不景気で就職難と言われる中、インスタグラムでは「ここだけバブル時代?」と見紛うようなキラキラ写真が、これまたキラキラした女性と一緒にあげられています。
地道に働く庶民から見たら夢のような世界ですが、彼女たちは港区女子と呼ばれ実在するのです。しかし、キラキラした表面的な世界の裏には、恐ろしい闇を抱えているケースも…。
今回は、港区女子について詳しく解説します。
港区女子の意味とは?生息地は?
港区女子とは、毎晩のように港区に集い、オシャレなレストランやバーで高級な食事やお酒を楽しんだり、タワーマンションで行われるきらびやかなホームパーティーに参加したりと、華やかな遊びを楽しむ女性のこと。
生息地は六本木と西麻布が中心で、その他、赤坂や乃木坂にも出現します。ちなみに、港区でも新橋周辺は含まれません。彼女たちはサラリーマン街に興味がないのです。高級ブランド店が立ち並び、ハイスペックな人種が住むタワーマンションが多いオシャレなエリアにこだわります。
彼女たちはとてもオシャレで美人が多いです。そして、自分と同じようなタイプの女性と行動を共にし、ハイスペックな男性がいる場所へと繰り出します。若さと美しさを武器に人脈を広げ、お金持ちの集いに参加し、彼らのお金で豪遊するのが特徴です。
港区女子の住む場所・住所はどこ?
港区女子の「港区」とは、あくまでも活動拠点のこと。彼女たちの住む場所は、港区以外が大半です。遊びや飲食は男性が払ってくれるので交際費はほとんどかかりませんが、彼らからの需要を高めるため、ファッションやコスメ、美容にお金をかけなければならず、港区に住む予算がありません。
そのため、港区にアクセスの良く、家賃相場がそれほど高くない以下のような地域が、港区女子には人気の居住エリアとなります。
・神奈川県川崎区
・神奈川県横浜市
・その他近郊の23区(渋谷区、杉並区、新宿区、中野区、世田谷区など)
路線で言うなら、東急田園都市線、東急東横線、都営大江戸線、半蔵門線などです。港区女子はブランド志向が強いため、港区に住めなくても響きの良い世田谷区や横浜市に住みたがる傾向も強いです。
「どこに住んでるの?」と聞かれて、答えにくい足立区や埼玉県などの地域は、いくら家賃が安くても住みたがりません。
港区女子は勘違いで痛い?
港区女子にもさまざまなタイプがいます。自分の売りを上手に演出し、計画的に港区女子を楽しみながら、将来のための人脈作りをする堅実的な人もいます。しかし、中にはハイクラスな男性と一緒に過ごすことで、自分の格が上がったと勘違いする痛い港区女子も存在。「港区女子」と揶揄されるのは、後者のタイプになります。
彼女たちは自分が上手に港区を渡り歩き、ステップアップをしていると思い込んでいます。ハイクラスな男性の中から絞り込み、結婚して豪華な未来を夢見ている人たちです。
しかし、中身のお粗末さを男性に見抜かれ、実は利用されているだけのケースも…。それに気付かない港区女子は、間違いなく勘違いで痛い存在でしょう。
港区女子の特徴4個[外見・見た目]
港区女子は外見に大きな特徴があります。詳しく解説していきましょう。
■1. 手入れの行き届いたロングヘア
港区女子は非常にロングヘア率が高いです。ロングヘアはファッションに合わせてアレンジが可能で、さまざまな印象を与えられます。また、良く見ると地味な顔立ちでも、豪華なヘアスタイルをすることで誤魔化すことが可能です。
手入れの行き届いたサラサラのロングヘアは、港区女子にとって男性を魅了する重要なアイテム。毎日の自宅でのヘアケアはもちろん、定期的に美容院に通ってメンテナンスを欠かしません。
■2. 上品な女子アナ系ファッション
港区女子のお手本は女子アナ。上品で清潔感たっぷりの女子アナファッションが、港区女子のユニフォームです。実際のところは別として、育ちの良さを感じさせるファッションを好みます。しかし、華やかさも忘れません。女性ならではの明るく優しい色や素材を取り入れます。
基本はスカートですが、ときどきジーンズやパンツスタイルでギャップを演出。男性の目を飽きさせません。しかし、自分を高く見せるのが港区女子なので、男に媚びているようなぶりっ子系、露出の高いギャル系とは無縁です。
■3. 男受けを意識した適度な肌見せあり
港区女子の目的は男性からの搾取、あるいは本命探しですので、男性目線はバリバリ意識しています。決していやらしくならないように、下品な雰囲気が出ないように、以下のような絶妙な肌見せをします。
・3首(首、手首、足首)を適度に見せる
・アップヘアでうなじを見せる
・ツインニットなどで脱いだら結構見えちゃう組み合わせをする
