日本でも有数の神社として人気の高い伊勢神宮ですが、実は行かない方がいいとされる人がいます。もちろん、言わずと知れたパワースポットですが、タイミングを間違ってお参りしてしまうと、運気が下がる可能性もあるのです。
また、伊勢神宮には夫婦で行ってはいけないという噂もあります。
この記事では、伊勢神宮のスピリチュアル効果を踏まえながら、伊勢神宮に行ってはいけない人の特徴や、噂の真相などを紹介します。
伊勢神宮はどんな場所?
伊勢神宮は、日本の総氏神とも呼ばれる神聖な場所です。祀られているのは「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」で、天皇家と深い関係のある神社でもあります。
伊勢神宮があるのは、三重県伊勢市で「お伊勢さん」として古くから親しまれてきました。伊勢神宮は、外宮(げぐう)・内宮(ないぐう)と呼ばれるお社のほか、合わせて125社もの宮社があり、広大な敷地となっています。
現代でも、パワースポットとして多くの人が訪れる伊勢神宮ですが、江戸時代にも参拝ブームがありました。「一生に一度はお伊勢参り」と謳われるほど、日本中から伊勢神宮を目指す人がいたといわれています。その歴史は、2000年を超え、日本人の「心のふるさと」として、多くの人が大切にする神社です。
伊勢神宮は参拝すると危険で不運?
長い歴史があり、多くの人が訪れている伊勢神宮ですから、素晴らしいパワーのある神社であることは間違いありません。訪れてみると、神聖な空気に心奪われる人も少なくありません。実際、伊勢神宮にお参りしたことで、恩恵を得た人もあるでしょう。
しかし、伊勢神宮は、タイミングや同行する相手によっては行かない方がいいこともあります。万が一、適していないタイミングや相手と伊勢神宮にお参りすると、運気に影響することもあるでしょう。
そのため、観光気分や安易な気持ちで参拝することは避ける方が無難です。伊勢神宮にお参りする際は、適したタイミングかどうかを確認してから訪れるように心がけましょう。
伊勢神宮にはカップルや夫婦で行ってはいけない?
伊勢神宮には、カップルや夫婦で訪れるのが好ましくないという噂があります。これは迷信のようなもので、それを裏付ける根拠や由縁はありません。
にもかかわらず、そう囁かれる理由の一つに、祀られている「天照大御神」が女性だからという説があります。 女性の神様は嫉妬深いと考えられていたようです。
また、伊勢神宮がある場所は、昔遊郭がありました。男性が遊郭に遊びに行く際、女性が一緒では都合が悪いです。
よって、「伊勢神宮は女性の神様が嫉妬してしまうから、女性は連れていけない」と都合よく言い訳したことがきっかけで広まったと言われています。
伊勢神宮は夫婦で行ってはいけない?夫婦円満・離婚? | Spicomi
https://spicomi.net/media/articles/3687伊勢神宮は夫婦で行ってはいけない?伊勢神宮のお参りは夫婦円満に役立つ?それとも離婚につながる?伊勢神宮にまつわる噂ぱパワースポット効果、一緒に行きたいスポットなどについても解説します。
伊勢神宮に行かない方がいい人の特徴4個
■1. 神社がどんな場所であるか理解していない
神社は神聖な場所です。それなのに、鳥居からでなく裏口から入ったり、騒いだり、周りに迷惑がかかるような行為をする人は、バチがあたってもおかしくありません。
伊勢神宮に行くときは、伊勢神宮がどんな場所であるか理解して相応しい行いを心がけてください。
■2. 神社の御神木に触ってしまう
伊勢神宮に限らず、多くの神社は森に守られています。神社と森は共に生きており、森があることで神社の神聖な空気が保たれているといっても過言ではありません。
