何年経っても忘れられない人。元彼を忘れる方法 21選！10年以上経つのに忘れられないのはなぜ？

何年も元彼が忘れられないのは辛いですよね。新しい彼氏ができても、元彼を思い出してしまい、そんな自分に自己嫌悪することもあるでしょう。

そこで、元彼が忘れられない心理を解説し、元彼を忘れる方法を紹介します。

失恋すれば、誰だって元彼を忘れられない期間があるものです。だけど、それが1年2年と、数年単位で続くのは、とても辛いことですよね。何年も元彼を忘れられないと、「この先もずっと忘れられないのでは…」と不安を感じることでしょう。

でも、人間には忘れる能力が与えられています。深い傷から立ち直るために、忘却の本能があるんです。人によって元彼を忘れる期間は違うけど、あなたにもいつかきっと元彼を忘れられない苦しみから解放される日がきます。

すごく好きだった彼氏に振られた場合、元彼を忘れるのに時間がかかるのは納得できると思います。だけど、彼氏が嫌になってあなたから振ったのに、いつまでも忘れられないと「どうして別れた後もこんなに苦しまなければならないの？」と、理不尽さを感じますよね。

これは、人が生まれ持った防衛本能の影響なのです。振った振られた関係なく、失恋という強いネガティブな思いを経験してしまうと、「同じ苦しみを繰り返さないように記憶を残す」という防衛本能が働きます。辛い経験をいつまでも覚えておくことで、危機から自分を守ろうとしているのです。

元彼が忘れられないのは、自己防衛の心理からきています。しかし、恋愛の場合は、防衛本能からくる記憶を「まだ元彼が好きだから忘れられない」と錯覚してしまいます。それが元彼への執着になるのです。

また、人は良くも悪くも現状維持を求める心理があります。別れという大きな変化に心が抵抗し、「現状維持」即ち付き合っていた頃に戻りたいと思ってしまうのです。もちろん、本当に好きで忘れられないケースもあります。その場合は復縁という選択肢もあるかもしれません。

何年も元彼を忘れられないのは、なぜなのでしょうか。元彼がなかなか忘れられない原因は、いくつか考えられます。

・初めての彼氏だった
・付き合っている間とても幸せだった
・結婚を考えていた
・高スペックな彼氏だった
・別れ方が一方的だった
・別れの原因がはっきりしていない
・付き合っている間彼氏に振り回された

初めての彼氏だと、全てが初めての経験です。失恋も初めてで、そこから回復できる自分をイメージできません。初めては良くも悪くも強烈な記憶を残すので、元彼が忘れられない原因になります。

また、付き合っている間とても幸せで、結婚を考える程未来を見越して付き合っていた場合、別れることで未来図まで失うことになります。元彼が高スペックだと、「これ以上の男性はなかなかいない」と、元彼に高い価値を感じてしまいます。そのため、喪失感が大きく、忘れられない原因になるのです。その逆に、強烈に嫌な思いをさせられた場合も、負の記憶を植え付けられ、別れた後も嫌な思い出に苦しまされることもあります。

その他、あなたが納得できない別れ方をしてしまうのも、忘れられない原因になります。「あの時こうしていれば」という後悔が残るからです。

元彼の思い出から抜けられないと、未来を前向きに考えられず辛いですよね。失恋の特効薬は時間ですが、「できれば少しでも早く元彼を忘れたい」と切実に思うことでしょう。そこで、元彼をキッパリと忘れる方法を紹介します。

人の記憶は、時間とともに薄れていきます。しかし、思い出す材料が豊富にあると、頻繁に記憶をなぞるので、忘れられない時間が長くなってしまいます。だから、まずは元彼を思い出すきっかきになるものを、あなたの身の回りから排除することが必要です。手始めに、元彼に関わる物は全て処分してしまいましょう。

