不思議な雰囲気に風水が宿る
幹が特徴的なガジュマルは、日本では奄美地方や沖縄に自生している植物です。その名はガジュマルの幹や気根が絡まりながら成長していくことに由来しているとされます。この他、風を守るという言葉が訛ったという説もあります。
沖縄の伝承では、キジムナーという精霊が宿るとされています。キジムナーは赤い顔で赤い髪の子供の姿をしていて、一種の座敷童的な存在になり、好かれた家は繁栄するとされます。
伝承に包まれ、その形からも不思議な雰囲気が漂うガジュマルは、風水効果をもたらすことも知られています。努力運や家庭運につながる意味合いを多く含んでいると言われています。多幸の木とも呼ばれ、良い運気を引き寄せる観葉植物として近年注目されています。
それでは、このガジュマルの風水効果や置き場所別の意味などについて詳しく解説していきます。
観葉植物ガジュマルの特徴
亜熱帯から熱帯にかけて自生する植物で、日陰は好まず日差しをたっぷりと当てて育てると、葉がきれいな光沢のある黄緑色になります。観葉植物として育てやすい常緑高木で、乾燥や寒さに強く、冬場でも気温が5℃より下がらないようにすれば越冬もできます。
世界に約800種あり、そのうち約20種の原種や園芸品種が日本にあります。丸く太った気根を持つニンジンガジュマルが日本では人気となっています。ガジュマルは、その実を食べた鳥やコウモリの糞に含まれる種が、土台となる植物や岩塊などの上で発芽し生育していきます。この幹や気根はアスファルトやコンクリートを容易に突き破る力を持っています。
樹皮には薬効成分があり、のどの痛みや関節痛に効くことが知られています。多幸の木と言われる一方で、絞め殺しの木という呼び名もあります。これはガジュマルに寄生された植物が巻き付かれやがて枯れることに由来しています。
ガジュマルの風水効果は?幸せを呼ぶ?恋愛・子宝運は?
ガジュマルの風水効果に金運上昇があります。観葉植物は自然に存在する運気を浄化しますが、特にガジュマルは金運に働きかけます。風水的に見るとガジュマルの独特などっしりとした幹や丸みを帯びた葉が、金運をもたらす最適な形になっています。
恋愛運や結婚運、子宝運の上昇にもつながります。願った恋愛が成就しやすくなり、幸せがつかめます。恋愛の進展も順調となり、結婚に至ることが多くなります。ガジュマルが大きく育つ程、つかめる幸せは大きくなるようです。
結婚すれば、ガジュマルに宿る生命力の影響により子宝に恵まれます。勝負運も高まっているので、ここ一番の勝負で力が発揮できるとされます。恋愛やスポーツで目標が達成できます。運気の流れを整える働きもあるとされます。
大きく根を張る潜在的な力により運気の乱れを整え、良い運気を次々に呼び込みます。運気が落ち着くことによって精神的にも安定し、癒しがもたらされるとされます。
常緑の葉が、風水的に人をリラックスさせる空間を作り出します。自然の栄養分を取り入れて育つところから、良い気を呼び悪い気を跳ね返す、厄除けの力があるとされています。
ガジュマルの方角別意味(8方角)
■北のガジュマルの意味
風水的に見て北の方角は、ガジュマルの丸みを帯びた形が相性が良いとされます。この方角にガジュマルを置くと金運、恋愛運、愛情運が高まるとされています。お金の巡りが良くなり、恋愛や結婚生活が順調になります。
この他、信頼されたり、秘密を守り通すことにも優れるようです。夢をつかみ取ったり、幸せを勝ち取るといった強い気持ちを持つことで、より一層風水パワーが増すとされています。また北は日当たりに恵まれていないことが多いので、ガジュマルを定期的に日光浴させる必要があります。
■北東のガジュマルの意味
ガジュマルをこの方角に置くと学業運が上昇するされます。志望校に合格したり、難関の資格試験に合格する可能性が高まります。不動産運、貯蓄運も上昇させるので、不動産投資に成功したり、貯蓄額が伸ばせることも考えられます。この他、引越しや転職などの環境の変化に良い影響を及ぼすとされます。
風水的に北東は四角いものと相性が良いので、白い陶器の四角い鉢にガジュマルを入れて育てると効果的とされます。またこの方角を不
