断ったのに何度も誘われると、また断らなければならなくなって面倒ですよね。「できれば二度と誘わないでほしい」と思っている場合は、誘われるたびに強いストレスを感じるでしょう。
そこで今回は、二度と誘われない断り方を例文で紹介!相手に嫌われず上手に断るコツも伝授します。
その誘いに行きたくない・興味ない…
誘われたけど、行きたくないときってありますよね。例えば、次のような理由で断りたいと思うのは、誰にでもよくあることです。
・疲れているから休みたい
・誘ってくれたメンバーに気を遣う人がいる
・誘いの内容に興味が持てない
・何となく気が乗らない
・1人時間が減ってしまう
しかし、これらの理由を正直に伝えて断ると、相手との関係性が悪くなりそうで、本当は行きたくないけど応じてしまう人もいるでしょう。「いっそ、行けない予定が入っていればいいのに…」と沈んだ気分を隠して相手に付き合うのは疲れますよね。
しかも、本当は行きたくないのに応じてしまい、一生懸命楽しいフリをしていると、相手が「喜んでくれた」と勘違いをして、次から次へと誘われてしまう…なんてことも起こり得ます。行きたくない誘いに応じ続けるのは辛いでものです。
この事態を回避するためにも、行きたくない誘いを上手に断るスキルを身に付けましょう。
二度と誘われない断り方の例文9個[友達編]
まずは、友達から同じ内容の誘いをされなくなる断り方の例文から紹介します。
1. ありがとう。でも興味ないんだ。ごめんね。
スポーツや趣味、流行スポットなどの遊びを誘われたときは、「興味ないんだ」と言い切って断ると良いでしょう。「ありがとう」と「ごめんね」を添えれば、サクッと気まずくならずに断れます。しかも「その内容の誘いは興味ない」と友達に伝わるので、似たような誘いがなくなって一石二鳥です。
ちなみに「ありがとう」と「ごめんね」は断るときの枕詞のようなものです。どんな断り方でも、2つの言葉をセットにするとソフトに伝わり、相手が受け入れやすくなります。
2. ごめんね。どうしても苦手だからパスさせて。
「興味ない」よりも柔らかな表現が「苦手」です。「どうしても苦手だから」と断れば、友達は「この分野だけはダメなんだな。次からは誘わないように気を付けよう」と、思ってくれます。
3. 忙しくて当分予定入れられそうにないんだ。
忙しさを理由に断るのもスムーズです。ただし、二度と誘われないようにするために「当分」と、先の長さを感じさせるワードを入れておきましょう。
4. 〇〇持ってないんだよね。
何か道具が必要な遊びの誘いには、「〇〇持ってないんだよね」と言って断りましょう。「貸してあげる」には「悪いからいいよ」、「買えばいいじゃん」には「お金ないから」でやり過ごしましょう。
5. 金欠で無理なんだ。たぶんずっと金欠…。
友達の誘いには出費が伴うので、金欠も断りやすい理由になります。二度と誘って欲しくない友達には「多分ずっと金欠」と、万年貧乏をアピールしておきましょう。
6. バイトの鬼だからこの先も無理だと思う。
バイトをしているなら、それを理由に友達の誘いを断ると良いでしょう。「バイトの鬼」まで言えば、友達も誘うのが迷惑だと察してくれます。
7. 酒乱で迷惑かけるからごめんね。
飲み会等の誘いには、「酒乱だから」と明るく断ってしまいましょう。冗談めかして言った方が、本当かウソかわからず、友達も突っ込まずに退いてくれるでしょう。
8. 勉強を優先したいからごめんね。
学生ならば勉強を理由に友達の誘いを断るのもありです。勉強を理由に断るあなたに友達がどう反応するかで、今後の付き合いの方向性も見えてきます。
9. 親に禁止されてるんだ。
学生の内は、友達からの誘いを断るのに親も理由にできます。「放課後は遊んじゃダメって言われてるんだよね」「親からカラオケ禁止されてるんだ」など、応用しながら断る理由に使いましょう。
二度と誘われない断り方の例文5個[ビジネス編]
ビジネス関係、特に得意先など外部の人からプライベートで誘われると、「角を立てて仕事に支障が出ないように…」と、非常に気を遣いますよね。そこで、定型文のように便利に使える断り方の例文を紹介します。
