日本には春夏秋冬の四季があり、四季折々の花や風物詩に特徴があります。季節にあった着物の柄を着ることは、女性のひとつの楽しみですが、季節の始まる少し前に先取りすると、粋なセンスを着物の柄で表現することができます。
季節の柄を必ず着なくてはならない決まりはありませんが、着物の柄の一部にでも季節の花が咲いていることで、季節の到来を告げる妖精のように、心に温かみや豊かさを感じさせるきっかけとなります。
華やかな花の季節には、落ち着いた柄を選び、木枯らしの吹く寒い時期に暖かい柄を着るのも、ほっとする心地がします。本記事では、季節による日本の伝統文様を解説していきます。
日本の伝統文様5個と意味[春]
春は花の季節です。たくさんの花が咲きますが、着物の柄として代表的なものをご紹介致します。
■1. 桜文様(さくらもんよう)
桜文様は、平安時代から梅に変わって春を代表する花となりました。着物の柄や家具、調度品などの文様として広く使われました。
桜文様の種類としては、桜の花を一面に散らした「桜散らし」、「桜をのせた筏(いかだ)を流す図柄の「花筏(はないかだ)」、流水に桜が流れる「桜川(さくらがわ)」、山に咲く満開の桜を描いた「山桜(やまざくら)」、楓(かえで)と組み合わせた「桜楓(おうふう)」などがあります。
着物の柄として、多少決まりごとがあります。「枝付きの桜」は、桜の咲く季節だけに着ることができます。桜の満開になる少し前が良いとされています。また、「桜散らし」のように桜の花びらだけの柄は、いつでも着ることができます。
■2. 桃文様(もももんよう)
桃の花は、桜が咲く前の3月下旬頃に咲きます。桃文様の種類は、桃の果実を文様化した「桃果文(とうかもん)」、桃の花や果実をつけた樹木を文様化した「桃樹文(とうじゅもん)」、桃の実をつけた折枝を文様化した「折枝桃文(おりえだもももん)」、猿と桃の組み合わせた「桃に猿文(ももにさるもん)」などがあります。
中国の「西遊記」という小説に、孫悟空が桃の実を盗んで食べるくらいに猿は桃が大好きです。桃の花を着物の柄に入れる時は、着る時期としては桃の節句に合わせて着ることができます。
可憐な白や赤、ピンクの可愛い桃の花の人気も高いので、いろいろな花の柄の着物を集めるのが趣味の方であれば、桃の柄の着物も欲しい物のひとつでしょう。
■3. 牡丹文様(ぼたんもんよう)
牡丹文様は、奈良時代に中国から伝わりました。牡丹は百花の王と言われるくらい見事な花です。「大牡丹」、「蝶牡丹」などは、豪華な牡丹の文様です。
特別豪華な文様として「牡丹唐草文様(ぼたんからくさもんよう)」があります。中国の唐の時代に完成された文様で、写実的な描写が見られます。
また、鎌倉時代には、牡丹の格調の高さから、摂関家(摂政関白の位を持つ家柄)の専用の家紋とされました。
現代では、東京の三宅坂にある国立小劇場の緞帳(どんちょう)という大きな幕の文様に、牡丹唐草文様が使われています。着物の柄としては、華やかな文様なので、晴れ着や振袖などに用いられています。
■4. 若竹(わかたけ)
若竹は、その年に芽生えた新しい竹の事です。優しくしなやかな柔らかさを持った竹の文様です。竹の柄の文様は、縁起が良いとされています。
種類も多く、「竹の節」を描いた文様や、「切竹(きりたけ)」という竹の一節だけを強調した文様の他に、「竹垣(たけがき)」や「竹矢来(たけやらい)」のように、写実的な竹垣の幾何学な文様もあります。
竹は生命力が強いので、お子様の入学式など、成長を願うのにふさわしい柄と言えます。竹との組み合わせの柄として、スズメなどの文様と合わせた「竹に雀」の柄もあります。また筍(たけのこ)を図案化した文様は、細かな点描で表された上品な柄です。
