料理で欠かせない塩には意外な使い方があったのです。これは、誰もが身に降りかかる可能性も、あり得ることですが、霊の仕業で苦しめられている人も中にはいるでしょう。
そんな時、簡単に取り入れられる「塩で行う除霊」についてまとめてみたので、参考にしてみてくださいね。
塩が除霊に効果的な理由
■日本の場合
塩が除霊に効果があるとされているのは、遠い昔の「古事記」までさかのぼると、黄泉の国にいるイザナギノミコトに会いに行き絶望したイザナギノミコトがこの世に戻ってきて真っ先におこなったことは、海水で身を清めたと記されています。そのことから、清めることとしても塩を用いられるようになりました。日本の国技である「相撲」も土俵に塩をまくのは、場を清めるために用いられています。ケガレを落とすとして「塩」が使われてきた歴史があります。お通夜や葬式に参列すると、塩水で手を洗い流すこともありますが、これは、死人=ケガレということではなく、残された人の気持ちが枯れてしまわぬように、「元の生活に戻す」という意味があるのです。
塩は、自然が造り出したものの中で、最も優れている成分で、高価なモノとして、神棚に揚げることがずっと続けられている神道という日本の宗教でも使用されているのです。
■海外の場合
中世のヨーロッパでは魔除けとして塩が用いられて、これまで知れ渡ってきました。錬金術師が賢者の石(霊薬)を作るのに、塩を用いられていたという歴史があります。塩の主成分は塩化ナトリウムの白い結晶であり、電解質という性質を持ち、水に溶けると分解され、イオン化します。
塩は、悪を分解し、自然に戻すという説もあり、いずれにしても、自然界における何にも置き換えることができない「塩」の効果があることで、除霊には、塩が選ばれるようになったのです。塩は水分をよく吸収する特徴を持ち、霊や邪気を吸い取り、悪いものを閉じ込める効果があるとして、除霊にも塩が用いられてきたのです。
使用する塩の種類
海に囲まれた国が多く、塩は世界各国でも、沢山の種類の塩が存在します。近年では、塩の専門店や塩のお菓子などが販売され、料理に併せて使用する塩も、さまざまです。
今回は、日本で作られる塩の種類と除霊に適している塩をご紹介します。
<海塩から採られた塩>
・天日塩
・平釜塩
・自然海塩加工
・イオン交換塩加工
<岩塩から取れる塩>
・溶解法岩塩
・採掘法岩塩
などがあり、日本には大きく分けて3種類の塩があります。
・岩塩
・天日塩
・せんごう塩があります。
採取の方法が違うだけで、色々な塩が存在します。
除霊に適しているのは、天然に近いものがより良いとされています。主に、粗塩と呼ばれるものを使用するのが良いと言われてきました。ミネラル豊富の天然な塩ほど、効果があるそうです。
塩の除霊方法9選
何か、違和感を感じたら、自宅で簡単に取り入れられる天然の塩を用いた、除霊の仕方をまとめてみました。気になる箇所がある場合や、やってみたいと思う方は、ご参考にしてみてください。
■1. 盛り塩
多くは、一般家庭に盛り塩をされるより、商売をされている飲食店の人などが、盛り塩をされているところを良く見かけますよね。
お寿司屋さんの前やお蕎麦屋さんなどで、見かけることが多いことから、日本食には広く使われている傾向もあります。人の出入りが、激しいところに用いられることが多いので、飲食店の入口に置かれていることがあります。盛り塩は厄払いとして使われることや、開運や運気を上昇させるために用いられています。やり方を間違えると、霊を刺激することにもなるので、注意したほうがいいです。盛り塩は良い人を寄せ付けて、悪いものを寄せ付けないというものです。
盛り塩のやり方
塩が準備できたら、小皿を用意しましょう。おまめを入れるような小さなお皿が適しています。また、模様や柄がないものを選ぶと良いでしょう。宗教の関係を元々持たれているものがあれば、そちらを使用することもできます。基本は、陶磁器製のモノを使用することをお勧めします。小皿に、塩を盛る時、意識する形があります。それは、三角錐をイメージして塩を盛ってください。(お菓子のアポロチョコのような形)
