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着物の柄・模様30種類の意味!花柄・植物・シンプル・季節は?

着物の柄・模様30種類の意味!花柄・植物・シンプル・季節は?

着物には様々な柄や模様がありますよね。意味を知って着るとよりいっそう楽しめます。花柄・植物の柄など和柄の意味を種類別に解説します。さらに、シンプルな柄、季節別の柄、通年で使える柄としておすすめのものも紹介します。


成人式や結婚式、卒業式などに、華やかな着物姿で出席される方も多いのではないでしょうか。着物の柄は種類も多く、どんな柄がふさわしいのか迷ってしまいます。

これから着物を購入される方も、貸衣装で借りる方も、着物の柄について知っておけば、迷うことが少なくなります。着物の柄は奥が深いので、少しずつ知識を増やしていくと楽しみになります。

ここでは、着物の柄・模様の意味について、代表的な花柄や植物の柄、分かりやすいシンプルな柄や季節の柄などをご紹介致します。

着物の柄・模様30種類の意味

1. 朝顔文(あさがおもん)

朝顔文(あさがおもん)

朝顔文は、夏の着物、特に浴衣の文様として使われています。古代中国では、朝顔の種は薬として珍重され、謝礼として牛と交換したことから、朝顔に「牽牛花」の名前がつきました。日本では、七夕の「牽牛織女」の話から、朝顔を「織姫」に見立てて「朝顔姫」と呼びます。

朝顔の蔓(つる)はしっかりと絡みつくので、相思相愛を意味する縁起の良い文様です。朝顔の特徴を捉えた有名な俳句に「朝顔に、つるべ取られて、もらい水」という句があります。作者は加賀千代女という人です。

句の意味は、「朝、水を汲もうと井戸に来ると、朝顔の蔓が井戸のつるべにからまっています。可憐な花を咲かせているので、蔓をほどいて水を汲むのも可哀そうな気がして、近所にある井戸までもらい水をした」です。美しく優しい乙女心が朝顔の花に表れている句です。

2. 麻の葉(あさのは)

麻の葉(あさのは)

麻の葉の文様は、幾何学的な六角形の文様です。通年着ることができる柄です。魔除けの意味があるので、成長を願う子どもの産着などとして親しまれてきました。

江戸時代、歌舞伎役者の岩井半四郎が、「八百屋お七」というお芝居で、麻の葉の柄の着物を着たことで、大評判になり女性たちの間で大流行となりました。

上品で粋な柄ですので、麻の葉柄の着物は、可憐で清らかな女心を表すものとして愛されています。

種類としては、「麻の葉つなぎ」や「麻の葉崩し」、「麻の葉破れ」、「麻の葉鹿の子文」などがあります。

3. 紫陽花文(あじさいもん)

紫陽花文(あじさいもん)

紫陽花文は、梅雨から盛夏にかけて花が咲くので浴衣や夏の帯の柄として愛用されています。緑の山に青紫の花が咲き乱れると幻想的な色彩の世界を生み出します。

日本固有の花で、万葉集にも詠まれています。江戸時代には庶民の文様として、着物や工芸品に用いられました。

4. 銀杏文様(いちょうもんよう)

銀杏文様(いちょうもんよう)

銀杏文様は、季節としては秋ですが、格調の高い文様として季節を問わず用いられています。銀杏の葉の形が末広がりを意味し縁起が良い吉祥文様のひとつです。

古くから公家や武家の家紋として用いられ格調の高い文様です。留袖や訪問着、振袖の文様にも使用されています。

5. 梅文様(うめもんよう)

梅文様(うめもんよう)

梅文様は、新春を表す吉祥文様ですが、通年でも着ることができます。梅文様は、生命力や子孫繁栄の象徴とされています。

種類としては、「氷梅(こおりうめ)」、「槍梅(やりうめ)」、「ねじり梅」、「梅鉢」などがあります。

6. 桜楓文(おうふうもん)

桜楓文(おうふうもん)

