赤ちゃんは話ができないので泣き方で伝えたいことを判断しますが、手相でもいろいろと赤ちゃんのことがわかるとされます。
赤ちゃんなのに手相があるのかとか、ハッキリとした線になっていないのではと思われがちですが、変化しやすいものの見極められる手相が現れています。赤ちゃんの段階でも一人一人性格が違い個性があるので、それが読み取れるわけです。
それでは、この赤ちゃんの手相の意味や見方について詳しく解説していきます。
赤ちゃんの手相は遺伝で親と一緒?
顔や体つき、性格などと同様に、手相も親からの遺伝で似る面があるとされています。そっくり同じということは、まずないのですが似ているようです。
手相では生命線、感情線、頭脳線が親からの遺伝子を受け継ぐ線として知られています。この3つの線は生まれた時から刻まれているので、遺伝の影響を受けていると考えられています。ここから頭脳線と感情線が一本につながる「ますかけ線」も遺伝することが多いようです。
しかし赤ちゃんの手相は遺伝するものの、成長が著しい分、変化も激しいとされます。時間と共に親とは似ないものになっていくようです。
赤ちゃんの手相がくっきり濃い場合は変わる?変化する?
赤ちゃんの手相も大人と同様に、環境や気持ちによっていろいろと変化します。その中で赤ちゃんは体の成長や脳の発達に伴って変化する要素が非常に大きくなります。これは脳と両手の神経は密接につながっているからです。
赤ちゃんの手はふっくらしているので、概ね手相は濃く現れていますが、これは手の成長とともに普通の濃さになる傾向にあります。
それでも濃い薄いの個人差はあり、赤ちゃんの段階で薄くても、成長とともに濃くなることもあります。濃いから変化するのではなく、赤ちゃんの手相だから濃くも薄くも変化するわけです。
右手の赤ちゃんの手相の見方
手相は利き手で現在から将来にかけての運勢を読み取ります。日本では右利きの人が多いので、右手にこれからの手相が現れるとされます。
大人の場合、右手(利き手)ではこれまでに培ってきた経験などによって得られた特質が手相に反映されているとされますが、赤ちゃんの場合は利き手がどちらかわからない面もあります。
赤ちゃんでは経験値と言うよりも現在の環境から将来を推察するような意味合いになります。まだ性格や運勢などは不確定要素が多くなります。また右手も左手も違いが少ない状態にある面もあります。
左手の赤ちゃんの手相の見方
手相は利き手でない手で生来のものを読み取ります。日本では右利きの人が多いので、左手に過去や生来の手相が現れるとされます。
赤ちゃんももちろん生まれながらの性格や運勢が現れているとされますが、利き手がどちらかわからない面もあります。
いずれにしても今後の環境の変化、気持ちの変化などによって手相がどんどん変化していきます。赤ちゃんの時点で運命づけられているものも、時期がズレたり違ったものになる可能性は充分にあります。性格も変わるはずです。
良い意味合いの手相も、悪い意味合いの手相も確定的ではないので、一喜一憂する必要はありません。今後の育ち方が手相に重要な影響を与えます。
赤ちゃんの手相が左右違うときの見方
赤ちゃんの段階では左右がほぼ同じということが多いようです。それでも中には違いが見られることもあります。
利き手がどちらかわからない面もあるのですが、どちらにしても経験値がほぼゼロなので、生まれついての要素が強いとされます。
また利き手に関わりなく不確定な手相になっている上に、左右の違いが見られる場合は、より一層不確定な要素が強くなるはずです。
どちらの手相の意味合いを主として見ることもなく、両方ともにその傾向にあると考えられます。極端に違う場合は二面性があると解釈します。左右の違いは気にする必要はないようです。
