サイコパスの末路の特徴20個！幸せになれない？

人を騙して自分の利益を得るのに罪悪感がないサイコパスは、どんな末路を辿るのでしょうか。「酷いことばかりするサイコパスが、幸せな人生を送るのは納得できない」と思う人もいるでしょう。

そこで今回は、サイコパスの末路の特徴を解説。サイコパスへの対応方法も教えます。

サイコパスとは、良心が欠如し社会性が著しく低い精神障害の一種。診断する場合、反社会性パーソナリティ障害と呼ばれます。先天的に人の気持ちがわからず、自分の利益のために相手を陥れるのに罪悪感がありません。非常に自分本位な考え方をしており、目的を果たすためなら平気で嘘をつき、人を利用します。

と言っても、必ずしも悪事を働くわけではありません。目標を達成するのに、周囲を敵に回すのはデメリットと考えれば、協力的な行動をし、親切な人を演じます。ただし、良心や善意からの行動ではなく、自分の目的を達成するために計算された言動です。サイコパスは究極の利己主義と言えます。

また、強い衝動性もサイコパスの特徴です。欲望を押さえるのが苦手で、快楽に走りがち。目の前の誘惑に負けて、後先考えず行動するのは良くあることです。

サイコパスが辿る末路あるあるを紹介します。

（1）刺激を求めて快楽主義な人生を送る
（2）衝動買いや豪遊を止められず破産する
（3）詐欺師のように人を陥れ恨まれる
（4）人から信頼されず孤独になる
（5）人から嫌われて復讐される
（6）毎日退屈で不満だらけの日々を送る
（7）恋多き人生を送る
（8）パートナーにDVをする危険人物になる
（9）パートナーを搾取するヒモになる
（10）結婚するが仮面夫婦になる
（11）すぐ浮気し結婚と離婚を繰り返す
（12）職場で上手く動き出世する
（13）人間関係が上手く行かず転職を繰り返す
（14）事業を起こし成功する
（15）事業を起こすが大失敗して破産する
（16）社会に紛れてそれなりの人生を送る
（17）社会からはみ出ないが変わり者扱いされる
（18）社会不適合を起こし引きこもりになる
（19）何をしても上手くいかず世間を恨む
（20）犯罪に手を染め逮捕される

自分本位で利己的なサイコパスは、人間関係のトラブルが多いです。理解されず信用も得られず、孤立するのは良くあること。相手の気持ちがわからないので、反省しようがありません。

なぜ孤立するのかわからないまま、周囲への恨みを募らせていきます。あるいは、人を蔑ろにし過ぎて、強い恨みを買ってしまいます。サイコパスの最悪な末路は、犯罪者になってしまうことです。

一方、社会に順応できるタイプのサイコパスの場合は、大きく目立った行動をせず、それなりの人生を送ります。仕事と目的が合致すれば、大成功を収めるケースも。良心と共感力が欠如しているからこそ、必要ならば冷酷な決断ができ、プラスに働くこともあります。

人の気持ちがわからず、共感力が低く、独自の価値観を持っているサイコパスは、人々と心を通わせる体験ができません。愛情や人とのつながりで幸せを感じるのは難しいでしょう。

しかし、一時的な快楽を得れば「楽しい」「面白い」という感情を持ちます。また、目標に到達すれば、それなりの達成感も味わえるでしょう。ただし、サイコパスの幸せは刹那的です。人とつながり、長い関係の中で幸福を感じるのは難しく、一時的に「楽しい」と思っても、すぐに退屈を感じ、次なる刺激を求めてさまよいます。

もちろん、サイコパスと言ってもタイプはさまざま。周囲とのバランスをそれなりに保てるサイコパスは、ある程度の満足感を得て幸せを感じます。良き理解者に恵まれれば、人とのつながりのありがたさを感じることもあるでしょう。

理性的なサイコパスならば、周囲と自分の違いを感じ、「世の中は全く生きづらい」と思っているかもしれません。自分を理解し受け入れてくれる存在がない人生は、やはり寂しく空虚です。社会に順応するタイプならば、本来の自分を隠して周囲に合わせるため、より一層虚しさを感じるでしょう。

しかし、深く考えず自分本位を貫けるサイコパスは、むしろ生きづらさを感じません。周囲の優しさや善意を利用し、自分のための行動に専念します。

周囲にいい人が多いほど利用しやすく、「しめしめ」と思いながら生きているでしょう。良心も罪悪感もないので、迷いなく自分のために行動できます。葛藤がないため、精神的ストレスはありません。

身近にサイコパスがいた場合、最も気を付けるべきは利用されないこと。社会に紛れているサイコパスは、極端な犯罪行為に走るリスクは低いです。しかし、平然と嘘をつき周囲をコントロールして、自分の利益を得ようとするので、ターゲットにされると大変なことに…。そこで、サイコパスへの対応方法を教えます。

触らぬ神に祟りなしで、サイコパスが身近にいるなら、できるだけ関わりを減らすのが基本です。必要がなければ、近づかないようにしましょう。

ただし、あからさまに避けると、「あの人に嫌われている」「無視された」など、サイコパスが嘘をついて周囲の同情を買おうとするかもしれません。挨拶など最低限の礼儀は保ち、気付かれないように距離を取るのがポイントです。

サイコパスは社交的で親切な人を演じてターゲットを探します。うかつに自分の情報を出したり、優しく接したりすると、利用価値ありと判断されてしまうかもしれません。ですので、事務的に接しましょう。

愛想を良くする必要はありません。必要なことだけコミュニケーションを取り、終わればサクッと切り上げれば、サイコパスは「優しくない人。利用するのは難しい」と判断して離れてくれます。

サイコパスに敵認定されると、排除しようと仕掛けてくるかもしれません。コミュニケーションは減らしつつ、適度に相手を認めて満足感を与え、「害のない人」と認識させましょう。

内面的なものより、スキルや持ち物などを褒めるのが無難です。必要最低限のやり取りの中で、感謝の気持ちを伝えるのも良いでしょう。

あなたが距離を取ろうとしても、サイコパスの方から寄ってくる可能性もあります。人の善意や罪悪感を刺激し、自分のために動かそうとするのがサイコパスのやり口です。

仕事など必要なときは協力を惜しむ必要はありませんが、しっかり一線を引きましょう。ダメなものはダメと毅然な態度で断り、譲歩しない姿勢を貫くのです。サイコパスは無駄が嫌いなので「粘っても無理」と判断すれば、引いてくれます。

嘘をついたり人を陥れたりするのも、サイコパスの常とう手段です。口約束は一番危険なので、必ずやり取りの記録を取りましょう。

サイコパスが何を言っても、自分の行動を証明できるように自衛するのが重要です。仕事ならば、メールでやり取りしたり、書類を作成したりなど、手間がかかっても文字として残すのが良いでしょう。

サイコパスの末路はさまざま。悲惨な末路もあれば、大成功を収めるケースもあります。しかし、人間関係で苦労するのは共通していて、人と心を通わせるのは難しいのがサイコパスです。身近にサイコパスがいるなら「きっとわかってくれる」という希望を捨てて、割り切って付き合いましょう。