電車にはいろいろな人が乗っていて、その中には変な人も含まれています。特に女性は、変な人に絡まれるケースが少なくありません。
電車利用の多い女性は、痴漢の被害に遭ったり、変な人に暴言を吐かれたりと、嫌な思いをしてしまい、「また変な人がいたらどうしよう…」と、電車が嫌になってしまうことも…。
それでも通勤通学のためには乗らざるを得ないから大変です。そこで今回は、電車で変な人が多い理由と、適切な対処法を解説します。
電車で変な人や頭おかしい人はなぜ多い？怖い…
毎日通勤や通学で利用する電車ですが、なぜか変な人や頭おかしい人が多いと、怖いし憂鬱になりますよね。電車はいろいろな人が狭い空間にギュッと集まるので、街の往来よりも変な人との距離も近くなるため、危機感も高まるでしょう。
しかし、人によっては「電車で変な人なんて見たことない」というケースも。路線が同じで、乗っている時間帯も同じなのに、ヤバイ人に遭遇する頻度に差があると、「なぜ自分だけ…」と、腑に落ちないでしょう。
あなたがあまりにも電車内で変な人に出会ってしまうなら、もしかしたら自分で引き寄せている可能性があります。裏を返せば、正しい対処法を取れば、変な人との遭遇率を下げられるということです。
電車で変な人が多い理由5個
なぜ、あなたが乗る電車には変な人が多いのでしょうか。理由を詳しく解説していきましょう。
■1. 出会う人が多い
電車は色々な人が利用します。通学や通勤など毎日利用する人、レジャーや用事などでたまたまその電車に乗っている人、性別も年齢もさまざまで、単純に出会う人が多いです。しかも、狭い場所である程度の時間一緒に過ごすので、どうしても目が行き届いてしまいます。
変な人は世の中に一定数存在しますが、それがギュッと集約された場所が電車です。視界に入る人数が他の場所より圧倒的に多いため、必然的に変な人との遭遇率も高まります。
■2. 閉鎖的な特殊空間なので変な人が目立つ
日本人はとてもマナーが良く、電車内では人に迷惑をかけないよう、静かに乗っている人が殆どです。動きも少なく、声も発せず、あんなに狭いところに人がギュウギュウなのに、とても静かな特殊空間になります。だからこそ、ちょっとでも変な人は、ものすごく目立ちます。
例えば、独り言をつぶやいたり、特に意味のない動きを継続したりする人は、電車内では良く目撃します。同じタイプでも街にいると、ただ歩いて通り過ぎるだけなので、全く気付かないケースも少なくありません。
電車という閉鎖的な特殊空間は、「変な人」を際立たせる特性があります。だから、変な人がとりわけ多く感じてしまうのです。
■3. 見た目や雰囲気で狙われやすい
知らない人に道を尋ねられやすい人っていますよね。電車でも、変な人に狙われやすい人がいます。ズバリ、攻撃を仕掛けても反撃してこなさそうな、いかにも人畜無害で静かに耐え忍んでくれそうなタイプです。具体的には、以下のような見た目や雰囲気があります。
・小柄で痩せている
・無難な服装をしている
・猫背
・ボーっとしていそうに見える
・攻撃力ゼロに見える
変な人が有害か無害かは関係ありません。関りを持っても自分に被害がなさそう、受け入れてくれそうという雰囲気がある人を選んでいるのです。あなたにこのような特徴があると、変な人が寄ってくるため、「電車内、変な人多い」と人よりも強く感じます。
■4. 女性で気弱そうに見える
変な人の中でも、特に害のある男性に狙われやすいのが、気弱そうに見える女性です。「この女なら、自分が負けることは絶対にない」という自信があるから、意気揚々と絡んできます。女性の方が男性よりもずっと、変な人の遭遇率が高いのです。
しかし、弱い相手を選んでいる時点で、その相手も弱いということ。「女性だし気弱そう」とロックオンしたら、実は超強かったり強力なバックがあったりして、自分が攻撃されてヤバイと感じると、そそくさと逃げ出します。
■5. 自分で探してしまっている
電車内で変な人に遭遇し、怖い思いを何度もしていると、「また変な人がいたらどうしよう」と警戒心が働いて用心深くなります。普通の人よりもずっと、神経をとがらせて電車に乗っている状態です。