・元彼からもらった物
・元彼との写真
・元彼と旅行した先で購入した物
・元彼と過ごした時に着ていた服やアクセサリー

見た瞬間元彼を連想してしまう物は、可能な限り捨ててください。「勿体ない」という気持ちがあるなら、リサイクルやフリマに出してしまいましょう。「思い出を売る」という行動が、あなたの気持ちに踏ん切りをつけてくれます。

また、「この部屋が元彼の思い出そのもの」と思ってしまうなら、引っ越しも検討してください。経済的に許すならば、引っ越しは元彼を忘れるとても良い方法です。全てを新しくして、心機一転新生活を始めることで、元彼の記憶が薄れていきます。

元彼を思い出す機会を減らすには、物だけではなくデータまで処分する必要があります。動画や写真のデータを全て消去してしまいましょう。LINEやメールの履歴も完全削除です。

「彼氏だけじゃなくて、友達も写っているんだけど…」というデータも、できるなら削除をしてください。徹底的に削除することが、「元彼を忘れるんだ！」という決意に繋がります。

当然のことですが、元彼の連絡先も消去してください。メール、LINE、電話番号、スカイプなど、元彼と繋がってしまう情報は全て削除です。

「連絡はしないけど、でも、どうしてもしたくなったら連絡できてしまう」という状況は、未練を残し、元彼を忘れられない期間を長引かせませます。「連絡不可能」という物理的状況を整えてください。

今時はSNSをしている人が多いですよね。Twitterやインスタグラム、Facebookなど、もしも元彼がSNSをしているなら、友達登録を解除しましょう。そして、元彼があなたのSNSに繋がっているなら、ブロックしてください。

「そんなことしたら、友達としての関係が崩れる」と心配ですか？でも、元彼を忘れられない今、友達の振りをしても益々忘れられずに辛くなるだけです。SNSの断絶はあなたから元彼への決裂宣言にもなります。「ここまでしたら、もう元彼は私と戻ろうなどと絶対に考えないだろう」と、元彼を完全に諦める理由にするのです。

元彼を思い出すものを全て破棄したら、今度は元彼への未練にとことん浸ってください。人は抑制されるものに対して執着します。「忘れたい」「思い出したくない」と考えるのは、元彼を思い出すのを抑制しているのと同じです。すると、感情が発露できず、「元彼のことを考えたいのに！」と、どうしても欲求不満になります。

だから、元彼を忘れられない時こそ、思いっきり未練タラタラ状態で思い出に浸らなければなりません。「戻りたい」「別れて後悔している」「あの時は幸せだったのに」「もう彼以上の人はいないかも」未練に浸っている間、感情は乱され、どん底まで落ちることでしょう。でも、それが元彼を忘れるために必要な工程なのです。

1人で元彼への未練にとことん浸るのは、孤独で辛い作業です。だから、友達に話を聞いてもらいましょう。元彼との思い出や未練、辛い気持ちを吐き出し、友達に受け止めてもらうのです。でも、この時あなたは友達にこう言うべきです。「これから、物凄い悲観的で暗い話しかしないかもしれないけど、ただ聞いて欲しい。アドバイスや励ましはしないで、ただただ聞いて欲しい」と。

友達にとことん話すのは、解決策を一緒に考えるのが目的ではありません。あなたの感情を爆発させるのが目的です。それなのに、友達からアドバイスを貰ってしまうと、それに対し強い反発、もしくはあるはずのない希望を感じてしまいます。すると、問題は複雑化し、忘れるまで更に時間がかかってしまうのです。

ただひたすら聞くだけの友達もしんどいと思います。でも、弱った時こそ支え合うのが友達です。「こんなこと頼んでごめんね」と言えば、きっと聞き役に徹してくれます。あなたは「もうこれ以上話すことはない」という位、元彼への想いを語ってください。

人の思考は、あなたが思う以上に曖昧です。元彼を思い出す作業を脳内だけでしていると、同じところをグルグル回り、忘れるまでに時間がかかります。だから、ひとしきり未練に浸った後は、あなたの思考を整理する作業に入りましょう。元彼への想いを文字化するのです。

