小指の下の膨らみに現れる線でよく知られているものには、財運線が挙げられます。これが見られれば、お金の巡りが良くなり基本的に財が築けるようになります。
この財運線と見間違いやすい線に、斜めに伸びる説得線があります。線の向きや始点、長さなど考え合わせて読み取らないと、全然別の解釈になったりします。しっかりと見極め正確な意味を把握する必要があります。
それではこの小指の下の斜め線などの意味について詳しく解説していきます。
手相の右手と左手の意味の違い
手相は左右どちらの手に現れるかで意味合いが異なります。利き手には現在から未来にかけてのことが現れとされ、利き手でない方には、生来のものや過去のことが現れているとされます。
このことから日本では右利き人が多いので、右手で将来のこと、左手で生来のことを読み取ることが多くなります。
ですから利き手に財運線や説得線があったり、良い意味合いの手相が現れていると、今後のお金などに関わる期待値が高まるわけです。
一方の利き手でない方に良い意味合いの手相が現れていた場合、生来の特質として金財運などが授かっていることになります。
しかし考え方や環境が変わると手相も変化するので、必ずしもそうなるとは限らないのです。また左利きの人はこれらのことが反対になります。
1. 財運線
財運線は始点に関わりなく、水星丘と呼ばれる小指のつけ根の領域に現れる縦線を指します。
ここでは現状の金運やお金への執着心、お金に関わる能力などが読み取れます。始点の位置や長さ、現れる位置などでそれぞれの意味があり、解釈が変わったりします。
基本的に財運線が見られる場合、金財運に恵まれ、お金の扱いや商売が得意で財が築けるとされます。濃ければこれらの意味合いがより一層強まり、薄いと弱まることになります。
また財運線がなくても貧乏になるとは限らず、金運全体を見る場合は太陽線などの手相も考え合わせ判断します。
2. 頭脳線から伸びる財運線
始点が頭脳線上にある財運線を指します。これは起業家線としても知られ、起業に関わる才能に恵まれているとされます。
何らかの新しい事業を起こし成功を手にして、財が築けます。抜群の知力を持ち、社会情勢の変化に敏感で、起業ネタはいろいろと豊富になります。隙間ニーズなどを見出し、普通の人が気が付かなかったことをビジネス化することに優れています。
起業に限らず、何をやっても高く評価されお金に結びつきます。仕事では、大きく稼ぐことや大プロジェクトなどで力が発揮できます。線が太く長い程、起こした事業が順調になります。
3. 生命線から伸びる財運線
始点が生命線上にある財運線を指します。これが見られる場合、お金を管理運用する能力に長けているとされます。行動力が旺盛でいろいろな努力によって財産が築けます。
頑張り抜く力を持ち、仕事は複数掛け持ちしても上手にこなせます。向上心が旺盛で、常に上を目指しているので、大きな財がつかみやすくなります。物事は真面目に取り組み、忍耐強さもあります。
人の助けをあてにせず、自力で成果や成功へ導くことができます。何事もコツコツと積み上げることを好みます。線がキレギレだったり不明瞭で薄いと、苦労が財につながらないとされます。
4. 説得線
感情線上から斜めかカーブした線が伸びているものを指します。直線的に伸びていると財運線になるので、見極めが大切です。
これが見られる場合、社交性に富み、自分の考えや気持ちを伝えることに長けているとされます。初対面の人ともすぐに打ち解けられ、人脈は幅広くなります。
第一印象が良く、対人関係は基本的に良好です。自分の思っていることを的確に伝えられるので、仕事や恋愛がスムーズになります。
コミュニケーション能力に優れ、交渉事や人を説得する分野で活躍が大いに期待できます。意見が違う人に対して納得いくまで上手に話が進められます。
5. 財運線にスター線
スター線は星紋とも呼ばれ、短い3~4本の線が星のように交差しているものを指します。人気や幸福を呼び込む手相として知られています。
これが財運線上に現れている場合、金財運が絶好調となり、次々にお金につながる幸せを呼び寄せます。お金の巡りが非常に良くなり、お金の苦労はなくなります。
大金をつかむ前兆にもなり、宝くじやギャンブルで一獲千金も夢ではないようです。予期せぬ大金が重なり、着実に財が築けるとされます。一方で金財運を過信していると、思わぬ金銭的なトラブルに巻き込まれることもあるようです。詐欺などには注意する必要があります。
6. 財運線に島
島は島紋やアイランドとも呼ばれ、島のような形に囲まれた線を指します。どこに現れても、そこの意味合いを弱めるかネガティブな面を際立たせます。
これが財運線上にある場合、金財運が低迷する状況にあるとされます。思わぬ損失などが起きやすくなります。儲け話に乗せられ騙される可能性も高くなります。財運はそこそこあるので収入があっても、それを上回る出費があったりします。
何かとお金が貯まりにくく、財が築けなくなります。貯金や財産を手放すことも考えられます。自分の金銭面に注意していても、人の借金などのトラブルに巻き込まれることもあります。
7. 財運線が二股に枝分かれ
財運線上部が二股に枝分かれしていると、今までの努力が報われ大きな財が築けるとされます。財運線下部が二股に枝分かれしていると、努力の結果、経済的な土台がしっかりと築けるとされます。
財運線が「V字」型に枝分かれしていると、金運が良好でお金に関わる関心や管理能力が高いとされます。
財運線が「逆V字」型に枝分かれしていると、人とのつながりによって金運が高まるとされます。人の助力が得られやすく幅広い人脈などがお金につながります。お金に困ると救いの手を誰かしらが差し伸べてくれたり、結婚相手の収入だけで裕福に暮らせたりします。
まとめ:財に関わるメッセージがある
財運線は小指の下の膨らみに現れる線で、いろいろな現れ方をします。財運線があれば、基本的にお金の扱いや商才に恵まれ財が築けるとされます。
頭脳線上から伸びると、起業家としての才能に恵まれるとされ、生命線上から伸びるとお金の管理能力に長け、行動力や努力によって財が築けることがわかります。
この財運線と見間違いやすい説得線は、感情線上から斜めに伸びるものです。小指の下に秘められたメッセージを上手に活用したいものです。