初めてやる場合、上手な三角錐を作ることは難しいのですが、何度も行うことによって、上手にできるようになります。また、本格的に行い時は、八角錐の盛り塩セットとして販売されているので、利用したいと思えばこちらもオススメします。
盛り塩の置き方
なぜ八角なのか?というと、八方ふさがりという言葉があるように、八方位から魔を寄せつけないという意味が込められています。
三角錐や八角錐にした盛り塩を、部屋の人が一番集まる場所にすると良いでしょう。一般的に玄関の両脇の盛られているところが多いのが特徴です。出かけていて、自宅に帰宅したとき、どんよりした空気でなければ、玄関に置くことをお勧めします。もし、どんよりした空気がある場合は、自宅を浄めてから、寄せ付けないように盛り塩をすると良いです。
基本は、玄関や人が集まりやすい部屋の端っこに置くことを推奨されていますが、こちらは、直感で気になったら、そこに置くことをお勧めします。
盛り塩の交換時期
日本の神棚のさかきの交換時期に合わせて、1日と15日に交換すると良いとされています。ですが、盛り塩が崩れていたり、割れた状態になったり、黒くなったり、溶けてしまったようなら、すぐに交換することをお勧めします。いずれにしても、原型が無くなってしまうと効力がなくなるので、設置して安心するのではなく、こまめにみるのが良いでしょう。あまり、放置し過ぎないようにすると良いでしょう。
盛り塩の捨て方
正しい捨て方ですが、水で洗い流すのが良いです。排水溝に流した場合、排水管の途中で留まらない為にも、少しの間、水を流し続けるのが良いでしょう。絶対にやってはいけない捨て方として、ゴミ箱に捨てるようなことは避けてください。ごみ箱に、留まってしまうことになるので、ゴミ箱には捨てないでくださいね。
そもそも、人は生きていれば、必ず垢を身につけてしまうものです。大なり小なり心身に少しずつ厄が溜まるため、日々、自身を清めるために、掃除をしてきた時代が今に繋がっています。毎日掃除をするのも、心の乱れを整えるために行うことでもあり、気持ちの整理は常にするのです。
そこで、盛り塩を用いて、浄化できる環境作りをするのも、日頃の厄を落とすのに必要なことでもあります。生きている人間と同様で、「類は友を呼ぶ」ですから、常に浄めていることで、悪が近寄ってくることはありません。寧ろ、毎日、汚していた環境に身を置いていると、それを喜ぶ悪が住み込んでしまうので、頭の隅に入れておいてくださいね。
■2. 体にすりこませる
お風呂に入る時などに行うと、後の掃除がラクなので、おすすめします。お風呂に入って、調子が悪いと感じるところに、すり込ませてみたり、気になる箇所に、塩もみするようにするとラクになるでしょう。また、首や肩にすりこませると、体がスッキリするという人も多いです。だいたい手のひらいっぱいに塩を盛り体の気になる箇所をもむように、浄化をします。
ここで、注意してほしいのは、傷口や擦り傷がある箇所に、塩でもむと、染みます。傷口があるようなら、塩でもむことを避けて、シャワーなどで、後頭部に当てて流すようにするだけでも大きく変わります。
■3. 舐める
塩分を1日に摂取してもよいグラムは決まっています。多量に摂ることで、死亡した例もあるので、摂りすぎはよくありませんが、少量をなめる程度であれば、一般的には問題はありません。が、中には高血圧などに疾患をお持ちの方にはあまりお勧めはいたしません。少量を体内に取り込み、身体の中から浄化するという説もあります。
また、友人とドライブなどに行った際にも、同行する友人と一緒に舐めるのもいいでしょう。事故に巻き込まれないための「安全祈願」のように、みんなで塩を舐めるのもお勧めです。
■4. 塩水にして洗い流す
お通夜やお葬式などでも、用いられることがありますが、大きなたるのような容器の中に塩を入れて塩水にします。容器の中から手尺などで、両手に荒い流すことから、塩水で洗い流すことをお勧めします。これは、海水で身を清めたイザナギのミコトのように、身を清める時は、海水が良いとされています。夏場の海は冷たくないところがあり、生ぬるいところがあるので、基本はお勧めしません。湖などにも塩分を含むところがあり、冷たい水で清められる場所もあるので、こちらに出向くのもいいでしょう。
