ズボラな性格に悩まされているという人も多いのではないでしょうか。なかなかその性格を変えることができずに悩んでいたり、ズボラな人が身近にいて困っているという人も多いでしょう。
ズボラな性格だと恋愛や仕事、毎日の生活の中で困ってしまうことがたくさんありますよね。なんとかズボラな性格を治したいと思う人も少なくないものです。
そこでこの記事では、ズボラの意味とは何か、ズボラな性格や行動の特徴、改善・克服方法などについて解説していきます。
ズボラの意味とは?語源・由来・方言?漢字は?
ズボラの意味とは、やるべきことをやらないという意味です。本当はやらなければいけないことを後回しにしたり、整理整頓ができなかったりすると、ズボラな性格と言われてしまいます。
他にも、人との約束を守らない、遅刻が多い、大雑把というような、だらしない性格の場合、ズボラということになってしまうのです。
ズボラという言葉の語源は、大阪の方言が元となっています。米相場が下がることをズボラと言っており、それがそのまま人間に当てはめられるようになっていったというのが由来です。
ズボラには漢字はありません。ひらがなで「ずぼら」、もしくはカタカナで「ズボラ」と表記されるのが一般的です。
ズボラの類語・言い換え
ズボラの類語としては、「ぐうたら」「怠惰」「不真面目」「面倒臭がり」「だらしない」「怠け者」「大雑把」などがあります。
全てやるべきことをやらないような人のことを指す言葉ですので、どの言葉でも言い換えの言葉として使うことができます。
ズボラは元々方言ですが、今では全国で使われる言葉です。他の言葉に言い換えて使っても良いですが、ズボラという言葉をそのまま使っても、多くの人に伝わります。
ズボラの対義語・反対語
ズボラの対義語・反対語は「几帳面」です。ズボラはだらしない人という意味ですが、几帳面はしっかりした人という意味ですよね。細かく気配りができて、部屋も綺麗にしているという人を几帳面と言います。
他にも、「真面目」「誠実」「愚直」「忠実」なども反対の意味を持つ言葉となります。基本的に真面目であることを表す言葉が、ズボラの反対の意味を持つ言葉となるため、覚えておきましょう。
ズボラな人の心理・原因
ズボラな人の心理としては、なんとかなるというものがあります。遅刻をしても、やるべきことをやらないでも「まぁなんとかなるだろう」と気軽に考えてしまうのです。
そのような心理が常にあるため、全ての物事を後回してしまうようになります。その結果、なんとかならないこともあるのですが、それでもその考えを改めようとはしないのです。
ズボラな人は小さいことを気にしないものですので、それが原因で困るようなことがあっても、自分を改善しようとは思わないのです。人から怒られても、時間が過ぎればそのことを忘れてしまうため、同じ失敗を繰り返してしまいます。
ズボラな生活をすることに慣れてしまっているため、そうすることが一番楽なのです。几帳面にすることを疲れることとして認識しているため、ズボラな生活をずっと続けてしまいます。
ズボラな人の特徴5個[性格]
ズボラな人には、性格に様々な特徴があります。これに当てはまる人は、ズボラということになってしまうため、注意しておきましょう。
■1. 面倒臭がり
ズボラな人の性格としては、面倒臭がりという特徴が挙げられます。ズボラな人はやらなければいけないことがあっても、面倒臭いと言って行動を起こしません。期限ギリギリまでそれを放置しておき、後になって慌てて行動を開始するのです。
なかには、最後までやらなければいけないことを行わず、周りに迷惑をかけてしまう人もいます。とにかく行動を起こすことを嫌がるので、恋人とのデートを面倒臭がる人さえいます。このような性格が原因で、人間関係が悪くなってしまうことも多いです。
■2. 細かいことを気にしない
細かいことを気にしないというのも、ズボラな人の特徴です。ズボラな人は数分の遅刻や、靴が汚れているというようなことをまったく気にしません。そのようなことを全て、小さなこととして捉えるからです。
他の人からすればそれはまったく小さなことではないのですが、ズボラな人の中では小さなことという認識になってしまいます。そしてそれを自分への言い訳にして、やらなければいけないことをやらないのです。
■3. 人目を気にしない
