近年巷でよく聞くようになった、量子力学という言葉。「調べてみてもよく分から〜ん!」という方は多いのではないでしょうか?
そこでSpicomiでは、子どもにも分かるように量子力学を解説!わかりやすくキャッチーに解説するので、小難しい話が苦手な方にもおすすめです。
そもそも量子力学って一体何?
量子力学とは、とても小さなもの、例えば、すごく小さな粒子や原子などを扱う学問のことです。
その とても小さなものが、どのように振る舞うかを説明するための学問のことです。
「?」が頭の中に大量に浮かんでいる方が多いかもしれません。ですが、大丈夫です。
量子力学は人間の感覚では理解しづらい、とてもへんてこな宇宙のルールなので、理解できなくて当然なのです。
何せ量子力学はかなり難しく、物理学者ですら完全に理解できている人は少ないといわれています。
■⚫︎まるで生きているみたい?粒子のふるまい
ボールを落とすと、それがどこに行くかをある程度予測できますよね。これが、量子力学の反対の学問、古典力学です。
私たち人間が生活している日常の物体の運動や性質は古典力学で説明できます。
しかし、原子などの、本当にとてつもなく小さなスケールの世界では、古典力学が適用できません。そこで登場したのが量子力学です。
量子力学では、とても小さい粒子を落とすと、ボールのようにそのまま下に落下するのではなく、予測が難しいほど奇妙に動くことがあるのです。
ときにはその小さな粒子が、同じ場所にいても同じことをしていても、違う振る舞いをすることがあります。まるで粒子に意識があるようですね。
つまり量子力学では、粒子を観察する存在がいることで、そのふるまいに影響を与えることがあるのです。
■⚫︎波と粒子
また、量子力学では、粒子が波のように振る舞うこともあります。これは、粒子が一つの場所にとどまるのではなく、波のように広がることを意味します。
これは、物質を構成する素粒子は粒子と波動の両方の性質を持つということを意味します。波動でもあり粒子でもあるという二重性を持っており、 波動としてふるまうのか、粒子としてふるまうのかはその状況によって変わるのです。
人間に観察されていない状況下では、量子は「波動」としてのふるまいを見せます。しかし、人間が観察することで「粒子」としてふるまうことが確認されています。
これが、2022年12月ノーベル物理学賞「量子もつれ」の実験結果です。あのアインシュタインでさえ不信感を抱いた量子力学が提示する量子の性質。「量子もつれ」は、物理学の常識を覆し、スピリチュアルな主張に新たな可能性をもたらしました。
ものすごく簡単に言えば、量子力学は、 とても小さいものがとてもへんてこな動き方をし、私たちの観察がそれらの動きに影響を与えるという科学のルールのことです。
そして、このへんてこなルールが私たちの世界を探求するために使われています。
量子力学がよくスピリチュアルと結びつけられるのはなぜ?
そんな量子力学は、スピリチュアル界隈ではよく登場する言葉で、よくこの二つが結びつけられています。それは一体なぜなのでしょうか?
量子力学は、とてつもなく小さな粒子のふるまいを説明するための学問です。その中には、人間の通常の経験に基づいて予測できないような、奇妙な結果が出ることがあります。
これらの奇妙な現象は、通常の感覚では理解できません。そのままでは「なぜ?」という疑問だけが残りますが、 奇妙な体験はスピリチュアルな解釈をして納得することができます。
「よくわからないけれど、どうやらこの世界の真実っぽい何か」を信条にして、一旦安心することができるのです。
そのため、量子力学とスピリチュアルがよく結びつけられているのです。
量子力学と引き寄せの法則の関係とは?
引き寄せの法則とは、自分の考えている思考が現実になる、という考え方です。
例えば、ネガティブなことを考えると、それに似たことが起きやすくなります。
「自分がAさんに嫌われている」と思い込んでいるとします。その思い込みによって、Aさんを避けたり、態度が変わるなど、実際に現実でAさんに嫌われるように行動してしまうのです。
それが、引き寄せの法則の特徴で、別名「やっぱりなの法則」とも呼ばれています。
この引き寄せの法則はよく、「思考は現実化する」という点で量子力学と結びつけられています。
スピリチュアルな観点では、似た「波動」を放つもの同士が引き合うといわれています。あらゆる思考は「波動」を発し、それと一致する「波動」を引き寄せるという考え方です。
量子力学で扱っている物質は「波動性」を持っています。そのため、「波動」を大切にしているスピリチュアルと相性が良いため、引き寄せの法則とも結びつけられるようになったのです。
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「物質が波動でできている」は間違い?
スピリチュアルでは「素粒子の中に波動で出来ている物質がある」と解釈されていますが、果たして本当に波動で出来ている物質はあるのでしょうか?
物質を構成する素粒子は、粒子と波動の両方の性質を持っています。これは、波動で出来ている物質は存在しない、ということになります。
また物質には、その特性に合わせた固有の波動があります。この波動の振動回数を「周波数」と呼びます。周波数は、波が1秒間に何回振動するかを示す単位です。
つまり、物質の波動と周波数は、その物質自体に固有の特性として存在しているのです。これを、 固有共鳴周波数といいます。
このことから、一人の人間から放たれる周波数は固有であり、思考によって変わることはないということになるのです。
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「感情や意識に周波数がある」はウソ?ホント?
スピリチュアルではよく、ポジティブな感情は周波数が高く、負の感情は周波数が低い、とされています。負の感情は量子力学のミクロな世界にも影響を与えて、自分の波動が低くなってしまうと考えられているのです。
しかし、前項で「周波数は思考によって変わることはない」ということがわかりました。では「感情や意識には周波数がある」という考え方はウソなのでしょうか?
実は、 「感情や意識に周波数がある」というのは、イメージとして捉えられていることであり、事実ではありません。負の感情によって物質の周波数が低くなることはないのです。
物質固有である周波数が変わるということは、その物質そのものも変わってしまうということになります。
量子力学は、あくまでも物質の学問です。スピリチュアルで語られる感情や意識といった人間の頭の中にある抽象概念は取り扱いません。
そのため「感情や意識に周波数がある」というのはイメージであり、本来の量子力学とは関係ない話なのです。
まとめ
量子力学は科学的な理論であり、科学的な実験や観測に基づいて構築されたものであって、スピリチュアル的な現象であると結論づけることはできません。
スピリチュアルは宗教ではありません。また、現実逃避のための道具でもありません。自分の人生を自分でより幸せにしていくためのツールです。
どんな情報に触れるときも、観測者の立ち位置でいて、何を信じるかを自分自身で判断する必要があります。特に最近では量子力学を誤解した解釈が広まっており、悪徳商法に利用されるなど、注意が必要な状況です。
しかし、スピリチュアルと量子力学の関係性を完全に否定できるわけでもありません。常に客観的な視点を取り入れて、「自分は自分、他人は他人の意見がある」と、割り切ることが大切なのではないでしょうか。
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