一見家族との生活や夫婦間の関係を良好に保つ既婚男性でも、離婚を考えたことがある人は多くいます。妻への愛情が冷めたり、不倫相手へとの関係に本気になったり、さまざまな要因が離婚願望の引き金となるのです。
今回は、既婚男性の離婚の兆候や前兆を詳しく紹介していきます。既婚男性の離婚後の行動なども解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
既婚男性が冷めた時の心理と気持ち
妻への愛情が冷めてしまった時の既婚男性は、「早く解放されたい」や「新しい相手と一緒になりたい」という心理が強いのが特徴です。原因はネガティブなものですが、離婚後には希望的観測としてポジティブな未来を見据えていることがほとんどと言って良いでしょう。
また、既婚男性が妻への愛情に冷めている時は、妻への不満や不信感を抱えていることが多いです。そのため、離婚は自分の気持ちや心を守るための選択であることもしばしば。愛情が冷めているのには、それなりの理由があると考えられます。
一方で、不倫相手に本気になったり、単純に妻との関係がマンネリになったりしたために離婚を選択する既婚男性も多いでしょう。この場合は妻への不満というよりは、自分の欲望や気持ちを優先した結果なので、妻や家族に非はありません。
既婚男性の離婚の兆候や前兆20個
(1)家に帰りたがらない
(2)外食が増える
(3)休日は1人になりたがる
(4)不満を口にしなくなる
(5)将来の計画を見直し始める
(6)給料を自分で管理するようになる
(7)物件を探し始める
(8)弁護士に今後のことを相談する
(9)結婚指輪を外している
(10)子供の将来を考え始める
(11)急に節約を始める
(12)悩んでいる姿が多くなる
(13)家族関係のアイテムを持たなくなる
(14)荷物を整理し始める
(15)新しい口座を開設する
(16)家族と過ごす時間を減らしていく
(17)家庭内でも孤立し始める
(18)上の空の時間が増える
(19)軽率な行動をとらなくなる
(20)友人との付き合いが密になる
既婚男性は本気で離婚を意識すると、なるべくスムーズに、そしてお互いに不満や損害が残らないように離婚を進めようと奔走します。そのため、普段の生活でも離婚を意識した行動をとるようになるのです。特に妻との財布を急に分けたり、金銭管理を徹底し始めたりするのが代表的な前兆だと言われています。今後の生活の変化に備えて、口座の新設や貯金も始めるでしょう。
さらに気持ちの面でも不安定になるため、友人や弁護士に相談を始めたり上の空になったりと、落ち着かない様子も続きます。家庭内でも1人になりたがり、徐々に距離を広げていくのです。
既婚男性が離婚の時に考えること
結婚生活や家庭を崩壊させる離婚という選択をとることに、既婚男性は少なくとも罪悪感を持ちます。そのため、離婚時には別れる妻や子供の生活や、自分の新たな生活を真剣に考えることがほとんど。金銭のやりくりや法的手続きなど、踏むべき段階への不安も抱えています。
さらに自分の両親や妻の両親に対する申し訳なさや、再婚相手の両親のことなども考えることが多いようです。結婚という法的に家族となった相手への責任、自分の不甲斐なさなどから自責の念を持つことも少なくありません。
既婚男性が離婚する確率
既婚男性が離婚する確率は、夫婦の関係性や男性の周辺状況によって大きく異なります。
◯子供がいる場合は30%未満
子供がいる家庭を築いている既婚男性の離婚率は比較的少なめです。妻への愛情が冷めていても子供のことを愛して大切にしていることが多く、離婚に踏み切ることは少ないでしょう。
◯不倫相手ができた場合は40%程度
本気になれるような不倫相手がいる場合は、離婚率もやや上昇します。しかし、相手によっぽど愛情がない限り「離婚する」とは口だけで不倫関係を続けることがほとんどです。
◯夫婦関係がほぼ破綻している場合は70%以上
既に別居している、もしくは家庭内別居が続いているような破綻した夫婦関係では、離婚率が大幅に上がります。両者とも愛情に冷め、ほとんど離婚を待っているような状態と言えるでしょう。行動を起こせば、とんとん拍子に離婚できる状態です。
