手相にはそれが現れているだけで幸運がもたらされるものがありますが、不運の到来を告げるものもあります。
幸運が訪れるとわかれば、何事もやる気が湧いてきますし、不運があるとわかれば、それに備えることができます。
その中で十字線は、現れる位置(場所)によって吉相にも凶相にもなることが知られています。これがどこに見られるかで吉兆となったり警告となるわけです。
それでは、この十字線の位置による意味について詳しく解説していきます。
手相占いで十字線(十字架・バツ)の意味とは?強運?
基本的に手のひらに現われる十字線は、あまり良い意味を持ちません。クロスとも呼ばれ、「×」や「+」のように短い線が交差している十字線は警告の意味合いが強くなります。
4大基本線や主要線などの掌線や、金星丘や月丘などの掌丘の持つポジティブな意味合いを弱め、ネガティブな面を際立たせることになります。
しかし、頭脳線と感情線の間に現れる十字線は「神秘十字線」となり、直感や霊感が鋭くなり、強運を持つとされます。
吉相として知られ、守護運も非常に強い面があります。九死に一生を得るようなことがあったり、危険を回避することができます。スピリチュアルな才能があり信仰心も強いようです。この他、運命線と生命線の間にあると奉仕十字線となります。
十字線は位置や場所で意味が変わる?
十字線は手のひらの様々な場所に現れますが、掌線や掌丘、手相として見なされる領域以外では全く意味を持たなくなります。
4大基本線上で十字線が見られる場合、それぞれの流年法による十字線がある位置で、警鐘を鳴らす時期がわかります。
9つの丘で十字線が見られる場合、それぞれマイナス面際立たせることになります。
太陽線上に見られると、成功や金運、人気に関わることで何らかのトラブルが生じ、結婚線上だと結婚に関わる障害があるとされます。
右手の十字線(バツ)
手相は利き手にこれからのものが現れるとされ、右利きが多い日本では右手でこれからのことを判断します。
この右手に十字線がある場合、人生経験を積んでいくうちに、何らかのトラブルや障害が起きやすくなったとされます。将来的な問題を回避するには、成り行きに任せず、今まで培ってきた価値観や気持ちを入れ替える必要があります。
左手の十字線(バツ)
手相は利き手でない手に生来のものが現れるとされ、右利きが多い日本では左手では生来のことなどを判断します。
この左手に十字線がある場合、生来、いろいろの物事でトラブルや障害が生じやすいとされます。何をやっても上手く行かない運命にあります。しかし、生来の価値観や性格などを変えると、運命を変えることができます。
両手の十字線(バツ)
両手に十字線がある場合、利き手がどちらかに関わりなく生涯を通じて何らかのトラブルや障害が起きやすいとされます。生来、物事を進めようとすると、上手く行かない問題が生じる運命にあるようです。
幼少期を過ぎて大人になっても、この傾向に変化はないとされます。価値観などを変えると十字線が消えるか薄くなるはずです。
十字線(バツ)が2つ
何らかの手相に接して十字線が2つある場合、物事でトラブルや障害が非常に起きやすくなるとされます。危険度で増したり、致命的な結果につながりやすいので注意が必要です。
言動をより慎重にし、考え方をなどを変えた方が良いと言えます。神秘十字線が2つあれば、強運やスピリチュアル的な才能が人の倍以上あることになります。
十字線(バツ)が真ん中にある
神秘十字線になりやすく、その場合は強運に恵まれスピリチュアルな才能に秀でることになります。
しかし運命線上に現れる十字線にもなりやすく、こちらの場合、致命的な運命の低迷期があったり、運命的にショッキングな出来事があったりします。位置によって意味がプラスにもマイナスにもなるので、しっかりと見極める必要があります。
十字線(バツ)がたくさん
十字線が数多く見られる場合、何かと苦労が多くなり、様々な分野でトラブルや障害があるとされます。あまり意味のないとされる位置にあっても、数が多いと全体運を弱めることになります。
急に十字線が増え始めたら、近い将来、何らかの問題が生じる可能性が高くなります。また些細なトラブルが多くなったり、細かいミスが増えることも考えられます。
手のひらに大きな十字線(バツ)
この場合、大きなトラブルや障害に遭遇しやすくなるとされます。自分一人では抱えきれず、人と協力して乗り越える必要がありそうです。