人目を気にしないというのも、ズボラな人の特徴です。ズボラな人はそのズボラな姿を人に見られたとしても、恥ずかしいとは思いません。普通の人は髪がボサボサであったり、服に毛玉がたくさんついていたりすれば、恥ずかしいと思いますよね。
また、遅刻をすれば周囲からイラつかれてしまうため、それも気になってしまいます。しかしズボラな人は、他人のそのような目に鈍感なのです。周囲から見られていることにすら気づかないことも多いため、ズボラなままでいれるのです。
■4. 飽き性
飽き性というのもズボラな人の性格の特徴です。ズボラな人は何でもすぐに飽きてしまいます。同じことを長く続けるということが難しく、三日坊主で終わってしまうことがほとんどなのです。
自分の好きなことであれば、夢中になりますが、楽しくない勉強などは長続きしません。そのため、自分の能力を高めるという努力を行うことができず、仕事で失敗をしてしまうことも多いです。
■5. マイペース
マイペースというのも、ズボラな人の特徴です。ズボラな人は基本的に自分のペースを乱しません。周りがどれだけ焦っていても、自分は自分といった感じで、いつものペースで行動します。周囲に急かされたとしても、そのペースを変えません。
ズボラな人は自分の好きなことを好きなタイミングでやりたい人なのです。それを乱されるのが大嫌いですので、周りに迷惑をかけても自分のペースを守ります。ある意味では、自己中心的な人と言うことができるため、周囲と揉めることも多いです。
ズボラな人の特徴5個[行動]
ズボラな人には、行動にも様々な特徴が表れます。そこでここからは、ズボラな人の行動にはどのような特徴があるのか紹介していきます。
■1. 部屋が汚い
ズボラな人の特徴としてまず挙げられるのは、部屋が汚いというものです。ズボラな人の性格が一番表面化するのは部屋です。掃除が大嫌いですし、片付けることをいちいち面倒臭がってしまうため、常に部屋は整頓されていない状態となっています。
休日に部屋で過ごしていたとしても、掃除をしようとは思いません。それで何か害があるわけではないため、そのままでいいと考えてしまうのです。そして部屋が汚い状態に慣れてしまうことで、ますます部屋を片付けなくなってしまいます。
■2. 忘れ物が多い
忘れ物が多いというのも、ズボラな人の行動です。ズボラな人は学校や仕事で使うものを、よく忘れてしまいます。携帯や財布、その日持ってこなければいけなかったものなど、ありとあらゆるものを忘れてしまうものです。
ズボラな人はやらなければいけないものを後回しにしてしまいます。前日に準備しておけば、忘れ物をしないのですが、「朝準備すればいいや」と思ってしまうため、忘れ物が多くなってしまうのです。これが原因で、上司や先輩に怒られることも多いというのもズボラな人の特徴です。
■3. 遅刻が多い
遅刻が多いというのも、ズボラな人の特徴です。ズボラな人は時間にルーズですので、何度も遅刻してしまいます。朝の準備をしていなかったり、寝坊する癖があったりして、仕事や学校に遅刻してしまうのです。
特徴なのが、大きな遅刻をするわけではなく、少しだけ遅刻するということを頻繁に行うということです。上司から何度怒られても直ることはなく、友達などの待ち合わせにも遅刻してしまいます。そのため、それが原因でバイトをクビになることも多いです。
■4. LINEの返事が遅い
ズボラな人にはLINEの返事が遅いという特徴もあります。何度連絡しても返事が来なかったり、返事するまでにかなり時間がかかったりするため、友達は大変です。そのようなことが原因で恋人と喧嘩になってしまうことも多いです。
ズボラな人は相手からのメッセージを見たら、それで納得してしまいます。返事をしなければ相手に迷惑がかかるというところまで、想像できないのです。また、単純に返事をするのが面倒臭いという理由で返事をしないことも多いです。
■5. 自炊をしない
自炊をしないというのも、ズボラな人の特徴です。ズボラな人はとにかく楽をしたいという思いが強いため、炊事という一番面倒なことはほとんどしません。毎日コンビニやお弁当屋を利用して、栄養の偏った食生活を送っているのです。
また、家事も行わないため、2日連続で同じ服を着るということもよくあります。靴が汚れていたり、バックの仲が汚かったりすることも多いため、不潔感を感じるという人もいるでしょう。とにかくあらゆる面でだらしないため、肌が荒れていることも多いです。
ズボラな人に向いてる仕事
