本当に強い人にはどんなイメージがありますか?オリンピックの金メダリスト?それとも孤高に皆を指導するリーダー?
今回は、本当に強い人の特徴について詳しく解説!本当に強い人になる方法も伝授します。
本当に強い人の強さ
本当に強い人の強さとは、折れない心の強さです。逆境に絶望せず、明るい未来を描ける力があります。根底には満たされた心があり、幸福の感度がとても高いのが特徴です。小さな幸せを日常的に感じられるので、いつも心穏やかでいられます。
もちろん、困難にぶつかれば、取り乱す瞬間はあるでしょう。しかし、本当に強い人は最終的に立ち直り、幸せのために歩み始めます。さじを投げず、自分の幸福のための努力を惜しみません。
では、自分の幸福のために他人を蹴落とすのかと言うと、それは違います。本当に強い人は、幸福を比較で決定しません。そのため、人を蹴落とす必要がないのです。本当に強い人にとって、他者は共に幸せを目指す仲間となります。
本当に強い人の心理や性格の特徴12個
本当に強い人には、培った土台があるものです。心理や思考、性格の特徴を詳しく解説します。
■1. 自己肯定感が高い
自己肯定感とは、無条件に自分を大切な存在だと認められる気持ちのこと。本当に強い人は高い自己肯定感を持っています。根底に自分を信じる気持ちがあるため、困難に挫けず前を向いて進めるのです。
なお、自己肯定感は環境によって大きく変わり、得に幼少期に養われると言われています。しかし、本当に強い人の中には、大人になってから経験を積み上げることで自分を認め、自己肯定感を獲得したタイプもいます。
■2. ポジティブ思考
本当に強い人は、基本的にポジティブ思考です。「生きていればいいこともある」「辛い時期は一生続かない」「明るい未来が待っている」と、楽観的に考えています。常に希望を持っているから、辛い状況を耐えられるのです。
■3. 粘り強く努力家
とても粘り強い精神力があり努力家なのも、本当に強い人の特徴です。楽観的なだけではなく、「もう少し頑張ってみよう」と、簡単には諦めない粘り強さがあります。また、自分が求める未来のための努力を惜しみません。
本当に強い人は、希望を持ち粘り強く努力するため結果を残せます。コツコツと成功体験を増やしていくから、「やればできる」とポジティブになり、とても良いサイクルでモチベーションを高められるのです。
■4. 他者への信頼が強い
本当に強い人は、周囲への信頼感がとても強いです。「辛い時は誰かが助けてくれる」と信頼しているからこそチャレンジができ、必要な支援を求められるのです。「世の中いい人が多い」という希望が、生きる力になります。
強い人とは1人で戦える人ではありません。人を信頼して協力し、自分も周囲も幸せにできる人を意味します。愛情深く、周囲からの愛を感じて満ち足りているから、人は強くなれるのです。
■5. 素直
本当に強い人は、とても素直な性格をしています。周囲の話に耳を傾け、どんどん吸収していくので、知見や世界を広げられるのです。人の好意を大切にし、ときには上手に甘えます。自分1人でやることにはこだわらず、いつでも周囲とつながる柔軟な思考の持ち主です。
■6. 好き嫌いが少ない
好き嫌いが少なく、誰に対しても好意的に接することができるのも、本当に強い人の特徴です。もちろん、「どうしても無理」というタイプはありますが、当てはまる相手は限られます。好き嫌いが少ないため、ほとんどの人に苦手意識を抱きません。好奇心旺盛に人と接し、相手の長所を見つけて、さらに興味を深めていきます。
■7. 問題解決力が高い
本当に強い人は、問題解決力が非常に高いです。困難に直面すると、「どうすれば乗り越えられるか」を考えます。情報収集し、必要ならば周囲に助けを求め、確実に一歩ずつ進み、スピーディーに問題解決するのです。
問題解決力が高いので、不平不満を漏らし、愚痴を言いながらその状況に甘んじることはありません。「いつでも状況は変えられる」とポジティブに考え、実際に行動して自分を幸せにする努力を常にしています。
■8. 論理的かつ合理的
問題解決力が高いのは、論理的かつ合理的思考の持ち主だからです。物事を「なんとなく」で考えません。気分で動かず常に計算し「どうすれば最も良い状況に持っていけるか」を考えます。合理主義者なので、無駄なことはとことん排除する冷酷さも持ち合わせています。
論理的合理的モードに入ると、本当に強い人は近寄りがたい雰囲気になるかもしれません。「1人で動いた方が早いし良い結果が得られる」と思えば、自分だけで行動するので、孤高にも見えるでしょう。
■9. 行動力がある
本当に強い人の特徴は、素晴らしい行動力です。思考だけに留まらず、必ず行動を起こします。自分の幸せを自分で獲得する意思が強く、人任せで流されることはありません。辛い状況を放置せず、すぐさま改善に向けて行動します。行動するから結果が得られ、人生に希望を感じられるのです。
■10. 偏見がない
視野が広く偏見がないのも、本当に強い人の特徴です。とても柔軟な思考を持ち、自分とは違う価値観を認める心の広さがあります。「こうあるべき」という偏見や固定概念がないから、さまざまな意見を素直に受け止められるのです。多くの価値観や思考、意見は、強い人の糧となります。
■11. 想像力が豊か
本当に強い人は多くの経験を積み上げているので、想像力がとても豊かです。自分と違う考えを受け入れられるのも、その裏にある努力や人生を想像できるからに他なりません。
想像力が豊かだから、自分の考えに固執せず、さまざまな意見を参考にできます。だからこそ、自分にとって最良の道を選べるのです。
■12. 良い意味で忘れっぽい
本当に強い人が挫折に強いのは、良い意味で忘れっぽいからです。辛い記憶や痛みなどの苦痛も、時間と共に忘れていきます。そのため、失敗や苦境への恐怖心が少なく、次々とチャレンジしていけるのです。
もちろん、大切なことは忘れません。自分が積み上げた結果や、今までの人生で導き出した結論はしっかり胸に刻み、未来のために役立てます。
本当に強い人は孤独?優しい?