そのため、変な人センサーの感度はビンビンになり、ちょっとだけ変な感じの人でも、すぐに気付いてしまいます。
実害あるケースは別として、「変な人」の定義はそれぞれです。変な人に多く遭遇する人は、実は無意識に変な人を自分から探してしまっている場合が多いのです。
電車で変な人の特徴5個
電車にいる「変な人」の定義は人それぞれですが、多くの人が周囲との雰囲気の違いを感じ、「変な人かも」と警戒するタイプには特徴があります。詳しく解説していきましょう。
■1. 妙な格好をしている
外見は相手を判断する大きな要素です。妙な格好をしていると、佇まいが普通でも変な人と感じてしまいます。例えば、以下のような極端な格好は、「変な人」と思われやすいです。
・原色で目がチカチカするようなファッション
・いかにもヤクザのようなガラの悪いファッション
・明らかに不潔な外見
・コスプレを連想させるような変わったファッション
・持ち物が個性的過ぎる
・女装する男性
・露出が多いファッションの男性
内面が変な人かは別として、あまりにも目立つ外見は、変な人のわかりやすい特徴です。
■2. 独り言をブツブツ言う
無害なタイプの変な人に良くある特徴が、ブツブツと独り言をつぶやき続けるタイプです。ごにょごにょと良くわからない独り言を延々呟いているだけですが、話し相手がいなければ無言で乗る人ばかりの電車内では、とても目立つ存在です。
うるさくて気になりますが、独り言をブツブツ言うだけの変な人は、興味が自分にしか向いていないので、直接的な害はほぼありません。そっとしておけば問題ないケースがほとんどです。
■3. じっと見てくる
ちょっと怖いのが、じっと見てくる変な人。電車内は知らない人だらけなので、人と視線を合わせないようにするのが普通ですよね。しかし、変な人の中には、なぜかじーっと見てくるタイプがいます。見られると「何かされるのでは？」と恐怖です。
実際、目が合うと難癖をつけてくる変な人もいます。自分から見ておきながら、目が合うと「何見てんだよ」と絡んでくるので非常に厄介です。もちろん、たまたまあなたの持ち物に興味があっただけ、見ているようで外の景色を眺めていただけという、無害なケースもあります。
■4. 付いてくる
確実に変な人決定なのが、自分に付いてくる人。怖いですし、危害を加えられる危険性もあります。付いてくるだけで何もしてこない人もいますが、知らない人が付いてくるだけで恐怖ですよね。
通勤や通学で毎日同じ電車の同じ車両に乗っていると、一定の距離を保ちながら毎日あなたに付いてくる人もいます。もしかしたら、あなたに片思いしているのかもしれませんが、されている側にとっても気持ち悪く、変な人に感じるだけです。
■5. 難癖をつけてくる
こっちからは一切関りを持とうとしていないのに、なぜか難癖をつけて絡んでくるのは、電車内で一番嫌なタイプです。変な人の枠を飛び越えて、犯罪予備軍と言えます。
電車では「急に怒鳴られた」「急に押された」と、わけもわからず一方的に危害を加えられる被害者がいますが、泣き寝入りするケースも少なくありません。この手の変な人は一方的なので、気を付けても避けようがなく、遭遇は運に左右されるのが辛いところです。
電車で変な人に絡まれたときの対処方法
変な人も人畜無害タイプなら放っておいても良いのですが、絡まれたら恐怖ですし、下手な対応をすると危害を加えられるリスクがあります。電車内で見知らぬ人に絡んでくるのはヤバい人決定なので、即座に無言でその場を素早く立ち去るのが賢明です。
この時、怯えるような表情でジワジワと逃げるのではなく、心の中で「は！？私に話しかけんじゃねーよ！」と強気の姿勢を保ちながら、アスリートのごとく立ち去るのがポイント。逆に相手が「うわ、ヤバいのに絡んじゃった」と思うくらい、露骨に逃げれば、大抵は追ってきません。
それでも追ってきた場合は、「助けて！知らない人に絡まれてます！」と、大声で助けを求めましょう。「こいつに絡むと厄介だ」と思わせて牽制するのです。大抵はこれで収まりますが、それでもダメならば次の駅で降りて、そのままダッシュで駅員に助けを求めてください。最低限の安全が確保できます。
