ゴールデンドゥードルの特徴とは?性格・寿命・大きさ・飼い方

ゴールデンドゥードルの特徴とは?性格・寿命・大きさ・飼い方

ゴールデンドゥードルとはどんな特徴を持つ犬種なのでしょうか?性格・寿命・大きさ・体重・毛色は?さらに、飼い方・しつけ方法や、病気・トリミング・探し方などについても解説します。


※ブリーダーなどペット業界経験豊富なライターが書いています。

ここ数年、日本の犬種人気ランキングは小型犬が上位を独占しています。中でも大躍進しているのが体重10kg未満のミックス犬。中型犬・大型犬は日本の住宅事情を考えると分が悪いのは確かです。しかし、だからといって人気がないわけではありません。

特に究極の大型犬ミックスともいえる「ゴールデンドゥードル」が人気を集めつつあります。

ゴールデンドゥードルとはどんな犬種?特徴は?

ゴールデンドゥードルとは、ゴールデンレトリーバーとプードルを掛け合わせたミックス犬です。世の中に登場してからまだあまり年月が経っていませんが、すでにミックス犬と表現するのがはばかられるほど、一つの犬種として成立しています。

しかし、国際畜犬連盟等に正式な犬種として認定されるには、犬種の特徴がまだ完全に固定されていません。そのためゴールデンドゥードルは血統書の発行されないミックス犬という扱い。しかしブリーディングに使われる親犬は純血のゴールデンレトリーバーと純血のプードルです。

そんなゴールデンドゥードルの特徴は、なんと言っても両親犬から受け継いだ性質。ゴールデンレトリーバーとプードルの両方に共通するのは非情に賢く訓練性能が高いこと。そして運動能力が高く人が大好きというフレンドリーな性格です。

そこにプードル由来の抜け毛の少なさまで加わったことが、ゴールデンドゥードルの人気を押し上げました。

ゴールデンドゥードルの歴史

ゴールデンドゥードルの正確な誕生時期については不明ですが、そもそもの目的はアレルギーのある人でも飼える盲導犬を作り出すことでした。

世に知られるようになったのは1990年代の前半。アメリカでゴールデンドゥードルを飼っていたある家族がきっかけで注目度が高まりました。なんでも犬を散歩させていると、ラブラドゥードルと間違われることが多く、そのたびにこの子はゴールデンドゥードルだと強く訂正していたのだとか。

実は、ゴールデンドゥードルより早い1980年代に、アレルギーに配慮した盲導犬を作出する目的で、ラブラドールとプードルを交配させたラブラドゥードルが誕生していました。人々がゴールデンドゥードルをラブラドゥードルと思ったのも仕方ないことなのですが、当の飼っている家族にしてみれば、そのあたりははっきりさせたかったのでしょう。

結果として、その家族の噂がゴールデンドゥードルを周知させることになりました。

ゴールデンドゥードルの寿命・大きさ・体重・毛色

ゴールデンドゥードルの寿命は10~15才程度。ゴールデンレトリーバーが10~12才、スタンダードプードルが12~15才であることを考えると、妥当なラインではないでしょうか。

ただし、ゴールデンドゥードルの体格にはばらつきがあり、大型のものより小型のほうが寿命は長めの傾向にあるようです。

サイズとしては、概ね以下のように分類されています。

・スタンダード 体高50~70cm 体重20~30kg
・ミディアム 体高40~50cm 体重13~20kg
・ミニチュア 体高35~43cm 体重8~15kg

近年はさらに小型化を目指したブリーディングもされていて、ミニチュアより小さなサイズを「プチ」と分類する場合もあります。

毛色には単色と混色の両方が見られますが、主な毛色は以下の5色です。

・アプリコット
・クリーム
・ゴールド
・茶
・黒

毛質は以下の3種類です。

・カール(巻きが強い)
・ウェーブ(巻きが緩い)
・ストレート

ゴールデンドゥードルの性格

親犬であるゴールデンレトリーバーとプードルは、ともに人懐っこくて甘え上手で知られている犬種です。しかもどちらの犬種も非常に賢くて訓練性能は抜群。その両方の血をひくゴールデンドゥードルは、優れた性質をしっかりと引き継いでいます。

攻撃的になりにくいフレンドリーな性格も好ましく、ペットとして飼うのに最適です。幼い子どもや他の動物がいる家庭でも安心して飼うことができる、理想的な家庭犬といえるのではないでしょうか。

ゴールデンドゥードルの中では一番小さなサイズのプチでも、小型犬よりは大きく成長します。しかし、気が強くて頑固な小型犬よりずっと飼いやすいのは間違いありません。

初めて大型犬を飼う人はもちろんのこと、犬を飼うこと自体が初めての人にも育てやすい性格の犬といえるでしょう。

ゴールデンドゥードルの子犬の販売価格・値段は?

