先祖や神仏のご加護がある手相には仏眼相や神秘十字線などがあり、いずれも見えない存在の強い影響力があります。
この見えない存在に見守られている線の一つに、昇り龍線があります。龍神線とも呼ばれ龍神に守護され強運を授かる手相として知られています。
開運線や努力線の一種なので、努力が報われ成果などが手にできます。対人関係を良好にする面もあります。
それではこの昇り龍線(龍神線)の意味について詳しく解説していきます。
手相占いで昇り龍線(龍神線)の意味とは
生命線上から上向きに伸びる線には諸説あり、昇り龍線もその中の一つです。今回は昇り龍線や龍神線と呼ばれるものに着目した捉え方をします。
基本的に生命線上から上向きに伸びる線は「開運線」と見なすことが多いのですが、3本以上あるものを「昇り龍線」とします。
今まで積み重ねてきた苦労や努力が報われ、成果や成功が手にできるとされます。強運に恵まれ、幸せをつかむチャンスが訪れやすくなります。人との縁をつなぐ意味合いもあり、良縁に恵まれるとされます。
龍神は動くだけで雲を動かし風を吹かせ、雨を降らせるという自然を司る強大な力を持ちます。この龍神のご加護があり、不運など遠ざけることができます。
細く短い昇り龍線の場合、達成にまだ時間がかかったり、努力が今一つ足りないことを示します。根気強く努力を続けていると線が濃くなるはずです。
昇り龍線は激レアで珍しい?確率は?
昇り龍線の出現率については具体的な統計はないのですが、手相鑑定師の経験や様々な文献などから推察すると、60人に一人ぐらいではないかと言われています。ですから珍しい手相と言えます。
その中でも濃くハッキリとした昇り龍線となると半数以下の25人ぐらいになるようです。しかし本数が増えたり減ったりが頻繁な面があります。
本数が増える場合は昇り龍線のままですが、3本に満たないと昇り龍線が開運線になってしまうこともあります。
左手の昇り龍線
利き手でない手に生来のものが現れるのが手相です。日本は右利きが多いので、一般的に左手で生来のことを読み取ります。
この左手に昇り龍線がある場合、生まれつき積み重ねた努力が報われやすく、強運に恵まれるとされます。幼少期から守護されていることが多く、災難や事故、不運などはほとんど遭わないはずです。
対人運が高く、良縁に恵まれるとされます。しかし気持ちや考え方が変化するとこれらの意味合いが消えてしまうこともあります。
右手の昇り龍線
手相は利き手に現在から未来のことが現れます。日本は右利きが多いため、一般的に右手にこれからのことが現れるとされます。
この右手に昇り龍線がある場合、近い将来に積み重ねてきた努力が報われ、成果が手にできるとされます。人生経験を積むうちに対人運が高まり、良縁に恵まれるようになったとされます。
気持ちなどが変化して、後天的に災厄を遠ざけられるようになったようです。努力が報われやすくなり強運を授かったとも言えます。
昇り龍線と希望線の違い
希望線は本数に関わりなく人差し指方向に伸びる線を指します。生命線上から上向きに伸びる線の中で、人差し指に向かうことに着目しています。
これが見られる場合、何らかの野心を持ちプライドが高いとされます。昇り龍線の努力が報われる要素は少し弱めになります。
希望に向かって努力し頑張れる力を持ち、強い願望を持つ程、努力が報われるとも言われています。また希望線と向上線は呼び方が違うだけで同じものという説もあります。
昇り龍線と向上線の違い
向上線は1本だけ人差し指方向に伸びる線があるものを指します。説によっては中指のこともあるようです。
これが見られる場合、向上心が強く努力を惜しまないことで運勢が切り開かれるとされます。努力が報われて多くの成果が手にできます。野心を持ち、成功をつかみたい気持ちが強くなります。
強運もあることはあるのですが、自らの力で、夢や願いを叶える要素が強くなります。昇り龍線の龍神のご加護があるという解釈はないようです。
昇り龍線と開運線の違い
開運線は指の方向に関わりなく1~2本の上向きの線を指します。3本以上だと昇り龍線になります。
一般的に生命線上から伸びる上向きの線は、開運線や努力線と呼ばれることが多く、その中において本数に着目したものが昇り龍線という位置づけになります。長さは関係がないようです。
意味合いは努力が報われて運勢が切り開かれるので、ほぼ同じと言えます。しかし昇り龍線(龍神線)は龍神のご加護があるという解釈が一番の違いになります。
まとめ:努力のし甲斐がある
龍神に見守られているとされる昇り龍線があれば、強運に恵まれ、災厄を遠ざけることができます。昇り龍線は生命線上から伸びる開運線の一種で、3本以上の上向き線があるものを指します。
努力が報われ成果が手にでき、強運と良縁にも恵まれるとされます。自然を司る強大な力を持つ龍神のご加護があります。
希望線、向上線、開運線と捉え方が入り乱れる説があるのですが、努力が開運につながります。努力のし甲斐がある線と言えます。