破壊殺とは？意味と調べ方！気にしない？影響・効果と対策

九星気学には吉方位と凶方位という考え方があります。吉方位とは開運に繋がる方位であり凶方位は運気を低下させる方位です。

その中でも暗剣殺、五黄殺はとても恐れられています。この二つの方位に次いで注意すべきとされている「破壊殺」について解説をします。

破壊殺の影響を受けると夢、理想、目標や大切にしていたものが「破壊される」「破れる」とされると言われています。主に人間関係、信頼関係に影響があります。

人間関係や信頼関係が崩壊すると金銭の問題にもなることもあり、金運や仕事にも自動的に悪影響をうけることになります。

破壊殺には「歳破」「月破」「日破」がありそれぞれ年の破壊殺、月の破壊殺、日の破壊殺となります。

破壊殺の方位を調べるためには「十二支」が必要になります。十二支にはそれぞれ担当する方位があります。子は北を担当します。そこから東へ丑、寅・・・・と配置されていき方位を一周します。下の図が方位と担当する十二支を表わしたものです。

※十二支が担当する方位

それぞれの星の動きとは異なり十二支は決まった方位から固定で動きません。

破壊殺は方位年盤のなかでその年の十二支が担当する方位の反対側が破壊殺となります。2021年の場合は丑年のため丑が担当する方位の反対側、未の方位が破壊殺です。

年盤上での破壊殺を「歳破」とよびます。また、破壊殺のある方位に配置された星を持つ人はその期間、凶作用を受ける可能性があります。2021年は三碧木星が破壊殺の影響を受けます。

※2021年の方位盤

2021年は南西のなかでも南よりの未の方位、南南西が破壊殺（歳破）となります。また、十二支は月ごとに担当があります。月と十二支、破壊殺（月破）の関係が下の表です。

日破には毎日の十二支を確認する必要があります。毎月1日が子から始まるのではないので表のように書き表すことができません。暦や万年歴で調べるか計算サイトを使って調べるしか手段はありません。

方位にはそれぞれ意味があります。それぞれの方位に破壊殺が重なった場合の影響の例を紹介します。

◯北の影響
人間関係、特に恋人との関係や恋愛に関連する人間関係に影響がある。

◯東の影響
進路や進学、学びの目標や夢を破壊される。

◯南の影響
築いてきた名誉や地位を破壊される。

◯西の影響
売上、利益などの目標や目論見が破壊される。金運全般の低下。

◯北東の影響
親戚との関係が悪化する。相続、継承の夢、目標、目論見が破壊される。

◯南東の影響
職場の人間関係が悪化する（同僚等近い人）破局や婚約破棄など。

◯南西の影響
家族・親子の関係が悪化する。将来の夢や目標、それまでの努力が壊される。

◯北西の影響
仕事上での信頼を破壊される。役職者や上部組織との関係悪化。

破壊殺の影響は神社で行われている方位除けの御祈祷により回避、軽減が可能といわれています。方位除けの御祈祷は「事前」に受ける必要があります。

凶方位への引っ越しや旅行に行く前に「引っ越し先（旅行先、旅行後）でトラブルがなく平穏に過ごせますように」と祈り願うことで守って頂くというものです。

しかし、事後では意味がないか、一時的な効果しかないとされています。ウイルスに対するワクチンの様なイメージをしていただければわかりやすいです。

事前に受けることで影響の可能性を下げて、影響があったとしても軽くすむためのものです。凶作用がでてからでは痛みを一時的に抑える鎮痛剤と同じで根本的解決には至りません。

破壊殺は五黄殺、暗剣殺とならび三大凶方といわれ、とくに注意すべきとされています。どれが一番恐ろしいというのはなくそれぞれ性質が違う物です。破壊殺は呪いや祟りのような恐ろしい物ではなく自身の行動や考え方でも軽減することができます。

凶方位であるからと過剰に恐れ、不安が増えることがもっとも良くない結果をもたらします。常に笑顔と誠実で思いやりを持った行動と余裕のある計画を立てるように気をつけましょう。