人生は生まれた時から順調であることはまずありません。運勢が上手く行かず悩む時期があったり、何らかの転換期や節目というものがあります。ですから生涯幸運に恵まれ続けることや、不運続きになることはないのです。
価値観や考え方が変わることもあるようです。この人生の節目がいつ頃で、どのようなものになるか読み取れるのが運命線の途切れなどになります。
それでは、この運命線の途切れなどの意味について詳しく解説していきます。
運命線の途切れ・途中までで止まる意味は?
運命線は始点がどこでも中指の方向に向かう線を指します。長いものでは手首の辺りから中指の付け根まで伸びていたり、短いと手のひらの中程から始まり感情線の手前で止まっていることもあります。
濃い薄いもあり運命線ほど、人によって千差万別な線はないかもしれません。その中で途切れがあると、その期間に運勢が上手く行かないことが多くなり、悩みが増えるとされます。これを乗り越えると価値観などが変化することもあります。
運命線が短い場合、その先の運勢がないのではなく、運勢に身を委ねた方が何かと上手く行くという解釈になります。また運命線の前半部(掌の手首寄り)に線がない場合は、人生の目標が定まっていないことが考えられます。
運命線の途切れの年齢の見方は?流年法
運命線はその途切れが見られる位置によって、人生の節目となる時期がわかります。基本的には手のひらの真ん中辺りを40才とするのが目安なので、その年齢を基準に判断します。
以前、この流年法は手のひらの真ん中の辺りを30才~35才とすることが多かったのですが、近年日本人の寿命が伸びたので、40才前後とするのが主流になっています。
どんな長さの運命線も始点を0才にするのではなく、始点に関わりなく手首のラインを0才、手のひらの中程を40才、知能線の辺りが45才、感情線の辺りが60才、中指の付け根のラインは90才~100才以上としています。
また知能線や感情線の位置が上寄りだったり下寄りになっていることもあるので、人によって年齢設定は前後するかもしれません。
左手の運命線が途切れている
手相は利き手でない手で生来のものを読み取ります。日本では右利きの人が多いので、一般的に左手では過去や生来の特徴などが現れるとされます。
この左手の運命線に途切れが見られる場合、生まれながらに運勢が上手く行かない時期や転換期が運命づけられているとされます。しかし幼少期に培われた性格によって、考え方などが変化すると低迷期や転換期の年齢が変わったり、消えることも考えられます。
手相はその人の気持ちなどを色濃く反映し確定的ではなく変化するので、あまり気にする必要はないかもしれません。しかし性格などに変化がなければ、低迷期は着実に訪れるので注意は必要です。
右手の運命線が途切れている
手相は利き手で現在から将来の運勢を読み取ります。一般的に日本では右利きの人が多いため、右手ではこれからの運勢などが現れるとされます。
この右手の運命線に途切れがある場合、いろいろと人生経験を積んでいくうちに考え方などが変化して、運勢の不調期を呼び寄せてしまったとされます。
現状周囲の環境に悪影響を及ぼす原因があり、このまま進んでいくと運勢が上手く行かないようになったり、悩みが増えることになります。
この原因を放置していると、何らかの不調期が訪れる可能性が高くなります。運勢の低迷期に備えると同時に考え方や周囲の環境などを改める必要がありそうです。
運命線が途中から薄い
運命線が途中から薄くなっていることがあります。この場合、薄い期間に運勢の低迷期があるとされます。何をやっても上手く行かず、迷いが多くなるかもしれません。
何事も自信を失いがちなので、無理はしない方が良さそうです。精神的なストレスから体調にも変化が訪れる可能性があります。この運勢の低迷は、途切れているものよりも若干軽めになるとは言え、不調期に変わりはないので注意が必要と言えます。
このように薄くなる人は謙虚さがあり控えめな人が多いようです。周りの人から助力が得られやすい面があります。この低迷期は周りと協調して乗り越えれば負担は軽減されます。
運命線が途中から2本に枝分かれ
途中から小さく2本に枝分かれしている場合、後半生から晩年期にかけて苦労が多くなるとされます。何かとトラブルを起こしやすいようです。
途中から大きく2本に枝分かれし、人差し指の付け根の木星丘に伸びると、強い願望と向上心を持つとされます。目標や願いを叶えるために努力を惜しみません。富や地位を得て大成功しやすくなります。
大きく枝分かれし、薬指の付け根の太陽丘に伸びると、分岐点の時期に幸運や成功がつかめるとされます。努力が報われ、芸術の分野でも成功しやすくなります。
大きく枝分かれし、小指の付け根の水星丘に伸びると、コミュニケーション能力や商才に優れるとされます。交渉事が上手で、営業や経営で力が発揮できます。
まとめ:危うい時期が乗り切れる
運勢の低迷期などが読み取れるのが運命線の途切れです。この時期は運命線の途切れの位置でわかり、掌の中程を40才とするのが目安になります。
左手の運命線が途切れていると低迷期が運命づけられ、右手が途切れていると、後天的に低迷期が訪れるようになったことがわかります。
また運命線が掌の中程で止まると、その先の人生は運勢に身を任せた方が何かと上手く行くとされます。途切れの意味を知れば、人生の危うい時期が乗り切れるはずです。