衛生にしていると悪い変化が増える可能性があります。
■東のガジュマルの意味
ガジュマルをこの方角に置くと、仕事運、出世運、発展運、試験運が上昇するとされます。携わっている仕事で大成功し高く評価されたり、同期よりも出世が早くなるかもしれません。健康運もアップするので、病気やケガが少なくなり、若々しさを保つことができるようです。
ガジュマルと一緒に音や情報源となるものを置くと運気の流れが良くなります。風水で東は、色によって効果が異なるとされています。多くの人とのコミュニケーションを良好にしたい場合は青色の鉢を用い、仕事が頑張れる元気を取り戻したい場合は、赤色の鉢を用います。
■南東のガジュマルの意味
この方角にガジュマルを置くと、恋愛運、結婚運が上昇するとされます。出会いのチャンスが増え、恋愛が成就しやすくなります。いろいろな縁に恵まれ結婚に至ることが多くなるようです。人との縁の発展が円滑になるとされます。仕事面でもスムーズになるはずです。
風水で南東は香りによる影響力が強いとされます。色的に相性が良いのは、黄緑とオレンジになります。ガジュマルと一緒に香りの良い花などを置くとより効果的になるようです。
■南のガジュマルの意味
この方角にガジュマルを置くと、人気運、美容運が高まるとされます。女性の場合、美容や健康に恵まれ、異性からの人気が高くなります。
決断力に優れ、チャンスを逃さない面もあります。知力も高まり、インスピレーションにも優れるとされます。芸術的なセンスに長け、その方面で活躍が期待できます。厄除けの働きもあります。
風水で南は黄緑と相性が良いので、この鉢を用いるとより効果的なようです。鉢皿に水を溜めると根腐りをし風水パワーが弱まるので注意が必要です。
■南西のガジュマルの意味
この方角にガジュマルを置くと、家庭運、健康運、不動産運が上昇するとされます。家庭円満になり、マイホームを購入したり、病気やケガが少なくなるはずです。この他、結婚運も高まるので、婚活に有効かもしれません。何らかの努力をすることでそれが報われて、望む幸せがつかめるとされます。
風水で南西は若草色とライトイエローが相性が良い色とされています。これらの色の鉢を用いると効果的です。また自分に自信が持てない時は、オレンジ色の鉢が良いとされます。
■西のガジュマルの意味
この方角にガジュマルを置くと、金運、恋愛運、商売運が上昇するとされます。大金が舞い込んだり、お金の巡りが良くなり、恋愛も順調になるはずです。
商売をやっている場合、繁盛することにつながります。この他、趣味や遊びに関わることで、ラッキーなことが起きる可能性が高くなります。
風水で西はピンクとイエローが相性が良いとされます。これらの色の鉢を用いると効果的です。またガジュマルは西日に弱いので、窓にはレースのカーテンをしておく必要があります。西日で枯れてしまうと、風水的な効果は見られなくなるようです。
■北西のガジュマルの意味
この方角にガジュマルを置くと、出世運、事業運が上昇するとされます。仕事などで成果が上げられ高く評価されることが考えられます。
事業が発展し、成功を手にすることができます。ワンポイントとなる金色のものをガジュマルと一緒に置くと、意思が強くなり、世渡り上手になるとされます。
風水で北西はベージュ、クリーム色、淡いピンクと相性が良いとされています。これらの色のアイテムを取り入れたりすると、より運気が向上するようです。鉢は青いものを用いると効果的とされます。
ガジュマルの置き場所別の意味11個
■1. リビング
家の中でリビングは家族が集まる場所なので、家庭運を上げるのに最適とされます。家族がそこに滞在している時間が長く、影響力が大きいと言われています。
ここに丸みのあるガジュマルを置くと家庭運が上昇し、家庭円満になるはずです。だいたいリビングにはテレビなどの悪い運気を放つ家電製品が多く置かれています。これらの悪い運気を取り込んでくれるので、悪い運気が滞留することがなくなります。
大きいガジュマルを置くと、それだけ効果も大きくなるようです。対人関係を良好にする風水パワーも放たれ、家族ばかりでなく周囲の人たちとも良好な関係が築けるとされます。