・トップスがノースリーブならボトムスはアンクルパンツなどバランスを考える
上品で知的な女子アナファッションの中にも、上手な肌見せをするのが特徴です。
■4. ピンポイントでハイブランド
全体的に質の高いものを選びますが、ブランドばかりではありません。「お金をかけているだけのファッション」と思われたくないので、あえてファストファッションを取り入れる港区女子もいます。
しかし、どこかには必ずハイブランドを入れてくるのが港区女子。「ワンピースは5000円だけど、バッグはエルメス」「ユニクロニットだけど靴はフェラガモ」など、高いものと安いものを入り混ぜて、オシャレ上級者を気取るのが特徴です。
港区女子の特徴4個[性格]
港区女子は外見だけではなく、内面にも共通点があります。港区女子の性格的特徴を解説します。
■1. 見栄っ張り
「自分を良く見せたい」という思いが強い見栄っ張りな性格は、港区女子の共通点です。顕著に表れるのはSNS。如何に美しく、すばらしい人生を送っているように見えるか考え抜かれた写真ばかりをあげています。外見を磨き上げるのも、見栄っ張りな性格がエネルギーとなっているのです。
女性の中には「うっかりおっとり男性の保護欲をそそる」キャラにして、男性から人気をとろうとするタイプもいますが、港区女子はその対極に位置します。
外見はもちろん、仕事も立ち振る舞いも完璧に仕上げ、周囲から「価値の高い女性」と思われたい気持ちが強烈なのが特徴です。
■2. あざとい上に野心家
港区女子はパーフェクトな自分を作り上げつつも、あざとい言動で男心を掴もうとします。ハイスペックな男性とお近づきになるためなら、心にもない賞賛の言葉も抵抗なくスルスルとでてきます。
持ち上げるだけではなく、男性と同レベルの知識を持って、対等に会話して一目置かれようとするのは、港区女子ならではのあざとさ。彼女たちの目的はただチヤホヤされるだけではありません。その先に、結婚を中心とした人生大ジャンプを賭けているのです。港区女子は得な人生を歩むために、虎視眈々とチャンスを狙う野心家でもあります。
■3. 頭の回転が早く要領が良い
港区女子がターゲットとするハイスペック男性は、何かに秀でていたり、非常に頭が良かったりと、地位や収入の高さも納得の能力を持っています。彼らに一時的な遊び相手ではなく、特別な存在と思ってもらうためには、相応の知性と品性が必要です。
華やかな世界は非常にシビア。若くて美人なだけでは生き残れまません。そのため、港区女子は頭の回転が早く、要領も良い賢い女性が多い傾向にあります。次から次へと若くて美しい港区女子が現れるため、ぼんやりしていると振り落とされてしまうのです。
■4. 上昇志向が高く努力家
港区女子は上昇志向がとても高く、目標を叶えるための努力を惜しまない性格をしています。「ちょっとリッチな世界をのぞき見したい」程度では、港区女子のマウンティングで即蹴落とされるだけ。生まれながらに育ちが良い生粋のお嬢様とは違い、港区女子の美しさも知性も品性も、努力の上に成り立っているのです。
ハイスペックな男性と太いつながりを持つのは楽ではありません。それでも、彼女たちは寝る間を惜しんで美を追求し、経済新聞に目を配り、勉強してマナーを会得していきます。港区女子は紛れもない努力家です。
港区女子の特徴4個[恋愛傾向]
多くの港区女子は、ハイスペックな男性との玉の輿結婚を目標としています。そのため、恋愛傾向は非常に独特です。どのような特徴があるのか、詳しく解説します。
■1. バブル期の3高+αが理想
港区女子の理想はとても高いです。バブル期の3高(高学歴、高身長、高収入)に加えて、社会的地位の高い男性が理想です。高身長へのこだわりはそれほど強くなく、条件的に妥協するなら外見だと思っていますが、全ての条件がそろっている相手を探しています。
令和では3優(家族、自分、家計に優しい)や、3NO(暴力、借金、浮気をしない)が、新たな理想像と言われていますが、港区女子にとってそんなのは条件にすら値しない当然のこと。上昇志向の高さは恋愛でも顕著に表れます。
■2. 身持ちが固い体を装う
夜中でもハイスペックな男性に呼び出されれば応じ、可能性があるなら体の関係も持つ港区女子。二股三股は当たり前ですが、そんな自分は一切外には出さず、身持ちが固い体を装います。「軽い女と思われたら遊びで終わる」とわかっているのです。
自分のプライベートについては秘密主義でもあります。条件の良い男性がいれば、いつでも臨戦体制に入れるように、彼氏がいてもあえて言いません。
