人の顔にはそれぞれ個性がありますね。「人は外見より中身」と言われても、初対面では何となく「この人は優しそう」「怖くて近寄りがたい」など相手の顔や雰囲気で、つい性格をイメージしてしまうことも多いものです。
「人相学」は長い歴史をもつ一種の統計学であり、人の顔立ちや印象などからその人のもつ気質や運勢を観る方法。
今回は、その人相学を参考にして「短気な人の顔の特徴」をご紹介します。
短気な人の性格
最初に、短気な人によくみられる性格の特徴をご紹介します。まずは「自尊心が高く、視野が狭い」ということが挙げられます。
短気な人は、自分の考えが正しいと信じ込んでおり、その上感情のコントロールも苦手。ですので、自分の意見にそぐわない事や不愉快な事に直面すると、すぐに不平不満を口にする傾向があります。
また、物事に細かく理屈っぽいところもあるので、融通が利かない、冗談が通じない等と周囲から思われていることも多いようです。他にも「小心者なのに、自分を大きく見せたい」という考えを持つ人が多いのも短気の人によくみられがちな特徴です。
周囲からの目に敏感なあまり、取るに足らないことでも気になってしまい、癇癪を起してしまうのです。このタイプは、人によって態度を変えることも多いようです。
短気な人の顔の特徴10個
■1. キリッとした出目
キリッとした印象の出目(眼球が突き出ているような目)の人は、短気で大きな成功を掴みにくい人物だとされています。熱しやすく冷めやすい性格だといえるでしょう。
ただ、このタイプは、芸能人やスポーツの分野では大成できる可能性もあります。これらの特徴を持つ上に、目尻が極端に上がっているのは、負けず嫌いで意地っ張り、見栄っ張りでひがみっぽい性格であるようです。
■2. 口が歪んでいる
下唇が左右どちらかに歪んでいる人は、癇癪持ちな傾向があり、気持ちのコントロールが苦手な人が多いでしょう。状況や相手を選ばず、感情に任せて怒りをぶつけてしまうこともあります。
つい他人に干渉してしまうような所もあり、親切に接することもありますが、それが自分の思い通りにならない場合も短気を起こします。自分の意見を主張するということを我慢できない人といえるかもしれません。
■3. 小さ過ぎる耳
人相学では、耳が顔全体の大きさの割に小さい人は、移り気でせっかちな性格であるといわれています。自分の感情を抑えることができずに、発作的に行動してしまうことも。また、口外してはならない秘密をつい口にしてしまうような軽率さもあります。
もともとは臆病で自信のない面もあるようなので、後々自分の行動に後悔してしまう、といったこともあるようですね。
■4. 顎が角張っている
口の下にある骨(顎)が角張っている人は、理性的か感情的かどちらか極端な気質をもつとされています。感情的な人の場合、前後のことをよく考えず、自分のこだわりを突き通そうとすることがあります。
デリカシーに欠けた振る舞いをし、思い通りにならないと暴力をふるうこともあるそう。理性が強い場合は、人情味に欠けた発言をしたり、過剰に合理性を重んじることで短気を起こす傾向があります。
■5. のっぺりとした顎
顔の両側の顎骨が落ちていて、どこかのっぺりとした印象の相の人はすぐに感情を顔や表情、言葉に表すことが多いとされています。
損得をあまり考えない性格で、人間の好き嫌いも激しく、気に障ることがあると陰で相手を批判したり、不平不満を周囲にぶつけます。
取るに足らないと思うようなことで激怒したり、意地悪をしたりすることもあるかもしれません。理性で感情を抑えることが苦手なタイプでしょう。
■6. 三角形の顎
耳の下の顎が横に張り、口の下の顎が小さく尖っていると、顎の骨全体の輪郭が三角形にみえますよね。
人相学では、耳の下の顎が横に張っているのは我の強さを表すとされ、口の下の顎が小さく尖っているのは心の狭さを表しているそう。
このように三角形の顎の人は、精神的に未熟な面があり、身勝手な性格といえるかもしれません。いじっぱりで、短気な所もあるでしょう。不平不満も多いタイプといわれ、人に使われることが苦手です。
■7. 波状眉
波状眉とは、眉が波の形にうねっている眉のことをいいます。この眉の持ち主は、感情にむらがあり、心が不安定なことを表しています。人と同調できない人にも多く見られます。
癇癪もおこしやすく、口よりも先に手が出てしまうことも多いでしょう。特に、目に迫るほど波を打っている人は、喧嘩やトラブルもより多いといわれています。
■8. 眉毛の毛並みが荒れている
人相学では、毛並みはその人の持つ気性を表し、濃さは情を表すといわれています。ですので、眉毛の毛の流れが決まった方向に流れずに、あちこち向いているような印象の荒れた毛並みの人は、短気の気質を持つ人が多いとされているようです。
逆に、眉毛が整っており、毛の流れが流れるように規則的な人は、心が穏やかと言えるでしょう。
■9. 眉間の幅が狭い
眉間とは、眉と眉の間のこと。この部分の面積が広い人は、周囲に対してとても寛容な人柄であるとされています。
つまり、この部分が狭い人は感情的で短気な気質を持っている傾向があるということです。少しのことでイライラしていることが多く、小心者であるケースも少なくありません。
また、眉間にシワがある人は、大きなストレスを抱えていることを表し、癇癪を起しやすい人物だということを暗示しています。
■10. 漢字の「申」に似た輪郭
人相学では、顔の輪郭でもその人の気質を観ることができます。額が角張って頬骨が出ており、さらに顎がとがっていることによって、まるで顔全体の形が「申」という文字を彷彿させるような人物は、短気で自己中心的な性格であるといわれています。
とても感情的になりやすく、その結果人間関係も長く続かない傾向にあるでしょう。また、運勢的に観ると、晩年運が悪い人物であるとされています。
まとめ
「短気な人の顔の特徴」について人相学を参考にご紹介しました。短気な人というと、何だか近寄りがたいようなイメージを持ってしまうかもしれません。
ただ、どんな事にも長所と短所があり「時間を大切にする」「観察力がある」など短気にも良い面があります。
「短気な人の顔の特徴」に当てはまった人、周囲に近い人相の人がいるという人、悲観的にならずに良いところを認め合えるような関係が築けると良いですよね。