■2. 玄関
風水で玄関は、運気の取り入れ口や幸運の通り道として位置付けられています。ここに多幸の木であるガジュマルを置くと、良い運気を呼び込み、悪い運気を中和し整え浄化させるとされます。
良い運気がどんどん家の中に取り入れられ、家族にいろいろな幸せがもたらされるはずです。願っていたことが叶い、幸せに満ち足りるとされます。
玄関に窓がない場合は、適度にガジュマルを日光浴させる必要があります。またガジュマルを玄関に置いても、靴が散乱していたりと整理整頓がなされていないと、効力が発揮されません。掃除なども小まめにする必要があります。
■3. 寝室
風水で寝室は、不足した運気を取り込む場所として位置付けられています。家の中で長時間過ごす場所でもあります。金運や仕事運に影響力が大きく、運気を上手に取り込めないと、散財や失敗が多くなるようです。
ここに丸みのあるガジュマルを置くと、精神的に落ち着いて運気が取り込みやすくなるとされます。癒しの効果もあり、快適な睡眠空間になります。運気の調和がはかられ、金運が上昇します。お金の巡りが良くなり、仕事も順調になり収入アップが期待できます。
ただし、1日中暗い寝室の場合、昼間は明るい場所で日差しに当てて、寝る際に置くと効果的とされます。
■4. キッチン
風水でキッチンは、火の気と水の気が混在する場所として知られています。毎日使う場所なので、良くも悪くも影響力は大きくなります。火の気と水の気のバランスが悪いと運気が乱れ、不運を呼び込みやすくなります。家族全体の運気に悪影響を及ぼし、家が衰退することにもつながります。
ここにガジュマルを置くと、運気の乱れが調和され安定します。これによって運気が落ち着きをみせ、いろいろな幸運がもたらされるとされます。家庭内不和なども収まり、家族が幸せに包まれるはずです。精神面でも荒々しさがなくなり、何かと穏やかになります。
■5. トイレ
風水でトイレは、陰の運気が溜まりやすく、充満している場所として位置付けられています。水の気が多く、汚物による運気の低迷もあります。
ここにガジュマルを置くと、水の気が和らげられ、陰の運気も中和されて、陽の運気へと転じます。低迷していた様々な運気が上昇するはずです。今まで無理だったことができるようになり、成功や幸せがつかみやすくなります。
トイレに置かれたガジュマルは、金運に強く働きかけるので、金運アップが期待できます。ただし、トイレが汚かったり、ガジュマルの葉が汚れていると風水パワーが発揮できません。小まめな清掃が大切です。
■6. 和室
風水で和室は、自然界に存在する風水パワーを増幅させる場所として位置付けられています。和室のある家は風水上の格が高く、どの方位にあっても風水パワーに恵まれるとされます。特に家の中心に和室がある場合、運気が格段に高まるようです。
この和室にガジュマルを置くと、家族のいろいろな運気が上昇するとされます。お金が貯まるようになったり、家庭が円満になることが考えられます。畳、木の柱、障子や襖の和紙などの自然素材アイテムは風水と相性が良く、そこに観葉植物のガジュマルが加わるので、風水パワーはより一層強まることになります。
■7. 浴室や洗面所
風水で浴室や洗面所は、家族一人一人の運気を左右させる場所として位置付けられています。浴室などは湿気が溜まりやすく、この湿気が陰の運気を生じさせ、いろいろな運気を低迷させるとされます。夫婦の愛情に影響力が大きく、浴室が汚れていると夫婦仲が悪くなるようです。
この浴室や洗面所にガジュマルを置くと、家族の運気が上昇し、望んでいた幸せがつかみやすくなります。こじれていた夫婦仲も解消され夫婦円満になるはずです。
不倫など悩みも解決に向かうとされます。但し湿気をコントロールするために、換気などに気を配る必要があります。
■8. 客間
風水で客間は、客が持ち込む良い運気も悪い運気も溜め込む場所として位置付けられています。居住者の健康を左右させ、対人関係にも強い影響力を持つとされます。
ここにガジュマルを置くと、滞留した悪い運気を浄化させます。空気が淀むと良い運気が悪い運気に変化しやすいので、風の通りを良くすると効果的とされます。