■5. 藤文様(ふじもんよう)
春の花の中でも、豪華さを誇るのが藤の花です。4月から5月にかけて、藤棚から淡い紫色の藤の花がいっせいに垂れ下がる光景は見事と言うほかはありません。着物の柄としても、訪問着や振袖などの文様として使われています。
藤は生命力が強く、長寿や子孫繁栄を意味しています。藤の文様の種類は多く、「藤立涌(ふじたてわき)」、「藤丸(ふじまる)」、「八つ藤(やつふじ)」、「巴藤(ともえふじ)」など、その他にもたくさんの藤の文様があります。
平安時代、藤原氏が全盛を極めた時代から藤の花の紫色は高貴な色とされ、家紋や装束の柄として珍重されました。有名な「源氏物語」にも、藤壺(ふじつぼ)という美しい女性の十二単(じゅうにひとえ)には、藤の文様が入っています。平安時代、藤の花は美しい女性の代名詞と言われています。
日本の伝統文様6個と意味[夏]
夏もたくさんの花が咲く季節です。その中でも季節感のある着物の柄をご紹介致します。
■1. 紫陽花文様(あじさいもんよう)
紫陽花は梅雨の時期の代表的な花です。みずみずしい花の色は、梅雨の鬱陶しさを消してくれます。紫陽花の名所はたくさんありますが、初夏の朝、山麓地帯の山道を歩くと、ひんやりとした霧が流れ、その中に自然の紫陽花の群生を見ることがあります。
霧にかすむ紫陽花の淡い紫色の世界に囲まれると、とても幻想的な雰囲気になります。紫陽花の文様は、夏の始めの着物の柄として、とても涼しげな印象を与えるので人気があります。
■2. 花菖蒲文様(はなしょうぶもんよう)
初夏に着る着物の文様として、花菖蒲文様があります。花菖蒲文様の着物は、6月頃に着るのに良いですが、一足早く季節の先取りで5月頃から着る人もいます。涼し気な雰囲気を出すために「流水文様」と合わせて描かれる着物もあります。
花菖蒲(はなしょうぶ)は、6月頃に咲く花です。アヤメ科の植物です。花菖蒲を「あやめ」と呼ぶことが多いですが、菖蒲(あやめ)とは厳密に言うと違いがあります。
花菖蒲は、花びらのもとのところが黄色になっています。菖蒲(あやめ)は、花びらに白い網目のような模様があります。
杜若(かきつばた)も花菖蒲(はなしょうぶ)や菖蒲(あやめ)と似ていますが、杜若(かきつばた)は、濃い紫色の花びらに1本の白い線が入っています。杜若(かきつばた)も5~6月頃に咲く花です。杜若(かきつばた)を文様にした着物もあり、これも初夏に着る着物となります。
■3. 百合文様(ゆりもんよう)
百合が咲くのは、5月から8月頃です。着物の柄として初夏に着るのが粋な着方です。百合の種類も多く、姫百合、笹百合、鬼百合、鉄砲百合などがあります。
百合の花の文様のはっきりとした花の形は西洋風にも見えて、現代の文様として振袖、訪問着、浴衣の柄としても若い女性に人気のある文様です。
■4. 朝顔文(あさがおもん)
朝顔は夏の代表的な文様です。浴衣や帯の文様として用いられています。東京の入谷(いりや)では、毎年7月に朝顔まつりが行われています。残念ながら、令和2年の朝顔まつりは、新型コロナウイルスの問題で中止となりました。
朝顔は平安時代に中国から伝わりました。江戸時代には、七夕に咲く花として、「牽牛花」と呼ばれました。また朝顔の可憐な美しさから、「朝顔姫」と呼ぶ場合もあります。
どちらにしても、一年に一度の七夕(たなばた)で、「彦星」と「織姫星」が出会う縁起の良い花として親しまれています。
■5. 柳文様(やなぎもんよう)