こうした背景もあり、神社の木にはパワーが宿っています。そのため、神社の木に触ってパワーをもらおうとする人も少なく無いでしょう。
しかし、闇雲に触ることはおすすめできません。特に、しめ縄がかかっている木には触らないように気をつけましょう。
■3. 個人的な願いを最初に述べる
伊勢神宮のベースとなっている大切な規定は「私幣禁断」です。私幣とは、天皇以外の人が神社に捧げるお供え物を意味し、お賽銭も私幣に当たります。
伊勢神宮は、天皇が天照大御神に、国民や多くの方の幸せを祈るお宮であるため、個人的な願い事ばかりをすることは基本的によろしくありません。
ただ、個人的なお願い事をしてはいけないわけではありません。日頃の感謝を伝えた後にお願い事をするようにしてください。
■4. 写真撮影ばかりしている
伊勢神宮に訪れたら、写真を撮りたくなる気持ちもわかります。神聖な空気を多くの人に見てもらいたいとSNSにアップする人もいるでしょう。
しかし、伊勢神宮に軽い気持ちで訪れることはNGです。特に、御正殿を正面から撮影することは避けましょう。
まずは、厳かな気持ちで伊勢神宮での時間を過ごすことが大切です。軽率に写真を撮ってSNSに上げるのは控えることをおすすめします。
伊勢神宮のスピリチュアル効果
伊勢神宮は呼ばれないと行くことができない神社ともいわれています。それだけ、伊勢神宮にはスピリチュアルな力が宿っているということです。
例えば、何かを成し遂げようとしている人や自分の力は全て出し切った人などは、伊勢神宮にお参りすることで神がかった力を得られる可能性があります。
特に、ベストなタイミングで伊勢神宮のことを知ったり、参拝するチャンスが訪れたりする場合は、伊勢神宮に祀られた神々が願いを叶えてくれるでしょう。
また、伊勢神宮に呼ばれるときは、人生のターニングポイントともいわれています。なんだか分からないけれど、伊勢神宮に心惹かれるときは、ぜひ訪れてみましょう。伊勢神宮には、全てのターニングポイントを成功に導く力があるといわれています。
伊勢神宮のパワースポット属性は水属性
実は、伊勢神宮を含めたパワースポットには属性があります。属性とは「地」「水」「火」「風」「空」といった自然界の五元素で表したものです。神社が持つ属性と自分自身の属性によって相性があります。
日本の最高位ともいわれる伊勢神宮の属性は「水」です。日本全国にある水属性の神社の中でも最も有名な場所でしょう。例えば、長野県にある諏訪大社や京都の清水寺も、水属性の神社仏閣です。
水属性では人生の流れをリセットしたり心の浄化をもたらしてくれるため、ターニングポイントに訪れる伊勢神宮はまさしく水属性の力を持っていることがわかります。水属性の伊勢神宮と相性がいいのは、「水」「空」「火」の属性を持った人です。
伊勢神宮に行くタイミング
伊勢神宮に行くタイミングは、何と言っても神様から呼ばれたタイミングでもあります。これまでも行きたいと思っていたけれど、なぜか訪れる機会がなかったという人も少なくありません。
しかし、人生のターニングポイントが訪れると、自然に伊勢神宮へと導かれるようになります。なかなか取れなかった休みが取れて予定がぽっかりと空いたり、これまで意識していなかった伊勢神宮の情報が耳に入ったりするときはチャンスです。
そのほか、出張のタイミングで伊勢を訪れ、思いがけず伊勢神宮に参拝する人もあるでしょう。これも、神様の計らいと言えます。
このように、自分が意図しないタイミングで、三重県や伊勢を訪れた時も、ぜひ伊勢神宮に訪れてみましょう。
伊勢は呼ばれないと行けない?