赤ちゃんの生命線の意味と見方
生命線はどちらかというと薄めに出る赤ちゃんが多いようです。生命線は、赤ちゃんの体力や生命力などを現す線になります。
薄いと病気になりやすいと言えますが、基本的に赤ちゃんは薄めなので、それ程気にする必要はありません。人見知りをしやすかったり、泣きやすいぐらいです。
濃い場合は、感の虫が強くそのまま成長すると、強欲になるとされます。幼少期にはかなり我がままになる可能性があります。大人になると自分の思いを実現させたい気持ちが非常に強くなるようです。
生命線に島や鎖状の部分がある場合、新生児から乳幼児期にかけて健康に注意が必要かもしれません。島などが見られる位置よりも乳幼児期全般に生命力が弱まる傾向にあります。
赤ちゃんの頭脳線(知能線)の意味と見方
頭脳線は個性や考え方、判断力、集中力、創造性などが現れる線ですが、赤ちゃんの場合、個性や集中力が主な観点と言えます。
個性は形成時期にあるので、ある程度の傾向を見ることになります。集中力はハイハイから歩行に移る際の練習などの集中力になるようです。
薬指の下方まで届かない短い頭脳線の場合、直感的に行動するとされます。将来的には決断力の早さにつながります。長い頭脳線だと行動が遅くなり、将来的には理屈っぽくなる可能性があります。
終点が月丘(小指の下方で手首寄りの領域)上部に向かう場合、人当たりが良いとされます。月丘下部に向かう場合は、欲しがるものが多く、将来には理想が高くなりそうです。
赤ちゃんの感情線の意味と見方
感情線には性格や感受性、喜怒哀楽の度合いなどが現れますが、赤ちゃんの場合、何を訴えているのかを読み取る手助けになります。
終点が木星丘(人差し指のつけ根の領域)を突き抜ける場合、愛情に深く独占欲が強いとされます。母親を他の子供に独占されると泣き叫ぶことが考えられます。将来的には些細なことでも不満を感じやすくなるはずです。
終点が木星丘で止まっている場合、裏表がないサッパリとした性格とされます。将来的には何事も合理的な考え方をするはずです。
水平に長く伸びている場合、純粋な精神を持つとされます。曲線的で終点が木星丘まで伸びている場合、情に深く自己主張が強いとされます。母親を振り向かせるために泣くことがあるようです。
赤ちゃんの運命線の意味と見方
運命線は運命の他に男性は仕事運、女性は結婚運や仕事運を示すとされますが、赤ちゃんの場合はこの先の運命を見ることになります。運命線が太ければ、運勢も強いとされます。
生命線上から伸びると、独立心が強く努力によって人生を切り拓くとされます。手が掛からない赤ちゃんに見られる傾向にあります。
感情線のあたりから斜めに伸びる場合、大器晩成でマイペースとされます。手が掛かる赤ちゃんになりがちです。
生命線に沿うように伸びる場合、親の影響力が強く、親族などの助けに恵まれます。
途中で蛇行している場合、こだわりが強く非常にマイペースとされます。ぐずる赤ちゃんになりがちです。薄い場合、何事も控えめで協調性があるとされます。
赤ちゃんのますかけ線(百握り)
ますかけ線は、基本的に知能線と感情線が1本となり、真っ直ぐ手のひらを横切る線を指します。大変縁起の良い相として知られ、一度つかんだ運は絶対に放さないとされます。
赤ちゃんの場合、強運に恵まれる面に影響力があると言えます。頑固でこだわりが強いので手間がかかる赤ちゃんになります。
将来的には人の上に立ちリーダーシップを発揮し活躍するはずです。集中力が抜群で天才的なアイデアが生み出せる上に、人を惹き付ける魅力もあります。
赤ちゃんのM字(ラッキーM)
濃く現れた知能線・感情線・生命線・運命線が連なってきれいなM字を描くものを指します。なかなか現れない珍しい手相として知られています。
