結婚は人生において大きなターニングポイントやスタートとなる重要な節目と言えます。それがいつになるのかは、誰もが気になるところで、特に男性よりも女性の方が関心が高いようです。晩婚化が進み、結婚と言う形を選ばない人も多くなった昨今。それでも、結婚はチャンスがあれば、したいと思っている人がかなりの数います。
また結婚した際は、幸せな結婚生活が送りたいものです。手相で言う結婚線では、結婚についていろいろなことがわかるとされています。結婚する年齢が分かりますので、早婚タイプ、晩婚タイプ、まもなく結婚するといったものが読み取れます。今付き合っている人はいないとしても、結婚につながる出会いの時期もわかります。幸せになれる婚期はいつかということも掌に刻まれています。
結婚につながる大事な情報が満載されているのが結婚線。さらに例え現在、表れていないとしても、結婚できないわけではありません。この結婚線でわかる結婚年齢の見方を中心に説明していきます。
手相占いの結婚線とは
結婚線は小指の付け根の下の領域で、感情線(小指の下から人差し指の方へ伸びる線)との間にある短い横線のことを指します。結婚線では、その人の結婚観や結婚の時期、どんな結婚生活に縁があるかがわかるとされます。結婚や結婚に至らなくても記憶に残る恋愛や男女の出会いも表しています。結婚線の数は、結婚の回数や恋愛の数を表し、結婚線の太さや長さによっても様々な意味を持ちます。
結婚線の見方では、主に太く長い結婚線を見て、結婚の時期を判断します。結婚線がないときには結婚に至らないと言われますが、できないのではなく、結婚に関心がないことを示しています。結婚に関心を持つとたいていの場合、結婚線が表れてきます。恋人がいない場合、結婚線がハッキリと太く表れている時期が、出会い運のピークとなり、異性を求めて家族を作りたいという欲求の高まりを示します。いずれにしましても、結婚線を含めて手相は、自分の考え方や環境で変わってくるものです。
結婚線を確認する手は右手?左手?
手相は、基本的に右利きだと、左手が生来のもの、右手が将来のこととなっていますが、結婚線の場合、左手が内面、右手が外面を表すという見方もできます。左手にハッキリとした良い結婚線があったとしても、運命的な結婚につながる出会いがあるということしか判断できません。しかし、その人の右手に結婚線がないとしたら、結婚に対する努力を怠り、結婚に関心が薄れていることを表します。結婚に程遠いことにもなりかねません。
どちらかと言ったら、右手に良い結婚線があった方が将来的に明るいと言えます。外面的に結婚を意識し、将来的に結婚するのですから、右手を主として結婚線を診ます。
しかし、生来の結婚観も大事なので、左手も大いに参考になります。両手に結婚線がないと、かなりの意識改革が必要な場合もあります。
また左右の手の色が大幅に違うと、左右の体の血液の流れがアンバランスとなり大病の前触れとされます。健康上に問題があると結婚の障害になる可能性もあるので、注意しておきたいものです。どちらの手で結婚線を確認するかよりも、最終的には両手で確認することで、より精度が高まる言えます。
当たる結婚年齢の見方(男性・女性別)
結婚線は、表れている地点、複数ある場合は、一番濃いものがある地点で、幸せな結婚につながる結婚の時期を判定することができます。これを結婚線の流年法と呼びます。結婚線を流年法で診る場合、一般的に男性と女性で分けます。これは男性と女性の結婚適齢期の違いや出産に関わることが影響していると考えられます。
この流年法では、感情線と小指のつけ根の線の間を4等分します。
<男性の場合>
男性の場合の見方は、その4等分した線の下から一つ目を20才、二つ目を35才、三つ目を50才と見立てて、このどこに近いかで、年齢を推定します。
<女性の場合>
女性の場合の見方は、その4等分した線の下から一つ目を20才、二つ目を30才、三つ目を40才と見立てて、このどこに近いかで、年齢を推定します。
もし結婚の適齢期が、現在の自分の年齢より下にあったとしても、結婚できないわけではありません。たまたま、以前に結婚の好機があったというだけです。運命線や太陽線など線から、別の結婚のチャンスを読み取ることができるので、結婚に関心があれば、結婚につながるチャンスは必ずあります。
結婚線の意味と見方24パターン
■1. 結婚線が2本ある
結婚線が2本現われていることがあります。この場合、結婚もしくは結婚を意識した恋愛を2回するとされます。出会いのチャンスが2回訪れたり、大恋愛を2回する可能性もあります。結婚に対する意識が高く、結婚願望が強いはずです。保守的な恋愛・結婚観を持つとされます。