本当に強い人とは、状況を選ばず幸福を感じられる人です。もちろん、困難な状況に陥るときもあるでしょう。それでも、希望を見出して幸せを諦めず行動できる人が、精神的に強い人と言えます。幸福を感じている時点で、その人は決して孤独ではありません。
また、本当に強い人は自分の限界をよく知っています。無理に無理を重ねてポッキリ折れることがなく、自分に必要な休息を取れるのが特徴です。この場合の「折れる」とは、心を指します。努力を重ねて体を痛めたり体調を悪くしたりしても、心はいつも健康です。自分に優しく大切にできる人は、他者に対しても優しい心を持っています。
本当に強い人は孤高に戦い続けるイメージがありますが、そんなことはありません。誰よりも人を信じ、愛情深く、そして優しい人なのです。
本当に強い人の弱さ
本当に強い人は、自分の弱さを深く理解しています。1人でできることには限界があります。でも、人と協力すれば、もっと大きなことを成し遂げられます。それをよく知っているから、人を信じて頼るのです。
本当に強い人は、自分の弱さを隠そうとしません。そのままの自分を見せられるのは、人への圧倒的信頼感があるからです。「自分は愛される存在」「世界は優しい」「求めれば助けてくれる」と信じているので、ためらいなく弱みを見せ、人を頼ります。
一見、他力本願で甘えた弱者に感じるでしょう。しかし、本当に強い人は他者を頼ると同時に、「必要ならば力を貸そう」と本気で思っています。持ちつ持たれつの精神だから大きな安心感があり、強い精神力と安定した情緒を保てるのでしょう。
本当に強い人は戦わない?喧嘩する?
大切な存在を守るなどの必要に迫られない限り、本当に強い人は戦いを選びません。戦う必要性を感じていないのです。「自分より得意な人がいれば譲り、結果的に目標が達成できれば良い」と考えています。そのため、マウンティングや意地の張り合いから生じる喧嘩とは無縁です。
また、本当に強い人は傾聴力があります。偏見や固定概念を持たず、相手の話に耳を傾け理解する姿勢を忘れません。常に誠意的なので、最初から好戦的な相手も、いつの間にか戦意を削がれてしまいます。お互い納得いくまで深い話ができるので、戦う必要がなくなってしまうのです。
もちろん、スポーツやゲームなどの勝負事には本気で取り組みます。負けた悔しさをバネにして大きく飛躍するのも、強い人の特徴です。
本当に強い人と強そうで弱い人の違い
一番の違いは、挫折や失敗への耐性です。本当に強い人は、失敗を繰り返し挫折しても、「何とかなるだろう」「別の方法を探せば良い」と、ポジティブさを忘れません。現実を受け入れた上で、別の道を探す柔軟さと冷静さ、思考力と行動力があります。
しかし、強そうで弱い人は、失敗や挫折に弱いです。調子がいい時は絶好調で、計画を立てて着々と努力を積み上げていきますが、想定外の失敗や挫折をすると、「もうダメだ…」と心折れてしまうのです。
この違いは、元々の精神力や思考力だけではなく、経験値の差から生まれます。本当に強い人は多くの経験を積み、自分の中で「大丈夫」という根拠を築き上げてきた人です。ですので、強そうで弱い人も、この先本当に強い人になる可能性は大いにあります。
本当に強い人の名言
本当に強い有名人の名言を紹介します。
◯目上の人を敬い、目下の人を助ける気持ちがなくて、どうして人は強くなることができようか(アニマル浜口)
◯自分の弱点を素直に受け入れ次なる強さに変えていく(AYA)
◯君はこれからも何度もつまづく。でもそのたびに立ち直る強さも持ってるんだよ(ドラえもん)
◯人は強さを怒りと誤解してしまうことがある(大阪なおみ)
◯強さとは負けることを恐れないこと(伊達公子)
◯どんな人にも強さと弱さがあります。強さはどんどん伸ばせばいいし、弱さとは逃げずに向き合っていくしかありません(東山紀之)
◯他人から見て、かっこいいかどうかは置いといて「これが俺のスタイルだ」って言い切れる強さがあってもいい(福山雅治)
本当に強い人になる方法
「自分も強い人になりたい!」と思うなら、とりあえず体力と筋力をつけることから始めましょう。睡眠と食事にも気を遣い、健康になるのが第一歩です。健康な肉体は健康な精神を養います。自分に関心を持ち、大切に扱い、元気に過ごす努力を欠かしてはいけません。
その上で、経験値を積んでいきましょう。人と接した数、新しい体験をした数だけ、経験値は高まります。人に興を持ち、自分から関りを増やすのです。相手の話に耳を傾け、「そんな考え方もあるのだ」と視野を広げましょう。
読書もおすすめです。本は知識の宝庫であり、世界を広げる手段の1つ。好きなジャンルの本から手に取り、好奇心旺盛に本と接していきましょう。
経験値を積むと、想像力も鍛えられます。イレギュラーに対しても、「こうしたら良いかも」「相手はこう思っていたのかな」と、想像力を働かせて対処できるようになります。コツコツと経験を積み、豊かな心を育んでくださいね。
まとめ
どんなに強い人でも、1人でやるには限界があります。本当に強い人は、周囲と協力して困難を乗り越え、たくさんの幸せを感じられる人です。孤独に戦う必要はありません。人との信頼関係を築き、一緒に頑張れば良いのです。