ようやく伊勢神宮に訪れることになったのに、当日の朝に大雨でとても外を歩ける状態では無いというケースはよく起こります。また、お伊勢参りの予定を立てようとしても、他の予定や急用、体調不良などに阻まれて、なかなか実現しないという人も多いでしょう。
このように、伊勢神宮へはベストなタイミングが来ないと行けないといわれています。思うように伊勢神宮へ参拝できないときは、「呼ばれていない」といっても過言ではありません。
そんなときは、潔く諦めて次のチャンスを待つことが大切です。タイミングが来たら、自然とことが運び、トントン拍子で伊勢神宮に参ることができるでしょう。
伊勢神宮に呼ばれる人の特徴
伊勢神宮に呼ばれる人の多くは、日頃から伊勢神宮について心を寄せており、知識も豊富です。参拝する日だけではなく、日常的に伊勢神社や天照大御神に対して信心する気持ちがあるでしょう。
また、霊感の強い人も伊勢神宮に呼ばれやすいといわれています。例えば、創作活動をするときにインスピレーションを受けて素晴らしい作品を作り上げる人は、伊勢神宮の持つ波動も感じやすいでしょう。
こうした感性を持つ人であれば、見えないものを大切にして、感じる心を持つ人は伊勢神宮に呼ばれます。伊勢神宮の境内にある静寂を感じ、神様やエネルギーの気配を感じ取ることができるでしょう。
その他、何か大きな困難を抱えていて、それに立ち向かっていく人も伊勢神宮に呼ばれやすいです。そうした人は、解決に向かう途中で伊勢神宮の情報に辿り着いたり、偶然にも伊勢に行くことになったというケースが起こり得ます。
伊勢神宮の七不思議
伊勢神宮には7つの秘密が隠されています。そのひとつが天照大御の父母であるイザナギとイザナミが祀られていなかった点です。
しかし、772年までイザナギとイザナミを祀る宮社はありませんでした。続日本紀では、その祟りとして伊勢湾台風級の台風が起こったとされています。これを機に、イザナギ・イザナミを祀ることになりました。
また、伊勢神宮にも付属の仏教寺院があった点も七不思議のひとつです。伊勢神宮を訪れた人を惑わすのがお賽銭を入れるところがない点でしょう。伊勢神宮では「私幣禁断」の精神からお賽銭箱は設置されていません。
その他、伊勢神宮を初めて参拝した天皇は明治天皇だった点や、そもそも伊勢神宮は古墳文化が広がる際に取り残された地だったことも興味深い七不思議です。
さらに、なぜ御正殿が高床式になっているのか、伊勢神宮に仕える巫女は一生処女なのかといった点も七不思議といわれています。
伊勢神宮の正しい回り方
※伊勢神宮サイトのマップより引用
伊勢神宮は大きく分けると「外宮」と「内宮」の2つがあります。外宮に祀られているのは豊受大神と呼ばれる神様で、内宮に天照大御神が祀られているため、外宮を先に参拝し、内宮へ向かうのが正式な参拝方法です。
<外宮>
外宮に着いたら、まずは表参道火除橋を渡りましょう。その後、手水舎で心身を清めたら、外宮のメインである「正宮」を参拝します。このとき、参道は左側通行なので注意しましょう。
正宮には豊受大神が祀られています。参拝するときは、二拝二拍手一拝が作法です。その他、外宮にはいくつもの宮社があるのでお参りするようにしましょう。外宮での参拝が終わったら、内宮へお参りします。
<内宮>
内宮へのお参りは五十鈴川にかかる「宇治橋」を渡っていきましょう。五十鈴川の御手洗場で心身を清めたら、いよいよ内宮の御正宮「皇大神宮」への参拝です。ここでも外宮と同じ作法を用いてお参りします。個人的な願い事をしないように気をつけましょう。
まとめ
伊勢神宮は、誰もが知るパワースポットです。それだけに、大きなパワーが宿り、誰でも気軽にお参りできる場所ではありません。
自然なタイミングが訪れたときにこそ、参拝するチャンスです。人生のターニングポイントでは、神聖な気持ちを持って伊勢神宮へお参りしてみましょう。