「もしかしたら、自分にはもっと別の可能性があるかもしれない」そう思ったことはありませんか?人は誰でも、潜在能力を持っているものです。だけど、引き出し方がわからず、せっかくの能力を発揮できずに終わることも少なくありません。
そこで今回は、潜在能力の意味を解説し、それを開花・引き出す方法を伝授します。
潜在能力の意味とは?
潜在能力とは、潜在する能力、即ち、いつもは表面に表れず、内に潜んでいる能力のことです。内に潜んでいる能力ですから、他人はもちろん、あなた本人もその能力に気付くことはありません。
潜在能力はひょんなことから表面化します。「火事場の馬鹿力」という言葉がありますが、これは一時的に潜在能力を発揮した状態です。今まで全く経験していなかった世界に入ったら、思わぬ才能を開花させてしまったというのは、割と良く聞く話です。しかし、潜在能力の開花を偶然だけに頼ると、運に身を任せるだけになってしまいます。もしも、意識的に潜在能力を引き出す方法があるとしたら、試さない手はありませんよね。
人には右脳と左脳がありますが、潜在能力と右脳は深く関係しているという説があります。その理由は、右脳が直感や閃きなど、芸術的機能を司ると言われているからです。だから、潜在意識の開花には、右脳の活性化が不可欠なのです。
潜在能力が高い人の特徴3つ
潜在能力が高い人とは、眠れる自分の能力を充分に発揮できる人のことです。どのような人が、自分の潜在能力を発揮し、人生を充実させることができるのでしょうか。潜在能力が高い人の特徴を紹介します。
■①固定概念がなく自由な発想ができる
潜在能力が高い人には、固定概念がありません。偏見を持たず、溢れる情報に惑わされず、自分が実際に見た経験を糧にします。人は常にマナーやルールに縛られて生活していますが、潜在意識が高い人は、相手に迷惑をかけない範囲で、常識をとっぱらって物事を考えられるのです。だから、柔軟で自由な発想ができ、周囲が驚くような高い能力を発揮します。
■②困難に直面しても試行錯誤して乗り越えられる
困難に直面した時、潜在能力が開花するケースもあります。しかし、潜在能力は簡単に引き出せるものではありません。壁にぶつかった時、諦めず試行錯誤し、あらゆる努力をした結果、乗り越えることができるのです。そして、その過程で潜在能力が引き出されます。困難は、潜在能力を引き出すチャンスでもあるのです。
■③自分が本当に必要とするものを取捨選択できる
人生は選択の連続です。その選択肢は、全てが自分の望むものとは限りません。人に流されて選択をすると、描いていた理想から遠い環境に流されるリスクが高まります。しかし、潜在能力が高い人は、無限にある人生の選択肢の中で、何が自分には本当に必要なのか、見極める力を持っています。
もちろん、仕事や人間関係では、捨てたくても捨てられないものもあるでしょう。取捨選択とは、何かを諦める行為でもあります。苦しい選択肢の中でも、自分にとって最良の道を選べるのが、潜在能力が高い人の特徴です。
覚醒!潜在能力を開花させて引き出す方法25個
誰にでも秘めた潜在能力があります。しかし、それに気付かず、本来の力を発揮できないのは非常に勿体ないものです。そこで、潜在能力を開花させて引き出す方法を伝授します。
■1. 充分な睡眠をとる
潜在能力を引き出すには、心身共に満たされていることが大切です。寝不足は、脳の活動も直感も鈍らせてしまいます。潜在能力を開花させたいなら、充分な睡眠をとって、力漲る状態をキープしましょう。
ここで注意が必要なのが、人によって適切な睡眠時間には個人差があるということです。1日5時間でもバッチリ回復できる人もいれば、1日10時間が理想という人もいます。自分にはどれだけ睡眠時間が必要なのか、体と心の調子を見ながら見極めていきましょう。一般的には、起床から4時間以内に眠くならなければ、睡眠は足りていると言われています。
■2. 朝の目覚めを快適にする
充分な睡眠をとりたくても、忙しくて難しい時もありますよね。この場合は、朝の目覚めを工夫しましょう。
・必ず太陽の光を浴びる
・コップ1杯水を飲む(コーヒーやお茶等でも良い)
・朝シャワーを浴びる