■5. 持ち歩く
常に、お守り代わりにもつことをお勧めします。小さなジップロックのような袋に、入れて持ち歩くことも良いでしょう。何か、嫌な雰囲気だと思った時や、嫌な予感がしたときにも、すぐに使うことができます。気になったときに、舐めることもできるので、粗塩を小分け袋に入れて、持ち歩いてみるのもいいでしょう。持ち歩く袋は、特に決まっていません。好きな色の袋に入れても良いですし、色の持つ意味に合わせて持つのも良いでしょう。
■6. 禊ぎ祓い
清い魂であることで、ケガレは近寄ることなどできません。日頃から、自身を清めることをお勧めします。ご自宅の浴室で行ってください。
<禊ぎ祓いのやり方>
①粗塩の塩をコップ3分の1くらいまで入れます。
②ぬるま湯を7分目~8分目ほど入れます。(夏場は、冷水が良いでしょう。)*冬場でも冷水が良い場合は、お好みでよいです。
③榊(サカキ)を右手に持ち、左手にコップを持ちます。
④左の方向へ、「祓えたまえ」と言い、右の方向へ、「清いたまえ」と言いながら、これを三回繰り返します。
ここで、大切なのは、「念」を込めて、汚れた自身を清いたいと思うことと、取り憑いた「悪」は祓いたいと思う事が大切です。
神社などでも半期毎(6月、12月)はくぐりの輪というものがあります。半期で溜まった汚れを落とすために、設置され、半期分の禊を行います。人は、知らず間に、恨みをかうこともあります。ねたまれていることもあります。定期的に身を清めることをお勧めします。
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■7. バスタブに取り入れる
浴室などで、湯船に塩を薄めても平気なバスタブなら、お湯に塩(50グラム程)を溶け込ませてお風呂に入るのも良いでしょう。その際、潜るように頭から足のつま先まで、身体を清めるといいでしょう。
熱湯に塩を入れると発汗作用があります。体内に滞っている老廃物を取り除く効果も期待できます。浸かったあとのお湯が、ドロドロになるようなこともあります。その際、家族がいる場合ですが、その後のバスタブに入ることはお勧めしません。人を変えるたびに、きちんとバスタブを洗浄してから、新しいお湯を入れると良いでしょう。
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■8. 海の塩の天日干し?
半紙(お習字などで使われるようなものでもよい)に、天然の塩(粗塩)を天日干しにした塩を包みます。包んだ塩を家に置いておくだけでもよいとされています。一週間、天日干しにした粗塩を排水溝に流すことも可能です。また、トイレに流す人もいるので、いずれにしても処分方法が、ゴミ箱に捨てないのであれば、良いとされています。
この手法を取り入れる場合、面倒だと思って、ほったらかしにしないでください。必ず定期的に交換をして頂きたいと思います。1週間に一回、塩を天日干しにして、自宅の排水溝に流すだけでも十分な除霊方法なのです。
■9. 塩水で掃除
コップに3分の1ほどの塩をバケツに溶かし、塩水を作ります。この塩水で家中を掃除することで、余計なモノは排除できます。
床やテレビ台、玄関ドアや椅子やエアコン、窓など、水拭きできる箇所は、海水にした水で水拭きすることをお勧めします。これは、私も実際行った手法で、海水の水拭きをする前と、後では、家の中の輝きが全く違います。部屋の中が晴れやかな空間になったので、皆さまにもお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。食事を作る際に用いられるだけでなく、他にも「魔除け」や「厄払い」「禊」としても、塩が用いられています。体調の変化や気分の悪さを何でも霊のせいにすると、良くありません。がしかし、本当に霊のせいだとしたら、自然の恵の「塩」の力を借りても良いのではないでしょうか。
そして、常に自身を清めることが一番大切です。完璧なことなど何もありません。常に感謝し、清らかであれば「悪」は取り憑くことは出来ないはずなのです。
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