細かい苦労は少なくても、一度に大きな苦難が訪れる可能性が高くなります。神秘十字線や太陽十字線などポジティブなものでも、大きさによって、もたらされるものが大きくなることはないようです。
人差し指の下の十字線(バツ)
木星丘と呼ばれる人差し指の付け根の領域に十字線があると、願いが叶う十字線になります。願望が叶いやすくなり、人生が充実するとされます。
なりたい自分や、理想とする光景を具体的にイメージすると、より叶いやすくなるようです。向上心を持ち、物事は前向きに捉えられるとされます。向上線上にあると、さらに願いが叶いやすくなるようです。
中指の下の十字線(バツ)
土星丘と呼ばれる中指の付け根の領域に十字線があると、努力をしても報われず、努力が仇となりトラブルが生じることもあるとされます。持久力がなく物事が長続きしないようです。思慮深さと責任感に乏しい面もあります。
運命線の終点と接していると、晩年期にトラブルなどが起きやすくなるとされます。言動を慎重にする必要があります。
薬指の下の十字線(バツ)
太陽丘と呼ばれる薬指の付け根の領域に十字線がある場合、成功運、金運、人気運に関わることでトラブルや障害が生じるとされます。成功にあと一歩の所で失敗したり、大金をつかみ損ねたりするようです。
しかし頭脳線と感情線の間で薬指の下方にあると、太陽十字線となり芸術的な閃きに優れ、豊かな想像力を持つとされます。
小指の下の十字線(バツ)
水星丘と呼ばれる小指の付け根の領域に十字線がある場合、財運が低迷し、コミュニケーション能力が弱まるとされます。意思の疎通に何らかの問題が生じたり、行き違いが多くなるようです。商才に乏しくなり、思うように稼げなくなります。
財運線上にあると、金財運に関わるトラブルに遭遇する可能性が非常に高くなるとされます。
親指の付け根の十字線(バツ)
金星丘と呼ばれる親指の付け根の領域に十字線がある場合、健康面で陰りが見られ、体力的にも弱くなるとされます。物事に対する積極性や情熱に欠け、目標などが達成し難くなるようです。
愛情に乏しくなり、人に優しく接することが苦手とされます。人の面倒見が悪く、頼りにされなくなります。家庭運が低迷し家庭不和になりがちです。
生命線上の十字線(バツ)
この場合、特定時期に生命力が弱まり、何事も消極的になるとされます。健康面に問題が生じ、運勢も全体的に低迷します。
十字線が生命線の終点にあると、晩年期に健康トラブルや深刻な健康問題が生じるとされます。この時期は十字線の位置でわかり、人差し指と中指の間から垂線を下し生命線と交差する点を20才とするのが目安です。
頭脳線上の十字線(バツ)
この場合、考え方にブレがあり上手くまとまらなくなり、理解力も落ちるとされます。特定の時期という要素は少なめになります。集中力に欠け、注意力も散漫になるようです。
優柔不断で何事も長続きしなくなります。創造性なども乏しくなり、閃きが鈍くなりがちです。進行中の物事が中断しやすくなります。言動を慎重にする必要があります。
感情線上の十字線(バツ)
この場合、感情に乱れが生じやすくなり、対人関係のトラブルが頻発するとされます。何らかの強いストレスを感じていたり、溜め込んでいる可能性も高くなります。
感情のコントロールが上手く行かず精神的に不安定になるとされます。心身共に休息を取る必要があるようです。十字線が薄いと、トラブルなどは一時的なものになります。
運命線上の十字線(バツ)
この場合、運勢の低迷期やショッキングな出来事が起きやすくなるとされます。何かとトラブルが続き、仕事運が低迷し行き違いやミスが多くなります。思い通りに業績が上げられないことも考えられます。
恋愛や結婚に行き詰まりがあることも示します。このようになる時期は十字線のある位置でわかり、掌の真ん中辺りを40才とするのが目安です。
まとめ:見分けて意味を活用する
十字線は位置によって吉相にも凶相にもなります。基本的に掌線や掌丘のポジティブな意味を弱め、ネガティブな面を際立たせます。しかし頭脳線と感情線の間に現れる神秘十字線は吉相となり、直感などが鋭くなり強運を持つとされます。
この中でも太陽丘にあると太陽十字線となり芸術的なセンスに優れます。運命線と生命線の間に現れると奉仕十字線となり、木星丘にあると願いが叶う十字線になります。十字線を見分けて活用したいものです。