あなたに会う方法を探して、毎日のルーティーンに取り入れていきましょう。スッキリした目覚めは、あなたを意欲的にしてくれます。「今日も1日頑張ろう!」と、前向きで明るい気持ちでいた方が、潜在能力が引き出せます。
■3. 栄養バランスの良い食事をとる
栄養状態が悪ければ、脳を充分活動させられませんし、体力が落ちて疲れてしまいます。パワーが切れてしまうと、潜在能力を引き出せません。だから、毎日の食事はとても大切です。栄養バランスを考えて、3食しっかり食べましょう。
また、栄養面だけではなく「これを食べると(飲むと)1日元気に頑張れる」と思えるようなジンクスを作るのも効果的です。毎日それを食すことで、自己暗示をかけ、弱気な自分を封印し、潜在能力を引き出せます。
■4. 適度な運動をする
潜在能力はリラックスした時に引き出しやすくなります。体をリラックスさせるには、適度な運動が最適です。具体的なスポーツではなくても良いので、寝る前にストレッチしたり、1駅分多く歩いたりして、無理のない範囲で運動を取り入れていきましょう。
今まで紹介したのは、健康的な生活を送る方法ですが、これこそが潜在能力を開花させるために重要なのです。心身の健康があるからこそ、潜在能力を引き出せます。
■5. 好きなことに没頭する
人が最も能力を高く発揮するのは「楽しい」と感じている時です。特に子供には顕著に表れます。子供は興味があるものは放っておいてもどんどん吸収し、逆に興味が皆無なものを押し付けても、なかなか習得してくれないものです。潜在能力も同じです。
だから、潜在能力を引き出したいなら、好きなことに没頭してみましょう。好きなことなら、高い集中力を発揮できます。この時、脳は解放され、潜在意識が解き放たれやすい状態です。
■6. 音楽や歌を聴く
音楽には人の心を癒してリラックスさせる効果があります。また、右脳にも刺激を与えます。潜在能力は、脳がリラックスしている時に解放されやすいので、音楽や歌を聞くのがおすすめです。脳の活性化にはクラッシックのモーツァルトが良いと言われていますが、特に音楽のジャンルは問いません。あなたが聞いていて、心が喜ぶような音楽が適しています。
■7. ポジティブワードを口に出す
言葉には力があります。ネガティブな発言ばかりすると、気持ちが落ち込み「上手くいかない」と弱気になり、本当に物事が上手くいかなくなります。一方、嘘でもポジティブワードを連発することで、言葉に気持ちが引っ張られ、徐々に前向きなります。また、言葉には自己暗示の効果もあり、毎日自分を応援し、目標を口に出すことで、無意識にそれに近づく行動がとれるようになります。自分の力を信じられるようになり、潜在能力が引き出されるのです。
■8. 時々脳を空っぽにする
毎日脳が忙しく働いていると、緊張してしまい、潜在能力が開花されにくい状態です。潜在能力はあなたが認識していない隠れた力。だから、無理に引き出そうとするのではなく、無意識に働きかけるのも1つの方法です。
時々脳を空っぽにして、休ませてあげましょう。と言っても、忙しさに追われていると、「何も考えない」というのは難しいものです。だから、視界に入ると思考してしまう環境から離れ、心からリラックスできる場所で、何もしない時間を作ってみましょう。
■9. 深呼吸する
脳をリラックスさせ解放する簡単な方法に、深呼吸があります。仕事や勉強で煮詰まった時、ゆっくりと深呼吸してみましょう。深呼吸のコツは、ゆっくり鼻で息を吸い、ほんの数秒息を止めた後に、吸った倍の時間をかけて口から息を吐くことです。体に酸素が行き届き、血行が良くなり脳が冴え渡り、潜在能力が開花しやすくなります。
■10. 瞑想する
瞑想にはあらゆる効果がありますが、潜在能力を引き出すのにも良い方法です。瞑想で浮かんでくる雑念を解放し、心を無にすると、思わぬアイディアが浮かび、それが潜在能力の開花に繋がります。
瞑想の仕方は拘らなくても大丈夫です。静かな環境を作り、あなたがリラックスできる姿勢でぼんやりしてください。すると、意識しなくても記憶が蘇ったり、様々な感情が浮かんだりすることでしょう。それに対して考え込まず、思い浮かぶまま思考を解放すると、次第に心が無になります。1日数分でも、簡単な瞑想をするだけで、ストレスが軽減されて、潜在能力を引き出しやすい状態になります。