桜楓文は、春の桜と秋の楓を合わせた文様です。別名、「春秋模様」と言います。季節を問わず通年着ることができます。

流水や雲などと組み合わせて用いられることもあります。縁起の良い柄として、付け下げ、小紋、振袖の文様として使われています。

7. 唐草文様(からくさもんよう)

唐草文様(からくさもんよう)

唐草文様は、蔓(つる)が絡み合う柄ですが、唐草という植物はなく想像上の植物です。

延命長寿、子孫繁栄を表わす吉祥文様のひとつで、豪華な柄になるので、「牡丹唐草」や「菊唐草」は、婚礼の衣装や訪問着や帯の柄として用いられています。季節はなく通年使用できます。

8. 菊文様(きくもんよう)

菊文様(きくもんよう)

菊文様は、秋の季節を表わす文様です。菊の柄は不老不死、延命長寿、無病息災などを象徴する吉祥文様です。格調が高く通年着ることができる文様です。

種類として、「光琳菊(こうりんぎく)」、「一重菊(ひとえぎく)」、「菊尽くし(きくづくし)」、「菊の丸(きくのまる)」、「菊水(きくすい)」、「菊唐草(きくからくさ)」、「乱菊(らんぎく)」などがあります。

9. 桐文様(きりもんよう)

桐文様(きりもんよう)

桐文様は、高貴な柄です。桐の花は初夏に咲きますが、文様としては季節感に関係なく通年着ることができます。菊と同様、皇室の紋として用いられています。

桐の文様は三枚の葉に三つの花の房をつけています。中の房に七つの花、左右に五つの花をつけたものを「五七の桐」と言います。他に「五三の桐」もあります。礼装用の着物や袋帯などの柄として用いられています。

10. 笹の葉(ささのは)

笹の葉(ささのは)

笹の葉の文様は、季節は冬です。デザイン化されたものは通年着ることができます。古来よりおめでたい文様として扱われてきました。

冬の寒さの中でも生命力が強いので、「永遠」とか「不老不死」の象徴として、礼装用の着物などの文様として使われています。

笹の葉文様の種類として、唐草と組み合わせた「笹唐草文(ささからくさもん)」、「笹蔓文(ささづるもん)」、「雪持ち笹(ゆきもちざさ)」などがあり、小さい笹の葉の小紋も上品で気品があります。

11. 桜文様(さくらもんよう)

桜文様(さくらもんよう)

桜文様は、春を表わす文様ですが、通年着ることができる文様です。

種類としては、小さな桜を全体に散らした「小桜文様(こざくらもんよう)」、大小さまざまな桜を散らした「桜散らし」、桜と楓の葉を混ぜて一面に散らした「桜楓文様(おうふうもんよう)」、桜の花を筏(いかだ)に乗せた「花筏(はないかだ)」、流水に桜が流れる「桜川(さくらがわ)」などがあります。

12. 竹文様(たけもんよう)

竹文様(たけもんよう)

竹文様は、着物の柄としては、冬でも緑を失わないことから、冬から春にかけて着るのがおすすめですが、夏の浴衣にも、竹の清涼な爽やかさを表わす柄として使用されています。

小紋などの柄であれば通年着られる文様です。竹文様は格調が高く、能装束の文様などにも使用されています。

13. 四君子(しくんし)

四君子文様(しくんし)

四君子の文様は、竹、梅、蘭、菊の四つを揃えた文様を言います。

古代中国では、竹は冬でも枯れず、梅は早春に花をつけ、蘭は良い香りを持ち、菊は晩秋に豪華に咲くことから縁起の良い柄として、身分の高い君子になぞらえて称えました。

その後、日本に伝わり、朝廷や武家の着物の柄として使用されました。現在は、礼装用の留袖や振袖、訪問着などに使用されています。

14. 松竹梅(しょうちくばい)

松竹梅(しょうちくばい)

松竹梅の文様は、正月にふさわしい柄ですが、通年着ることができます。

中国では、冬でも緑色を保つ松やまっすぐに伸びる竹、早春に花を咲かせる梅を「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、逆境にあっても節操を守る君子の象徴とされています。

縁起の良い柄として、吉祥文様のひとつであり、留袖や振袖、訪問着などの文様として使用されています。

15. 橘文様(たちばなもんよう)