2本の結婚線が密接して現われている場合、三角関係になりやすいようです。2本の結婚線が共に乱れなくきれいに伸びている場合、結婚に経済的に安定した家庭が築けること願うとされます。
2本の結婚線の長さと太さが同じ場合、2度結婚する可能性が高くなります。この2度には、同棲生活や一人の相手との復縁も含まれるとされます。いずれの場合も2度目の方が上手くいくようです。
■2. 結婚線が3本ある
結婚線が3本現われていることがあります。この場合、愛情が豊かで異性にとても親切とされます。出会いと結婚のチャンスが多く、恋愛経験が豊富なようです。結婚を意識した相手に3回巡り合えるとされます。出会いが多い分、一人に絞り切れずに婚期が遅れたり、逃す可能性も高くなります。
結婚運はどちらかというと、不安定で低めになってしまいます。恋愛・結婚相手に巡り会えても、もっと自分に相応しい人がいるのでは、考える傾向にあります。移り気な面があり、浮気や離婚の危険性が高めになります。また3本のうち一番長いもので婚期を判断します。小指の付け根のラインと感情線の間を4等分して最初の等分線を20才とするのが目安です。
■3. 結婚線がない
結婚線が現われていないことがあります。この場合、結婚願望が全くないとされます。仕事などが忙しく結婚どころではない人が多いようです。結婚に対して前向きになれない何らかの理由があるとされます。幼少期に両親が離婚していたり、不仲なことを目にしていて結婚に対する憧れがないことも考えられます。
結婚に対して理想像などがなく、結婚にこだわらない恋愛などをするとされます。恋愛から始めて結婚につながるといった考えは、ほぼ持っていないとされます。性格もあっさりしていることが多く、恋愛にも淡泊なようです。また国際結婚をする可能性も高いとされます。いずれにしましても、結婚に対する関心などが高まれば、結婚線が現われてくるはずです。
■4. 結婚線が長い
結婚線が小指の中心線の下方を越えて長く伸びていることがあります。この場合、結婚運が高まった状態にあり、より良い縁談がもたらされるとされます。理想の結婚を目指して努力を惜しまないはずです。結婚に対する意識は高く、知識なども豊富とされます。結婚の好機に差し掛かっていることも考えられます。
太陽丘と呼ばれる薬指の付け根の領域まで伸びていると、理想通りの幸せな結婚ができるとされます。夫婦円満・家庭円満が叶えられるはずです。太陽丘に現われる太陽線と接している場合、玉の輿に乗れるとされます。経済的に恵まれた結婚ができます。さらに太陽線を越えて長く伸びている場合、縁談話で騙されたり、結婚に失敗する可能性があるので、慎重にする必要があります。
■5. 結婚線が短い
結婚線が小指の中心線の下方まで達しない短いものを指します。このような結婚線の場合、結婚や恋愛に対する意識は弱めで、結婚に消極的とされます。結婚に対して切羽詰まった感じはなく、執着もあまり見られないようです。結婚や恋愛の他に興味のあるものが数多くあることも考えられます。独身のままの方が気楽と感じていたり、夫婦と言う関係に縛られたくない気持ちが強いとされます。
短い結婚線が複数ある場合、結婚に縁遠い面があるとされます。若干浮気性なところもあるようです。一方で結婚をしても上手くやって行けるか不安があり、結婚に踏み切れない気持ちがあるとされます。また結婚に対する意識などを強めると結婚線が長くなってくるはずです。
■6. 結婚線に島がある
結婚線上に島が現われていることがあります。島はアイランドとも呼ばれ、島のような形で囲まれた線を指します。このような結婚線の場合、結婚生活において何らかのトラブルが生じたり、精神的にショッキングなことがあるとされます。真っすぐ横に伸びている場合は、大事には至らないようです。
結婚線が下がり気味の場合、結婚生活の不満が徐々に蓄積し、感情を大きく爆発させることになるとされます。結婚線の末端に島がある場合、離婚につながりやすいとされます。結婚線の始点に島がある場合、結婚生活の当初に何らかの問題が生じるとされます。しかし島の先の結婚線が濃く現われていれば、問題など解決され、結婚生活が順調になるはずです。
■7. 結婚線にフィッシュ(魚紋)がある
結婚線上にフィッシュが現われていることがあります。フィッシュは魚紋とも呼ばれ、魚のような形に囲まれた線を指します。このような結婚線の場合、最良の結婚相手に出会えるとされます。理想通りの結婚相手に巡り会えるチャンスが訪れるはずです。結婚運が高まった状態にあり、恋愛運もかなり良好となります。予期せぬ縁談が舞い込む可能性もあります。運命的なプロポーズがあったり、結婚の好機が近づいていることが考えられます。
