です。病院に行くのは、どこか不調があるからですよね。そんな状態でお酒を飲むのは、体に良くありませんよね。誘った相手も、「病院なんか別の日でいいじゃないか」とは言わないでしょう。
ただし、この理由を使う場合、受診する科の設定に気をつけなければなりません。「どこか悪いのか?」と突っ込んで聞かれた時の答えを用意しておきましょう。おすすめは耳鼻咽喉科です。耳や鼻、喉の不調は、一見わかりづらいので、「昨日から耳の聞こえ方に違和感があって…」など、適当な言い訳ができます。予後を聞かれたら、「受診したけど大したことなかった」と言えば良いでしょう。
■4. 宅配便が届くため
誘ってきた相手が、同僚など気を使わなくて良い相手なら、「今日宅配便が届くから」と断るのもあり。今はネット通販が当たり前なので、たまたま飲みに誘った相手から、宅配便が届くと断られても、全く不自然さはありません。
■5. 業者立ち合いのため
飲み会を断るのに、宅配便より重要度が高く、相手に受け入れられやすい理由が、業者の立会です。「今日、修理業者が来るんだよ」「実はクーラーの取り付けがあって、立ち会わなければならないんだ」と言えば、相手は納得するしかありません。この断り文句は、当日だけではなく、前もって誘われた時にも使える言い訳です。
■6. 残業になってしまった
誘ってきた相手と仕事内容が違うなら、「今日は残業だから付き合えない」という理由で断るのも良いでしょう。ただし、その日は本当に残業しなければならないので、仕事の状況を見て、この言い訳を使ってくださいね。
■7. 車を運転しなければならない
残業の後など「先約がある」という理由が不自然な、少し遅い時間帯に飲み会に誘われたら、その日車を運転する予定があることにして断りましょう。車を運転する人に、無理に飲ませる人はいません。
「なんでそんな遅くに車に乗るのか?」と突っ込まれた時のために、「今日、家族(子供や妻、夫、祖父母など)の帰りが遅くて、駅まで車で迎えに行かなければならないのです」と、念のため理由も考えておくと良いでしょう。
■8. 急な体調不良
前々から飲み会に誘われていて、やっぱり当日どうしても行きたくないと思ったら、急な体調不良を理由にすれば、断りやすくなります。
・急な腹痛(下痢)
・急な頭痛
・急な吐き気や倦怠感
・急は貧血(生理痛)
体調不良にも色々ありますが、あなたが最も仮病として使いやすいものを理由にすれば、ウソもバレにくくなります。当日の誘いにも使えますが、今まで元気だったのに、誘ったとたんに体調不良になるのはさすがに不自然なので、芝居を打つタイミングに注意してくださいね。
■9. インフルエンザ疑い
季節がインフルエンザの流行期なら、「なんだか体調がおかしい…。もしかしたら、インフルエンザかも…」と言えば、飲み会を断りやすくなります。「実は、家族がインフルエンザ中で…」とか「この前会った友人からインフルエンザになったってLINEが入って…」と、あなたの周囲でインフルエンザになった人がいることにすれば、真実味がわいてきます。
誰もが「インフルエンザになりたくない!」と思っていますから、「無理しないで病院に行った方が良い」と、快く飲み会の不参加に応じてくれるでしょう。次の日は「念のため病院に行ったけど、陰性で、今朝はすっかり元気です」と言えば大丈夫です。
飲み会の断り方3個【前日編】
飲み会に誘われて、一度はOKを出した、もしくは返事を保留にしていたけど、前日になって「やっぱり行きたくない!」と思った時に使える、断り方の理由と言い訳を紹介します。
■1. 旦那や妻がインフルエンザ
時期が限定されますが、旦那や妻がインフルエンザになったことを理由に、飲み会を断ることができます。
「すみません、今日帰宅したら、旦那(妻)からインフルエンザになったと聞かされて…。明日出社はできるのですが、早く帰って買い物など家のことを代わりにやらなければならないので、飲み会は欠席させてください」
大人なので「看病のため」というのは、誘った相手も違和感を持つかもしれないので、代わりに家事炊事を理由にするのがおすすめです。
■2. 子供の体調不良
子供の体調不良も、飲み会を断る時、相手に受け入れられやすい理由です。日中は病児保育の利用や、祖父母に看病をお願いしていることにすれば、その日出社してもつじつまが合います。
「子供が急に発熱しまして…。明日は病児保育を予約しましたが、早く迎えにいってやりたいので、飲み会欠席させてください」
ウソをついて飲み会を断る時は、このように設定を細かく考えておきましょう。
■3. 得意先のアポが入った
「一人暮らしだ」「独身で子供もいない」という場合は、やはり仕事を理由に飲み会を断るのがスムーズです。無理やりにでも、飲み会の日に仕事を入れて、それを理由に飲み会を断ってしまいましょう。
ただし、仕事を理由に飲み会を断るなら、内容に気をつけなければなりません。あなた1人で完結する仕事を理由にすると「なぜもっと早くやっておかないんだ」と、評価を下げる原因になります。飲み会を断りたいなら、得意先のアポや、社外の人との打ち合わせを言い訳にするのが妥当です。