・元彼との思い出
・如何に元彼が好きだったか（嫌いだったか）
・元彼に振られた（振った）時のエピソード
・忘れられず辛い今の気持ち

ノートに書いても良いですし、パソコンに入力しても良いです。方法は問わないので、元彼に関することは、どんどん文字にしていきましょう。文法を考える必要はありません。思ったことを、そのまま書けば良いのです。

考えを文字にすることで、頭の中を整理できます。また、文字化すればいつでも自分が考えていた内容を見返すことができます。ひたすら文字化した後、また元彼を思い出したら、書いた内容を読み返してください。「あ、私また同じこと考えちゃってる」と、少し客観的に自分を見られるようになります。もちろん、新たな想いが沸き出たら、書き足して構いません。

元彼を忘れるためには、思い出の整理だけではなく「元彼がどんな人物だったのか」を改めて考えることも必要です。まずは、元彼の長所をどんどん書き綴っていきましょう。忘れられないのですから、まだあなたの中には元彼の記憶が強烈に残っていますよね。元彼の長所を改めて文字として書くと、新たな発見があるものです。

・思った以上に長所の数が少ない
・元彼だけの長所と思っていたが、案外別の人も持ちえる長所だ
・長所ではあるけど、そこまで執着する程特別ではない

「あれ？すごく好きで、素敵だと思っていたけど、こうやって書いてみると、案外普通の男性だったのかな」と思えたらしめたもの。一方「やっぱり元彼は最高の男性だ」と思った場合も大丈夫。「なぜそんなに大切な人と別れてしまったのか」「そこまで素敵な男性に果たして自分が釣り合っていたのか」と、自己分析がしやすくなります。

元彼の長所を書いた後は、短所も書き綴りましょう。長所の後に短所です。この順番は必ず守ってください。先に短所を書いた後長所に入ると、「そうは言ってもやっぱり彼氏は素敵だった」と、思い出が必要以上に美化されてしまいます。

憎しみや辛さから忘れられないわけではないなら、なかなか短所が思い浮かばないかもしれません。そんな時は、付き合っていて「少しひっかかったな」と思うところから書いていきましょう。言葉の言い回しや、ちょっとした振る舞いでも構いません。案外、その小さな積み重ねが別れに繋がるものなのです。

短所を書き綴ると、「なぜ別れることになったのか」の原因が見えてきます。あなたが振った場合は、改めて彼氏の嫌な部分を再確認できることでしょう。一方振られた場合も、「あの時何となく嫌な空気になった理由」が見えてくるので、あなたと元彼の相性の悪さを実感できます。

「なぜ別れたのか、イマイチ良くわからない」「自分の何が悪かったのか、結局言ってもらえなかった」など、別れの原因が曖昧だと、「もしかしたら別れずに済む方法があったのでは？」と考えてしまいます。それが未練に繋がります。特にあなたが振られた場合、「どこで間違ったのか」の答えが出ないと、「戻れるのでは？」という淡い期待を捨てきれず、忘れられない期間が長引いてしまいます。

だから、別れの原因を改めて考えてみましょう。彼氏の長所と短所をしっかり見つめた後ならば、別れた当初には思い当たらなかった原因に気付くかもしれません。こうして、元彼と付き合ってから別れるまでの流れを再確認することが、早く忘れるためには必要です。

元彼に関して、思う存分考えたら、次は復縁後のシナリオを考えて文字化しましょう。これは、復縁のための作業ではありません。「もしも復縁したらどうする？」というのを考えることで、現実的ではないと気付くための作業です。