■11. こだわりを捨てる
あなたの固定概念が、潜在意識の開花を邪魔している可能性もあります。人は自分の思考に行動を支配されてしまうところがあるのです。まだ自覚していない能力を発揮したいなら、「自分とはこんな人間である」「自分の方法はこれだ」という拘りを捨ててしまいましょう。時には、あえて今までのやり方とは全く違う方法を試してみるのも良いでしょう。
■12. 丁寧に物事を考える
潜在能力を開花させるヒントは、日常に隠されています。今まで特に深く考えず通り過ぎてしまったことも、丁寧に考えれば、新しい発見があるかもしれません。その新たな発見が、潜在能力を引き出すきっかけに成り得ます。日々の生活がルーチンワークにならないよう、常に「どうすればもっと上手くいくのか」「見落としている点はないか」など、注意深く考えていきましょう。
また、物事を点ではなく、線で考えるのも大切です。一見全く繋がっていないような事柄同士でも、丁寧に考えると関連性があるかもしれません。単純に考えず、あえて複雑に物事を見るのも、潜在能力開花に繋がります。
■13. とことん合理化してみる
毎日やることに追われている生活を送っているならば、とことん合理化に徹してみましょう。合理化には、小さな拘りを捨て、物事をシンプルに考える思考が必要です。また、本当に必要なものと不要なものを取捨選択し、今までとやり方を変えなければなりません。しかし、そこに新たな発見があります。
更には、合理化することでやるべきことが整理され、生活に余裕が生まれます。余裕は心身のリラックスに繋がり、潜在能力を引き出す可能性を高めます。
■14. 今を大事にする
人は過去の行いに教訓を覚え、未来を切り開く為にリスク管理をします。しかし、それは見方を変えると、過去と未来に縛られているとも言えるのです。せっかく頭に浮かんだ妙案を、「でも過去にこんな事例があった」「こうすると未来に悪影響のリスクがある」と、慎重になって諦めてしまいます。無難な選択ばかりしてしまうと、潜在能力は開花されません。
潜在能力を引き出したいなら、一番大事にするべきは今。今、あなたが何を望んでいるのか、何をしたいのか、目の前の結果だけを追求するのも、潜在能力開花に必要な事なのです。
■15. 直感を信じる
緻密な計算から開花される潜在能力もありますが、根拠のない直感から開花する潜在能力もあります。第六感が働いた時は、潜在能力が引き出されている時でもあるのです。「なんだか妙に冴えている」とあなたが感じるならば、その直感を信じて突き進んでみましょう。固定概念を取っ払い、いつもとは違う自分になることで、潜在能力が開花されます。
■16. 人の話には素直に耳を傾ける
潜在能力とは元々その人が持って生まれた能力でもあります。それが表面化しないのは、発揮するきっかけを見失っているからです。大事なのは、潜在能力開花のきっかけを見逃さないこと。
高い能力を発揮する人には、素直な一面があります。素直な人は、人の話にも素直に耳を傾けるので、自分の能力を発揮するヒントも聞き逃さないのです。人の数だけ思想や思考パターンが存在しますが、「自分とは違う」と排除せずに素直に話を聞いていると、総合的な視点を持てるようになります。それが、潜在能力を引き出すきっかけになるのです。
■17. 人に自分の長所を言ってもらう
自分を客観的に見るのは難しいものですよね。だから、人に自分の長所を言ってもらうのは良い方法です。あなたが自覚していない長所を、人から聞けるかもしれません。「え?そこが長所?」と思う指摘があるなら、それがあなたの潜在能力かもしれません。
無意識に表面化している長所を、人からの指摘で自覚すれば、確実に潜在能力が引き出せます。長所を伸ばすのは、潜在能力開花に繋がる最も順当な方法です。
■18. なんでもチャレンジしてみる
「やってみたら意外な程自分に向いていた」という経験をしたことがある人は多いでしょう。人は自分の知識の中でしか行動を選択できません。でも、もしかしたらあなたが知らない世界に、高い潜在能力を秘めている可能性があります。だから、なんでもチャレンジしてみましょう。食わず嫌いをせず「とりあえずやってみる」というチャレンジ精神が、潜在能力開花には不可欠です。
