いつの時代にも悪人は必ずいます。恋愛面では貢いだ末に捨てられたり、金銭面ではお金を巧妙な手口で騙し取られたりします。
ここでキーポイントとなるのが嘘はつくれることてす。嘘を見抜くことができれば、虚言の被害に遭わず、嫌な思いもほとんどせずに暮らしていけます。
人相学には虚言相というものがあり、これに該当していれば嘘をつく可能性が極めて高くなります。それではこの虚言相の意味と性格の特徴について詳しく解説していきます。
観相学で虚言相の意味とは?
虚言相は何か一つの特徴を持つことで判断するのではなく、いろいろな特徴や要素の組み合わせで判断します。ですから該当要素が多くほぼ100%の虚言相の人もいれば、50%程度の人もいることになります。
これらが見られる場合、嘘を平気でつき、人の立場や社会的なモラルなどを気にしないとされます。犯罪や犯罪スレスレの嘘をつくこともあるようです。
自分の都合や目的を達成させるために嘘の力を存分に発揮します。保身のために絞り出した嘘は、なかなかボロが出ないとされます。嘘が上手で辻褄が合うように嘘を積み重ねられます。
コミュニケーション能力に長けているものの、軽薄な印象が漂うとされます。その分、信用はされにくく信頼感は乏しくなります。
虚言相の顔の特徴5個
■1. 下三白眼
目つきに冷たさが感じられ、黒目の左右下の部分が白目になっている下三白眼とされます。感情はほとんど表に出さず、何を考えているのかわかり難いようです。
悪知恵が働きやすいと、目つきもそれなりに悪くなりがちとされます。ズル賢い陰険な目できょろきょろと周囲を気にするような目配りをします。
下三白眼でも優しさが感じられる場合、虚言相の可能性が下がります。こちらですと異性にモテる美人やイケメンの要素が強くなるようです。
■2. かぎ鼻
鼻先が垂れ下がっているものを指します。これが見られる場合、何事も自分の損得だけを考えて行動し、嘘も躊躇しないとされます。
この鼻は人の運気を吸い取る相としても知られています。なるべく距離をおいて接した方が無難なようです。
垂れ下がり度が大きい程、自己中心的で我が強くなるとされます。魔女鼻にも通じる面があり、信用が置けない印象が漂います。ちょっと西洋人的な顔つきになりますが、それほど高さがなくてもかぎ鼻になります。
■3. 上唇が薄い
上唇が薄く、下唇や下顎が若干前に出ているとされます。愛情に乏しく情に流されないので合理的な嘘がつけます。
上唇が薄く乾いている場合、より冷淡になるので、虚言度が増すかもしれません。上唇が薄く横に長い場合、人を扇動して大きな嘘をつく可能性があります。
口の大きさにはあまり関わりがなく、唇のみが観点になります。上下両方の唇が薄いこともあるようです。嘘ばかりでなく誹謗中傷が多くなると、自然と唇が薄くなる面もあります。
■4. 顔の下半分しか笑わない
顔の下半分が笑っていても、満面の笑顔にはならないとされます。顔の上半分に表情の変化が少なく、笑っていないことが多くなるようです。
ここから内心は何を考えているかわからない雰囲気が漂います。作り笑顔を浮かべ、本心から笑っていないと見られがちです。関係のない何か他のことを考えている顔と言えます。
対人関係は常に打算的に考えている感が、ありありと見えます。隙があれば何かを奪おうと画策している内心が、透けて見えます。
■5. 舌が出やすい
話し始める前に舌が出たり、話している最中も出やすいとされます。舌が出ても嫌な印象がなければ、虚言度はあまり高くないようです。
しかし、いくら誠実そうに話していても、舌を出すたびに嫌な印象があると虚言度はかなり高まります。舌を出すと言うことは無意識のうちに相手をバカにしている感があります。
舌なめずりをしていると、相手を値踏みしている印象がより強くなります。どのような嘘をついて相手を騙すかという雰囲気が漂います。
虚言相の性格の特徴5個
■1. イニシアティブを取りたがる
何事も自分中心に動かしたい気持ちが強いとされます。自分に何の相談も連絡もなかったものに対しては、絶対に従わないようです。
言った言わないの行き違いが多く混乱を招きやすくなります。自分の意見や考えが間違っていても主導権を握ろうとします。イニシアティブにこだわるあまり、物事が上手くいかないことか多くなるようです。
一方で失敗などの責任は人に押し付けます。デートでも自分の行きたい所に行くので、相手は振り回されます。
■2. 表面上は明るい
一見すると性格が明るく社交的に見えます。しかしこれは人を意識しての演出であり、本当の性格ではないとされます。
無理している性格なので、時折、その仮面が剥がれ周りの人をあ然とさせることもあります。このような人は虚言度がかなり高くなります。
本心では人嫌いな面が強く、この二面性が精神的な不安定さをもたらしています。それゆえに表面上の浅い付き合いが多く友人は少ないようです。信頼のおける友人は皆無と言えます。
■3. 話の内容がころころ変わる
コミュニケーション能力に長けているので話のネタは豊富と言えます。しかし知識が浅く、深い所まで把握していないので、核心を突かれる前に話の内容をころころと変えるとされます。
偽知性派としてのプライドを守るために話題を変えることもあります。話の内容に重みがない点を、軽妙さに置き換えることに長けています。
身近な噂や芸能界などゴシップネタは常にチェックしています。話は盛る傾向にあり、余計な尾ひれがついたりします。
■4. 人を見下す
周囲の人を格下に見ているとされます。上司や先生といった立場が上の人に対しても、人間的に劣っていると蔑んだ目を向けています。自分に一目を置き格上に見ている人を周りに置き、褒めたりもします。
しかしそれ以外の人には辛辣な態度を取り、けなすことはあっても褒めることはないとされます。
何事も優劣が判断基準になります。ランキンングや人との比較を好み、上位になければ気が済まないようです。常に自分が正しいと思い込み、自慢話が多いとされます。
■5. 人に厳しい
自分に甘いものの、人には厳しい目を向けているとされます。人の言動に批判的な面があり、不平不満が多いようです。
理想が高く、現状の自分と目指しているものへのギャップが大きいとされます。その分、劣等感を抱きやすく、人に厳しくなるようです。
男だからとか女だからとか、何かと理由を付けて自分の不利さをアピールしたがります。仕事などで人が失敗すると大事にして騒ぎ立て、自分の失敗は隠したり人に原因があると考えます。
まとめ:嘘と上手に向き合う
人の嘘が見抜ければ、いろいろな面で苦労が減ると言えます。人相学には虚言相があり、いくつかの特徴を併せ持つと、虚言度がわかります。
顔の特徴では、目つきが冷たい下三白眼で鼻先が垂れ下がっているとされます。上唇が薄く、満面の笑顔になり難く、舌を出しやすい面があります。
何かと主導権を握りたがる性格で、表向きは明るく社交的ですが人を見下したりします。虚言相の人を見かけたら、その意味を把握して上手に接したいものです。