柳文様は、一般的に「枝垂柳(しだれやなぎ)」を指します。風になびく柳の姿は、優美でしなやかです。
柳文様の種類の中では、燕(つばめ)と組み合わせた「枝垂柳と燕」や蹴鞠(けまり)と組み合わせた「柳に蹴鞠(けまり)」などがよく用いられています。
■6. 鉄線文(てっせんもん)
鉄線は、クレマチスの名前で知られています。正しくは、「鉄線蓮」と言い、また「鉄線花」とも言います。初夏に白や紫の花を咲かせる豪華で優美な花です。
六枚の花弁を広げた花を持ち、固い蔓(つる)のような茎が特徴です。この蔓(つる)を活かした文様が、「鉄線唐草文」です。
桃山時代の能装束の文様にも使われた気品のある夏の花です。現在でも、着物の文様として女性からの人気の高いものです。
日本の伝統文様11個と意味[秋]
秋は、いろいろな花々が咲き、たくさんの果実のなる豊かな季節です。文様も種類が多く、着物の柄にも多種多様の図柄があります。その中でも代表的な文様をご紹介致します。
■1. 瓜文(うりもん)
※瓢箪(ひょうたん)
瓜文は、種類が多く、「南瓜(かぼちゃ)」、「糸瓜(へちま)」、「胡瓜(きゅうり)」、「瓢箪(ひょうたん)」、「西瓜(すいか)」、「冬瓜(とうがん)」などの文様があります。瓜文は能装束や小袖の文様として使われました。
現代でも、瓜文様の形の面白さは、葉や蔓(つる)なども合わせて描かれ、たくさんの図柄が生まれ、着物の柄として使われ訪問着や帯の文様として用いられています。
男性に人気があるのは「瓢箪(ひょうたん)」の文様です。瓢箪(ひょうたん)は、昔から乾燥させて酒の容器にしたので、男性のおしゃれ文様として愛用されています。
戦国時代に豊臣秀吉(とよとみひでよし)が馬印(うまじるし)に千成瓢箪(せんなりびょうたん)を使用したので、秀吉の出世にちなんで、男性の羽織や着物、帯などの文様として人気があります。
■2. 桔梗文様(ききょうもんよう)
桔梗は、日本の山々に見られる植物です。青紫色や白い花の色の花が咲きます。形は小さな星形で、清楚で凛とした印象があります。
桔梗は「秋の七草」のひとつです。桔梗の根は解熱剤にもなるので薬用に用いられました。そのため縁起の良い文様として扱われました。
大河ドラマで人気の明智光秀が、桔梗紋を家紋として使用しています。現代でも、着物や帯の文様として用いられています。「秋の七草」のひとつの桔梗文様は、格調の高い文様です。
■3. 女郎花文様(おみなえしもんよう)
女郎花(おみなえし)は、7月中旬から10月頃にかけて咲く花です。秋の七草のひとつでもあり、女郎花を使った文様の着物は、残暑の厳しい8月から9月にかけて着ると、涼しさを先取りした装いとなります。
女郎花を単独で用いることもありますが、他の秋の七草の桔梗(ききょう)、萩(はぎ)、撫子(なでしこ)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、薄(すすき)などといっしょに描かれることが多いです。
秋の七草の覚え方は、「おすきなふくは」と覚えると簡単です。「お」はおみなえし、「す」はすすき、「き」はききょう、「ふ」はふじばかま、「く」はくず、「は」ははぎです。
■4. 撫子文様(なでしこもんよう)
秋の七草のひとつの撫子は、清楚で上品な柄です。秋の七草の中では、女性的な艶やかさと華やかさを表現するのに適しています。
着物や帯にも用いられます。季節の先取りで、浴衣などの文様として、盛夏から夏の終わりにかけて着ることもできます。
■5. 萩文様(はぎもんよう)
萩は秋の七草のひとつです。赤紫の小さな花をたくさんつける萩の花は、万葉集でも、萩の歌が141首も詠まれています。
