洋の東西を問わず、人は悩み、人生に惑い、よりよく生きるすべを知りたいと願うものです。人生には予期できない困難がつきもの。少しでも不安を減らすために、世界中でさまざまな占いが誕生し、多くの人がそれを生きる指針としてきました。
そんな中でも、「占いの帝王」と呼ばれる四柱推命の的中率は群を抜いています。四柱推命は、夢占いや花占いのような迷信・心理ゲームのようなものではありません。人の運命を方程式に直したもの=命式表をもとにあらゆることをロジカルに予測する内容となっており、その人の生まれ持った素質や適性、運命や、何歳のときにどんなことがあるかが事前にわかるのです。
もちろん、多くの女性の関心事である子宝運や妊娠のタイミングを知ることもできます。不妊治療中の方やこれから妊娠を考えている人にとっては大切なことですよね。四柱推命で他人を鑑定するには長年の勉強が必要ですが、自分のことならいますぐ見られるようになります。ここでは、四柱推命の初歩と、簡単な子宝鑑定方法と妊娠のタイミングの判定、おすすめサイトをご紹介しますのでぜひお読みください。
四柱推命が子宝運鑑定に最適な理由
ひと言で「占い」といっても、中国で生まれた四柱推命は、的中率が高く、信頼できる占いといわれています。人生の岐路に立ったとき、難しい問題に直面したとき、「占いに頼りたい」と思ったときは四柱推命を思い出してください。
四柱推命は、子宝運や妊娠のタイミングを占うのが得意な占いでもあります。自分で占うためには、自分という人間の「運命」をあらわす「命式表」を作ることからスタートします。命式表とは、その人の個性や人生で起こることの設計図・スケジュール帳のようなもの。生年月日から命式表をつくることは、ひと昔前まではプロの占い師にしかできないことでしたが、最近は、WEBサイトやスマホアプリなどの無料サービスが便利です。それらを使えば、一瞬で命式計算ができるようになりました。命式計算はこれらの便利なサービスにまかせて、解釈だけマスターして自分の子宝運や妊娠のタイミングを調べてください。
子供運、できるタイミングは生まれつき決まっている
お母さんのお腹の中にいるころから、胎児の性別が決まり性器ができ、女の子になると一生分の卵子がつくられ、それを生まれ持つことになります。
四柱推命もこの事実を裏付けるような理論となっています。
その基本の考え方は、「生まれた瞬間に、その人の性格と人生で起きることが決定する」ということです。お母さんの子宮内で芽生えた命(受精卵)が成長し、「オギャア」といってこの世に生まれる瞬間から、その人は自然の摂理に影響されながら人生を歩きはじめることになります。人間は自然の一部である以上、身体の特徴や運命、人生の設計図は天の運行や自然の摂理の影響を受けることになります。もちろん、生活習慣や周囲の人間関係などの外的環境による影響もありますが、基本的には誕生の瞬間にある程度決まるということになるのです。
これらのことは、四柱推命が3000~4000年前に生まれて現代にいたるまで、高確率で当たるということが立証されています。そのため、信頼できる方法にのっとって、正しい方法で鑑定すれば、自分という人間に、どのような影響が起こるかということが予測できるようになります。子供のできやすさ、子供との縁のある・なし、妊娠しやすいタイミングなども高確率で推測することもできます。
子宝運の診断方法は「命式に子供の星があるか?」でわかる
四柱推命の考え方では、自分が生まれ持った命式に子供をあらわす星がある人は、子供との縁が厚く、子供ができやすい傾向があります。逆に、子供をあらわす星がない人は、子供との縁が薄く、そもそも子供ができないか、できても離れて暮らすことになるなど、あまり子供とのかかわりが薄い人生となることがわかっています。
四柱推命において、子供をあらわす星は以下のようになっています。※流派によりさまざまな考え方があります。
命式計算サイトで自分の命式を出し、その命式内に以下の「子どもをあらわす星」があるかないかで判定します。
<男性にとって子供をあらわす星>
・正官
・偏官
<女性にとって子供をあらわす星>
・食神
・傷官
■【おすすめの四柱推命 命式計算サイト】
マニアック四柱推命 http://www.koufuku.ne.jp/cgi-bin/unseiall.cgi
・占いたい人の生年月日を選ぶだけで命式表が出てきます。
・命式を出したうえで、子宝運や妊娠のタイミング鑑定に役立ててください。
「命式表」と書いてある表の中に、子供をあらわす星がある人はもともと子供ができやすい、子供と縁がある人生になりやすいです。ない人でも、毎年、毎月さまざまな星が順番にめぐってきますが、子供をあらわす星(前述の通り、男性には正官や偏官、女性には食神や傷官)がめぐってくるときは、妊娠・出産のチャンスとなります。しっかり時期を把握して、妊活に活用してください。
「マニアック四柱推命」だと、「現在の干支」と書いてある表を見ます。「変通星」と「大運」「歳運」が交わるところに、子供をあらわす星(男性には正官や偏官、女性には食神や傷官)があるときは、「妊娠・出産のチャンスあり」と鑑定します。
【関連記事】 当たる!四柱推命占いの調べ方とおすすめ無料診断サイト6選
https://spicomi.net/media/articles/184「四柱推命」に興味があっても少し難しそうだと思っていませんか?すべてを自分でやろうとすると大変ですが、占いを手伝ってくれる便利なツールもたくさんあります。四柱推命の調べ方と、占いを手伝ってくれる便利な無料診断サイトを6つ紹介します。
子供運のさまざまな見方
さきほどの「マニアック四柱推命」で出した命式表を手元におきながら読んでください。四柱推命には数多くの流派や考え方がありますが、妊娠・出産・子育てにおいては以下のようなことがよくいわれています。