橘文様(たちばなもんよう)

橘文様は、季節の柄としては冬です。花だけがデザイン化されたものは通年着ることができます。

橘の実と葉を合わせて左右対称に描いた文様です。中央が果実で、後ろの3枚と下の2枚が葉になります。

橘は日本原産のみかんの一種です。常緑樹で長寿を意味し縁起の良い文様とされています。

16. 蒲公英文(たんぽぽもん)

蒲公英文(たんぽぽもん)

蒲公英文は、季節は春です。花の形が鼓(つづみ)に似ているところから、別名、鼓草(つづみぐさ)とも呼ばれ、鼓の音が「タン、ポポ」となったことに由来があります。

蒲公英の文様は、能装束や狂言の衣装などの文様としてよく見られます。現在は、春をイメージする着物や帯に使われています。

17. 椿文様(つばきもんよう)

椿文様(つばきもんよう)

椿文様は、季節の柄としては冬になりますが、椿の花をデザイン化したものは、通年着ることができます、浴衣などの着物の柄として人気のある文様です。

伝統的な古典柄で吉祥文様のひとつです。椿の花の色は、赤、ピンク、白の三種類があります。特に濃いピンク色の花びらと緑色の葉との対比がハッキリしています。

樹齢が長く、長寿を意味する木でもあるので、平安時代から厄除けの樹木として扱われていました。

18. 露芝(つゆしば)

露芝(つゆしば)

露芝の文様は、三日月形の円弧を芝の葉に見立てて、葉の上に露の水滴を置いた文様です。夏の朝の風景を表しています。涼し気な柄ですので、夏の時期から残暑の時期に着る着物の柄として最適です。

露芝がデザイン化されて総柄で用いられているものは、通年着ることができます。華やかさよりも落ち着いた柄ですので、趣味の会とか一人でのお出かけ用の着物に向いています。

19. 唐辛子(とうがらし)

唐辛子(とうがらし)

唐辛子の文様は、通年着ることができます。着物の柄にする時は、細かい唐辛子の実を一面に散らしたような柄にします。

唐辛子の文様には、「唐辛子巴」、「三つ唐辛子巴」、「丸に違い鷹の爪唐辛子」、「五つ唐辛子車」などの種類があります。

唐辛子の文様には、魔除けの意味があるとされています。着物の柄としては、小紋によく用いられ、上品な柄となっています。

20. 茄子文様(なすもんよう)

茄子文様(なすもんよう)

茄子文様は、茄子の実が夏にできるので夏の着物におすすめです。茄子の文様は縁起の良いものとされています。格調の高い文様として、江戸小紋の柄として使われることもあります。

茄子を使った家紋としても「五つ茄子」、「丸に葉付き茄子」、「三つ追い茄子」、「茄子枝丸」、「三つ葉茄子」、「三つ割茄子」、「茄子桐」などの種類があります。

21. 花勝美(はなかつみ)

花勝美の文様は、通年着ることができます。花勝美は水草の一種です。

文様の形は、波のようにうねった藻(も)が縦横に走り、曲線の格子柄(こうしがら)になっています。その中に花を菱形にした花菱(はなびし)を置いた文様もあります。

江戸時代に、舞の上手な歌舞伎の役者さんが、この文様の着物を着て踊ったことから人気が出たと言われています。

22. 花菖蒲文様(はなしょうぶもんよう)

花菖蒲文様(はなしょうぶもんよう)

花菖蒲文様は、初夏の文様です。花菖蒲は花びらのもとが黄色い線が入っています。花菖蒲と似た植物に「杜若(かきつばた)」があります。

杜若は、濃い紫色の花びらに白い線が入っています。「あやめ」も似ていますが別物です。「あやめ」は、花の基のところが放射状の模様があります。

23. 菱文(ひしもん)

菱文(ひしもん)