気に入った男性には「あなただけ」と言って、裏では同時進行を進めます。ちなみに、男性に実態がバレているか否かは全く別の話になります。
■3. 本命でも財布を出さない
「如何に自分に投資してくれるか」が、港区女子の男性評価基準です。そのため、本命でも一切お金を出すつもりはありません。支払いの場では、当然財布など出すはずもありません。支払いを求められた時点で、その男性は本命ではなくなります。
彼女たちにとっては「一緒にいる男性が優越感を持てるよう、自分のメンテナンスにお金を使っているのだから、それ以外の支払いは男性がして当然」なのです。「本命に嫌われないよう、財布を出すポーズだけでもしよう」という発想はありません。
■4. 結婚願望が強い
港区女子は自分の賞味期限の短さを自覚しています。次から次へと自分より若い女性がどんどん参入してきて、男性たちが若い彼女たちをチヤホヤするのを目の当たりにしているため、常に時間に対する危機感を持っています。
そのため、結婚願望は非常に強いです。「若いうちに結婚しなければ」という焦燥感すらあります。
一部の有資格者や揺るぎない企業の社員、事業主を除き、港区女子は自分が最高値で売れる一瞬の時期に全精力を注いでいます。20代半ばにハイスペックな男性と結婚するのが、港区女子の花道と言えるでしょう。
港区女子に多い職業
港区女子の職業はいくつかのパターンに分けられます。
・港区にゆかりが深いキャリアウーマン系(一流企業や外資系正社員、企業家など)
・ハイスペック男子に人気の職業系(モデル、CA、アイドルや女優の卵など)
・港区憧れ系(一般OL、看護師等医療関係、水商売、女子大生等)
仮に男性がお金を出さなかったとしても、港区で遊び続けることができるキャリアウーマン系は少ないです。若さと美貌だけが武器で、同じ港区女子つながりで人脈を広げるタイプがボリュームゾーンとなります。
港区女子の現実は闇?実態は?
リア充でキラキラと毎日が輝いているように見える港区女子ですが、実態はなかなか厳しいです。・能力が高く自分で稼いでいる一部の女性を除き、裏では風俗やパパ活等で収入を得ているケースが少なくありません。
遊びのお金を男性が出してくれるとしても、自分を高く見せるためには、かなりの資金が必要です。ファッションやコスメ、エステ等自分のメンテナンスにお金がかかるため、生活費はキツキツ。
寝る暇も惜しんでハイスペック男性との付き合いに参加するため、実は肌や髪に艶がありません。若いので体力はありますが、健康とは程遠い生活です。
また、ハイクラスの男性をつなぎとめるため、夜中に呼び出されても嫌な顔1つ見せず応じるのは良くあること。港区女子同士のマウンティングも激しく、SNSの投稿にも忙しくなります。港区女子の笑顔の裏には、涙ぐましい努力と大きなストレスが隠されているのです。
港区女子の服装ファッションコーデ
港区女子の持ち物
港区女子はハイブランドが大好きですが、全身をブランドで固めているわけではありません。「ニットはユニクロ」「スカートはノーブランド」など、ブランドではないアイテムでも、オシャレに着こなせることに価値を見出しているのです。
しかし、持ち物にはハイブランドが多いです。時計やバッグ、アクセサリーなど、パパ活や副業のキャバクラで客からのプレゼントは、わかりやすい高級品をおねだりするのがスタンダード。もちろん、そのような事実は隠しますが、長く使えて最終的には売りに出しても高値が付きやすい持ち物には、ブランドにこだわります。
港区女子が特に好きなブランドは、エルメスやルブダン、フェラガモ、フランクミューラーなど。特にエルメスのバーキンには目がありません。
港区女子は気持ち悪い?ダサい・クズ?
付き合う男性のスペックにこだわり、「自分も上級品」と勘違いする港区女子は、真面目なタイプから見れば気持ち悪い存在かもしれません。しかし、彼女たちには彼女たちなりの志があります。
自分の若さや美の価値を最大限磨き、それによって報酬を得るのは、勉強をして良い大学に入り、安定した企業に就職するのと実はよく似た思考と言えます。
お金も地位もない男性には見向きもしない港区女子は、真面目にコツコツ働く男性から見れば「金に目がくらんだクズ」と思うでしょう。根本的な価値観が違うのですから、自分を基準に物事を考えれば受け入れられないのは当然です。
自分とはあまりにも価値観が違う港区女子を理解する必要はありませんが、否定しても疲れるだけ。接点を作らず、「そういう人もいるのだ」と、適当にやりすごしましょう。関わっても疲れるだけですし、港区女子もあなたと関わりたいとは思っていないでしょう。
港区女子の末路・将来は悲惨?結婚できない?