結婚をきっかけに運勢が好転するとされます。いろいろな幸運に恵まれ、満ち足りた結婚生活ができるはずです。小指の付け根の領域で結婚線と離れた位置にフィッシュがある場合、ビジネスパートナーに恵まれるとされます。
■8. 結婚線にスター線(星紋)がある
結婚線上にスター線が現われていることがあります。スター線は星紋とも呼ばれ、短い3本~4本の線が交差して星状に見えるものを指します。このような結婚線の場合、理想以上の結婚相手に巡り会えるとされます。特に結婚線の終点に近い程、この傾向が強くなるはずです。
結婚運が格段に高まっているとされます。玉の輿や逆玉になる可能性もあります。結婚相手の運勢がどんどん高められるとも言われています。結婚することでお互いに輝ける存在になれるはずです。結婚後に大きく運勢が切り開かれるとされます。結婚をきっかけに、いろいろな幸せに満ち足りた生活が手にできるようです。また既婚者に現われた場合は、結婚生活が非常に充実するとされます。
■9. 結婚線にひし形(ダイヤ)がある
結婚線上にひし形が現われていることがあります。このような結婚線の場合、恋愛・結婚相手と仲違いする可能性が高いとされます。意見の行き違いや、考え方のズレが際立つようです。既婚者の場合、姑と険悪な関係になることも考えられます。恋愛トラブルに巻き込まれたり、不倫をする可能性が高くなるようです。恋人や結婚相手に浮気されやすい面もあります。
下降気味の結婚線にひし形ある場合、より深刻で仲違いがきっかけとなり別れやすいとされます。また現在、単身で付き合っている人がいない場合は、苦労の末に復縁する可能性があるとされます。
■10. 結婚線が途中で切れている
結婚線が途中で切れていることがあります。この場合、恋愛・結婚相手との関係が悪化することを示します。相手の嫌な面が急に気になり出し、嫌気が指すようです。お互いの心が離れ、大きな溝ができているとされます。意地を張り合っていると、最悪の結果になるはずです。
切れている部分が大きい程、これらの傾向が強くなります。小さく切れている場合は、隔てている溝が浅く改善がしやすいと言えます。関係修復に向けた努力をしていると、途切れがなくなるとされます。途切れた先が濃く現われている場合、関係が修復でき元の関係に戻れるはずです。部分的に重なって段違いに途切れている場合、一旦は別れるのですが、復縁して幸せになれるとされます。
■11. 結婚線が枝分かれしている
結婚線が枝分かれして現われていることがあります。この場合、恋愛相手や結婚相手と離れ離れになりやすいとされます。単身赴任や何らかの理由によって別居状態になるようです。多くの場合は気持ち的には離れたくないのですが、気持ち的に離れ離れのこともあります。しかしお互いに一人の時間を大切にしていると、上手くいくこともあるようです。
この結婚線を持つ人は、物事の白黒をハッキリとつけたがる傾向にあるとされます。単身者の場合、恋愛や結婚に対して自信がないことが考えられます。枝分かれが大きい程、これらの傾向が強まります。枝分かれしている結婚線が下がり気味の場合、離婚する可能性が高まるとされます。枝分かれが小さい場合、短期的な別離を示します。
■12. 結婚線が三股に枝分かれしている
結婚線が三股に枝分かれして現われていることがあります。この場合、その人に何らかの原因があり、恋愛・結婚相手と別れる可能性が高いとされます。知らず知らずのうちに、気持ちが離れて行ったようです。結婚生活に不安があり、生活のリズムまでもが異なっていることが考えられます。心身共に結婚生活に疲れが出てきているはずです。
愛情などがすっかり冷めて飽きがきているとされます。少し距離をおいて接することで、関係が改善されることもあります。単身者の場合、恋愛や結婚が面倒なものだという気持ちが強いとされます。恋愛意欲が乏しくなっているはずです。
■13. 長い結婚線が枝分かれしている
長い結婚線が枝分かれして現われていることがあります。この場合、結婚運が高まった状態にあるものの、最終的に相手と別れる可能性が高いとされます。より良い縁談がもたらされても、なかなか満足が行かないことが考えられます。
出会った当初は理想通りの相手だとしても、付き合っていくうちにすれ違いが際立ち、気持ちが離れるようです。結婚に対する意識は高いのですが、行動が空回りして結婚に進展しない場合もあります。長い結婚線が太陽線と接して枝分かれしている場合、経済的に恵まれた結婚ができても、お金を巡ってトラブルが生じて別れる可能性があります。
