人は何かと感情に左右されることが多く、感情をむき出しにする人もいれば、無表情で腹の底でどんな感情が渦巻いているか計り知れない人もいます。
いずれにしましても感情を考えずに行動することは難しいと言えます。この感情に関わる手相が感情線で、枝線や終点が向かう方向によって意味が異なります。
それでは今回は、この感情線から中指に伸びる線などの意味について詳しく解説していきます。
感情線から上向きの支線が中指に伸びる線の意味
感情線から上向きの支線が中指に伸びる線の場合、感情線上に始点がある運命線となります。運命線は始点がどこからでも、中指の付け根の領域に向かうものを指します。
感情線から始まるということは、晩年期に運勢が順調となり、仕事運が高まることになります。ここから大器晩成の相として知られています。
前半生から60代にかけて運気は弱めで、人と協調して運勢を切り開くことに優れています。しかし晩年期に入ると運気が強まり、自力で開運できる力を持つことになります。
今まで積み重ねてきた努力が一気に報われるはずです。定年後の趣味で世界的な能力が発揮できたりもします。晩年期にやりたかったことをやると成功する可能性が高くなります。また誠実な性格でマイペースな人が多いようです。
感情線が二股に枝分かれして中指に伸びる線の意味
感情線が二股に枝分かれし全体的に中指に向かうものを指しますが、二股の枝線のどちらかが中指に向かうものも含めます。
この場合、真面目な性格で愛情に深く、何事も熱しやすく冷めやすいとされます。愛情に深い分、恋愛は情熱的なのですが、飽きが早く冷めてしまうとあっさりと別れたりします。それでも周りの目や常識を気にして行動することが多くなります。
きわめて常識的なので、突飛な行動を取る人は好まないようです。個性が弱めで表向きの感情は控えめなので、対人関係は良好となります。結婚は恋愛から自然な成り行きで進展します。ちょっと堅物といった印象もあり、相手も真面目な人でないと上手く行かない面があります。浮気や不倫はほとんどないはずです。
感情線が三股に枝分かれして中指に伸びる線の意味
感情線が三股に枝分かれし全体的に中指に向かうものを指しますが、三股の枝線のどれかが中指に向かうものも含めます。
この場合、思いやりと優しさにあふれる性格で、熱しやすく冷めやすい面があるとされます。感情の起伏が穏やかで、初対面から好印象となる程、人当たりが良く人から好かれます。社交的で誰とでも上手くやって行けます。
自然な気配りができ、人とのつながりを大切にするので有益な人脈が築けます。しかし飽きっぽい面があり、興味を失うと投げ出す傾向にあります。
人を喜ばせることで満足感が得られ、サービス精神が旺盛とされます。結婚するとパートナーに献身的に尽くしたり、相手の運気を高めることもあるようです。家族や仲間を大切にし幸せな家庭が築けます。
感情線自体が中指に伸びるときの意味
感情線の終点が中指の付け根のラインに向かうものを指し、急カーブを描く短い感情線になります。この場合、一つのことにじっくりと取り組むことが苦手で、何事も熱しやすく冷めやすいとされます。
興味の幅が広く、いろいろなものに挑戦したい気持ちが強くなります。しかしどれも中途半端に終わりがちで、成果は上がらないようです。
仕事や恋愛に積極性があり情熱を持って取り組むのですが、ある程度満足感が得られると急速に熱が冷めて飽きてしまいます。愛情に深く優しい気持ちを持っているので、家族や恋人のために尽くします。その分、度が過ぎると体を壊すこともあるようです。
感情に流されがちで、浮気や不倫をしやすくなります。また思い込みが強く、自分の都合に相手を合わせることが多くなります。
まとめ:中指に向かう様々な線がある
感情線は枝線や終点が向かう方向によって意味が異なりますが、中指方向に向かう中でも、それぞれ独特な意味を持ちます。感情線から上向きの支線が中指に伸びると運命線となり晩年期に運気が強まります。
二股に分かれて中指に向かうと真面目な性格で飽きっぽいとされ、三股に分かれて中指に向かうと思いやりと優しさにあふれ飽きっぽいとされます。掌に中指に向かう線を見かけたら参考にしたいものです。