脚の長さの基準とは?
脚の長さとは、一般的に「内ももの付け根から、床面までの長さ(股下)」を指します。
「座高が低ければ脚が長い」といわれることもありますが、これは間違いです。
正確な脚の長さを知りたいのであれば、座高ではなく股下を測るようにしましょう。
■股下の測り方
脚の長さを把握するために、股下の長さを測ってみましょう。
②本などある程度固くしっかりしたものを股で挟み、壁に押し当てて上の部分に印をつける
③印から床に向かって直線状の距離を測る=股下の長さ
自分の脚が長いか短いかは、身長に対する股下の割合で確認することができます。
「股下(㎝)÷身長(㎝)×100=股下比率(%)」
このとき、股下比率が45%以上(女性の場合は44%以上)であれば「脚が長い」といえるでしょう。
日本人の脚の長さ(平均)
同じ日本人でも、男性と女性では脚の長さは異なります。
日本人の平均的な脚の長さは、以下の通りです。
男性……76.8cm(股下比率:45%)
女性……71.1cm(股下比率:44%)
ちなみに、アメリカ人の場合は日本人と比べて、平均約3.3cm脚が長いといわれています。
平均身長が日本人よりも高いため、このような結果が出るといえるでしょう。
脚を長くする方法 16選
「計算してみたけど、やっぱり自分は脚が短い方だった…」と落ち込むのはまだ早いです。
脚の長さはさまざまな工夫で、見え方やスタイルを変えることができるんです。
ここからは、誰でも簡単に実践できるような「脚を長くする方法」を厳選してご紹介します。
■1. 適度にダイエットをする
体型が太めならば、適度なダイエットも効果的です。
脚だけではなく、体全体を細くしてスタイルアップすれば、脚が長く見える効果が期待できます。
ただし、食事量だけを減らす不健康なダイエットはおすすめしません。
脚を長くするためには、正しい姿勢をキープする筋力やスタイルアップするための運動が必要です。
■2. ストレッチする
ストレッチには血行を良くする効果があり、脚を長く見せることにもつながります。
脚の筋肉をほぐし、脚長効果が期待できる簡単ストレッチをご紹介します。
日常の生活に取り入れ、スキマ時間などに実践してみましょう。
①一回り脚が細くなる!脚やせストレッチ法
②ムダな筋肉・脂肪が落ちる脚やせストレッチ
③寝たままできる脚やせストレッチ
■3. 筋トレする
脚を長くするには、部分的な運動やストレッチだけではなく、体全体を鍛えるのが効果的です。
全身が引き締まってスタイルアップするので、脚も長く見えます。
特におすすめなのは、体幹を鍛える筋トレです。
正しい姿勢をキープするためにも、簡単にできる体幹トレーニングをご紹介します。
■4. ヨガをする
脚を長くするためには、「体のゆがみを治す」「血行を良くする」ことが重要ですが、どちらも効果が見込めるのがヨガです。
ヨガはさまざまなポーズをとることで、体をストレッチして筋肉を鍛えます。
また、瞑想でリラックスすることで睡眠の質も上がり、健康的な体に改善することも期待できます。
■5. 正しい姿勢をキープする
姿勢が悪いと、それだけでスタイルも悪く見えてしまいます。
脚を長くしたいなら、正しい姿勢をキープしてみましょう。
背筋を伸ばし、つま先まで意識して脚を真っ直ぐにするだけで、全身のバランスが良くなり、見た目の脚の長さが変わります。
■6. 綺麗な歩き方をマスターする
歩いているときは全身がよく見える状態のため、見え方を意識することが大切です。
・重心は後ろにかけるイメージ
・一歩の幅は肩幅程度
・かかとから着地し、足裏全体に体重をかけて、つま先で蹴って前に進む
・着地する脚の膝は伸ばす
・腕も真っ直ぐ伸ばし、後ろに振るように意識する
綺麗な歩き方は脚を長く見せるだけではなく、良い運動にもなります。
正しい姿勢と同じように、綺麗な歩き方をマスターしてみましょう。
■7. ヒールのある靴を履く
手っ取り早く脚を長く見せたいという場合には、ヒールのある靴を選んで履きましょう。
また、靴とボトムスを同系色にすることで足首と足の境界線が分かりづらくなり、脚長効果が期待できます。さらに、足の甲が見える靴を選ぶと、目の錯覚で足がより一層長く見えるのでおすすめです。
■8. ハイウエストのボトムを選ぶ
脚を長く見せたいなら、ハイウエストのボトムを履くのがおすすめです。
腰の位置を高く見せることができるため、脚長効果も抜群です。
■9. 視線がトップスに集まるデザインを選ぶ
脚を長く見せるには、全身のバランスも重要です。
視線を脚に注目させないためにも、少しインパクトのあるトップスを選びましょう。
ボリュームをトップスに持ってくることで、周囲からの視線が上半身に集中し、脚の長さが気にならなくなります。
また、首元に華やかな小物を使うのもおすすめです。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーを身につけると、周囲の視線を上に持っていくことができるでしょう。
■10. ワントーンコーデをする
ワントーンコーデは縦長効果があるので、脚が長く見えます。
特に脚を長く見せたいなら、全身が引き締まって見えた方が良いため、淡い色よりも黒やグレーなどのダーク系を選ぶとよいでしょう。
トップスとボトムスの素材を変えると、ワントーンコーデを取り入れやすくなります。