飲み会の断り方6個【事前編】
「今度飲みに行こう。いつにする?」と、予定を聞かれて飲み会に誘われた時は、「その日はダメ」という理由が使えません。そのため「飲み会そのものがNG」という理由で断ることになります。どのような理由ならば、相手にマイナスイメージを与えずに済むのでしょうか。
■1. 金欠でお金がない
同僚から誘われた飲み会ならば、金欠を理由に断ると良いでしょう。「今月は出費が激しくて、飲みに行く余裕がないんだ」と言って断るのです。「それなら今回は奢るよ」と、誘ってくるかもしれませんが、その時は「そんなの申し訳なさ過ぎるから、また余裕が出たら誘って」と言って逃げましょう。
■2. 家庭があるため
家族と同居しているなら、家庭を理由に飲み会を断る方法もあります。
・家族で協力して介護をしている
・子供が小さくて妻を手伝わなければならない
・共働きで家事や育児で忙しい
ただし、これらは継続的な理由なので、全くのウソだと、後々苦しくなります。本当に家庭に時間を割く状況に限り、この理由を使って飲み会を断りましょう。
■3. 全くお酒が飲めないため
もしも、お酒が苦手ならば、全くお酒が飲めないことにして、飲み会を断るのも良いでしょう。体質的に絶対受け付けないわけではなくても、今後好んでお酒を飲みたくないなら、下戸の設定にしてしまった方が楽です。
「すみません。お酒を飲むと、すぐに気持ち悪くなってしまい、皆にも迷惑をかけてしまうので、不参加にしてください」と断れば、大抵の飲み会は欠席できます。
■4. ドクターストップ
「お酒が飲めない」で通用しないなら、「受診中で、医師からお酒を禁止されている」と、ドクターストップを理由にすれば、飲み会を完全に断れます。ただし、ウソをつきと通すのはかなり難しいので、健康診断でひっかかるなど、ドクターストップとまではいかないけど、通院していて、お酒を控えるように言われている状況であるのが条件となります。
■5. ダイエット中のため
誘いを断りやすい相手なら、ダイエット中を理由にすると良いでしょう。
「最近本気でヤバいから、かなり食事に気をつけているの。特に、夕食は少量低カロリー絶対だから、しばらく飲み会も行けないんだ。ごめんね」
ただし、断る時だけではなく、しばらくは本当にダイエットしている風を装わなければなりません。ダイエットで飲み会を断った次の日に、ラーメン大盛を食べたら、即ウソがばれるので気をつけましょう。
■6. 日程調整中
上司や得意先など、即答で断るのが難しい相手なら、「わかりました。一度スケジュールを確認して、後程お返事させてください」と、返事を保留してワンクッション置きましょう。
1~2日くらい、日程調整中の期間を作り、その間に断る理由(他の仕事や約束を入れるなど)を準備して、「申し訳ありません。別件で仕事の予定がありました」などと言って断るのです。
飲み会の断り方2個【面白いユーモア編】
誘いを断られるのは、少なからずショックで、相手によってはムッとします。だけど、面白いユーモアを取り入れれば、相手も思わず苦笑して、良い雰囲気で断ることも可能です。普段から冗談を言い合える相手なら、真面目に断るのではなく、ちょっとふざけた感じで断るのもありでしょう。
■1. 家のしきたりだから行かない
「誘ってくれてありがとう!だけど、参加できないんだよ~。家のしきたりで、飲み会禁止されてるんだよね。ごめん!」
全くふざけた言い訳ですが、軽口を叩き合える間柄なら、このような断り方もありです。「ふざけんな!」と突っ込まれつつ「要は行けないってことだな」と察してくれます。
■2. 飲むと豹変するから行かない
「実は私、飲むと豹変しちゃうんです…。だから、誘わない方が良いですよ」
異性から下心ありの感じで飲み会に誘われたら、このような理由で断ってしまいましょう。「豹変ってどんな?」と聞かれるでしょうが、「内緒」で押し通せばOKです。「あなたとは一線引いています」という意思表示になります。
飲み会の断り方3個【NG編】
今まで紹介した飲み会の断り方も、「これをやったら台無し」という注意点があります。飲み会の断り方で、やってはいけないNGな言動を紹介します。
■1. イヤそうに断る
職場で人間関係を良好にしたいなら、どんな相手からの誘いでも「イヤだ」という本心は隠すべき。「飲み会嫌い」「あなたとは飲みたくない」という気持ちがダダ洩れで、イヤそうに断ると、相手は大きなショックを受けます。それだけではなく、場合によっては「社交辞令もわからない」「社会人としてのマナーがない」と、あなたの評価を著しく下げてしまいます。
■2. 理由も告げず断る
仕事とプライベートは別物ですが、理由も告げずに「行けません」とだけ伝えて断るのもNGです。誘ってくれた相手に対して、全く誠意が感じられません。飲み会を断る時は、全てを正直に伝える必要はありませんが、大雑把で良いので参加できない理由を説明しましょう。