※上記は花菱です。

菱文は、季節に関係なく用いられている文様です。菱文の形は、水草の一種である「ひし(菱)」の葉に形が似ていることから名付けられたものです。

菱文の種類は、縦長の菱形の場合は、「立菱(たてびし)」、菱形を連続したものは「繁菱(しげびし)」、少し間隔をあけて並べたものは、「遠菱(とおびし)」、菱形のなかに連続して小さな菱形を入れたものは、「入子菱(いれこびし)」、などがあります。

菱文の中でも、代表的なものが、「唐花菱(からはなびし)」です。唐花と呼ばれる花模様を菱形にしたもので、「花菱(はなびし)」と略されることもあります。4つの花菱をまとめて菱形にしたものは、「幸菱(さいわいびし)」と呼ばれています。

24. 菱菊(ひしぎく)

菱菊(ひしぎく)

菱菊は、菊花紋(きっかもん)のひとつです。菊は秋の花とされていますが、通年着ることができます。菱菊は、菊の花を菱形にしたものです。

水流とともに描かれたものは、「菊水(きくすい)」や、江戸時代の有名な画家の尾形光琳(おがたこうりん)が考案した「光琳菊(こうりんぎく)」などが有名です。

着物の柄としても、菱菊は菊の上品さと菱形の厳しさが伝わり、華やかな中にもしっかりした印象になります。

25. 藤文様(ふじもんよう)

藤文様(ふじもんよう)

藤文様は、春の季節の文様です。藤文様は、花の美しさや優美さから、平安時代から藤原氏の家紋として使われています。

文様としても種類が多く、代表的なものは、「藤立涌(ふじたてわき)」、「藤の丸」、「巴藤」など50種類以上あります。

26. 牡丹文様(ぼたんもんよう)

牡丹文様(ぼたんもんよう)

牡丹文様は、季節の柄としては冬です。花の中でも豪華で派手な花です。百花の王とされ、幸福や高貴さを表しています。室町時代に、牡丹と唐草文様を合わせて、「牡丹唐草文様」が生まれました。

映画で有名になった唐獅子と合わせた「唐獅子牡丹」は、背中に彫った刺青ですが、着物の文様の「唐獅子牡丹」は、通年、あるいは正月に着るのがおすすめです。唐獅子牡丹の由来は、獅子が安心して休める場所が牡丹の花の下であるという仏教の説話がもとになっています。

27. 松葉散らし(まつばちらし)

松葉散らし(まつばちらし)

松葉散らしは、通年着ることができます。針状の松の葉を散らした文様です。松の木は常緑樹です。江戸時代には、松葉散らしの小紋は、将軍家のみが使える文様でした。

これは徳川を名乗る前の「松平氏」の松に由来するものとして、他家の使用を禁じたものと言われています。

松の文様は、他にも笠松、若松、若松菱、光琳松などがあります。振袖、留袖、訪問着などに使われています。

28. 紅葉文様(もみじもんよう)

紅葉文様(もみじもんよう)

紅葉文様は、秋の季節を飾る文様です。紅葉の見頃は11月ですが、季節を先取りして10月ぐらいから着るのがおすすめです。

紅葉は「流水(りゅうすい)」と組み合わせて用いられることが多いので、「竜田川(たつたがわ)とも呼ばれています。その名前の由来は、歌人の在原業平(ありわらのなりひら)の歌に「ちはやぶる、神代もきかず、竜田川、からくれないに水くくるとは」という歌にちなんで付けられました。

意味は、「昔の神代の時代にも聞いたことがない。竜田川が、絞り染めのように、水が真っ赤に染められているとは」というものです。

29. 柳(やなぎ)

柳文様(やなぎ)

30. 蘭(らん)

蘭文様(らん)

蘭の文様は、写実的に蘭が描かれているものは、冬に着ます。蘭は中国から伝わり、「善人は蘭の如し、王者の香りあり」と言われました。

他の文様との組み合わせが多く、松、竹、梅と構成して「四友」となったり、竹、梅、菊と構成して「四君子」となったり、梅、菊、蓮と構成して「四愛」と呼ばれたりします。

シンプルでおすすめの着物の柄は?

シンプルでおすすめの着物の柄は?