1. お気持ちだけ頂戴させていただきますね。
ビジネス相手には、礼儀正しく丁寧な言葉で断るのが基本です。「お気持ちだけ頂戴させていただきますね」と言えば、否定的な言葉を何一つ言うことなくスマートに断れます。
2. 大変申し訳ございませんが、仕事後は〇〇しなければならないのです。
明確な理由を提示して断るのも良いでしょう。〇〇には、「育児」「家事」「介護」などを当てはめましょう。
3. 私では力不足でご迷惑をおかけしてしまいますので、申し訳ございません。
恐れ多いという表情で、「力不足」と自分を下げて断るのも良いでしょう。恐縮したあなたに、相手はそれ以上誘い辛くなります。
4. お仕事の話でしたら応接室を予約させていただきます。
プライベートな誘いだと気付かないフリもありです。「仕事」というワードを出し、しらばっくれてしまいましょう。「わかってるけど、あえて仕事と解釈してますよ」と相手に匂わす高度なテクニックもあります。
5. どうかご容赦くださいますよう、お願い致します。
押しの強い相手には、「どうかご容赦ください」と腰を低く低くして、ひたすら逃げの姿勢を取りましょう。「これ以上誘うとセクハラ」という緊張感も演出できればパーフェクトです。
二度と誘われない断り方の例文6個[異性編]
異性からの誘いは、あいまいな断り方をすると相手に誤解を与えてしまいます。二度と誘って欲しくない相手には、キッパリと断りの意を伝えるのがポイントです。それでは、具体的な例文を紹介していきましょう。
1. ごめんなさい。誤解されると困るので行けません。
「行けません」と言い切るのがポイントです。「誤解されると」の具体的対象はあえて言わず、相手に「好きな人がいるのか?」「恋人がいるのか?」「自分と誤解されるのがそんなに嫌なのか?」と、考えてもらいましょう。その方が、次を誘い辛くなります。
2. 二人で食事するの苦手なんです。
食事や飲みに誘われたら「2人が苦手」と断りましょう。「あなたが苦手」ではなく「2人」と表現すれば、多少は柔らかい印象になります。同時に1対1では応じてくれないのだと伝わります。
3. 仕事優先なのでごめんなさい。
仕事を理由にするのも断りやすいです。裏には「あなたより仕事の方が大事」という意味が含まれるので、相手はあなたを誘い辛くなります。
4. 学業優先なのでごめんなさい。
学生ならば、勉強を理由に断るのも良いでしょう。「学生の間=永遠にあなたの誘いには応じません」というメッセージが、相手にやんわり伝わります。
5. 彼氏(彼女)が超やきもちだから行けないわ~。
恋人がいてもいなくても、「彼氏(彼女)が超やきもち」という設定にすれば、異性の誘いをスムーズに断れます。もし嘘で、仮に相手にバレたとしても、「嘘ついてでも断りたいくらいだった」ということなので、二度と誘ってこないでしょう。
6. 気が向いた時にこっちから連絡するね。
「NO」と言わずに、相手の全ての誘いを断れる定型句です。「こっちから連絡する=あなたから連絡しないで」という間接的な意味があります。更に「気が向いたら」という言葉で、「あなたは私にとって重要ではない」という意図も伝わります。
失礼な断り方はメリットなし!?
遠回しに断っても察してくれず何度も誘われると、イライラした気持ちになりますよね。「何でわかってくれないの?」と思い、「いっそ、二度と誘わないでくださいと言ってしまおうか…」と、バッサリ断りたくなってしまうかもしれません。
しかし、相手は好意であなたを誘ってくれていて、しかもあなたが行きたくないなど思いもよらない状態ですから、イライラをぶつけるような失礼な断り方はNG行為。
相手を傷つけるだけではなく、あなたの印象も悪くなってしまいます。最悪、「あの人に、こんな酷い言葉を投げつけられた…」と、誘った人が周囲に言いふらして信用を失ってしまうかも。
行きたくない誘いを断って、自分にストレスのない環境を作るのは重要ですが、伝え方が肝心です。相手の気持ちを踏みにじらず、且つ的確にあなたの気持ちが伝わるような断り方をしましょう。
断るときの伝え方は直接?LINE?メール?