■14. 結婚線が斜め下に下がっている
結婚線が斜めに下がって現われていることがあります。この場合、恋愛・結婚相手に対して愛情が冷めているとされます。関心が薄れ、魅力を感じなくなっていることが考えられます。少し下がっている感じなら問題はなく、多少の不満がある程度になります。折り合いがつけられ、上手くやって行けるはずです。
単身者の場合は、異性と向き合う気持ちが弱く、恋愛に消極的とされます。結婚線が急カーブを描いて大きく下がっている場合、完全に愛情が冷え切っていて、恋愛感情はなくなっているとされます。性的に満たされていないと現れやすいとも言われています。夫婦共に下降している場合、互いに割り切ることができますが、片方の場合はその一方に不満が募るとされます。
■15. 結婚線の先端が斜め上に上がっている
結婚線が斜めに上がって現われていることがあります。この場合、恋愛運や結婚運が高まっているとされます。理想に近い相手に巡り会えるチャンスが訪れるはずです。それでも理想が高く結婚にはなかなか踏み切れないとされます。ほんの少しだけ上がっている場合は、結婚運が最良の状態にあるとされ、結婚の好機が訪れているとされます。長い結婚線が上がっている場合も結婚のチャンスが到来しているはずです。
斜めに急カーブを描いて上がっている場合、その人が結婚生活の主導権を握るとされます。女性なら「かかあ天下」の相として知られています。結婚後も自分の進む道を邁進できます。結婚に煩わしさを感じている場合、独身を通す可能性もあります。
■16. 結婚線が感情線を突き抜けている
結婚線の末端が下降し感情線を突き抜けていることがあります。この場合、恋愛・結婚相手との関係が極めて険悪になっているとされます。感情的に爆発寸前の状況にあるはずです。夫婦関係などは破綻の危機に瀕しています。愛情がただ冷え切っているだけでなく、そこに憎しみが恨みがあるとされます。別居や離婚が解決策の一つとして選ばれるようです。
結婚運は低迷しているので、精神的な視野を広げて、他の分野に没頭して紛らすのも良いかもしれません。相手も自分も束縛されないようにして様子を見ていると、最悪の事態が避けられることもあります。単身者の場合、恋愛や結婚に対して絶望感を抱いているとされます。ポジティブな結婚観に変える必要があります。
■17. 結婚線が二股から一本になっている
2本の結婚線が途中から1本に合流しているものを指します。この場合、結婚に向けて何らかの障壁や問題があるとされます。家族の反対や年齢の差などの乗り越えなければならない障害があるはずです。家柄縛られたり、国際結婚なども考えられます。出会った当初はすれ違いが多く仲が悪くても、絆が途切れることはないとされます。交際期間中からいろいろと辛いことがあり、諦めかけることもあるはずです。
しかし最終的にはそれらが全て解消され、結ばれることを示しています。きれいに濃く1本にまとまっている程、結婚後は幸せにななれるとされます。単身者の場合、性格的に無理があったり、お互いに恋愛・結婚対象として見ていなくても付き合うことを示します。
■18. 結婚線がくっきり濃い
結婚線が濃くハッキリと刻まれていることがあります。この場合、円満な結婚生活が送れるとされます。結婚に対する考え方がポジティブで結婚運は良好なはずです。結婚に関わる見識が高く、理想の結婚相手を探す努力を惜しまないとされます。人とのつながりを大切にしているので、より良い縁談がもたらされるはずです。結婚相手を見極める直感に優れているとされます。外見上で騙されることはまずないはずです。
既に交際中の人は、結婚の好機に差し掛かっているかもしれません。濃い結婚線が太陽丘と呼ばれる薬指の付け根の領域まで伸びていると、幸せに満ち足りた結婚ができるとされます。濃い結婚線が太陽線と接している場合、非常に経済的に恵まれた結婚ができるとされます。
■19. 結婚線が薄い
結婚線が薄く現われていることがあります。きわめて薄く細いものも含めます。このような結婚線の場合、結婚や恋愛に対する関心が低く、結婚はまだ先の事と考えているとされます。結婚に対して焦りなどが見られず、あまり執着もないようです。情愛に薄い面があり、人の細かい点を気にしがちとされます。
一方で結婚に自信がなく、今一つ結婚に踏み切れないことも考えられます。結婚をしたいという意識を強く持つと結婚線が濃くなるはずです。また既婚者で結婚線が薄い場合、相手との関係性が空気のような存在になっているとされます。愛情が薄れている面もあります。
■20. 結婚線が太い