■3. バレバレのウソをついて断る
嘘も方便ですが、飲み会を断る時は、バレバレのウソをつくのはやめましょう。言ったそばからバレるようなウソは、相手を見くびっているのと同じで、大変失礼な行為です。また、ウソがバレると、あなたの職場での立ち位置が悪くなります。仕事は信頼関係が大切ですから、ウソをついて飲み会を断るなら、バレないように細心の注意を払いましょう。
飲み会の断り方のメール・LINE例文3個
飲み会の誘いがメールできて、返信で断る場合のメールの例文を紹介します。
■断り方の例文①:部や課の飲み会の場合
お疲れ様です。今回の歓送迎会、すごく行きたいのですが、その日は前々から得意先のアポが入っていて、どうしても参加するのが難しいです。申し訳ありませんが、欠席でお願い致します。本当に残念です。
■断り方の例文②:上司など目上の人から誘われた場合
お疲れ様です。誘っていただき、ありがとうございます。実は妻(夫)と子供がインフルエンザ中で、明日はできるだけ早く帰らなければならず、ご一緒することができません。本当に申し訳ありません。また、是非誘ってください。次は必ずご一緒させていただきます。
■断り方の例文③:得意先など外部の仕事関係の人から誘われた場合
いつもお世話になっております。今回は、懇親会のお誘いをいただき、ありがとうございます。大変残念なのですが、その日はどうしても外せない用件があり、辞退させていただきたく存じます。次回がございましたら、是非参加させていただきたいので、またのお誘いを、お待ちしております。
行くと言った飲み会の上手な断り方
一度「行く」と言った飲み会を断る時は、申し訳なさを全面的に出して、とにかく先に謝るのが肝心です。相手はあなたの都合に合わせて、色々な準備をしています。「やっぱり行けない」となった場合、お店へキャンセルの連絡をしたり、場合によっては飲み会のセッティングをやり直ししたりするかもしれません。
だから、一度行くと言った飲み会は、「キャンセルすることへの謝罪」「準備してくれたことへの感謝」を踏まえ、行けなくなった理由を明確に伝えるのが、上手な断り方です。例えば、こんな感じです。
「本当にごめんなさい。飲み会の日、急に母がこっち来ることになり、参加できなくなってしまいました。申し訳ありませんが、キャンセルでお願いします。忙しいのに、幹事してくれてありがとうございます。予定変更で、仕事を増やしてしまってごめんなさい」
とにかく、平謝りして断りましょう。
上司との飲み会の上手な断り方
今時はパワハラを気にして、無理に部下を誘う上司は減りつつありますが、それでも上司からの飲み会の誘いは、断り方にも非常に気を使います。
もしも、お酒が体に合わないなど、どうしようもない理由で長期的に誘いを断りたい場合は、正直に伝えるのが良いでしょう。飲み会に無理に付き合わせて、心身に悪影響が出るなど、上司も望んでいません。
今回限りで断りたい場合は、「誘ってくれたお礼」「断る理由」「断ることへの謝罪」「次回は参加したいという意思表示」の4つのポイントを押さえて、次のように断りましょう。
「誘っていただき、ありがとうございます。是非ご一緒したいのですが、実はこの後車を運転する予定があり、お酒を飲めないのです。本当に申し訳ありません。次は是非ご一緒させてください」
飲み会を断る理由は、明確に伝えるのが、言い訳っぽくならないコツです。
先輩との飲み会の上手な断り方
職場の先輩からの飲み会の誘いは、毎日の接点が多いからこそ、気まずくならない断り方をしたいですよね。「もしかして、嫌われている?」と誤解されたら大変です。そうならないためには、「本当はすごく行きたかった!」という残念感を出すのがポイントです。そして、「また絶対誘ってください!」と、都合が合えば参加の意志があると伝えましょう。
「ああ~っ!すみません!今日は大学時代の友達と前々から約束してるんです。せっかく誘っていただいたのに、すごく残念です。次はご一緒したいので、また絶対誘ってください!」
先輩と良好な関係を築くには、断る時にも甘え上手な後輩になることです。
飲み会にもう誘ってほしくないときの断り方
体質的なことや、メンタルが理由で、飲み会に誘われたくない場合は、丁寧に理由を伝えて断るのが良いでしょう。誘ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えた上で、あなたが飲み会に行けない理由を説明すれば、職場の理解を得られます。
一方、飲み会に参加できない絶対的な理由はないけど、「飲み会が苦手」などで断りたい場合は、どうやっても角が立つものです。それでも断りたいなら、最初は適当な理由で断り、段階を踏んで「あの人は飲み会に参加しない人」と、徐々に認識を広げていきましょう。
飲み会を断っても、職場でのコミュニケーションが円滑で、かつ問題なく仕事ができていれば、今の時代は、「飲み会には来ないけど、良い人」というポジションで受け入れられるでしょう。
飲み会を断って社内で出世や昇進できる?