着物のシンプルな柄としては、幾何学的な文様の「麻の葉(あさのは)」や「七宝(しっぽう)」などが代表的です。「麻の葉と雪輪(ゆきわ)」や「麻の葉と桔梗(ききょう)」の組み合わせもシンプルな印象となります。

花柄では、単一で花の形が大きいものを選ぶとすっきりとした柄になります。「菖蒲(しょうぶ)」や「朝顔(あさがお)」、「百合(ゆり)」、「梅(うめ)」、「椿(つばき)」などの単体としての花柄は、可愛いシンプルな柄となります。

伝統的な「矢絣(やがすり)」、「市松文様」などは、少し派手目ですが、シンプルですっきりした柄になります。

小紋の場合には、細かい幾何学的な文様を使います。「紗綾形(さやがた)」、「鱗(うろこ)」、「縞(しま)」、「鮫(さめ)」、「青海波(せいがいは)」などがシンプルです。粋で大人っぽい着こなしがしたい方におすすめです。

季節別のおすすめ着物の柄は?

◯春におすすめの柄
春の行事は、卒業式、入学式などがあります。格式の高い文様よりも、女性らしい柄をおすすめします。着物の柄としては、優雅で艶やかな「藤文様」、可憐な乙女心を表す「蒲公英文(たんぽぽもん)」などがおすすめです。

◯夏におすすめの柄
夏の行事は、各地にお祭りや花火大会など、浴衣でのお出かけも多くなります。夏の柄としては、暑い日でも、すっきりとした「花菖蒲文様(はなしょうぶもんよう)」、紫や赤の彩の豊かな「紫陽花文(あじさいもん)」、朝の涼し気な雰囲気を出す「朝顔(あさがお)」は浴衣の柄にぴったりです。「柳(やなぎ)」も風を連想させて涼し気な雰囲気を出します。

◯秋におすすめの柄
秋は結婚式や各種の催し物が開かれる着物の本番のシーズンです。秋の柄としては、豪華で格式の高い「菊文様(きくもんよう)」、色鮮やかな「紅葉文様(もみじもんよう)」などがおすすめです。

◯冬におすすめの柄
冬の行事は、クリスマス、忘年会などのパーティ、そしてお正月などがあります。冬の柄としては、さりげないおしゃれな柄として「松葉散らし(まつばちらし)」、寒い時期に赤い色柄で温かみを与える「椿文様(つばきもんよう)」、上品で優しさを表す「蘭(らん)」などがおすすめです。

季節に関係なく通年で使える着物の柄は?

季節に関係なく通年で使える着物の柄は?

季節に関係なく通年で使える着物の柄は、格式の高い有職文様(ゆうそくもんよう)がおすすめです。「立涌(たてわく)」、「亀甲(きっこう)」、「七宝(しっぽう)」、「唐草文様(からくさもんよう)」などがあります。

吉祥文様も季節を問わないものとして、「松竹梅」、「鶴」、「亀」、「鳳凰」、「桐」、「葵」などの文様があります。松、竹、菊、蘭を合わせた「四君子」も通年着ることができます。

その他、通年着られる柄として、「麻の葉(あさのは)」、「桜楓文様」、「四季草花」、「菱文」、「唐辛子」、「花勝美」、「観世水(かんぜみず)」、「波柄」、「流水」、「渦巻き柄」、「千鳥(ちどり)」、「籠目(かごめ)」、「網目(あみめ)」も通年着ることができます。

季節の花柄であっても、「桜」、「椿」、「牡丹」、「バラ柄」などは、デザイン化されたものは通年使えます。

まとめ

ふだん活発な性格の女性が、有職文様や吉祥文様の着物を着れば、伝統的な格式の高い上品な雰囲気に包まれます。着物の柄によって、その人の印象が変わるのも不思議な効果です。

着物の柄は、季節を先取りして着ると良いとされています。季節の訪れを一足早く知らせるというのが粋な着物の着方と言われています。着物を着るとそれだけ季節に敏感になると言われています。

残念ながら都会で自然の花を見る機会はほとんどありませんが、時間を見つけて季節の花の名所を訪れてみるのも楽しいことではないでしょうか。

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