ルノルマンカードの本の意味とは？恋愛・仕事・組み合わせ

ルノルマンカードについて知っていますか？それは18世紀のフランスで生まれたカードを使った占い。欧米ではタロットの次に知名度の高いものです。

ナポレオンの運命を言い当てたと言われる稀代の名占い師、マドモワゼル・ルノルマンの名前を冠したカード占いです。

全部で36枚のカードを使って占います。カードの展開方法はシンプルで、本人のインスピレーションを発揮して読み解いていきます。

論理的なリーディングができ、また占うことでポジティブな気分を運んできてくれるという特徴を持っています。ここでは、ルノルマンカードの個々の意味と解釈についてご紹介します。

今回は、26番「本」のカードについて、カードの意味やキーワード、他のカードとのコンビネーションの解釈などを詳しく述べていきます。

様々なことが書かれている本は知識の象徴です。本そのものも表すし、知識・学業を意味することも、図書館や書店など本がたくさんある場所、専門的な知識を必要とする職業、学業に携わる職業（教師、研究者、文筆家）などを意味することもあります。

カードの絵で、本が閉じられた状態で描かれていることがあります。ルノルマンカードが考案された当時の一般の人々の識字率は高くなく、選ばれた人でなければ字は読めませんでした。

このことから本は「秘密」「クローズドな情報」という意味も持っています。閉じた本は「秘密」を、開いている本は「知識」をメインに表していると考えましょう。

ちなみに「手紙」のカードも知識や情報を意味しますが、本は手紙よりも狭く深く、専門的な内容がメインとなっています。

本、知識、学業、秘密、情報、発見、研究、知恵

恋愛占いで本が出た時は、「秘密」というキーワードが関わることになるでしょう。または、学校など学ぶ場所が出会いの場になる、専門的な職業に就いている人との間にロマンスがあると読むことも出来ます。

◯質問例：現在恋人がいないので、出会いが欲しい

＜回答＞
学ぶ機会を通してステキな人との出会いがありそうです。学生なら学校や塾での交流を大切にしてみては。社会人であれば、資格の勉強を始める、図書館に行く、英会話教室に通うなど、学ぶ機会を設けてみましょう。

◯質問例：気になっている人がいるが、なかなか関係が進展しない

＜回答＞
相手はあなたに対してなんらかの秘密を抱えているかもしれません。もしくは、あなたが相手に対して言えないことがある場合もあるでしょう。それがネックになって関係が深まっていかないのかも。

相手の気持ちを占って本が出た場合、学ぶ姿勢がある、真面目な気持ちであると取るか、何か秘密を持っていると取るかの2パターンが挙げられるでしょう。どちらに受け取るかよく考えましょう。

◯質問例：親密になってきたと感じる人がいるが、相手はどういう心づもりなのか？

＜回答＞
相手はあなたに言えない秘密を隠しているようです。どんな秘密なのかは、周囲のカードの配置から読み解いていきます。

◯質問例：ある企画に誘われたが、乗るべきかどうか迷う。相手はどのように考えているか？

＜回答＞
あなたの知識を買っており、参謀として動いてもらいたいようです。また、あなたの持つ戦略やノウハウをメンバーに指導して欲しいとも考えています。

学業関連にツキがあるという意味になります。お金が儲かるかとか、事業がうまく行くかとかいったことにはあまり関連しません。世間一般に考えられる成功とは少し遠くなるかもしれませんが、知識や語彙がものを言う職業や研究職などにとっては良い暗示です。

◯質問例：転職を考えている。今はそれにふさわしい時期か？

＜回答＞
転職するにあたって、踏むべき手続きや会社との交渉の仕方などについての知識は足りていますか？また、資格の取得は必要ですか？今は情報を集めたり勉強をしたりするのに適している時期です。

◯質問例：資格の勉強をしているが、無事試験に受かるだろうか？

＜回答＞
熱心に勉強を頑張っているということがよくあらわれています。これからも大いに学ぶと良いでしょう。試験もきっと上手くいきます。

◯本と騎士（馬）（1）
騎士は情報、ニュースが舞い込むことを表し、本とよく似た意味を持っています。秘密が明らかになること、重要な情報が手に入ることを意味します。

◯本とクローバー（2）
クローバーは幸せや偶然を表し、本の意味を形容することになります。ラッキーな情報が手に入る、偶然得た知識が役に立つ、学ぶことで喜びを感じることが出来るなど。

◯本と船（3）
船は旅や海外の事柄を表します。外国に関する知識、遠出した先で有用な情報が得られる、留学するなど。

◯本と家（4）
家は家庭や家族を表しています。家族について今まで隠されていた事実が明らかになる、家族の秘密を知ってしまうなどという意味になります。

◯本と木（5）
木は健康と医療に関する事柄を表しています。今まで分からなかった病気が発覚すること、医学に関する知識や勉強をすることがありそうです。

◯本と雲（6）
秘密が公にされず情報が錯綜して混乱状態になること。また、勉強が思うように進められなくて悩む様を表しています。

◯本と蛇（7）
邪悪な知識、嘘の情報、悪徳商法を意味します。他人のやっかみや妬みで勉強の足を引っ張られることも。

◯本と棺（8）
卒業など学業の終わりを意味します。または、一人静かな環境で勉学に打ち込むことが良いという解釈も出来ます。

◯本と花束（9）
花束はハッピーな出来事を表します。秘密を明らかにしても、皆あたたかく受け入れてくれるでしょう。また受験合格、資格取得など、勉学に関することで成功の兆しがあります。

