モラハラに効く言葉10選！モラハラ夫や彼氏・職場で効果的

あなたに対していつも辛く当たる人がいるなら、立派なモラハラ行為です。「自分だけ我慢すれば丸く収まる」と思っていると、あなたの心が壊れてしまうかもしれません。

そこで今回は、モラハラに効く言葉を厳選して紹介！夫、彼氏、職場など、相手別の対処法を伝授します。

モラハラする人の高圧的な態度を見て、「なんて自信満々なんだろう」と思うかもしれません。しかし、現実はその逆です。モラハラをする人は自分に自信がありません。だからこそ、相手を糾弾して優位に立ち、自分の自信を保とうとしているのです。

「弱い犬ほど良く吠える」という言葉は、モラハラの心理を上手く表しています。そのままの自分で認められる自信がないから、「自分は正しい」と吠えて相手を屈服させようとするのです。

モラハラのターゲットが妻や彼女、部下などに向くのは、無理を通すことで、「求められている」「愛されている」と実感したい心理があるからです。

「モラハラする人はプライドが高く承認欲求が強い」が大前提。モラハラするのは、満たされていない心の表れですので、相手を認めるのが基本的な心構えとなります。

モラハラする人の発言には矛盾も多いですが、まずは聞き手にまわり、何を訴えたいのかの読み取りに集中しましょう。途中で口を挟まず、言いたいことを全て言わせてしまうのです。

その上で、共感と肯定をしながら相手に寄り添い、本当に求めていることを見極めていきます。冷静に、かつ優しい心で、「相手を攻撃しなくても、あなたの気持ちや意見は通じるんだよ」という成功体験を積み上げていくのが重要です。

モラハラする人に対抗して語気を強めるのはNG。相手はあなたを反射的に屈服させようとするので、モラハラが激しくなります。相手に寄り添いながら、認めるような言葉がけが有効です。具体的な言葉をいくつか紹介します。

1. ありがとう
モラハラする人は、頑張っているのに感謝されないことに不安を感じています。ですので、小さなことでも「ありがとう」と細かく感謝の気持ちを伝えるのが重要です。

2. 優しいね
モラハラする人は「自分は正しい」「相手を思いやっての言葉だ」と思っています。「優しいね」と言われると、自分の気持ちを理解してもらえたと安心し、強い言葉で主張する必要性を感じなります。

3. さすがだね
褒め言葉はモラハラする人にとても効果があります。「さすがだね」「すごいね」と絶賛すると、承認欲求を満たされて満足するのです。認められた実感があれば、相手を糾弾しなくてもプライドが守られるので、モラハラ行為も減少します。

4. そうなんだね
反発すると更に上から押さえつけようとしますが、「そうなんだね」と、モラハラする人の発言をそのまま受け止めると、それ以上言うことがなくなります。聞き流すのではなく、親身に話を聞いて「そうなんだね」と相づちを打つと、自分の気持ちが伝わったと安心するのです。

5. 私もそう思うよ
共感の言葉も効果的です。モラハラする人は「自分は理解されない」という思いが強く攻撃的ですが、実は仲間が欲しくてたまりません。「私もだよ」と共感すると、相手は嬉しくなって心を開いてくれます。

6. いつも頼りにしてるよ
モラハラする人を効率的に動かしたいなら、頼って甘えるのがコツ。今まで紹介した感謝や肯定、共感をしながら、「いつも頼りにしてるよ」と言葉で伝えましょう。自分の存在価値を認めてもらえたことが嬉しくて、役立とうと頑張るようになります。

7. 教えてもらえるかな
何かをお願いするときは「教えてもらえるかな？」と腰を低くするのが効果的です。「教えて」には「あなたは優れている」「あなたを信頼してお願いしている」という2つの意味がこめられ、モラハラする人の承認欲求を満たします。

8. 今の言葉は傷ついた
モラハラであなたが一方的に傷つくのを回避するために、酷いことを言われたら「今の言葉は傷ついた」と主張しましょう。内容ではなく言葉が嫌だと伝えるのです。あなたの嫌なことが具体的に提示でき、モラハラする人も「この言葉は言うべきではない」と理解できます。

9. あなたと一緒にいるのが辛い
モラハラする人は「酷いことを言っても離れない」という相手を選んでいます。ですので、どうしても耐えがたいなら「私はあなたと一緒にいるのが辛い」と伝えましょう。「離れていくかもしれない」という危機感が、モラハラ行為を改善させる効果があります。

10. 私は〇〇に決めました
モラハラする人に意見するときは「私は〇〇に決めました」と、決定事項として伝えるのがポイントです。「〇〇したい」と希望を伝えると、相談と受け取られて否定されて終了します。決定権はあなたが握り、事後報告のように伝えて、付け入る隙をあたえないようにしましょう。

夫婦はつい言葉に遠慮がなくなりがちですが、売り言葉に買い言葉で応戦すると、モラハラ夫は自分の存在意義を守ろうと、更に攻撃を仕掛けてくるので逆効果。以下のように感謝の気持ちを伝える言葉や、「あなたが大切」「好きだよ」に代わる言葉が効きます。

・いつもありがとう
・頼りにしてるよ
・あなたが好きな〇〇用意したよ
・さすが！上手だね！
・ちょっと教えてほしいことがあるんだけど、いいかな？

大切に扱われている実感ができると、モラハラ夫は次第に優しさを取り戻します。夫への不平不満は、お願い姿勢で言葉を選んで伝えましょう。

彼女にモラハラする男性は、男尊女卑思想が強いのが特徴です。彼女を見下し、「自分がいなければ何もできない女」と舐めています。共感と肯定はモラハラを助長させるリスクが高いです。毅然とした態度で、わかりやすく短くあなたの気持ちと意思を伝えましょう。

・その言葉は傷ついた
・あなたからの愛情が感じられない
・私は1人でも構わない

自分の気持ちを伝えても変わらないモラハラ彼氏とは、早々に縁を切るのがあなたのためです。別れる際こじれそうならば、第三者に相談しましょう。

職場の場合、モラハラ相手より上の立場の人の名前を出すのが効果的です。「では〇〇（上司）に確認致します」と、上司を引っ張り出せば、自分の無能さを気付かれたくないモラハラする人は、態度を改める可能性が高いです。

また、仕事のやり取りを口頭ではなく文字化するのもよいでしょう。進捗状況を細かくメールや書類で伝達するのも、モラハラ防止効果になります。

それでも、耐えがたいモラハラが続くなら、コツコツ証拠を集めてコンプライアンスの部署へ相談しましょう。同時に職場関係者にも相談し、モラハラ行為を認知させるのです。モラハラする人は周囲の目を気にするので、監視が多いほどモラハラ行為も抑制されます。

モラハラする人を改善させるには、あなたの愛情と根気、そして強い精神力が必要です。一人で抱え込まず、周囲に相談しましょう。改善しないなら、早いタイミングでの決別も視野に入れた方がよいでしょう。