平然とした顔で嘘をつく「虚言癖」のある人が周りにいると、どこまでが本当でどこからが嘘なのかを判断するのが難しいですよね。
嘘だと分かる内容を話してくると、聞いているだけでも不快な思いをしてしまいますから、嘘をつけないように虚言癖のある人を追い詰めるのが1番でしょう。
そこで今回は、虚言癖がある人を追い詰める方法をご紹介しますので、不快な思いをしないように対策を講じてみてください。
虚言癖の人の心理
虚言癖がある人の多くは、自分を良く見せようとして嘘をついてしまうのです。自分の存在を認めて欲しい・対等に扱って欲しい・誉めて欲しいといった承認欲求が強いため、嘘で自分を大きく見せています。
また心の中で孤独を感じている場合もあり、寂しさを忘れるために注目を集めたり、かまってもらえるように嘘をついてしまう人もいるでしょう。
虚言癖がある人の中には自信が持てない場合もあり、嘘をつくことで虚勢を張っている人もいますね。そして自分がついた些細な嘘を隠すために嘘で上書きをしてしまい、取り返しがつかなくなってしまう場合もあるのです。
しかし中には精神的な病気などが原因で現実と妄想の区別がつかない場合もあり、妄想の中で体験した出来事を現実で体験したと言ってしまう場合もあるでしょう。
虚言癖を追い詰める方法6個
■1. なるべく関わらない
必要なとき以外は関わらないようにすれば嘘に振り回されることもありませんし、ストレスを感じませんから1番良い方法です。
一定の距離感で接すると相手の話が嘘でも自分には影響が及ばなくなり、精神的な不快が軽減しますよね。
そして虚言癖のある人も、業務的な接し方をされることで線引きをされた感覚になり、嘘をつく気持ちにもならなくなっていくでしょう。
周りにいる人達に良く見せようとして嘘をつくのですから、自分に興味を持たない相手にはどう思われようと関係ないと思ってくれるはずです。
■2. 話をまともに聞かない
相手が話す内容の半分は嘘だという認識を持ち、まともに会話をしなければ良いのです。自分の話を信じてくれる人だと思うと調子に乗って嘘が加速していきますが、話を信じる様子がなければ嘘をつく気持ちになりませんからね。
また、自分の嘘に対してリアクションをしてくれることを望んでいる場合もありますから、リアクションが薄ければ拍子抜けしてしまいます。
明らかに聞いていない様子を悟られるとトラブルの原因になってしまいますので、表面上では話を聞いていても、自分の中で「話半分!」という意識を持って接するようにしてください。
■3. 会話を記録する
虚言癖のある人が話す内容を記録しておくと、嘘がバレる危険を察知して嘘をつく回数が少なくなっていきます。
話した内容を覚えていない場合でも、証拠のように突きつけられたら言い逃れができないことを理解していますから、本当のことしか言わなくなるのです。
会話をしている目の前でメモに残したり、本人の許可を得てから録音する・録画するといった方法が有効でしょう。
事前に記録することを伝えておくだけでも効果があり、嘘を避ける場合もありますね。ただし、本人の許可を取らずに記録した場合には、盗聴だと主張される可能性がありますから注意が必要です。
■4. さり気なく指摘する
冗談めかして相手に嘘だと指摘をすると、バレる危険を察知して嘘をつかないようになります。自分の嘘が通用しない相手だという意識を植えつけることができますから、いい加減な話をしないように気を使うようになるのです。
真正面から真剣に嘘の部分を問い詰めると開き直ってしまう可能性がありますので、あくまでもさり気なく指摘をする程度に留めておくべきでしょう。
また自分が話した内容を覚えていない場合もありますから、以前の内容と違う部分を指摘して確認をするのも方法の1つになりますよね。
■5. 周りの人に確認する
虚言癖のある人から聞いた内容を周りの人に確認する姿を見せると、下手な嘘が通じない相手だという認識になり、嘘を聞かされることがなくなります。
自分のことを信用していない相手だという認識になり、周りの人にも嘘がバレることを察してくれるのです。
確認する姿を見せると、良く思われたい気持ちから嘘をついているのに、いい加減な人間だという印象を抱かれてしまうことが分かりますよね。
つまり虚言癖のある人にとっては都合が悪い状況を作ることに繋がりますから、そのような状況を作る可能性がある相手には嘘をつかなくなるのです。
■6. 大切なことを任せない
平然と嘘をつく人は責任逃れをすることも多いですから、大切なことを任せてはいけません。実力が伴っていないのにできるように嘘をついてしまう場合もあり、後処理が大変になる場合もありますよね。
誰でもできるような簡単な仕事や内容なら、仮に失敗をしても後処理が楽ですし、任せる側の気分も軽く済むでしょう。
また大切なことを任せてもらえないことを自覚すれば、自分の虚言癖が原因だと悟る場合もあり、嘘をつかないように気をつけてくれる場合もあるのです。
虚言癖の人の性格は見栄っ張り?
嘘をつく理由によっては、見栄っ張りな性格の人ばかりとはいえません。周りの人に良く思われたいという理由で嘘をつく人は見栄っ張りな性格ですが、人を傷つけないために嘘をつく人の場合には、思いやりの心が原因ですから違うのです。
また周りの人から注目をされることで孤独感を紛らわしている人も、見栄っ張りではなく寂しがり屋な性格だといえます。
つまり自分の評価を良くしたい理由で嘘をつく人は見栄っ張りな性格ですが、それ以外の理由で嘘をつく人は、見栄っ張りだとはいえませんよね。
虚言癖の人の末路
周りの人から信頼をされなくなり、重要な仕事には関わらせてもらえないのが、虚言癖の人の末路になります。
平然と嘘を言ってしまう人を信用できる人はいませんし、無責任な人に重要なことを任せるなど怖くてできませんよね。自分の嘘が原因となり、孤独で誰からも信用されない結果にしかならないでしょう。
つまり、周りから浮いた存在になってしまい、心を許すことができる存在を作れないということなのです。
また、家族や友人といった身近な人達からも信用をしてもらえなくなってしまい、本当のことを話しても信じてもらえないようになります。
まとめ
周りの人に自分を認めて欲しいという承認欲求が強い人ほど、虚言癖があるでしょう。自分が嘘を話している認識がありつつも、嘘を隠すために嘘で上書きをしてしまう場合もありますね。
虚言癖がある人には真剣に向き合うことはせず、相手にしないのが1番効果的なのです。しかし関わる必要がある相手の場合には、話を信用しないように気をつけるしかありません。