萩の花の艶やかさを詠ったものに、「草枕、旅行く人も、行き触れば、においぬべくも、咲ける萩かも」という歌があります。意味は、「長い苦しい旅に行く人々も、道すがら見事に咲いている萩の花に出会うことがあれば、なんと美しい色の花に感動することでしょう」という意味になります。
旅を人生に見立てて、苦しい日々の中で萩の花に出会うようなホッとするひと時を表すような歌です。萩の見事な花の柄の入った着物を着れば、行き交う人も思わず振り向くのではないでしょうか。
■6. 菊文様(きくもんよう)
菊文様は、着物や帯の柄として、秋を代表するような人気のある文様です。菊の花を写実的に描いている文様は、菊の咲く時期を先取りして着るのが粋です。
菊の文様の種類は多くありますが、趣のある文様として、「貉菊(むじなぎく)」、「菊の丸」、「乱菊(らんぎく)」、「菊水(きくすい)」などがあります。
「貉菊(むじなぎく)」と呼ばれる文様は、狸(たぬき)の毛のように細かく菊の花びらを描いた小紋です。「菊の丸」という文様は、菊を丸の形に描いたものです。「乱菊(らんぎく)」は、長い菊の花びらが特徴で、優美に華麗な柄です。「菊水」は、菊の花と流水を組み合わせた柄で、延命長寿を表します。
平安時代から9月を菊月と呼び、9月9日は、「重陽の節句」とされ、別名を「菊の節句」と言います。菊は薬草として寿命を延ばす花と信じられており、長寿や無病息災を願う行事が催されました。
重陽の節句は、中国から伝来した風習です。中国では、9の数字が大変縁起の良い数字、「陽数」とされています。9が重なる「重陽」の9月の9日は、最高に縁起の良い日となります。
■7. 紅葉文様(もみじもんよう)
紅葉文様は、秋の文様として代表的なものです。紅葉(もみじ)は、秋になると、赤色や紅色や黄金のように光り輝く色の変化がある事から、山々の景色が、錦絵のように絢爛豪華な色合いに変わります。そのことから、「錦秋」という言葉があります。
紅葉文様は、単独で使われる場合と、唐草や流水、鹿などの文様と組み合わせて使われています。紅葉文様の種類には、「紅葉格子(もみじごうし)」、「流水に紅葉」、「光琳紅葉(こんりんもみじ)」、「龍田川(たつたがわ)」などがあります。
■8. 葡萄文様(ぶどうもんよう)
葡萄文様は、エジプトやメソポタミアからシルクロードを経て中国に伝わり日本には、奈良時代に伝わりました。正倉院の宝物にも葡萄文様が見られます。
多くは蔓を唐草のように図案化した「葡萄唐草文様」です。葡萄文様が着物などに多く使われるようになったのは、室町時代です。
蒔絵や陶磁器、能装束の文様として用いられました。葡萄は豊かな実りを表す果物です。勢いよく伸びる蔓(つる)と大きく実った葡萄の房の文様は、初秋の季節を象徴しています。
■9. 薄文様(すすきもんよう)
薄文様は、秋を象徴する文様です。着物や帯に用いられています。曲線のなめらかな構図でリズム感のある楽しい文様です。
野原に自生する薄(すすき)の穂は、人の背丈にも伸びて、白い毛のような穂先は、柔らかい狐の尾のような感触がします。ただし、すすきの葉は刃物のような鋭さをもっているので、うっかり触ると手を切ってしまいます。
家紋としても古くから使われています。「尾花紋(おばなもん)」、「穂薄紋(ほすすきもん)」とも言います。
■10. 葛文様(くずもんよう)
葛文様は、秋の七草のひとつである葛(くず)の花を文様化したものです。葛は、マメ科のクズ属に分類される「つる性植物」です。古くから観賞用の植物として親しまれてきました。
