年末年始の行動について調査するために、他都道府県に親のいる実家をもつ500人にアンケート調査を行いました。
以下、質問内容と回答結果のデータです。
【Q1】2023年から2024年にかけての年末年始に帰省しますか?
帰省する:165人(33%)
帰省しない:335人(67%)
帰省を控える方のほうが多い結果となりました。
そして、「帰省しない」を選んだ335人の毎年の行動は以下のとおりでした。
毎年帰省している:207人(61.8%)
数年に1回帰省している:65人(19.4%)
あまり帰省しない:63人(18.8%)
つまり、毎年の年末年始に帰省している人の約60%が、今年は帰省しない予定ということです。
「毎年帰省している」が、今年は「帰省しない」人たちの具体的な意見は以下のようなものでした。
(31歳女性福岡在住:夫と子供2人の4人家族)
「私や主人の仕事上、複数の人たちと関わることがあります。実家の祖母が高齢なうえ透析中で病院通いをしていることもあり、万が一コロナを持ち帰ってしまっては大変なので今年の年末の帰省は遠慮しようという考えに至りました。」
(31歳女性東京在住:夫と子供1人の3人家族)
「2歳になった娘の成長した姿を見せてあげたい気持ちはあるのですが、2020年の年末はウイルスの流行やインフルエンザの流行と罹患などが不安なので帰省は取りやめることとなりました。その代わりにビデオ通話でのコミュニケーションを増やして、年末をゆっくり過ごそうという結論に至りましたが、正直寂しい気持ちがあります。」
(45歳男性神奈川在住:妻と子供2人の4人家族)
「コロナウィルスがまだ心配なので帰省しない予定。ただしコロナウィルスが終息したら帰省するかもしれない。帰省する場合、今までは電車で帰省していたが、コロナウィルスの影響もあるので車で帰省するかもしれない。」
(24歳女性岐阜在住:夫婦の2人家族)
「結婚してから初めての年末年始で、主人の親戚の方々にご挨拶に行かなければいけないので、今年は帰らないです。帰る時は必ず一人暮らしの祖母宅にも顔を出すので、もし途中どこかでコロナを持って帰ってしまうと、大変なので、帰りたくても帰れないです。」
(26歳女性東京在住:一人暮らし)
「大前提として、東京の人間が帰省することにリスクを感じる。また、実家が田舎の方にあるので(周りの目という観点からも)実家に帰り辛い。現在実家の方では東京や大阪から来た人間に対して、あまり良くない感情を持つ人が多いと親から聞いているので今年は帰らない予定です。」
【Q2】2024年と2023年以前の1年間の帰省回数は何回ですか?
※回答者の回数を平均したところ、以下の数値となりました。
2024年:1.61回
2023年:2.94回
年末年始以外の時期もコロナを気にして帰省を控えた方が多かったようです。
【Q3】親との連絡頻度について2020年と2019年以前で変化しましたか?
とても増えた:42人(8.4%)
やや増えた:187人(37.4%)
連絡回数は変わらない:212人(42.4%)
やや減った:34人(6.8%)
とても減った:25人(5.0%)
連絡回数が増えた人のほうが多い結果となりました。
会えないからこそ連絡を取ったり、コロナ関係で連絡を取ったりすることが多かったためと思われます。
まとめ
コロナウイルスで帰りたくても帰れない、親に会いたいけど会えないという方が多くいることが分かりました。多くの方が感染予防のために移動も自主的に制限しているようです。
そして、実家への帰省や移動が回復するのは2021年以降になりそうです。