結婚線が太く現われていることがあります。この場合、結婚運が強い状態にあり、結婚に対する意識が高いとされます。結婚に向かうにあたって何の問題もなく、絶好の婚期が到来していることになります。結婚相手への愛情が深く夫婦円満になるはずです。結婚相手には、スペックデータ的なことは重視せず、直感的につながる何かを感じるとされます。
単身者の場合、理想の相手に出会いやすくなります。出会ってから僅かな交際期間で結婚ということもあります。結婚線が太い程、結婚運が強まるとされます。太い結婚線が複数ある場合、電撃的な結婚をする可能性が格段に高くなるとされます。結婚に対するハードルが低めなようです。
■21. 結婚線が細い
結婚線が細く現われていることがあります。この場合、結婚運は弱めですが、出会いのチャンスはあるとされます。しかし特に劇的な出会いではなく、あまり感情が揺さぶられない出会いになるようです。出会いがあっても、それが円満な結婚生活につながるかの見極めは難しいとされます。後から考えると理想的だった出会いを見逃す可能性もあるようです。
出会いから結婚までの進展には時間を要しますが、その分、しっかりと分かり合えるので、失敗は少ないと言えます。ノリや勢いがある派手な結婚ではなく、落ち着いた結婚になります。結婚には慎重さがあるようです。
■22. 結婚線が中指の方向に向かっている
結婚線の終点が中指の方向に伸びていることがあります。これはある程度金星帯の要素を持つ結婚線になります。このような結婚線の場合、結婚相手に外見上の美を求める傾向にあります。結婚相手に対する理想が高く、夢見がちな面があるようです。おしゃれ度が高めとされます。
運命的な出会いや赤い糸を強く信じていて、結婚に対する現実感が弱い面もあります。しかし何らかの色気が漂い、異性を惹きつける魅力を持つとされます。その魅力などを活用することで、結婚につながる出会いが引き寄せられるようです。理想などを妥協できれば幸せな結婚ができます。
■23. 結婚線が薬指の方向に向かっている
結婚線の終点が薬指の方向に伸びていることがあります。これは太陽線の要素が加わる結婚線となります。このような結婚線の場合、結婚によって金運や成功運がつかめるとされます。人気運も高まり、人を惹きつける魅力を持つことにもなります。結婚をすることによって、いろいろな幸運が舞い込んでくるはずです。良縁に恵まれ、円満な結婚生活が長続きするとされます。
出会う結婚相手が人間的に優れている可能性が高く、それに刺激され運気が高まる面もあります。結婚をきっかけに秘めている才能が開花し、人から高く評価されるはずです。金銭的にも恵まれ、裕福な生活ができます。
■24. 結婚線が複雑
複雑な結婚線とは、鎖状に連なるもの、ギザギザしているもの、複雑に絡み合うものなどを指します。見た目に少し変わった印象がある結婚線になります。
この場合、基本的には異性関係上のトラブルが起きやすいとされます。夫婦や恋人の間で行き違いが多く、何かにつけてかみ合わない状況になります。互いの関係にぎこちなさがあり、しっくり行っていないとされます。苛立ちと不満が募っているはずです。
鎖状の場合、自分勝手な考えから相手の粗探しをするとされます。複雑に絡み合う場合、恋人がいたり結婚をしていても関わりなく、新しい異性との関係を常に求めているとされます。恋愛や結婚に節度がなく、だらしないようです。
何本かの結婚線と縦線が不規則な格子を作る場合、心底好きな相手に巡り会えていないとされます。結婚が遠のく可能性があります。
また結婚線に縦に裂けたような線が見られると近い将来、恋愛や結婚生活にトラブルが起きやすくなります。
結婚線と結婚回数
結婚線が全くない場合、現状結婚は考えていないことを示します。結婚や恋愛に前向きになれなかったり、仕事に夢中な人に見られます。
結婚線が2本あると、大恋愛を2回するか、結婚を考える相手が二人表れることもあります。2回結婚する可能性があります。
結婚線が3本あると、異性に対して親切な面を持ち、結婚を考える相手や、結婚したいと思うぐらい好きな相手が3人表れるとされます。3回結婚する可能性があります。結婚線が3本ある人は、意外に多いようです。
結婚線が4本以上だと、出会いや結婚のチャンスが多くなるのですが、その分一人に絞り切れず、婚期を逃すこともあります。結婚を複数回するか、ゼロ回ということもあります。どちらかというと結婚よりも恋愛を楽しむ傾向にあります。
また、複数の結婚線と見間違いやすいのですが、ハッキリとした結婚線に沿って上か下に細く短い平行線がある場合、浮気や不倫につながる可能性があります。軽はずみな行動は、慎んだ方が良さそうです。
結婚線の年齢と異なる時期の結婚は避けるべき?