漢方薬の「葛根湯」や「くずきり」や「葛餅(くずもち)」などの和菓子の材料にもなります。夏から秋にかけて、紅紫糸の花が穂のように咲き、枝豆のような実をつけます。
■11. 藤袴文様(ふじばかまもんよう)
藤袴文様は、着物や帯に用いられている文様です。藤袴は秋の七草のひとつです。
藤袴(ふじばかま)は、キク科の多年草で、8月から10月にかけて河原や野原などに淡い藤色の小さな花を付けます。花の形が袴のように見えることから「藤袴(ふじばかま)」の名前がつきました。
平安時代、藤袴を乾燥させると良い香りがするので、身分の高い女性たちは、小さな袋に入れて十二単(じゅうにひとえ)の着物の中に忍ばせたりしました。源氏物語にも、藤袴は形も香りも優雅な花として描かれています。
日本の伝統文様4個と意味[冬]
冬は、季節的に花は少なく、文様も限られていますが、ひとつの文様の種類が多様にあり、それぞれ特徴があります。以下にご紹介していきます。
■1. 松文様(まつもんよう)
松文様は、着物や帯の文様としても、種類が多い文様です。「若松文様(わかまつもんよう)」、「若松菱文様(わかまつひしもんよう)」、「老松文様(おいまつもんよう)」、「松皮菱文様(まつかわひしもんよう)」、「笠松文様(かさまつもんよう)」、「松葉文様(まつばもんよう)」、「唐松文様(からまつもんよう)」、「光琳松(こうりんまつ)」などがあります。
また、梅や竹と合わせて縁起の良い文様として、様々なものに使われています。お子様のお宮参りの着物の柄などには最適です。
松はめでたい木として、お正月の門松や松飾りなどに、古くから用いられています。能舞台の背景には、大きな老松が描かれ格調の高さを表しています。
■2. 椿文様(つばきもんよう)
椿文様は、着物や帯の柄として人気のある文様です。常緑樹であることから長寿を意味し、縁起の良い木として扱われてきました。
平安時代から、油や化粧品、不老長寿の薬として使われ、大変貴重なものでした。室町時代は、茶の湯が発達し、椿は茶道に使われる花として大事にされました。特に茶道の遠州流の開祖が、椿文様を好んで使ったので、「遠州椿(えんしゅうつばき)」と言われました。
茶席だけでなく、椿文様はお祝い事の席などに着ていく着物の柄として華やかなだけでなく気品もあります。
■3. 南天文様(なんてんもんよう)
冬の寒い時期に赤い実を結ぶ南天は、「難を転じる」という縁起の良い文様として扱われています。
冬の時期に赤い実を結ぶ南天に、「雪輪(ゆきわ)や「雪花(せっか)」、「雪芝(ゆきしば)」などの文様と合わせて、雪景色の中で勢いのある赤い実が映える文様となります。
■4. 梅文様(うめもんよう)
梅文様は、梅の木の生命力やたくさんの実を結ぶことから子孫繁栄を象徴した文様です。
梅文様の種類も多く、枝に花をつけた「槍梅」、花びらをやや渦状にした「ひねり梅・ねじり梅」、梅の花を描いた「梅鉢」、「梅の花丸文様」などが代表的なものです。小さな梅の花を一面に散らして小紋にした着物も上品で優雅な雰囲気が出ます。
まとめ
日本の伝統文様・柄の種類と意味を季節別に解説してきました。着物は、その季節よりも少し前に着るのが良いとされています。四季の微妙な変化を敏感に感じて、着物の柄で季節を先取りすると、気持ちも明るくなります。
人生の楽しみ方にはいろいろありますが、着物の柄で、自ら季節を演出することは、粋な楽しみ方と言えます。
和柄のつつましやかな文様は、着ている方の品格や優美さを表します。夏の暑さに、涼しい柄を着ると、自分だけでなく、周りの人も爽やかな気分になります。この着物の素晴らしさを是非お試しになってはいかがでしょうか。