別れるまでの思い出、彼氏の長所と短所、別れの原因を考えれば、自ずと改善点が見えてくるはずです。でも、その改善策は、本当に現実的なのでしょうか？恐らく無理ですよね。ありのままのあなたでいられないとしたら、どれだけ苦痛を伴うかを考えてください。徹底的に考え、論理的に「仮に復縁しても、自分は幸せではない」と結論を出すことで、未練を断ち切る準備をしていきましょう。

復縁後について良く考えて現実を見た後は、「元彼との復縁はありえない」と自分に言い聞かせてください。心のどこかで「もしかしたら、復縁できるかもしれない」という思いが少しでもあると、その可能性に縋ってしまいます。元彼を忘れるには、未練を残さないことが重要です。だから、「復縁の可能性はゼロ」と、元彼を思い出すたびに自分に言い聞かせるのです。

言葉の力を馬鹿にしてはいけません。「言霊」と言いますが、言葉には力があるのです。嘘でもなんでも、声に出して言い続けることで、いつしかそれを信じられるようになります。

何年も元彼を忘れられないと、失恋からすっかり立ち直って、元彼をサッパリ忘れている自分が想像できなくなってしまいますよね。「いつまでもこうして元彼を忘れられずに苦しんでいるのでは」と、不安に支配されてしまいます。すると、益々思い出に縛られて、忘れられなくなります。だから、失恋から立ち直った成功パターンを探して読みましょう。

・失恋をテーマにした小説を読む
・失恋から立ち直る映画やドラマを観る
・失恋中の人や、失恋から復帰した人のブログを読む

失恋は人生の大きなテーマでもあるので、探せば色々見つかります。中にはあなたよりどん底に落ちて、そこから這い上がった話があるかもしれません。元彼を忘れることに成功したエピソードを読めば、「こんな状態でも、忘れられるんだ」と、あなたの自信になります。そして、今すぐには忘れられなくても、明るい未来を考えられるようになります。

元彼に限らず、人の強烈な記憶は徐々に薄れていくものです。24時間頭がそれいっぱいだった状態から、次の日いきなりゼロになることはありません。徐々に、考える時間が減っていき、いつしかごくたまに思い出す程度に記憶は薄れていくのです。

だから、元彼を早く忘れたいなら、思い出す時間を減らすことが重要です。とは言え、思い出さないようにしている時点で、思い出しているのと同じこと。だから、「思い出さないようにしよう」と思ってはいけません。元彼を思い出した時に正しい対処をしていきましょう。毎日の生活の中で、ふと元彼を思い出したら、意識をして速攻で別のことを考えるのです。

・仕事のこと
・今日の献立
・週末の予定
・趣味のこと
・トレンドについて

考える内容は問いません。「あ、元彼のことまた考えている…」と自覚したら、速攻で思考を転換してください。別の考えるべきことが見つからないなら、スマホでニュースをチェックしたり、スピード感とテクニックが必要なゲームをしたりするのがおすすめです。

忙しくしていた方が、余計なことを考えずに済みます。だから、元彼を忘れるために、自分を忙しくしていきましょう。これを機会に、新しい趣味を探してみるのも良い方法です。新しいことを始めれば、その環境に慣れるまで気持ち的に忙しくなりますし、新たな出会いも増えます。また、好きな趣味が見つかれば没頭できるので、彼氏を思い出す時間も自ずと少なくなります。

趣味以外にも、プライベートをどんどん忙しくしていきましょう。友達との予定を詰め込んでください。1人で過ごしていると、どうしても元彼を思い出してしまいます。こんな時こその友達です。あなたから誘って予定を詰め込んでいきましょう。しばらく疎遠になっていた友達に連絡をとるのも良いでしょう。

元彼との時間を失った分、友達との時間を増やせば良いのです。「あの時元彼をなかなか忘れられなかったから、今こんなに友達に恵まれている」数年後、そう思える自分を目指して、今こそ友達を大切にしてくださいね。

友達と気軽に会える距離ではないなら、仕事に没頭してみましょう。元彼を忘れられない思いをバネにして、今まで以上に仕事に力を入れるのです。「仕事は裏切らない」とは良く言ったもので、あなたの頑張りは成果に繋がります。成果を出せば、必ず評価がついてきます。