誘われた瞬間に「これは断る案件」という場合は、シチュエーションに合わせた断り方がベストです。対面で誘われたら口頭で、LINEで誘われたらLINEで、メールで誘われたらメールで、相手の時間を無駄にしないためにも、間髪入れずに断りましょう。
一方、お互い忙しくて言葉を交わす時間がない中、「今度ランチしよう」など、短く誘われた場合は、相手が具体的な内容を提示してくるまで待っていれば良いでしょう。あなたがアクションを起こさなければ、そのままスルーできる可能性も高いです。
一番困るのは、「ランチ行こう。いつなら空いてる?」と、相手があなたの都合に合わせようとしてくれているときです。即座に断ると、「そこまで嫌?」と思われるかもしれませんので、「予定を確認して後で連絡する」と伝えた上で、その日の夜にでもLINEで「当分忙しいから無理っぽい。ごめんね」と短く断ると良いでしょう。
相手から嫌われない断り方のコツ4個
断っても相手から嫌われないようにするには、どのように断れば良いのでしょうか。断り方のコツを伝授します。
■1. 感謝の気持ちを先に伝える
相手はあなたに好意的な気持ちがあるから声をかけてくれています。この気持ちを無下にしないためにも、まずは「誘ってくれてありがとう」と、感謝の気持ちを伝えるのが、相手から嫌われない断り方のコツです。
「ありがとう」と言われて、嫌な気持ちになる人はいませんよね。先に感謝を伝えてから断る理由を告げることによって、相手にあなたの言葉が伝わりやすくなり、「それじゃ仕方ないね」と、断られても納得してくれます。
■2. 返事をあいまいにしない
「せっかく誘ってくれたのに、ズバリ断るのが申し訳ない…」と、返事をあいまいにすると、相手はあなたの明確な返事を待って次に進めません。はっきりしないあなたに、「結局どっちなの?」と、最終的にはイライラしてしまいます。例えば、次のようなあいまいな誤魔化し方は、相手に不利益を与えてしまいます。
・ちょっと考えてみるね(その後明確なアクションを起こさない)
・面白そうだね(行くとも行かないとも言わない)
・行けたら行きたいな(自分の予定を確認しない)
人によっては「これは断り文句」とわかりますが、受け取り手によっては「行くか行かないか考え中なんだな」と思ってしまいます。断ることが決まっているなら、わかりやすく明確に伝えましょう。
■3. 否定ワードを使わない
誘いに対して「超つまらなそう」「メンバーが無理」と思ったとしても、否定的なワードを使わないように気を付けましょう。誘っただけなのに、ダメ出しされたりディスられたりすれば、「二度と誘わない」と思うだけではなく、あなたに対して負のイメージがついてしまいます。
断る場合は、相手の誘いの内容がダメなのではなく、自分の都合や環境、好みの問題であることを全面に出しましょう。
■4. 申し訳なさそうな表情を作る
誘いを断る際は、申し訳なさそうな表情を作るのがコツです。無表情で断ると、人を寄せ付けない雰囲気が出てしまい、「あれ?嫌われてるのかな?」と誤解されてしまいます。
少し大げさなくらいの表情を意識して、「せっかくさそってくれたのに、本当にごめんね」と、丁重に断りましょう。
まとめ
人の誘いを断るのは心苦しく感じるかもしれません。しかし、我慢して受け続けていてもストレスが溜まるだけです。あなたにとって重要ではない相手の誘いに応じて、貴重な時間を費やすのはもったいないです。上手な断り方をマスターして、誘いの取捨選択ができるようにななりましょう。