結婚線で診た婚期と異なる時期に結婚をしたくなるには、それなりの理由があるはずです。他の手相で診ると好機が訪れている場合、相手に好機が訪れている場合、騙されている場合といろいろと考えられます。
必ず避けるべきとは言い切れませんが、少なくとも相手のことを良く知った上で結婚を考えた方が良いようです。自分については、結婚線と密接に連動している恋愛線や影響線について調べる必要があります。何もなければ、範囲を広げて感情線や運命線との関連性も診る必要があります。
そこで好機と判断できるのなら、結婚すべきではないでしょうか。結婚に踏み切ることで、新たな結婚線が表れることもあります。また時期に関係なく、結婚線に縦線が数多く入り格子状になっている場合、心から結婚したいと思う相手に出会ってないか、自分が結婚を願っていないことを表しています。それなのに結婚をしなければ、ならないとすると、良い結果は期待できません。何か見落としているものはないか、見極めて慎重すれば、危ういことはないはずです。
理想の時期に結婚するためにできること
男女が付き合い始めると、口には出さなくても結婚は意識するものです。いつかは結婚したいと思っていても、自分と相手の婚期が一致しているとは限りません。その時期を見誤ると、関係にヒビが入ることもあります。一説によると出会ってから結婚するまでの平均所要年数は約4年とされています。しかし、人それぞれ最適期間はあるので、長いとも短いとも言えないようです。基本的に結婚までにある程度の交際期間があった方がは間違いありません。
結婚線で結婚の好機とされる時期まで、時間的に余裕があるのなら、いろいろと準備ができます。恋愛と結婚では、生活も社会的な意味もまるで違ってきます。相手を好きと思う気持ちだけでは続かないのが結婚です。長く相手と関わらないと分からない「相性」や「価値観」などがあるので、少なくともその違いを埋めたり、理解し合うことが必要となります。またその間に結婚線の形や本数が変わることもあります。
いずれにしましても、結婚に関する意欲や意識を強く持っていれば、結婚線に悪い変化は起こらず、良い変化をもたらすはずです。
まとめ:固定的でない結婚線
結婚は相手があるものなので、自分の結婚線だけが、その指針とはならないはずです。付き合っている相手の結婚線も気にする必要があります。付き合って当初は、二人の手相がかけ離れていて、婚期も大幅に違っているかもしれません。しかし、幸せな結婚に通じる恋愛ならば、結婚線は徐々に立派なものになるはずです。
確かな絆があれば、自分も相手も結婚線の形状などが確実に良い方向に変化します。2人が結ばれ成立する結婚。2人の行動や状況によって手相はどんどん変わるものなのです。また現在、結婚線がなかったり、付き合っている人がいなくてもそれは問題ではありません。
恋愛や結婚を強く意識すれば必ず表れます。しかし結婚できても、その後、幸せな結婚生活に向かう努力などをしていないと、結婚線が悪い状態に変化することがあるので、注意が必要です。一方現状、悪い結婚線でも、本人の努力次第で、良い結婚線に変わっていく場合もあります。結婚線の特徴としては、良くも悪くも決して固定的ではないと言えます。