仕事で見の周りが忙しくなれば、元彼を思い出す暇もなくなるでしょう。また、仕事で成果を出せば、あなたを認めてくれる人が増えます。人には承認欲求がありますから、評価されればそれがパワーになり、自分の価値を実感できます。そして、明るい未来を想像できるようになるのです。

「仕事に没頭したくても、時間もやることも決まっている」という場合は、副業をはじめてみるのもおすすめです。プライベートの充実でも良いけれど、自主的に予定を取り付けるよりも、「やらねばならない」と追われた状態の方が、忙しくするのが簡単な人もいます。今はネット環境があれば、副業を簡単に始められる時代です。例えば、今すぐ始められる副業として、以下のようなものがあります。

・クラウドソーシング
・アフィリエイト
・アンケートサイト

もちろん、副業を始めるにも自主的な行動が必要ですが、上記は比較的気楽に、ノンスキルでも始めることが可能です。元彼を忘れるのが目的なので、収入が少なくても良しとしましょう。上手くいけば、それなりの副収入になります。ただし、副業は年間20万円の収入を超えると確定申告しなければならないので注意してください。また、あなたが働いている会社で副業が認められているかも要確認です。

自分を忙しくするのには、ボランティアもおすすめです。学生でも社会人でも、ボランティアに参加できます。ボランティアは、忙しくして彼氏を思い出す機会を減らす以外にも、様々なメリットがあります。

・社会貢献できる
・就職や転職でアピールポイントになる
・ボランティアを通じて出会いが広がる
・新しい経験で視野が広がる
・人から感謝されることで自分の存在意義を感じる

ボランティアはインターネットで検索できます。まずは、動いてみてください。

元彼を思い出さないように自分を忙しくすると、外に出る機会が激増します。そこで、元彼を忘れるためにも、新たな出会いを広げるためにも、自分磨きを頑張りましょう。

・ファッション誌を読む
・美容院へ行く
・エステへ行く
・新しい服を買う
・運動をする

自分磨きにはお金がかかりますが、生活がひっ迫しない程度の出費は必要経費だと考えてください。イメチェンもおすすめです。外見を変えれば、気持ちも変わるものなんですよ。元彼が忘れられない時こそ、お洒落を楽しんでください。あなたの魅力に気付いて、男性からのアプローチが増えるかもしれませんよ。

「失恋の傷を癒すのは新しい恋」と言いますよね。元彼が忘れられない時、他の男性に目を向けるのは難しいかもしれません。それでも、恋活はやっぱり効果的です。自分だけで恋活する気力がないなら、今フリーの友達を誘って、一緒に恋活を始めましょう。恋活にも色々な方法があります。

・合コン
・紹介
・街コン、婚活パーティー
・恋活、婚活アプリ

恋活の目的は、新たな恋を探すだけではありません。予定を詰めて忙しくするのも目的です。友達付き合い、仕事、趣味、恋活で忙しくなれば、元彼の思い出に浸る時間も無くなります。これこそが狙いです。

1年や2年の間、忘れられないことは多くの人が経験することでしょう。ただ、5年・10年・20年以上も元彼を忘れられないとしたら、特別な理由があるはずです。

次のようなことが関係しているかもしれません。

ひとつ目の考えられる理由は、あなたの今が充実していないからです。充実していれば、良い思い出になることもあるでしょうが、自分の今の状態の満足度が低く、彼と一緒にいれば、もっと変わったはずだと思っているのです。

ふたつ目の考えられる理由は、その人を本当に運命の人だったと思っている場合です。他の人では満足できない、あの人だけが特別だったと思っている場合です。運命的な出会いや出来事があったのでしょう。年をとると感情は鈍くなるため、若い頃の強い感情は特別で、同じ感情になれないと嘆いているのかもしれません。