「飲み会を断って、出世や昇進に影響はないのか」は、誰もが不安に感じる点です。これについては、社内の風土や文化によって、大きく状況は変わってきます。
団塊ジュニアの世代がボリュームゾーンの会社の場合、管理職の数にも限界があり、誰もが中間管理職になれる状態ではありません。どんなに飲み会に参加しても、仕事で結果が出せなければ、出世は難しくなります。また、企業によっては昇給制度が明確化され、然るべき試験に合格しなければ、昇級できないケースもあります。
しかし、「飲み会が社内のパイプラインであり、人事に直結する」という企業も存在します。このような企業は、元々飲み会も仕事の内という文化があります。そのため、社内で個人的に「自分は飲み会に行かない主義だ」と主張するのは難しく、飲み会不参加は会社人生に悪影響を与えかねません。
飲み会を断って会社や職場で上手くやっていく方法3個
あなたの会社が、「飲み会も仕事の内」という社風ではなければ、飲み会を断りつつ、会社で上手くやっていのは充分可能です。しかし、前述したように、相手の心象を悪くしない上手な断り方をした上で、色々と押さえておくべき点があります。
■1. 仕事で成果を出す
まず、最も大切なのは、仕事で成果を出すこと。会社は仕事をする場所なので、飲み会に行こうが行くまいが、仕事が疎かでは、職場で上手くやっていくのは困難です。
やるべき仕事はきっちりこなし、上司やチーム内での報告・連絡・相談を怠らず、常に良い結果を出せるよう、全力でがんばりましょう。
■2. 社内でのコミュニケーションをしっかりする
次に重要なのが、社内でのコミュニケーションをしっかりすることです。礼儀正しくマナーを守り、時には雑談を楽しみながら、職場の人間関係が良い雰囲気になるよう、常に心配りしましょう。
・自分から明るく挨拶する
・職場では常に笑顔で接する
・職場内でもオンとオフを上手に切り替える
・ランチの誘いは寛容に応じる
・皆が快適に過ごせるよう、率先して動く
「飲み会には来ないけど、職場ではとっつきやすく、場を和ませてくれる人」と周囲が思ってくれるように振る舞いましょう。
■3. 飲み会を否定しない
あなたは飲み会が苦手かもしれませんが、飲み会が大好きな人もいます。同じ職場でも、さまざまな価値観が当然あるものです。だから、飲み会そのものを否定しないように気をつけましょう。間違っても、職場で「飲み会ってしんどくない?」と、共感を得ようとしてはいけません。
飲み会を断るのはあなたの自由。そして、飲み会を楽しむのもその人の自由です。飲み会に行く人を、笑顔で「いってらっしゃい」と見送る大らかさを持ちましょう。
まとめ
今は時代の過渡期です。「飲み会の声が誘ったら出席が当たり前」という世代と、「仕事とプライベートは別」という世代が一緒に働き、さまざまな価値観が職場に溢れています。ハラスメントの意識が高まる一方、コミュニケーション力の低下が懸念されています。「飲み会を断りたい」というのは、社会の悩みの一端でしかありません。
本当に考えるべきは、飲み会だけに着目するのではなく、職場の人間関係を円滑にするために、多様な価値観があると理解を深め、お互いを尊重し合う気持ちです。もしも、飲み会を断っただけで、人間関係に大きなヒビが入るような職場なら、根本的な問題は別にあると考えた方が良いでしょう。