ゴールデンドゥードルの子犬がペットショップで展示販売されているケースはとてもレア。となると、全国各地にいるブリーダーから直接購入するのが基本となります。

子犬の価格に関しては、親犬の血統や毛色、体格などによって幅があると考えたほうがよさそうです。

平均的な販売価格:18~30万円

もちろん、この価格より高い場合もあれば低い場合もあるでしょう。子犬を探そうと思ったら、まずは徹底的にリサーチすることが大切です。体が小さめのミニチュアサイズや、足が短めのドワーフタイプは比較的値段が高くなる傾向にあり、希望者多数で抽選になるケースも珍しくありません。

ゴールデンドゥードルの飼い方・しつけ

ゴールデンドゥードルは中・大型犬に分類される犬ですが、室内飼育が基本です。

常に家族と一緒にいたがる甘えん坊のため、屋外飼育には向きません。どうしても屋内飼育ができない場合、この犬種が持っている穏やかさや愛情深さといった本来の良さを引き出してあげられない可能性があります。

また、室内飼育においても気温が高くなる時期の室温調整は必須です。熱中症の危険性を避けるためにも、エアコンや保冷マットを利用するなどして、ゴールデンドゥードルが快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。

ゴールデンドゥードルのしつけ

親犬であるゴールデンレトリーバーとプードルに共通する行動に、遊び好きが高じた「飛びつき」があります。犬としては親愛表現のつもりでも、体格の大きな犬が飛びつくと思わぬ事故につながりかねません。

興奮をしっかりコントロールするためにも、飼い主のコマンドには即座に従うよう、子犬の頃からしつけやトレーニングをすることが大切です。

とは言え、とても訓練性能の高い犬なので、しつけ自体は難しくありません。飼い主と犬が一緒に遊ぶ感覚でいろいろなことを教えていくと、あっという間に覚えてしまう非常に賢い犬種です。

ゴールデンドゥードルの注意したい病気・健康管理

歴史の浅いゴールデンドゥードルは、犬種の特性がまだしっかり固定されたとはいえません。そのため、注意したい病気の中でも遺伝性の疾患は、親犬であるゴールデンレトリーバーやプードルから引き継いでいることがほとんどです。

注意したい遺伝性の病気は次の3つです。

◯股関節形成不全
大型犬に発症しやすい股関節が変形する病気。ゴールデンレトリーバーは※遺伝子検査の対象犬種です。(※健全な繁殖を目的とした一般社団法人実施の遺伝子検査)

症状/歩くときに腰を左右に振る、座り方がおかしい
対策/体重制限、運動制限または適度な運動による筋力強化

◯進行性網膜萎縮症
だんだんと目が見えなくなって最終的に失明する目の病気。ゴールデンレトリーバー・プードルともに遺伝子検査の対象犬種です。

症状/物につまずく、動作がぎこちなくなる
対策/現時点で治療法はないため、目が見えなくても生活しやすいよう環境を整える

◯フォンウィルブランド病(フォンビレブランド病)
血が止まりにくくなる遺伝性の病気で、プードルは遺伝子検査の対象犬種です。

症状/抜歯やケガ、出産時の出血がなかなか止まらない
対策/治療法が確立されていないため、発症の可能性を調べて対応する

ゴールデンドゥードルのトリミング・抜け毛

ゴールデンドゥードルの親犬は、言わずと知れたゴールデンレトリーバーとプードルです。その子どもは両方の犬の特質を受け継ぐだろうと予想はできますが、必ずしも理想的になるとは限りません。

被毛に関しては、どちらの犬種の特性が強く出るかにより、トリミングの頻度や抜け毛にも違いが生じてくるようです。

◯ゴールデンレトリーバー
被毛のタイプ/ダブルコート
被毛の特徴/光沢のあるストレート
抜け毛の量/多い

◯プードル
被毛のタイプ/シングルコート
被毛の特徴/くるくるの巻き毛
抜け毛の量/少ない

◯ゴールデンドゥードル
被毛のタイプ/基本的にはシングルコート、部分的にダブルコートになる場合あり
被毛の特徴/くるくるの巻き毛、ストレート、巻き毛とストレートが混ざったウェーブ
抜け毛の量/少ない個体が多いが絶対ではない

こういった特徴から考えると、ゴールデンドゥードルにもトリミングは必要ですが、プードルほどの頻度ではなくてもよさそうです。ただし、お手入れを怠るとあっという間に毛玉だらけになり、皮膚トラブルのもとに。

毎日ブラッシングをして、伸びた毛を家庭でこまめにカットすることで、トリミングの回数を減らすことができるでしょう。

ゴールデンドゥードルの探し方は?ブリーダー・里親

ゴールデンドゥードルを迎える確実な方法は、ブリーダーをあたることです。まずはネットで検索して、子犬の情報を集めましょう。その際に確認するべきポイントは以下の5つです。

(1)ブリーディングに対するこだわり
(2)親犬の情報(遺伝子検査、血統など)
(3)親犬が飼育されている環境
(4)生まれた子犬が育つ環境
(5)子犬の引き渡し方法

また、保護犬の里親になるというのも犬を迎える一つの方法です。自治体の動物保愛護センターや保健所、NPOなどの動物保護団体にゴールデンドゥードルがいる場合は、里親を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

ただし、里親になるには一定の条件が課されていることがほとんどですし、保護にかかった費用を支払わなければならないこともあります。さらには成犬の可能性が高いことをふまえ、保護犬の里親になるとはどういうことなのかを事前によく調べたうえで立候補するのが一番ではないでしょうか。

まとめ

天真爛漫な明るい性格や人懐っこい性質、さらには教えたことをすぐに覚えてしまう訓練性能の高さがゴールデンドゥードルの魅力です。

今はまだ犬種の性質にばらつきがありますが、きちんとしたブリーディングを重ねていくことで、ゴールデンドゥードルの良い特質が固定されていくのではないでしょうか。そうなれば、近い将来には一つの犬種として公認されるかもしれません。

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