何年も忘れられないのは悪いことではありませんが、あなたの人生は有限です。自分の人生を楽しく充実したものにするためにも、次のことへ目を向けてみてはいかがでしょうか。

新しい彼氏ができても元彼を忘れられないこともありますよね。でも、元彼との復縁が不可能なら、心の奥底に元彼との思い出を抱えたまま、あなたの中では2番目以降となる男性と結婚するケースもあります。誠実で真面目な人ほど、「本当は夫より愛している男性がいるのに…」と、自己嫌悪し、自分を責めてしまいます。

でも、それでは心から幸せな家族を築けませんよね。結婚後も元彼が忘れられないとき、どんな対処方法があるのでしょうか。

まず、思い出を美化しているという自覚から始めましょう。人の記憶は案外都合良くできているものです。元彼を何年も忘れられないあなたは、いつの間にか元彼との素敵な記憶だけを繰り返し思い出しています。そして、無意識に元彼を理想化してしまっているのです。それに気付くことが先決です。

次に、元彼と夫の比較をやめましょう。そもそも、元彼と夫は比べられるはずがないのです。なぜならば、元彼とあなたの間に結婚生活はないのですから。恋愛はファンタジーだけでも成立しますが、結婚は生活です。現実的な問題を夫婦でクリアしていかなければならないので、ロマンチックだけでは通用しないのです。

それなのに、「きっと元彼だったらこうしたに違いない」と、夫と元彼を比較し思い出しても、単なる妄想に過ぎません。あなたの中にある「結婚した場合の元彼」はこの世に実在しないのです。

それに気付かず、夫と元彼を比較するのは不毛です。好きな人に誰かと比較され、低い評価をつけられること程辛いことはありませんよね。元彼との比較は、夫にとって酷い仕打ちなのです。特に男性は恋人や妻に前の男と比較されるのを極度に嫌がります。もしも、あなたが心の中で夫と元彼を比較し、「やはり元彼が忘れられない」と思っているとバレたら、夫との関係が崩れる危険性もあるのです。

元彼が忘れられない時の最大の対処法は、家族を大切にすることです。あなたから行動を起こしてください。そして、掛け替えのない家族を夫と作っていくのです。

与えられた幸せは儚いですよね。与えてくれる相手がいなくなれば、そこで幸せは途絶えてしまいます。あなたは今まで、元彼から与えられていた幸せに未練を感じていたのです。

でも、与える幸せは違います。あなたが与えることをやめなければ、少しずつ幸せは形を作っていくことでしょう。「どうしたら夫と幸せになれるのか」を考えて、夫とたくさん語り合い、2人で幸せな家族を作る努力をしてください。幸せをあなたと夫で与え合ってください。

あなたが元彼を忘れられないのは、ずっと与えられる愛情を享受していただけだからです。忘れられないのは、元彼を手放さない為に、がむしゃらに頑張れなかったからです。すごく好きで大切だったのに、心のどこかで傷つくのを恐がって、判断を元彼に任せてしまったからです。

だから、受け身の恋愛はもう終わりにしましょう。これからは、自分で考えて自分で動くのです。夫と2人で前を向いて支え合えれば、心の片隅に元彼がいても大丈夫。「そんな恋愛もあった」と、思い出として昇華できることでしょう。

元彼を忘れられずあなたは苦しんでいます。でも、元彼を忘れなければあなたの人生に幸せは訪れないのでしょうか？違いますよね。問題なのは、元彼との思い出に縛られて、新しい恋愛が上手くいかないことです。本当は、元彼を忘れる必要はありません。思い出として心の中で整理が付けば、いつまでも素敵な思い出として残しておいて良いのです。

そして、強烈な未練が素敵な思い出に変わるには時間が必要です。忘れられずに苦しくて辛いときもあるでしょうが、それが一生続くことはありません。だから、急がず少しずつ思い出に変えていきましょう。