ズボラな人に向いてる仕事として、まず挙げられるのが自営業や農業などです。このような仕事であれば、自分で仕事をする時間を決められるため、ズボラな人にはピッタリでしょう。
自分が仕事をしなければお金を稼げない仕事ですので、嫌でも仕事をしなければなりません。それにより、仕事へのやる気を持てるようになるため、ちょうど良いです。
また、警備員もおすすめです。警備員は巡回や受付などが主な仕事となるため、それほど忙しくありません。忙しい仕事はズボラな人には向いていないため、時間をゆったり過ごせる警備員がおすすめなのです。
他にも営業やドライバーなども、ある程度自分のペースでできる仕事となります。ズボラでも向いてる仕事はたくさんあるため、ズボラな人はそのような仕事を選んでみてください。
ズボラを治す改善・克服方法4個
ズボラな性格を改善したいと思う人も多いでしょう。そこでここからは、ズボラを治すための方法、克服方法を紹介していきます。
■1. やらないデメリットを考える
ズボラを治すためには、まずやらないことで起きるデメリットを考えてみましょう。ズボラな性格であれば、上司や先輩からは怒られますし、友達もイライラさせてしまいます。また、後回しにしたことで、後から大変な思いをすることもありますよね。
物事を後回しにしても、結局後から自分でやることになるものですし、それにより嫌な思いをしてしまいます。そのようなデメリットを考えれば、少しはやる気が出てくるものですので、まずはやらないことで起きるデメリットを考えてみてください。
■2. 恋をする
恋をするというのも、ズボラな性格を改善する方法です。ズボラな性格で見た目や部屋が汚ければ、恋人はなかなかできないですよね。イイ感じになった人がいても、そのズボラな性格のせいで離れていってしまうこともあります。
好きな人ができれば、その人に嫌われないために、なんとか自分を変えようとするものです。相手が几帳面な人であれば、なおさらでしょう。恋が自分の性格を変える最高の薬ですので、まずは好きな人を見つけるために恋活をしてみてください。
■3. やることをメモする
やることをメモするというのも、ズボラな性格を克服する方法です。ズボラな人は後からやろうと思っていても、そのことを忘れて、一日中だらだらしてしまいます。そのため、小さなホワイトボードなどにその日にやるべきことを書いておき、常に視界に入る場所に置いておきましょう。
そうすることで、その日にやるべきことを忘れなくなりますよね。何時までに行うというように予定も書いておけば、行動しやすくもなるため試してみてください。
■4. 周囲にどう思われているか知る
周囲にどう思われているかを知るというのも、一つの克服方法となります。あなたがズボラな性格であることで、周囲の人はかなり迷惑をかけられているはずです。そのため、正直な意見を聞けば、辛辣な言葉を耳にすることになるでしょう。
周りにそのようにして嫌な目を向けられていることが実感できれば、なんとか自分を変えたいと思うようになるものです。そのため、正直に言ってくれそうな友達などに、自分のことをどう思うのか聞いてみてください。
ズボラな人との付き合い方
ズボラな人が周りにいると迷惑ですよね。しかし仕事などであれば、嫌でも付き合っていかなければなりません。ズボラな人との付き合い方としては、何度も注意するということが大切です。
何度も叱るのは面倒かもしれませんが、「叱られるのが嫌だ」という感情を抱かせないと、ズボラな人は変わりません。また、できるのであれば、重要な仕事をその人には頼まないようにするというのも良いです。
友達がズボラな人なのであれば、待ち合わせの時間は早めに伝えておくと良いでしょう。必ず少し遅刻してくるものですので、それを前提とした上で時間を決めるのです。
他にも、ズボラなことをしたら罰を与えるというのも効果があります。何かデメリットを与えることで、嫌々ながらも行動するようになるものですので、試してみてください。
まとめ
ズボラな人の性格や行動の特徴について解説してきましたが、ズボラな人の性格はなかなか直らないものです。
直ることを期待するとイライラしてしまうものですので、直らないことを前提にうまく付き合っていくと良いでしょう。
あなた自身がズボラな性格の場合は、それを改善しないと様々なデメリットを被ることになるため、克服するための努力を行っていきましょう。