港区女子の賞味期限は短いです。勝負は20代前半〜後半となります。このタイミングで最高の旦那様をゲットし、結婚して専業主婦になるのが、港区女子の最上級幸せコースです。また、人脈を構築して起業家として成功するケースもあります。
しかし、早い内から人生設計をしっかり立てなかった港区女子の末路は悲惨です。20代前半でハイスペック男子からチヤホヤされ、金銭感覚と理想が崩壊。20代後半になると徐々に需要が減りますが、自分の理想が下げられません。
そのまま30代に突入し、現実に気がづいても「今更この程度の男性と結婚するのは無理」となります。「港区女子時代は今だけの娯楽」と、割り切って楽しんでいたつもりでも、一度身に付いた贅沢からはなかなか抜け出せません。
友達関係も利害を優先した結果、気が付いたら誰もいない孤独な状況。最終的には超高齢の金持ち男性の愛人になったり、貧困に陥り不満を抱えながら地味な世界に戻ったりすることになります。
港区女子の成れの果ては?闇に転落?
港区女子といっても本当に様々。上手く立ち回ってしっかりと自分の利益を獲得し、港区おじさんを利用している人もいれば、いいように使われて闇落ちしている女性も。
港区おじさんといっても全員が上品でリッチな男性ばかりではありません。港区のいろいろなお店に行っていれば、危ない人と出会うこともあります。そういった人と関わりをもって犯罪に遭う人もいるのです。
また蹴落とそうとする女性もいるので、同性にも注意が必要。気は抜けません、そういった男性や女性を見分けて回避したり、上手く立ち回りができた女性は、いい思いができています。
港区女子あるある
港区女子あるあるについて紹介します。
・ワンピース率が高い
・お金を出さないので財布が小さい
・持ち物が少ないのでバッグも小さい
・よくわからない肩書がある
・ツイッターよりインスタの利用率が高い
・インスタでは匂わせ写真が多い
・高級ワインやシャンパン大好き
・お店のオーナーと友達
・芸能人やスポーツ選手と友達アピールする
・友達は皆美人でオシャレ
・ミス〇〇率高し
・学生時代はスクールカーストの頂点グループに属する
・お金のない男には見向きもしない
・パパ活やキャバ嬢など副業で収入を補っているケースが多い
・美を保つために涙ぐましい努力をして、お金もかけている
・玉の輿狙いなので貯金は殆どない
・賞味期限は24歳
・贅沢な遊びが染みついて金銭感覚が崩壊
・理想が高くなりすぎて婚期を逃し気味
・港区出身ではない
特徴を並べると、港区女子には内面に深みがないのだとわかります。一部を除き、外側だけがキラキラした世界なのでしょう。
港区女子とパパ活女子の違い
港区女子の意味は、港区を生息地にして華やかに遊んでいる女性のことで、パパ活女子の意味は、男性から金銭的な援助を受けて生活している女性のことです。
港区女子とパパ活女子は同じ意味ではありませんが、港区女子の中にはパパ活をしている女性も少なくありません。港区にはお金が余るほどあり、女性関係に使う男性もたくさんいます。パパ活女子はそのような男性のニーズとマッチしているのです。
港区女子として港区で遊んでいるだけでは高級レストランには行けても高級ブランドは買えませんし、美容にもお金を使うことができません。そのため、パパ活女子として活動し、お金を得て、高級ブランドを買ったり、良いマンションに住んだり、美容にお金を使ったりしているのです。
港区女子の中には、自立していて自分で稼いでいる女性もいるため、そのような女性は、パパ活をしている女性のことを軽蔑していることもあります。
港区のキラキラした風景の陰で、様々な欲望がうごめいているのです。
港区女子はクズで乞食・寄生虫?
港区女子は傍から見れば、優雅で美人が多く、楽して儲かっているように見えます。羨ましい人たちは港区女子をクズで乞食や寄生虫だと悪口も言いたくなるのでしょう。そういう楽に儲けている女性が多いのも確かですが、長くそれを続けられる人は多くありません。
自分がむしり取っていると思っていたら、お酒を飲まされて性被害に巻き込まれたり、危ない人と関わって脅されたり、裏では傷ついている女性も多いのです。
また価値観や感覚が狂ってしまい、後々の人生で幸福感を感じられずに過ごす人もいます。頭が良く、ずる賢さを備えていないと、長くはいい思いができないのです。
まとめ
港区女子を見て「そのエネルギーを仕事に向ければ良いのに…」と思う人は少なくないでしょう。しかし、彼女たちが目指すのは仕事の成功ではありません。女性としての価値を高め、それを資本に人生を成功させるのが彼女たちの目標です。目指す道が違うだけですので、口出しせずそっと距離をとりましょう。
ただし、もしもあなたが港区女子のターゲットとなり得るハイスペックな男性ならば、気を付けなければなりません。そこに愛があるのか、それとも打算だけなのか、注意深く見極めた方が良いでしょう。