これが見られる赤ちゃんは、将来的にいろいろな面で調和が取れた温厚な人物になるとされます。判断力に優れ、バランスの取れた精神を持ち、健康に恵まれ強運を持ちます。
思い描く人生が自力で実現でき、責任感が強くなります。成長後の姿が楽しみで、手間の掛からない健康な赤ちゃんになるはずです。
赤ちゃんの結婚線
小指の付け根の下の領域で、感情線との間に現れる横線を指します。赤ちゃんの場合、手のひらが小さいので見分けにくい面があります。
結婚線では将来の結婚観や結婚の時期、どのような結婚生活になるかを読み取ります。結婚に至らなくても記憶に残る恋愛や出会いも示唆します。
結婚線の数は、結婚の回数や恋愛の数を現すのですが、赤ちゃんの段階では変化が激しいので確定的ではありません。
結婚線がなくても結婚できないわけでなく、結婚に関心がないだけです。いずれ恋人や出会いを求めるようになれば、結婚線がハッキリと太く現れてくるはずです。
赤ちゃんの神秘十字線
知能線と感情線の間で十字にクロスしている線を指します。最良の形は縦線となる運命線がハッキリと濃く、横線は水平で左右の長さが対称なものになります。
これが見られる赤ちゃんは、将来的に信仰心に厚くなり、神秘的なことに強い関心を持つはずです。スピリチュアルな話や占い、ヒーリングや目に見えない世界などに理解力があります。霊感も強く予期せぬ幸運を授かるとされます。
ただ、まだ赤ちゃんの段階ではそれほど意味がないかしれません。
赤ちゃんの仏眼相
親指の第一関節の線が目のような形になっているものを指します。かなりの吉相として知られ、これが見られる赤ちゃんは霊感があり、人の心を見通すことができるとされます。まだ話ができない段階でも、親の気持ちを理解している可能性があります。
仏眼があっても霊感の無い人はいますが、勘が鋭く素晴らしい直感力を持つことに違いはないようです。将来的には、直感を働かせ、いろいろな分野で優れた閃きができるはずです。
スピリチュアル系の仕事などで活躍が期待できます。また神仏の加護に恵まれ、願ったことが叶えられやすいとされます。
赤ちゃんの覇王線
三奇紋とも呼ばれ、手のひらの真ん中辺りで、太陽線、財運線、運命線が交わり一本の線になって熊手のような形になるものを指します。
これが見られる赤ちゃんは強い精神力と忍耐力を持つとされます。我慢強さがあるので、夜泣きなどしない手間のかからない赤ちゃんになります。
将来的には、かなりの努力家になり、目指したものは必ず手にするとされます。大きく成功したり、大出世する可能性が高くなります。政財界や芸能スポーツ界でも活躍が期待できます。
しかし今後の環境や教育次第では、才能や能力、財運や成功運が発揮できないことも考えられます。
赤ちゃんのスター線(星紋)
星紋とも呼ばれ短い3~4本の線が星のように交差しているものを指します。手のひらが小さいので、かなり見分け難いと言えます。
これが見られる赤ちゃんは、将来的に人気やスター性に恵まれ、何らかの幸福を呼び込むとされます。親兄弟、親戚に可愛がられる愛に包まれて育つようです。芸能界での活躍が大いに期待でき、望む幸せや成功がつかめるとされます。
しかしスター線は短期間で消えてしまうことが多く、赤ちゃんの場合はそれが顕著です。
まとめ:赤ちゃんなりの意味がある
赤ちゃんの手相は見分けにくいのですが、生命線、感情線、頭脳線をはじめとした掌線が現れています。大人と同様の意味を持ちますが、赤ちゃんだけの解釈もあります。
赤ちゃんの手相はまだ不確定要素が強く、左右の手相に差が見られるとより不確定となります。運命線が生命線上から伸びると、手間のかからない赤ちゃんになり、ますかけ線があると将来が楽しみなものの、手間がかかることになります。赤ちゃんは手相で見ても意味があります。