■11. Iラインを強調したファッション
Iラインファッションとは、上下に細く、全体的にボリュームを出したり引き締め部分がないシルエットの服のことを指します。
スタイルを良く見せて脚長効果を狙うなら、Iラインを強調したファッションもおすすめです。
ワントーンコーデに丈の長いカーディガンやシャツ、コートを羽織るだけで、簡単にIラインが作れます。
■12. ヒップアップのトレーニングをする
お尻を鍛えるとヒップラインが高くなり、脚が長く見えます。
ヒップアップ効果のあるトレーニング法をご紹介しますので、普段の生活にもぜひ取り入れてみて下さい。
【8分間】魔法のお尻トレーニング
■13. 足を細くする運動をする
運動で足を細くすると全体像が縦長になるので、足が長く見えます。
また、引き締まった足になると、スタイルも良くなって一石二鳥です。
・軽いジョギング
・ウォーキング
・サイクリング
・縄跳び
どれも足の筋肉を使い、誰でも手軽にできる基本的な運動です。
1日15〜20分など短時間で良いので、毎日続けることが大切です。
■14. 骨盤矯正する
骨盤が歪んでいると、姿勢が悪くなったり腰痛になったりします。
骨盤矯正は整体院でする方法もありますが、通うのが難しい人もいるでしょう。
そのため、自宅でも簡単に行えるようなストレッチがおすすめです。
寝ながらできる骨盤矯正ストレッチ
■15. O脚を改善する
O脚は膝が外側に向いているため、まっすぐに足が伸びた状態と比較すると短く見えてしまいます。
このようなO脚を治すには、内ももにある内転筋を鍛えることが効果的です。
O脚、膝下の歪み矯正に役立つストレッチ法を実践してみましょう。
O脚・膝下の歪みを矯正してまっすぐな美脚を手に入れる!
■16. むくみを改善する
足がむくむと横幅が広くなり、足が短く見えることにも繋がります。
むくみ改善には血行促進が不可欠です。
適度な運動やストレッチはもちろん、湯船に入る習慣をつけ、体を温めることを心がけましょう。
1日で足を長くする方法はある?
姿勢やガニ股を改善するだけで、見た目の身長が変わり、足が長くなります。
1日どころか、たった数秒で足の長さは変えることができます。(※効果には個人差があります)
①足が長く見えるきれいな姿勢の取り方
①かかとを付けて、つま先を広げた姿勢で直立する
②骨盤を少し後ろに下げて、胸を張る
③お尻に力を入れて引き締め、膝を伸ばす
②一瞬でガニ股を改善し、足を長くする方法
①壁に背中を付け、つま先を揃えて立つ
②膝を開いて、ゆっくり足を曲げる(背中は壁に付けたまま中腰状態になる)
③足を曲げた状態で膝をくっつけ、ゆっくり直立に戻す
足を長くするにはジャンプが良い?
適度な運動は、成長ホルモンを分泌させる効果があります。
特に全身運動は骨に良い刺激を与え、身長に関わる軟骨の増殖を促進することが期待できます。
その中でも、バスケットやバレーが良いと言われるのは、ジャンプをするスポーツだからです。
ジャンプ運動は骨に圧を加え、成長を促す効果があるのです。
足を長くするために効果的な生活習慣 4選
足を長くするには、毎日の生活習慣が大切です。
成長期の中学生、高校生など学生の頃は特に重要視されます。
具体的にどのようにすべきなのか、足を長くするのに効果的な生活習慣について解説します。
■1. 栄養バランスの良い食事を心がける
足を長くするために、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
特にカルシウムを多く摂取しようとする人もいますが、重要なのはバランスです。
カルシウムばかり摂取して、他の栄養素が足りないと、本末転倒になります。
毎回の食事をきちんととるのは大変ですが、一週間ベースで「タンパク質、炭水化物、ビタミン、カルシウム」などの基本的な栄養素を、バランス良く摂れるように心がけましょう。
■2. 足を圧迫する姿勢を避ける
日本には正座の文化がありますが、足を圧迫する姿勢はできるだけ避けるのが理想です。
また、間違った正座や悪い姿勢は骨格を歪めてしまうため、見た目の足の長さに悪影響を及ぼしてしまいます。
必要に迫られない限り、足を圧迫する姿勢は避けましょう。
正座をする際は、背筋を伸ばして膝に体重をかけるようなイメージで、正しい姿勢をとると良いでしょう。
■3. 運動習慣をつける
適度な運動は成長ホルモンの分泌を促します。
また、ほど良く筋肉がつくので姿勢も良くなり、足が長く見えるようになります。
隙間時間を使って筋トレやストレッチをしたり、5~10分ウォーキングをしたりするだけでも効果があります。毎日続けることが重要なため、できる範囲で体を動かしてみてください。
■4. 睡眠をしっかりとる
質が高く充分な睡眠は、成長ホルモンの分泌を促し身長を伸ばします。
また、良い睡眠は心身の疲労回復し、自律神経も整います。
体だけではなく、脳のコンディションも良くなる睡眠は人間にとって不可欠です。
健康的に足を長くするためにも、睡眠の時間を大切にしてください。
まとめ
平均より足の長さが短いなど数値が低くても、周囲にいる人は意外と気づかないものです。
ファッションを工夫したり体を鍛えてスタイルアップしたりすれば効果的でしょう。
気になった際には、今回ご紹介した足を長くする方法を試してみて下さい。
小さな努力や工夫の積み重ねで、見え方が変わると実感できるでしょう。