最近、異常気象が頻発し予期せぬ大災害のニュースを目にすることが多くなりました。予め被災するとわかっていれば準備もできるのですが、普段は災害を意識することはあまりないでしょう。
例えば手相には災害の危険を知らせるものがいくつかあります。火事などの火に関わる災難を示す火難の相、水に関わる災難を示す水難の相があります。これらが見られれば事前の準備ができるわけです。それでは、この水難の相などについて詳しく解説していきます。
※専門家がSpicomi独自の観点も踏まえて説明します。
水難の相の意味とは?
水難の相とは、水に関する災難に遭うことを示しているものを意味します。災難とは例えば、津波・大雨・洪水・溺死・沈没などです。
水難の相が出ているからといって必ず水難に遭うというわけではありません。自分で対策をしたり、水難除けの神社に行ってお祓いしてもらうといった方法があります。
水難の相のスピリチュアルな意味
水難の相をスピリチュアルな意味として捉えると、その人を守護している存在からの警告という要素が強くなります。実際に水のトラブルや水難に遭いやすくなるので、不運を示す相と思われがちです。
遭遇しなければそれに越したことはないのですが、予めわかっているので注意すれば回避もできます。神仏や先祖などの何らかのご加護があると前向きに捉えることもできます。恐れるのではなく、しっかりと警告を受け止め、対処することが大切と言えます。
水難の相の家や風水
鬼門の方角(北東)に水回りがある家は水難の相になります。台所や風呂、トイレがこの位置にあると水に関わるトラブルや水難に遭いやすくなるので、用心する必要があります。この水難は家そのものか家主に降りかかる可能性が高く、家族は免れることが多いようです。
また必ず起こるというものではなく、鬼門封じなどの対策方法もあります。風水上、水難を寄せ付けない植物や置物で対処することもできます。対策は風水や家相の専門家にアドバイスを受けて行った方が効果的と言えます。
水難の相の顔やほくろ
顔占いから見た水難の相は、小鼻の周りが取り囲むように黒ずみ、鼻の穴、口周り、口角、口角の横の頬、顎までも黒っぽくなっているとされます。鼻から下の顔が黒ずんでいる印象があり、女性でも髭が生えているような雰囲気があります。水害だけでなく他の災害にも注意が必要です。この上、顎に赤みがあると水害で家が流される可能性があります。
ほくろ占いで水難の相は、唇の上下にほくろがある場合とされています。説によっては唇全般の場合もあるようです。
水難の相の手相占い
■生命線上のスター線と月丘の十字線がつながっている
水難の相は、生命線上にあるスター線(星紋)から枝線が伸び、月丘に現れる十字線とつながっているものを指します。月丘は小指の下方で手首寄りの領域です。
これがある場合、近い将来、水に関わるトラブルや災難に遭いやすいとされます。女性では流産の可能性も考えられます。しかし水難などの危険性は高いものの必ず遭うわけではなく、注意を払っていれば回避できます。
この星紋が生命線上にある位置で、具体的にいつ水難に遭いやすいかを推察することもできます。人差し指と中指の間から垂線を下ろし、生命線と交差する点を20才とするのが目安です。
■月丘の丸紋
他には月丘に丸紋が現れているものもあります。丸紋はサークルとも呼ばれ、線が丸く囲っている丸模様になります。月丘は小指の下方で手首寄りの領域です。
大きさは大小様々で、きれいな真円になるとは限らず多少歪んでいることもあり、島との見極めに慣れが必要かもしれません。これが現れている場合、水に関わるトラブルや水難に遭う可能性が高くなります。水辺に行く際は注意が必要です。
水難の相と火難の相
※火難の相
ここで取り上げた水難の相は、水に関わるトラブルや水難のみならず、幅広い災害も含まれることが多い面があります。一方、火難の相は土星丘に赤い斑点が現れるものを指します。土星丘は中指の付け根の領域です。これが見られる場合、火に関わるトラブルや災難に遭いやすくなります。
土星丘と太陽丘(薬指の付け根の領域)の間が赤黒くなっている場合も火難の相と同様の意味を持つことがあります。いずれも火傷から火災に至るまで注意が必要です。
水難の相の原因
水難をはじめとした厄災は、どんなに注意をしていても訪れることがあり、人智を越えた運命的なものがあります。ですからその原因もいろいろとあると言えます。その一つに一家が代々水難に遭うことが多いと、一族の過去に何らかの因縁などがある可能性が高いとされます。
この場合、個人ではなく親族全員で対処する必要があります。この他に普段、川や海、雨などの水との関わりが薄い人が、大事な予定がある時に水難の相が出ることもあるようです。
水難の相の調べ方
手相や家相で水難の相に該当するものが現れていたり、その配置になっているかを調べるのが良いと言えます。手相の場合、少しずつその兆候が表れることがあり、それらしい星紋や丸紋が薄っすらと見えて来たら、注意深く観察する必要があります。水難などに配慮していると、濃くハッキリとしたものになる前に消えることもあるようです。
また最近、何だか水に関わるトラブルが多いと感じた場合は、小さいトラブルのうちに調べておけば、大きなトラブルが回避できます。
水難の相のお祓い
手相は注意していれば、かなり水難の相を回避することができますが、それでも心配になることがあります。一方家相で水難の相になっている場合、そう簡単に変えられないこともあります。これらの事情がある際は、水難除けのご利益があるとされる神社などでお祓いを受けるという方法もあります。
ただお参りをしただけでも、そこそこの効力は期待できます。しかし正式にお祓いをしてもらった方がご利益は大きいと言えます。無事回避できたらお礼参りも大切です。
水難除けの神社
金刀比羅神社(岩手県)、為朝神社(宮城県)、深川不動堂(東京都)、伊豆見神社(東京都)、箱根神社(神奈川県)、森戸大明神(神奈川県)、清瀧神社(千葉県)、白髪神社(埼玉県)、諏訪大社前宮(長野県)、貴船神社(京都府)、加茂別雷神社(京都府)、住吉大社(大阪府)、祇園神社(兵庫県)、安乗神社(三重県)、阿蘇神社(熊本県)などが挙げられます。
まとめ:事前の備えに役立つ
生命線上の星紋から枝線が伸び、月丘の十字線とつながっていると、水難の相になります。これが見られる場合、水に関わるトラブルや災害に遭いやすいとされます。この他、月丘に丸紋があったり、家相の鬼門に水回りがあっても水難の相になります。これらは注意を払っていたり、お祓いをすれば回避することも可能です。
また水難の相の原因には、一族の過去に因縁があることや、水との関わりが薄い人に大事な予定がある時などが考えられます。近年は大災害が多いので、水難の相などをしっかりと把握していれば、回避や事前の備えができると言えます。