インナーチャイルド診断チェック！簡単な癒し方も紹介

「他人の目が気になる…」
「自分が何が好きなのかわからない…」
「将来が不安で今を楽しめない…」

あなたがこのような生きづらさを抱えている場合、インナーチャイルドが傷ついたまま、放置されている可能性が高いです。

ですが、インナーチャイルドケアをすることで、そのような悩みも解決して、自分らしく生きることができるようになります。

今回は、そんなインナーチャイルドが傷ついているかどうかの診断ができる、「インナーチャイルド診断チェックリスト」を紹介します。インナーチャイルドを自分で簡単に癒す方法もご紹介しているので、ぜひ試してみてくださいね。

インナーチャイルドとは、直訳すると「内なる子ども」といい、潜在意識を擬人化して表現されたもので、 心のなかにいる小さな女の子、男の子のことをいいます。

インナーチャイルドはポジティブな面もネガテイブな面もありますが、心理学ではたいてい、ネガティブな意味で使うことが多いです。 子どもの頃に抑圧された心の一部であり、自分ではなく周りを優先したり、本来の自分を押さえ込んでいた感情の象徴として扱われます。

子どもの頃に傷ついた心を抱えたまま大人になると、仕事や人間関係に影響を及ぼすことがあります。
インナーチャイルドと向き合うことで、本来の自分と出会うことや、生き生きとした感情を取り戻すことにも繋がるのです。

より自分らしく生きていきたい、ライフワークを見つけたい、好きなことを仕事にしたい、という方は、それらについて思いを巡らせるよりも前に、インナーチャイルドをじっくりと癒すことをおすすめします。

インナーチャイルドとは潜在意識を擬人化したものであり、潜在意識が無い人間はこの世に存在しません。ですので、 インナーチャイルドは、年齢、性別、関係なく、誰の中にも住んでいます。

あなたの中にもインナーチャイルドはいて、毎日、感情体験をたくさんしているのです。その感情をつまびらかに感じることで、心豊かに、人間らしく、生きていくことができます。

インナーチャイルドが傷ついていると、生きづらくなります。しっかりとケアをして、癒してあげましょう。
癒しを進めていくことで、偏った固定観念や、思考のクセを手放すことができます。そして、心穏やかに生きることができるようになるのです。

インナーチャイルドが傷ついているかどうかがわかる、20個の質問の項目を用意しました。内容に当てはまる場合は、チェックを入れてみてください。

チェックの個数が多いほど、インナーチャイルドは今のあなたの生きづらさと密接に関係しています。

インナーチャイルドを自分で癒す簡単な方法を、5つのステップにわけてご紹介します。簡単ですので、ぜひ、実際に取り組んでみてくださいね。

まずは、あなたの インナーチャイルドに名前を付けて呼びかけてみましょう。そうすることで、あなた自身の潜在意識とつながりやすくなります。

子ども時代に親から呼ばれていたあだ名や、昔飼っていたペットの名前、インナーチャイルドを略して「インチャイちゃん」など、あなたがしっくりくるものであれば、なんでも大丈夫です。

その名前で、できるだけ頻繁に呼びかけてあげましょう。声に出さなくてもかまいません。
その際に、おへその下、丹田の辺りや、胸などの手を当てるのも効果的です。

インナーチャイルドは、誰の中にも必ず存在します。

あなたが過去、小さな子どもだった頃、傷ついたエピソードや、わかってほしかった思いなどはありますか？
子ども時代のあなたの存在を思い出し、名前を呼びかけたり、胸や丹田など身体が落ち着く場所に手を当ててあげてみましょう。

日常の中で、他人の言動などに意識が奪われそうなときも、 外側に向いた意識を、内側のインナーチャイルドに意識を向けるように、取り組んでみてください。

意識をする際の例
・朝起きたときや寝る前に「おはよう」や「おやすみ」と声をかけてみる。
・食事中、「おいしいね」と一緒に食べているように声をかけてみる。
・歩いているとき、「風が気持ちいいね」など、声をかけてみる。
・電車の中で、「人が多いね」と気にかけてあげる。
・トイレやお風呂中などに「疲れてない？」など、声をかけてみる。

こうしてあなたの内側に頻繁に意識を向けることで、あなた自身がインナーチャイルドとつながりやすくなり、どんどんコミュニケーションが取りやすくなっていきます。

何かを選択するときに、環境要因や、経済的な事情など、外側の要素にばかり気を取られていませんか？
そうやって外側のことばかり気にかけていると、内側から溢れるあなた自身の感情を見過ごしてしまいます。

日常の中で何かを選択する際は、 外側の事情ではなく、あなた自身の中にいるインナーチャイルドに望みを聞いてみましょう。はじめのうちは難しいかもしれないので、二択で聞いてみるのもいいですね。

正しい答えを理屈で選ぶのではなく、最初に直感でピンときたものを選びます。居心地がいい方、ほっとする方、温かさを感じる方、自分に都合が良い選択をしましょう。

インナーチャイルドは、快いか、不快かを感じ取り、声を届けてくれます。この質問を続けることで、あなたの感覚が研ぎ澄まされていくのを感じることでしょう。

あなたが生きづらさを感じている場合、自分以外のたくさんのことに気を配り、神経をすり減らしているのかもしれません。


それは例えるならば、あなたのインナーチャイルドがあっちこっちにのぞき見をして、不要な情報を取り込むために走り回っているようなもので、疲れて当然なのです。

「今この瞬間」を生きるのではなく、過去の選択を後悔したり、将来が不安になったり、他人の顔色を伺ったり、経済的な事情にばかり気を遣ったりしていると、外側に意識を持っていかれてしまいます。
この状態が続くと、慢性的な疲労や、感情の疲労につながります。

そうやって外側に気を取られるときは、 インナーチャイルドのための定位置を用意してあげましょう。お気に入りの椅子や、部屋の中で落ち着くスポットがおすすめです。

その居場所にいるときは、インナーチャイルドは安心安全で、くつろいでいます。誰にも邪魔されない、あなただけの秘密基地です。

頻繁にその居場所で「今この瞬間」を感じることで、疲労感も少なくなっていきます。

あなたは小さい頃、親と十分にスキンシップを取っていましたか？

もしも、生きづらさを抱えているのであれば、このスキンシップが足りず、愛着に問題があるのかもしれません。

そして、資本主義の現代、特にシャイでパーソナルスペースが広い日本人は、親が働いていてスキンシップが十分でない子ども時代を過ごした人が多く、愛着に問題を抱えている人の方が多いのです。

あなたの内側にいるインナーチャイルドを抱きしめてあげましょう。右手で左の二の腕をつかみ、左手で右の二の腕をつかみ、セルフハグをします。
そうすることで、オキシトシンという幸せホルモンが放出され、インナーチャイルドがどんどん癒されていきます。

また、親や友達とのハグなど、 ノンセクシャルなスキンシップもインナーチャイルドがとても喜びます。もし可能なのであれば、人と軽くハグをしてみるのもおすすめです。

インナーチャイルドは誰の心の中にも存在します。そして、傷ついたインナーチャイルドを癒すことで、あなたが今抱えている生きづらさを改善し、あなたらしく生きることができるようになります。

本記事で記載した癒し方は、自分でできる簡単なものです。もしも、辛い経験を思い出したりして一人で行えない場合は、専門のカウンセラーやセラピストに相談してみましょう。

ですが、最終的にインナーチャイルドを癒し、自分を本当の意味で心から満たすことができるのは、自分自身、ただ一人です。
あなたが親となり、能動的にインナーチャイルドと手を取り、あなたらしく輝いて生きることを願っています。