既婚男性が本気で離婚を決意する時
既婚男性が本気で離婚を考え、決意する時には、妻への大きな不満が爆発したり不倫相手に本気の恋をしたりしていることがほとんど。まず日頃から妻への不満を溜め込んでいる既婚男性は、ストレスや疲れなどが重なった時に感情が爆発し、本気の離婚を決意します。言葉だけではなく行動に移し、不満を抱え続ける人生を終わらせるために動き始めるのです。
一方で不倫相手に本気の恋をした時は、慎重に離婚への手筈を整えていくことが多いでしょう。しっかりと段階を踏んでスムーズに離婚できるように立ち回ります。この場合も妻との関係は破綻していることが多く、新しい人生を決意したタイミングが離婚の決意となるのです。
またレアケースですが、単純に妻への愛情が冷めて離婚を決意する人もいます。不倫相手がいるわけでもなく、今後は1人で気ままに生きたいと考えて離婚願望が芽生えるようです。このケースは子供がいない夫婦に発生することがほとんどです。
既婚男性が決意した後に離婚するまでの期間
離婚男性が本気で離婚を決意し、夫婦関係も破綻している場合には、最短2〜3ヶ月程度離婚は成立します。この数字は、最もスムーズに離婚協議が進んだ場合に実現するものです。妻も離婚を受け入れ、子供もいない場合はよりスムーズに離婚が成立するでしょう。
一方で妻が離婚を拒否したり、子供や金銭面についてで意見が食い違ったりすると、離婚は半年から1年以上かかることもあります。弁護士や親族などの第三者が介入して事態を進めなくてはならないほど泥沼化してしまうことも少なくありません。
また、離婚協議がスムーズに進まない場合は離婚調停に進む場合もあり、この場合は長期間コースに投入するため離婚を諦める人も出てきます。調停を辛抱強く乗り切れば「調停離婚」という形で夫婦関係を終わらせることができますが、この場合の円満離婚はなかなか難しいでしょう。
既婚男性が離婚を決めた後にする行動6個
■1. 新居を本格的に探す
既婚男性は離婚を明確に意識し始めると新しい生活にフォーカスし、新居を探し始めます。不倫相手と一緒に暮らすための新居や、自分1人で生活を立て直すための新居を探し、本格的に家庭から独立する姿勢を整えるのです。
■2. 弁護士へしっかり相談する
口で「離婚する」と言っているだけでは状況が進まないため、離婚に本気になった既婚男性はしっかりと弁護士を雇って動き出します。離婚がスムーズに進むように手筈を整え、確実に離婚できるように計画を立て始めることが多いです。
■3. 身辺整理を開始する
離婚が明確になってくると、新居に引っ越し家を出るための身辺整理も始まります。荷物をなるべく減らそうと断捨離をしたり、持って行きたい家具については妻に相談したりと、新生活に向けて身の回りを整えていくのです。
■4. 今後の金銭的な話を妻にする
離婚後の金銭面をお互い納得のいく状態にするために、生活費や慰謝料、養育費などの話を妻にし始めます。自分が原因で離婚をする場合は妻の要望を聞き入れ、最大限答えられるように°努力することが多いでしょう。
■5. キャリアを見直す
離婚後の新生活と現在の仕事が見合っているかを考え、キャリアの見直しをする人も多いです。不倫相手と暮らす場所によっては現在の仕事をやめたり、キャリアアップを目指したりして生活基盤を整えていきます。
■6. 妻への謝罪を繰り返す
自分が原因で離婚が決まった場合、多くの既婚男性は妻への謝罪を繰り返すことが多いです。これからの生活の不安や子供の将来など、あらゆる面で迷惑をかけることに罪悪感を感じるためです。一方で不倫相手との生活には前向きな場合が多く、離婚を覆すことはないでしょう。
まとめ
今回は、既婚男性の離婚の兆候や前兆について解説しました。不倫相手に本気になった、妻への愛情が冷めてしまったなど、既婚男性はさまざま理由で離婚を決意します。現在夫との関係がうまくいっていない方や、既婚男性と不倫している方などは本記事の離婚兆候を参考に、男性との関係性を見つめ直してみてください。