◯本と大鎌（10）
鎌は突然のことやショックを受けるような大きなインパクトのあることを表します。ショッキングな秘密が暴露されるでしょう。また刃物ということからメスを連想し、外科医を表すこともあります。

◯本と鞭（11）
鞭は争いや衝突を意味します。秘密を追求され、争いの発端となり得ることを表します。または争いのための学問ということで法律や裁判の知識を表します。

◯本と鳥（12）
人と意見交換することで自分の知識や知恵を増やす機会があるでしょう。複数の進路が考えられることなども意味します。「人の口に戸は立てられぬ」というように、秘密は誰かが口を滑らせることでバレてしまうでしょう。

◯本と子供（13）
学徒、子供の勉強に関すること（進路を含む）、新しい知識の発見、フレッシュな話題のある学問の分野などを表します。

◯本と狐（14）
学業のセンスはあるが、そのずる賢さからサボろうとしているので真面目に取り組むようにと警告されていると読めます。または巧妙に隠された秘密を表します。

◯本と熊（15）
権力や大きな財力などを表す熊との組み合わせは、上からの圧力による隠蔽、機密文書を表します。

◯本と星（16）
星は希望を表します。学業で達成したい目標がある場合、いずれその願いは叶うでしょう。スピリチュアルな事柄（占いなど）の勉強に向いている時期とも読めます。

◯本とコウノトリ（17）
学びのために環境が変わることを意味します。たとえば県外の大学進学によって引っ越しする、カルチャースクールに行き始めて生活形態が変わるなど。

◯本と犬（18）
本を学業ととらえるならば友人たちとのグループ学習や勉強会が吉であること、秘密ととらえるならば友人に秘密を打ち明けられる、打ち明けるなどを意味します。

◯本と塔（19）
公的な機関、大きな施設での学業と研究、そしてそこに働く人々を表します。大学、大手の塾、図書館、実験室、教師、研究者など。

◯本と庭園（20）
知識や情報を共有するために多くの人が集まる場所やイベントを表しています。たとえば学校、塾、セミナー、ワークショップなど。

◯本と山（21）
勉強の遅れなど、学習面において課題が多くある状態を意味します。粘り強さと忍耐力をもって勉学に励みましょう。

◯本と道（22）
学生ならば、卒業後の進路を表しています。秘密を公にするかどうかの岐路に立っていること、迷っていることを示す場合もあります。

◯本と鼠（23）
勉学に関して言うならば、根気が足らず学業に身が入らない状態を表します。秘密と読むならば、秘密がどこからか漏れてしまうという解釈も出来ます。

◯本とハート（24）
秘密の恋を意味します。または学校など勉学を通して繋がりのある場所で恋愛が始まることを意味していると読むことができます。

◯本と指輪（25）
指輪は契約や約束を意味します。公には出来ない繋がり、みんなに秘密にしたい恋など。

◯本と手紙（27）
秘密のメッセージや重要な情報を表します。また、ネットを活用して浅く広く情報を集めながら学習すると吉とも解釈できます。

◯本と紳士（28）
ミステリアスな人物、寡黙な人、秘密の相手、愛人、勉強家、研究者、教師

◯本と淑女（29）
ミステリアスな人物、寡黙な人、秘密の相手、愛人、勉強家、研究者、教師

◯本と百合（30）
性的な事柄に関する秘密を表します。周囲には言えないが肉体関係を持っている（不倫している）、内緒で風俗に通っているなど。

◯本と太陽（31）
太陽は成功と達成を意味します。受験合格や資格取得など、学業は最高の形で大成するでしょう。秘密という意味ならば、良い形で晴れる、皆に受け入れられるなど。

◯本と月（32）
月はセンスや感情、インスピレーションを表し、オカルティックなことに関する知識や精神科の分野を意味します。ロマンティックな秘密、謎めいた人という解釈もできます。

◯本と鍵（33）
秘密を暴く鍵。本と鍵は運命的な組み合わせです。重要な秘密が明らかになること、以前からの疑問がほどけること、知識によって道が開けることを意味します。

◯本と魚（34）
魚はお金や経済を意味します。経済学、経営学などのお金が絡む知識を得ることによってより多くの富が生まれるでしょう。

◯本と錨（35）
安定性や長期に渡る出来事を表す錨との組み合わせは、長い時間をかけて積み重ねられてきた知識、ずっと隠し通しておくべき秘密などを意味しています。

◯本と十字架（36）
十字架は宿命、運命、重い責任を表します。何者かに導かれるように学ぶこと、自分の意志と関係なく進路が決まってしまうこと、重大な秘密を抱えることなど。

ルノルマンカード26番、本の意味とコンビネーションの読み解き方を紹介してきました。本は知識、または秘密を表します。

開いている本は「知識」、閉じている本は「秘密」の意味合いが強くなるといわれていますが、どちらの意味を取るかは周囲のカード配置やあなたのインスピレーションから導き出していきましょう。この情報がルノルマンカード占いを楽しむ皆さんのお役に立つことができれば幸いです。