ペットを飼う人は年々増えており、ペット市場は拡大しています。ただペットには寿命があり、人間より短い期間で亡くなってしまいます。飼い主の方々は亡くなった後にどんな対応をしているのか、経験のある飼い主200人にアンケートを行いました。
<回答者のデータ>
飼っていたペット(犬や猫)が亡くなったことのある200人(うち男性58人、女性142人)。
平均年齢は38.6歳。
※ペットは犬または猫限定
Q1. 飼っていたペットが亡くなった時の年齢は?

平均 13.1歳。
※人間に換算すると、70歳前後です。
最長で20年程度ペットと一緒に過ごした飼い主の方もいました。
Q2. 住んでいる住環境は?
・1K・ワンルーム :3.5%
・2K・2LDK :14.5%
・3K・3LDK :9.5%
・4K・4LDK :2.5%
・5K以上 :1.0%
・一戸建て :69.0%
※一戸建て以外の選択肢は、マンションかアパートの間取りです。
ペットが亡くなるまでの長期間飼っていた飼い主の人は、一戸建てに住んでいる方が圧倒的に多い結果となりました。
マンションやアパートでは、ペットを飼うことがNGな場合も多いですよね。一戸建てであれば庭で大型犬を飼うこともできますし、郊外でペットを飼いやすい環境の方も多いと思われます。
Q3. ペットの死亡後の対応はどうしましたか?
・自宅で土葬 :23.5%
・自宅で火葬 :1.5%
・近所に土葬 :4.0%
・自治体で火葬 :17.5%
・民間業者で火葬 :53.5%
自宅に庭がある人は、「自宅で土葬」を行い、自分たちでお墓を作る人も多くいました。そのほうが身近に感じられるという意見も多数ありました。
自宅以外に山や畑などを所有している人は、「近所に土葬」を選ぶ人もいました。
お金が比較的安く済む方法としては、「自治体で火葬」があり、火葬したい方は自治体へ依頼する方も多くいました。
ただし、自治体では遺骨の返しは行っていないため、「家族の一員としてしっかり供養してあげたい」「葬儀を行いたい」「遺骨を自宅に持って帰りたい」「遺骨を残してお墓を作りたい」というように考えている人は「民間業者で火葬」を選ぶ人が多かったです。

Q4. ペットの葬儀は行いましたか?
はい :33.0%
いいえ:67.0%
葬儀を行った人の理由は、主に以下でした。
・家族の一員だから
・人と同じような対応をしたいから
・しっかり供養したいから
葬儀を行わなかった人の理由は、主に以下でした。
・そういったサービスが近くになかったから
・ペットのお葬式があることを知らなかったから
・自分たちでお別れを行い、それで十分だと思ったから
・お金がかかるから
Q5. ペット霊園でお墓を作りましたか?
はい :7.5%
いいえ:92.5%
ペット霊園でお墓を作った人の理由は、主に以下でした。
・ペット霊園だとお墓の管理をしっかりとやってもらえるから
・定期的にお墓参りができるから
・他の動物達もいれば寂しくないだろうから
ペット霊園でお墓を作らなかった人の理由は、主に以下でした。
・家の敷地内にお墓を作ったから
・家のお墓のほうが寂しくないと思ったから
・遺骨をもらえなかったから
・霊園が不便なところで通えそうになかったから
・家族のお墓に入れたから
・お金がないから
・必要だと思わなかったから
・そういったサービスが近くになかったから
ペット霊園でお墓を作る方は少数派でした。年間利用料がかかるので、お金を気にされる方も多かったです。
Q6. ペットの死亡後の対応でかかった金額を教えて下さい。
平均22,871円。
※ただし、0円だった人は、21.5%いました。
最大値は200,000円でした。
火葬、葬儀、お墓をそれぞれ行ったかどうかで料金がかなり変わっていました。
ペットが増えているため、今後ペットの葬儀などを行う人はさらに増えてくるかもしれません。
まとめ
長年一緒に暮らしていたペットが亡くなることは非常に悲しい出来事ですよね。家族のひとりとして火葬や葬儀を行うことで、安らかに眠りについてくれるはずです。
飼っているペットが亡くなった後の対応についてぜひ参考にしてください。