良い運気を留めておくためには、窓に障子を配することが望ましいようです。また来訪者に四季などに応じた心遣いをするとより一層邪気が払われるとされます。
■9. 書斎
風水で書斎は、仕事に関わる運気に影響力がある場所として位置付けられています。書斎が散らかっていると悪い運気が溜まりやすくなります。
ここにガジュマルを置くと、仕事運が上昇し業績が高く評価されるとされます。悪い運気は浄化されます。書斎はミニサイズのものをデスクの上に置いても良いようです。
書斎はきれいに整理をし、デスクの上は必要なもの以外は置かないようするとより効果的になるとされます。また書斎では部屋の北側にある引き出しに財布をしまうと金運に働きかけるとされます。
■10. 子供部屋
風水で子供部屋は、子供の秘めた才能を引き出したり、性格に働きかける場所として位置付けられています。子供の運勢に影響が大きくなります。
ここにガジュマルを置くと、秘めた才能が見出せ、感性を豊かにするとされます。豊かな感受性を育み、好ましい性格になるよう導きます。
子供に強運をもたらし、集中力を授けます。勉強が捗るはずです。子供部屋も整理整頓されていないと、ガジュマルの風水パワーが充分に発揮されません。掃除も大切になります。
■11. 廊下
風水で廊下は、運気の通り道として位置付けられています。玄関から入った運気は廊下を通じて各部屋に届いて行くとされます。この運気の流れを妨げないように基本的には、物をあまり置かないようにします。
しかしここに小ぶりのガジュマルを置くと、入り込んだ悪い運気を良い運気に変え流れに戻すとされます。どこにおいても幸運を呼び込むことに違いはありませんが、運気の流れが滞る廊下の曲がり角にガジュマルを置くとより効果的なようです。
ガジュマルの置き方・飾り方
ガジュマルは幹がしっかりしていて大きく育つのですが、庭に植えるのはあまり良くないとされます。庭にある他の木を巻き込んで寄生して、一体化させてしまいます。他の木の生育の妨げになる可能性があります。
室内で小さな鉢に入れて飾るのが風水的にも最適とされています。幹が太く存在感があるガジュマルは、鉢にインパクトがないと観葉植物負けをしてしまうので、素材にこだわった派手めのものが良いかもしれません。方位によっては色の変化も付けられます。
サイズの違うガジュマルを3つ程まとめて置くと、動きが感じられます。ユニークな形のガジュマルを一つの鉢に寄せ植えしてもインテリアとして映えます。時々飾る位置を変えると、運気の流れも活気づくので良いと言えます。
いずれの場合も、風水の効力が落ちてしまわないように注意して置きます。
ガジュマルの育て方・剪定・お手入れ方法9個
■1. 株選びと植え付け
ガジュマルの株は、園芸店やホームセンターなどで販売しています。葉の色が鮮やかでツヤのあるもの、幹の根元がグラついていない株を選びます。ガジュマルは成長期となる5月上旬~7月上旬が植え付けに最適な時期になります。夏や冬は休眠期なので植え付けは避けます。
購入した株の根から土を取り除き、傷ついた根をハサミでカットします。植える鉢の底に小石や鉢底ネットを置き、ガジュマルの幹が1cm程埋まるように土を入れます。その後、鉢上部から2cmぐらいあけて細部までしっかりと土を詰めます。
■2. 日当たり
ガジュマルは、日当たりを好む植物です。窓辺などで日光浴ができれば良いのですが、玄関やトイレであれば、定期的に日光浴させる必要があります。
日光に良く当たっていると葉がたくさん茂り、日光が不足していると葉の色が悪くなります。それでも夏の直射日光は苦手なので、当て続けないようにします。冬は休眠期なので、室内の日の当たる場所で良いとされます。
■3. 水やり
基本的にガジュマルは成長期となる春~夏は、毎日水やりをします。鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水やりをすることで、土中の不要な物を取り除き、新鮮な空気を取り込みます。
