時間は過去から未来へと途切れなく続いていきます。人それぞれの感じ方で、その進み方も違って見えます。何とも不思議な時間の流れですが、誰もそこから逃れられません。
この時間の流れに沿って過去から未来の自分について知ることができるのが手相です。これを活用すれば過去の苦い経験から学び取ることができたり、まもなく訪れる明るい未来が励みとなります。
それでは、この手相における未来と過去などについて詳しく解説していきます。
手相占いで未来や過去はわかる?
手相はその人の考え方や価値観、生活環境や気持ち、性格などによって常に変化し、固定的でないとされています。
生来の生活環境や性格によって過去のことを読み取ることができます。運命線では過去に辿って来た運命がわかり、生命線では過去の生命力などがわかります。
成長し人生経験を積むことで得られた考え方や環境によって、これから起こる未来のことが推察できます。流年法を用いれば、いつ頃に何が起きるかある程度予測がつきます。
未来と過去はどっちの手?
一般的に手相は利き手に現在から未来にかけてのものが現れるとされ、日本は右利きが多いので、右手で未来を読み取ります。
利き手に現れている後天的に授かったものは、なかなか変化しにくい面があります。大きく気持ちが変化しない限り、未来のことは確定的になります。
一方で、利き手でない手には生来のものが現れ、右利きの多い日本では、左手で過去や生来のものを読み取ります。
利き手でない手は、生まれ持った性格や運命が観点の主体となります。また生来のものは変化する可能性が強いので、利き手と考え合わせる必要があります。
この他、未来のことは男が右手で女が左手、男が利き手で女が利き手でない手など様々ありますが、昨今では淘汰されつつあるようです。
手を組んだ時に親指が上の方でわかる?
手を組んだ際に、左手の親指が下(右手の親指が上)になる人は約70%、右手の親指が下(左手の親指が上)になる人が約30%とされます。
前者は合理的で順応性のある人となり、左脳派で理性重視になります。几帳面な性格で、物事は計画的で筋道を立てて考えます。客観的に捉えて分析するのが得意とされます。
一方、後者は直感的で右脳派となり感情を重視します。鋭い感性を持ち、感情表現が豊かになります。記憶力が良く、想像力や閃きに優れています。人の気持ちが汲み取れるので共感力に優れています。また両腕を組んだ時もほぼ同じ結果になるようです。
手相の未来予想6個
■1. 太陽線
金運線や成功線とも呼ばれ、始点がどこからでも太陽丘と呼ばれる薬指のつけ根の領域に向かい伸びる線を指します。
これが見られる場合、将来、人気や名声、金運や幸福が得られるとされます。必要とされる人気や名声が手にできるので、芸能界や接客商売で活躍が期待できます。芸能界で成功し大金がつかめるかもしれません。
金運が高まり、お金の巡りが良くなり、お金の苦労から解放されます。明るい性格となり幸せが呼び寄せられます。
■2. 人気線
寵愛線や引き立て線とも呼ばれ、小指下方で手首寄りの領域の月丘下部から運命線の方向や中指の方向に伸びる短い線を指します。
これが見られる場合、人を惹きつける魅力があり、人から好かれるとされます。意識していなくても、自然に人気者になれるようです。何らかのアイドル性もあり人から愛されます。
人気が必要な分野で大活躍ができます。周りの人を楽しい気持ちにし、笑顔をあふれさせます。立場が上の人から目をかけられたりします。
■3. ラッキーM
ラッキーMは、濃くハッキリと現れた頭脳線・感情線・生命線・運命線が連なり、きれいなM字を描くものを指します。
これが見られる場合、性格が温厚で人柄が良く、責任感が強いとされます。頭脳明晰さや的確な判断力、調和の取れた感情や精神、健康や長寿、強運がバランス良く作用し、様々な幸福をもたらします。
大きな幸せに包まれ充実した未来になります。信じた道を進めば、大きな成果が手にできます。思い描いていたものが現実になります。
■4. 財運線
財運線は、小指のつけ根の領域の水星丘に現れるか達している縦線を指します。現状の金運状態やお金に関わる能力など示します。
財運線が見られる場合、基本的にお金の巡りが良くなりお金に不自由しないとされます。金銭感覚に優れ、コツコツと財が積み上げられるようです。
濃かったり長かったりした場合、より一層、お金に対する執着心が増し、意味合いが強まります。この他、ただ小指に向かう線は大出世線になり、出世運が大きく上昇する兆しになります。
■5. 結婚線
結婚線は小指の付け根のラインと感情線の間に伸びる横線を指します。
これが見られる場合、恋愛や結婚に対する意識が高く、理想の相手を求めているとされます。恋人がいない場合、出会いのチャンスが増え、恋人がいる場合、近い将来に結婚する可能性が高くなります。既婚者の場合、結婚生活が円満になるはずです。
結婚線の数が多ければ、結婚や結婚を意識した恋愛の回数が多くなります。線が濃いと、出会い運や結婚運がピークに達しています。
■6. 覇王線
覇王線は三奇紋とも呼ばれ、手のひらの真ん中辺りで運命線、太陽線、財運線が熊手のように束ねられたものを指します。
これが見られる場合、大出世する可能性が格段に高くなります。世の中や時代を動かすような働きができます。何事も努力を惜しまず粘り強く取り組むので、望む幸せが手にできます。
強大な精神力と忍耐力を持ち、自信があるので、目指した道は諦めることなく突き進みます。才能や能力、財運や成功運に恵まれ、成功者としての未来が待っています。
まとめ:掌に未来像がある
手相を用いれば、過去から未来にわたる、いろいろな自分の姿がわかります。一般的に利き手で将来の事、利き手でない方で過去を読み取ります。
また手相は固定的ではなく、生活環境や性格などが変化すると連動して変化するとされます。現状のまま進んだ未来像を垣間見ることになります。
未来予想に良く用いられる手相では、お金や成功を望むなら太陽線、出会いや結婚を望むなら結婚線などになります。自分の未来像は掌にあると言えるでしょう。