電車で変な人が隣に座ったときの対処方法
絡んでくるわけではないけど、変な人が隣に座ると「何かされるのでは？逃げた方が良いのかも」と判断に悩むでしょう。しかし、あなたが変な人だと感じたからと言って、相手があなたに何かしようと狙って隣に座ったとは限りません。
とりあえず、匂いが酷いなど一時も横にいられないような状況ではない限り、目を合わせずスマホを見たり読書をしたりして、変な人に注目しないようにしましょう。そうしているうちに、「たまたま隣に座っただけ」と思えるかもしれません。
しかし、「やっぱり怖い」「気になって落ち着かない」という場合は、次の駅に着いたタイミングでさりげなく席を立ち、距離をとりましょう。
相手は気にしないでしょうが、あなたが「降りないのに立ったことで絡まれたらどうしよう」と不安なら、降りる駅を間違っていることに気付いたフリをして、再びその電車に乗れば自然です。
電車で変な人が寄ってくるときの対処方法
「ヤバイ…変な人が自分の方に寄ってきた…」と思っても、実は全然関係ない場合も少なくありません。とは言え、恐怖心に耐えてその場にい続けるのは辛いでしょう。
変な人がなぜか自分の方に寄ってくるときは、気付いた時点でさりげなくあなたも変な人とは反対方面に移動して距離をとりましょう。
どこまでもあなたを追ってくるなら、確実にロックオンされていますが、多くはそのまま距離をとれるものです。そもそも、あなたに近寄っていない可能性の方が高いのです。
どうしても気になるなら、車両を変えれば良いだけ。電車内では走行中でも歩いて別車両に移動する人は割といますので、不自然さはありません。「自分が降りる駅の階段は、こっちの車両の方が近いんだよね」という体で、変な人がいる車両から脱出しましょう。
電車で変な人に話しかけられたときの対処方法
電車で変な人に話しかけられたからと言って、相手に悪意があるとは限りません。しかし、実害がなくても愛想良く応えて、妙に懐かれても困りますよね。「知らない人と話しちゃいけないよ」というのは、子供時代の親からの忠告ですが、大人になっても同じです。応じる義務はありません。
とは言え、ガン無視すると返って相手を刺激する可能性があります。話しかけられてしまったら「わかりません」と真顔で答え、話しかけるなオーラを出しましょう。相手が無害ならば、これだけで諦めてくれるでしょう。
しつこくされるようなら、もう一度だけ「わかりません」と答え、その場から立ち去りましょう。追ってくるようなら、絡まれたときの対処法をとってください。
電車で変な人に会ったら逃げるべき？通報？
電車内で変な人に会ってしまったからと言って、必ず害があるとは限りません。それどころか、「変な人」「ヤバイ人」と思っているのが、あなただけという可能性もあります。
変な人を見つけても、過剰反応せず、しばらくは様子を見ましょう。特に何もしてこなければ、あなたもアクションを起こす必要はありません。それでも「嫌だな…」という気持ちが辛ければ、もちろん、移動しても構いません。
しかし、変な人が明らかに有害（例えば痴漢、暴言を吐くなど）ならば、逃げるが勝ちです。あなたが我慢してその場にいる義務はありません。さっさと逃げてしまいましょう。毎日の電車で遭遇率が高いなら、乗る時間をずらしたり、車両を変えたりすると良いでしょう。
実際に危害を加えられそうになったり、暴言を吐かれたりした場合は、躊躇なく通報してください。ヤバイ人は「自分に危害を加えない弱い人」を選んでいますから、適切な対抗策が有効です。
まとめ
電車にはいろいろな人が乗っています。中には「ちょっと変かも」「明らかに変」という人もいるでしょう。しかし、警戒心ばかり高まると、誰もかれもが変な人に見えてしまいます。また、警戒してビクビクしている小動物のような雰囲気が出てしまい、ロックオンされやすくなります。
実害ある変な人に遭遇したら逃げるべきですが、そうではない限りは、少し鈍感になった方が良いかもしれません。電車の移動時間が有意義に使えるよう、本やスマホアプリを用意して気を逸らすのもおすすめです。