■19. いつもとは違う場所に行ってみる
潜在能力と自分を取り巻く環境は、密接に関係しています。恵まれた環境でこそ、才能は発揮されるものです。また、新たな場所に刺激を受けて、潜在能力が引き出されることもあります。インスピレーションを磨くためにも、色々な場所に出向いてみましょう。
遠出が難しい時は、いつもとは違う駅で降りてみたり、いつもは行かないようなお店に入ってみたりするだけでも良いでしょう。「ここは自分に合う」と感じたら、しばらく通ってみましょう。
■20. 本物に触れる
高い目標が身近にある方が、能力は底上げされます。本やネットで情報を集めるのも良いですが、実際に本物に触れる経験はとても大切です。
・博物館や美術館
・スポーツ観戦
・ミュージカルや映画
・講演会
チャンスがあるなら、これらの場所に出向いてみましょう。また、知人や友人に秀でた特技を持つ人がいたら、話を聞くのも良いでしょう。成功者は努力をし、自分の潜在能力を引き出す技に長けています。本物に触れ、話を聞くことで、あなたの能力を引き出すヒントが見つかるかもしれません。
■21. 指先を使う作業をする
右脳を活性化させると、潜在能力が引き出されるという説があります。能力と脳は密接な関係にありますから、意識的に脳を働かせるのは、潜在能力開花に繋がります。指先を使った作業は、脳に良い刺激を与えるので、時間を見つけて細々とした作業を意識的に行いましょう。
・プラモデルを作る
・ビーズなどでアクセサリーを作る
・ピアノを弾く
・指先体操をする
・左右の手で違う動きをする
指先の作業は、趣味的なものでも良いですし、リハビリに行われるようなことでも良いです。毎日ちょっとした時間に楽しくできるようなものを、探してくださいね。
■22. 自由に絵を描いてみる
真っ白な紙に、自由な発想で絵を描くのも、脳が活性化します。特に絵は右脳を使うと言われており、潜在能力を引き出すのに有効です。より右脳を刺激したいなら、見た物をそのままデッサンするよりも、頭の中で記憶を呼び起こし、自由な発想で絵を描くのがおすすめです。画材は問わないので、彩色もしましょう。
■23. 利き手ではない方を使ってみる
普段はあまり使わない脳領域に刺激を与えるのも、潜在能力開花のきっかけになります。最も簡単な方法は、利き手ではない方の手を使って作業を行うことです。
・利き手ではない方で字や絵を書く
・利き手ではない方でスマホを操作する
・利き手ではない方で食事をする
利き手ならば何の苦労もなくできる作業も、反対の手を使った場合、かなりの労力を必要ですが、それだけ普段とは違う脳領域を使用していることになります。
■24. 小さな予測ゲームをする
脳の活性化は、日々のちょっとした工夫で可能です。生活の隙間時間で、ほんの数分後に何が起こるか、予想ゲームをしてみましょう。例えば、こんな予測ゲームがあります。
・どのレジが一番早いかを予測
・エレベーターに何人乗っているか予測
・注文したメニューが何分で来るか予測
潜在能力を引き出したいなら、本気で予測ゲームをしてください。予測するには、観察力と洞察力と推察力が必要です。予測ゲームはあなたなりの根拠を持つのが大切です。予測ゲームをすることで、判断力が磨かれて、潜在能力開花に繋がります。
■25. 毎日をご機嫌に過ごす
潜在能力を引き出すには、脳をリラックスさせることが必要です。気分良く、脳が柔軟な状態の時に、アイディアは生まれ、潜在能力開花に繋がります。ストレスにまみれ、疲弊しきった心身では、潜在能力は開花されません。だから、毎日をご機嫌に過ごしましょう。忙しい時でも、ポジティブな気持ちでいれば、心への付加を軽くできます。1日の数分でも良いので、自分だけの時間を作ってリフレッシュしましょう。
まとめ
潜在能力を開花させるには、誰よりもあなたが自分自身を信じるのが重要です。「自分には無理だ」と思うのは、自ら可能性を切り捨てるのと同じこと。
「まだいける」「もっと別の方法がある」「自分は乗り越えられる」と、自分の力を信じてポジティブに考えましょう。そして、自分にきちんと関心を向けてください。自分を大切にし、自分を知る努力を続ければ、きっと潜在能力が開花する日が来ることでしょう。