身近な人が突然亡くなってしまったという人もいるでしょう。その人が親しい人であれば、なかなか立ち直ることもできませんよね。そのようなときに考えてしまうのは、亡くなった人はいったいどうなってしまうのかということです。
そこでこの記事では、亡くなった人がそばにいるサインや故人のためにできることを解説していきます。
突然亡くなった人の魂はどうなる?
突然亡くなった人は、自分の死に気付かないことがあります。普通は死を受け入れ、すぐに霊界に行くことになるのですが、死んでしまったことがわからないために、魂が現世に留まり続けることもあるのです。
しかし現世に留まっていれば、自分のお葬式や家族が悲しむ姿を見ることになりますよね。それにより自分が死んでしまったことを認識し、死を受け入れることができれば、霊界へと旅立っていきます。
ただし、それでも自分の死を受け入れられないと、そのまま魂が現世を彷徨ってしまうこともあります。結果として、悪霊のような悪い存在になってしまうこともあるのです。
突然死のスピリチュアルな意味は?運命?
突然死のスピリチュアルな意味は、学びを終えたというものとなります。いわば、そうなる運命だったという考え方で、現世では突然死となりますが、魂で言えば予定通りの死だったということになるのです。
魂は様々な学びを経て、成長することを目的としています。突然死してしまった人は、そのときの人生において学ぶことを全て学びきり、新しい肉体へ宿るために旅立ったということになるのです。
周囲の人としては悲しい気持ちを持ってしまうものですが、魂としてはしっかり学びを得られたという達成感に満ちています。そして新たな肉体へと生まれ変わり、また別の人生を歩んで魂を成長させていくのです。
突然死した人の気持ち
突然死した人の気持ちとしては、亡くなったばかりのときはショックです。自分が死んだことに気付いていないことも多く、自分のお葬式などを見て、そのことに気付きます。そして徐々に死を受け入れていくのです。
しかし自分の死を受け入れることができれば、霊界に旅立つ覚悟を持てるようになります。そして悲しむ家族や友人の姿を見て、これ以上悲しまないで欲しいと思っています。
自分の死によって塞ぎこんでしまうような人がいれば、しっかり前を向いて生きていって欲しいと思うでしょう。逆に言えば、故人にとっての大切な人がしっかり立ち直れないと、故人も不安を感じてしまうということです。
このようにして故人は、死んでしまったことを受け入れた後は、生きている人に自分の分まで生き続けて欲しいと思っています。
亡くなった人の魂はどこに行く?
亡くなった人の魂は、最終的には天国に行くことになります。しかしそれまでに49日の猶予期間が与えられます。それまでに自分が死んだことを理解したり、家族などとお別れをしたりするのです。
そして49日を過ぎると、魂は天国に行き、最終的には新しい命に生まれ変わることになります。
しかしなかには49日を過ぎても、現世に留まったままの魂もいます。自分が死んだことを受け止められなかったり、家族の故人への執着が強過ぎて、現世に引き留められてしまったりする場合です。
このような場合、魂は現世に悪影響を与える霊となってしまいます。悪霊や地縛霊がその代表です。
亡くなった人がそばにいるサイン10個
亡くなった人がそばにいるサインは次のようなものがあります。
(1)亡くなった人の気配を感じる
(2)亡くなった人の匂いがする
(3)亡くなった人が夢に出てくる
(4)亡くなった人の声が聞こえる
(5)亡くなった人に触られた感覚がある
(6)家電が故障する
(7)シンクロニシティが起きる
(8)動物がなつく
(9)エンジェルナンバーが気になる
(10)味の好みが変わる
亡くなった人が側にいる場合、その気配を感じたり、匂いを感じたりすることがあります。あくまでなんとなく感じるという程度ですが、故人の存在を感覚的に感じたという場合、亡くなった人が側にいる可能性が高いです。
また、霊体は家電に影響を与えてしまうことも多いため、それにより家電が故障してしまうこともあります。シンクロニシティやエンジェルナンバーは、故人が何かメッセージを伝えようとしている場合もあるため、そこに込められたメッセージをしっかり読み取りましょう。
亡くなった人は守ってくれる?
亡くなった人は亡くなってからある程度の期間、現世に留まることになるため、大切な人を守ってくれることもあります。悪い霊が寄り付かないようにしてくれたり、あなたに幸福をもたらしてくれたりするのです。
しかし亡くなった人がそのまま守護霊となって、あなたのことをずっと守り続けてくれることはほとんどありません。
亡くなった人は天界に旅立った後、新しい命に生まれ変わります。その後、守護霊になることもあるのですが、そのためには長い時間が必要です。そのため、ずっと一緒にいられるというわけではないのです。
亡くなった人のためにできること5個
亡くなった人のために、何かをしたいと思う人も多いでしょう。そこでここからは、亡くなった人のためにできることを紹介していきます。
■1. 死を受け入れる
親しい人が突然亡くなったら、その死をなかなか受け入れられないものですよね。しかしあなた以上に故人も、亡くなったことが信じられない状態です。その状態であなたが死を否定してしまえば、故人も自分が死んだことを認識できないですよね。
起きてしまった事実を変えることはできません。故人が正しく成仏するためには、死を受け入れることが大切です。そのためには、あなたが死を受け入れることが大切なこととなるため、まずはその死を受け入れましょう。
■2. 供養する
亡くなった故人のお墓参りに行ったり、故人に好きだったものをお供えしたりするのも、亡くなった人のためにできることです。そのようにしてあなたが故人のために何かをしてくれれば、故人としても嬉しさを感じます。
それにより故人も天界に旅立つ覚悟が持てたり、現世に対してしっかりお別れができるようになったりします。そのため、しっかり供養して故人を見送ることが大切なのです。
■3. 前向きに生きていく
故人からすると、自分が亡くなった事実は変えようがないことです。そのため、せめて生きている自分にとっての大切な人たちには、幸せに生きて欲しいと思っています。
生きている人たちが前を向き、希望を持って生きていってくれれば、故人も心残りなく天国へと旅立つことができるのです。そのため、あなた自身がしっかり前を向き、幸せになることが故人のためにもなります。
■4. 死後の世界の知識を伝える
突然亡くなってしまった人は、ある日突然そのような状況になるため、今後自分がどうなってしまうのか不安ですよね。そのため、死後の世界の知識を伝えてあげると、自分の今後のことを知れて安心します。お墓や遺影などに向かって、説明してあげてください。
■5. 故人のメッセージを受け取る
故人は大切な人に対して、何かメッセージを伝えることもあります。これまでの感謝であったり、励ましの言葉であったりと様々ですが、それをあなたが正しく受け取れなければ、故人も安心できないですよね。
故人は夢の中に出てきたり、あなたが何かが気になるように仕向けたりして、メッセージを伝えます。わかりにくい部分もあるのですが、そのメッセージを正しく受け取り、理解してあげることが大切ですので心がけておきましょう。
まとめ
突然亡くなった人の魂は、基本的に普通に亡くなった人と同じように天国に行きます。しかし生きているあなたが故人を引き留めると、故人もなかなか成仏できません。そうなると悪霊になってしまう可能性もあるため、故人のことを想いながらも、強く生きていくようにしましょう。