■日柱や時柱に空亡があると子供との縁が薄い
「命式表」と書かれた表の中の「日柱」と「時柱」のそれぞれの縦方向列の一番下に「空亡」という文字がある場合は、運命的に子供との縁が薄くなります。
■「正財」「偏財」がある女性は妊娠しやすい
正財、偏財ともに、その字の通り「財産」の意味がありますが、女性らしさといった意味も持ちます。そのため、正財や偏財が命式中にある女性は生まれつき妊娠しやすい、子供との縁が厚い人生となりやすいです。
■「傷官」がある女性は妊娠しにくい
傷官を持つ女性は美人や聡明な人が多いのですが、夫の運をダメにしたり、子供にめぐまれなかったりというケースが多いです。ただし、これは簡易的に見る場合なので傷官があるだけで落胆しないでください。ほかの星との組み合わせ次第で子宝に恵まれることは可能です。
■命式中に「印綬」が多い女性は妊娠しにくい
印綬は、女性にとって子供を意味する食神や傷官を傷つける働きがあります。あるいは、自分の母親との縁が薄くなる場合もあります。
上記は、よくいわれていることですが、それは運命的な傾向なだけで、妊娠・出産はさまざまな外的要因や相手の運命や相性、縁などによって変わっていきます。もっと詳しく知りたい場合は、子宝鑑定が得意な四柱推命鑑定士をたずねるといいでしょう。
子宝運がわかる無料サイト3選
筆者は師匠について四柱推命を勉強しました。もちろん、専門書をベースにするのですが、ネット上にも参考になるサイトがいくるかあります。四柱推命にはさまざまな流派がありますが、信頼できる流派に属する先生が書いているサイトや、説明文章が明快で初心者にもわかりやすいサイトだけを厳選し、以下の3つをご紹介します。
書き手の占い師ご本人に鑑定できるところもあるので、興味があったらお問い合わせのうえ、鑑定を相談してはいかがでしょうか?
■おすすめサイト1:「新栄堂(しんえいどう)」
■概要
人気占い教室直営サイトなので、内容のわかりやすさと情報の信頼度は抜群です。こちらの四柱推命は、占い本の老舗「東洋書院」などから本を出してる安田靖という人物が開発した「安田式」という独自のもの。サイトをきっかけに四柱推命に興味を持ったらそのまま入学(通えない人のためのオンラインコースもある)することもできます。
■おすすめの理由
著者ブログ「新栄堂の占い日記」の記事の中で、子宝運について書かれた以下のエントリが秀逸で参考になります。
「子供のこと(子供運)」
http://blog.goo.ne.jp/onozato7/e/19a3f7470569fd7a1127849d698aedcb
「妊娠・出産、子供・家庭運について(1)」
http://blog.goo.ne.jp/onozato7/e/b24c9fa29a9206b30d4393810e24fc10
「今日の新聞の記事から・・・子孫運。」
http://blog.goo.ne.jp/onozato7/c/0bffcfa8b6a4e7ba6d4b045dfe1ed716
■使い方
自分の命式計算をしたい場合は、命式の自動計算ページ(https://www.sineido.com/muryou/ )で、名前+生年月日+鑑定する年をプルダウンメニューから選ぶだけで使えます。
■おすすめサイト2:「★モノアイの ミラクル オラクル るるるるる~♪★」
★モノアイ★ 猫神 たぶん占い師さんのブログ「★モノアイの ミラクル オラクル るるるるる~♪★」です。最新記事は「★追放歴のある芸能人★ お笑いコンビG.T」です。
■概要
実力派占い師の本音がギュギュっと詰まったブログです。占い師として活動する日々の中で見つけたテーマについて、独特のタッチで文章が綴られます。
■おすすめの理由
筆者は自ら「子宝鑑定が得意」というだけあって、子宝運について書かれたのエントリが説得力があり、子宝鑑定を依頼したくなります。
「★なんで結婚できない人がいるのか★辛口である 」
http://ameblo.jp/heaven9388/entry-10900845631.html
■使い方
命式計算ページなどはないので、自分の興味に沿って過去の記事をいろいろ読んでみてください。
■おすすめサイト3:「愛と誠の四柱推命」
■概要
SNSなどなかった時代から続く超老舗サイトです。現役の占い師が運営しています。四柱推命とは何か、という基本から命式の自動計算フォーム、専門用語の解説まで惜しげもなく解説されています。
■おすすめの理由
おすすめサイト大賞に選ばれるなど、わかりやすさには定評があります。子宝運についても独自の鋭い見解を示しており、以下のページが参考になります。
「出産・教育・受験」
http://www.ab.auone-net.jp/~thkxp/suimei-24.htm
■使い方
トップページに命式無料計算コーナーがあるので、自分の命式を出すのは簡単です。命式を踏まえて、自分の興味に沿ったテーマのページを見ながら自分で占い鑑定をしてみてください。
まとめ:占いは人生に活用してこその実学です
四柱推命は、その人が生まれた瞬間とは大自然の営みの一環として人生がはじまった瞬間であり、人生の方向性が決定づけられる瞬間であるという考え方をベースとする占いです。
人間は天地自然の摂理の中で生きる以上、そのメカニズムに影響を受け、またそれにより運命や宿命が決まってくると考えます。妊娠や出産といった人の生き死にを扱う「子宝運」などはとくにその傾向が強いのです。
四柱推命による子宝運鑑定により、生まれ持った妊娠・出産に関する宿命を知ることは、女性にとって非常に重要なことです。とはいえ、その結果に一喜一憂することなく、占いをうまく活用して自分の人生をよりよくする方法として活用していただければと思います。