しかし、1日経過しても表土が乾いていなかったり、室内で育てている場合は2日以上あけて、水やりをしても構いません。気温が10℃以下の休眠期となる秋~冬は、土の乾きに応じて月に1~2回の水やりになります。また湿潤な気候を好むので、毎日霧吹きで葉の表裏に直接水を吹きかけると丈夫に育ちます。
■4. 温度
ガジュマルは亜熱帯から熱帯で育つ植物なので、寒さには弱い面があります。日本の夏場は問題ないのですが、冬場は5℃以下にならないようにすれば越冬できます。室内で育てている際は、それほど気にする必要はないかもしれません。
しかし、北国で普段いない部屋は、かなり低温になるので室温の管理が大切となります。また窓の近くは、室温よりも下がっているので注意が必要です。
■5. 用土と肥料
ガジュマルの用土は、排水性と通気性のあるものが適しています。天然土を使用した市販の「観葉植物の土」が最適の配合となるので、それを用います。自分でブレンドする場合、小粒の赤玉土が60%、腐葉土が30%、小粒のパーライトが10%という割合で混ぜます。
ガジュマルは基本的に肥料をあげなくても元気に育ちます。大きく育てたい場合は、春から夏の成長期に月1~2回程度肥料を与えます。ゆっくり作用する固形の緩効性化成肥料が良いとされます。
■6. 病害虫
ガジュマルは特別気をつける病気はなく、水の与え過ぎによる根腐れに注意すれば良いとされます。害虫に比較的強いガジュマルですが、虫が付くことはあります。
葉を乾燥させるとハダニが付くので、霧吹きで水を吹きかけて予防します。付いた場合、殺ダニ剤で駆除します。風通しが悪いとカイガラムシが付くので、通気性を良くします。付いた場合、殺虫剤が効き難いので歯ブラシなどでこすり落とします。
■7. 植え替え
ガジュマルは成長が早いので、1年半~2年に一度ぐらいに一回り大きめの鉢に植え替えをして、土も新しいものに変えます。植え替えの時期は成長期の5~7月になります。鉢底から根が飛び出している場合、できる限り早めに植え替えをします。
小さい鉢のままにしておくと、根が詰まり根腐れを起こします。大きい鉢に植え替えれば、風水パワーを存分に発揮してくれるはずです。
■8. 剪定
ガジュマルは生命力が強くどんどんと伸び、枝も広がるので、剪定が必要になります。剪定は成長期前半の5~6月に行います。こうすることによって剪定のダメージが最小限となり早期に修復できます。ガジュマルは不要な部分を切って元の状態に戻す「切り戻し」という方法で剪定します。
枯れた枝は根元から切り落とし、重なる枝はどちらかを根元から切ります。上に伸びている枝は先端を切って高さを整え、左右に飛び出している枝は先端を切って全体のバランスを整えます。全体的にひょろ長く元気がない場合は、幹以外の枝を全て切り落とす「丸坊主」という剪定をします。
■9. 剪定の切り口
ガジュマルを剪定すると、切り口から触れるとかぶれる白い樹液が出るので、園芸用の手袋や軍手を用います。切り口の樹液は、ウェットティッシュなどをふき取り、できれば癒合剤を塗ります。これは切り口を早くふさぎ、雑菌の侵入を防ぎます。
剪定後のガジュマルは強い日差しが負担になります。1週間程度は、直射日光の当てないようにします。剪定で葉が少なくなっているので、通常の生育期よりも水やりを控えめにします。
まとめ:幸せをつかむ風水パワーが宿る
ガジュマルは亜熱帯から熱帯にかけて自生する植物で、精霊が宿るといった伝承に彩られ不思議な雰囲気が漂います。幹が丸みを帯びた独特の形になり、風水パワーが宿る観葉植物として知られています。主に金運、恋愛運、子宝運などを上昇させ、精神的な安定や癒しをもたらすとされます。
飾る方角別に意味があり、北ではお金の巡りが良くなり、恋愛や結婚生活が順調になります。東では仕事で高く評価され出世が早まり、健康運も上昇します。南では美容と健康に恵まれ、チャンスを逃さず、西に飾れば、お金に恵まれ恋愛や商売が順調になるとされます。
置き場所別にも意味があり、主だった所ではリビングで家庭運や対人運が上昇します。玄関では悪い運気を浄化し、寝室では癒しがもたらされ金運が上昇します。
また熱帯性の植物ですが、5℃以下にならないように管理すれば越冬ができます。このガジュマルを上手に活用し、幸せをつかむ風水パワー取り込みたいものです。