御朱印集めは、趣味としても人気が高いもので、神社巡りを息抜きにしている人もいるでしょう。
しかし、御朱印は集めるのが楽しい反面、危険であるという説があることはご存知でしょうか。御朱印集めにはマナーやルールがありますが、そのことを把握している人は少ないようです。
今回は、御朱印集めがなぜ危険と言われるのか、その理由や御朱印を頂く際の注意点などについて紹介します。
御朱印集めが危険と言われる理由
御朱印集めの人気が高まる一方で、「御朱印集めは危険」「良くない」「怒られる」といった噂もあります。なぜ、御朱印集めが危険だと言われてしまうのでしょうか。理由を見ていきましょう。
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■目的によっては神仏への失礼にあたる
御朱印巡りで訪れる神社やお寺は、そもそも参拝しに行くところです。参拝とは、つまり神を敬い、様々な社会生活から生まれる困難、苦難、乗り越えなければいけないことなどを祈ることになります。
御朱印とは、参拝した際にその証拠としていただけるものです。御朱印を集める理由や目的を履き違え、スタンプラリー感覚で出かけるのは神仏に対し失礼にあたります。
全く参拝をせず、ブームにのってただ御朱印を収集するためだけに神社やお寺に足を運ぶのは、罰当たりだとも解釈できるでしょう。
それによって、神仏の怒りを買い、「何か良くないことが起こるのではないか」と噂されているようです。
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■遭難やケガの危険性がある
御朱印集めに夢中になるあまり、珍しい神社やお寺の御朱印を求め、山奥にある神社やお寺まで足を運ぶ人もいます。
しかし、素人が足を運ぶには危険すぎる場所もあり、登山気分で向かってしまうと、辿り着けない、帰れないという事故が発生してしまうかもしれません。
中には、遭難して帰れなくなってしまい、怖い思いをした人などもいるようです。山に登る場合は山の天気を事前に確認し、万が一のことも考えてしっかり準備をしましょう。団体ツアーなどを利用するのもひとつの方法です。
■御朱印ブームを終わらせたい目的の噂
近年の御朱印ブームによって、御朱印集めによるトラブルが多数発生しています。参拝する側では「客」という意識が強く、神社や寺院に来訪する目的がいささか異なるのではないか、と思わせるような態度の方もいるようです。
例えば、「平成」「令和」の元号が入った御朱印を数量限定で配布したところ、長蛇の列ができました。その時、入手出来なかった人達が神職や巫女に罵声を浴びせたそうです。
そんなことが起こってしまった神社やお寺は、この御朱印ブームを終わらせたいと感じ、「御朱印集めは危険だ」という説を広めていると言われています。
御朱印集めのマナーや注意点7つ
御朱印の持つ意味が曖昧のまま神社やお寺に来訪される方が多いです。注意点やマナーを守らないと、神社やお寺で働く方々に不快な思いをさせたり、怒られたりする可能性があります。
御朱印集めに出かける前に、ルールやマナーを確認しましょう。
■1:御朱印を頂く前に参拝をする
神社やお寺は、あくまでも参拝する場所です。交通安全や受験の合格祈願を行ったり、妊娠している方は安産を願ったりする場所になります。
そのことを念頭に来訪するようにしましょう。参拝した結果、御朱印を訪問した証として頂くことができます。
まず、神社に到着したら、防止やサングラスを外して鳥居で一礼してください。次に、手水舎で口と手を清めます。参道を歩く時は、神様が中央を通るとされているため、端側を歩きましょう。それから神前でご挨拶をし、真心を込めて参拝してください。
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■2:神社仏閣ごとの頂き方を確認しておく
御朱印は、神社やお寺、宗派によって頂き方が変わるものです。全くの無知で御朱印集めに出かけると、神社やお寺の方に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
特に気を付けたいのは、お寺での頂き方です。宗派によっては「御朱印」と呼ばない場合もあり、また、浄土真宗などは教義上の理由で御朱印を頒布していないこともあります。
神社仏閣によっては御朱印に対応していない場合があるため、まずは御朱印所、授与所、納経所、社務所などに行って「御朱印」を頂けるのか確認してください。御朱印がなくても、代わりに参拝記念のスタンプで対応しているお寺などもあります。
■3:御朱印帳を用意する
御朱印を頂くためには御朱印帳が必要です。普通の手帳やメモ用紙やノートでいただくことは失礼にあたります。できるだけ御朱印長を持参し、御朱印を頂くようにしましょう。
参拝に行った神社やお寺で販売していれば、そこで購入もできます。ほかにも、ネット通販や文房具店、神社やお寺近くにあるお土産屋さん等で販売されています。
もし、持参するのを忘れてしまった場合は、そのことを授与所などで伝えてください。「今日は別紙でお渡ししましょう」と、書き置きの御朱印などで対応してくれるでしょう。
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■書いて欲しいページを開いて渡す
御朱印を頂く際、御朱印帳にカバーがついている場合は外し、押印して欲しいページを開いて待ちましょう。
帳面の使い方は自由ですが、同じお寺で複数の御朱印を頂く際には見開きにしてページを調整するのが良いです。
御朱印長をお渡しする時には「お願いします」押印していただいたら「ありがとうございます」と一言お伝えしましょう。
■5:料金を尋ねない
御朱印代は寄付と同じ意味合いです。値段や金額という言葉は使われません。ご本人の気持ちの問題なので、値段を聞くのはご法度とされています。
同様の理由でに、お釣りを要求するのも失礼にあたります。御朱印代の相場は300~500円程度ですので、事前に小銭を用意しておくと良いでしょう。
また、中には「お気持ちで」とおっしゃるところもあります。初めての方には難しいかもしれませんので、不安がある場合は、「初心者でお伺いしたいのですが」と一言添えてお尋ねしましょう。
■6:書き方を指定しない
御朱印は手書き、手作業で作られるものなので、一つ一つ異なる繊細な仕上がり、味のある文字などが魅力です。
よって、御朱印をお願いする側から「こんな風に書いて下さい」とSNSや写真を見せて仕上がりを要求することは、とても失礼になります。宗派によっては、その書き方に教義上の理由がある場合もあるでしょう。
もし、期間限定で頒布されている御朱印を頂きたいのであれば、頒布期間をしっかり確認してから伺いましょう。
■7:必ず参拝時間に伺う
御朱印を頂く際は、必ず神社の参拝時間内に行くようにしてください。マナーのない参拝客の中には、営業が終わっているにも関わらず、授与所や社務所の扉を叩いて御朱印を要求する人もいるそうです。
どう考えても非常識な行動にあたるため、神社やお寺の参拝時間をきちんと確認してから出かけましょう。
特に予定もなく、いつ頃参拝に行こうか悩んでいる場合は、午前中に行くのが理想です。午前中は、神様に近づける時間であり、境内が浄化されて清められていると言われています。
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まとめ
お寺や神社は、参拝するために足を運ぶものです。ゲームやスタンプラリー感覚のように御朱印をいただく所ではありません。
「御朱印集めは危ない」という説において、スピリチュアルな理由には根拠がない面もありますが、怪我や遭難に関しては十分可能性があります。
また、神仏や神社仏閣の方々への敬意を忘れず、マナーやお作法を把握してから御朱印を頂いてくださいね。
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