ソシオパスの特徴25選！顔つきから見るソシオパス診断

罪悪感なく人を利用し、自分の利益を追求するといわれるソシオパスですが、そんなソシオパスが身近にいた場合、巻き込まれないようにすることが必要です。

そこで今回は、ソシオパスの特徴を解説し、対処法などを伝授します。

ソシオパスは、反社会性パーソナリティ障害で後天的な原因のことをいいます。

反社会性パーソナリティ障害について、以下のような診断基準が示されています。

・患者は以下に示された項目の「3つ以上」に対して他者の権利を軽視し続けている必要がある。
・反社会性パーソナリティ障害は18歳以上の人が診断対象。

ソシオパスは、反社会性パーソナリティ障害という名の通り、社会性に乏しく自分の利益のためならルールを破ることに抵抗がありません。

人の気持ちがわからず共感力も低いため、衝動的な言動が多くなり、犯罪行為をするケースもあります。

トラブルを起こしやすいですが、中には狡猾で周到なソシオパスもいるので注意が必要です。
人を引きつけコントロールし、自分に都合良くコントロールしたがる傾向があります。

ソシオパスには、以下のような特徴があります。
当てはまる項目が多いほどソシオパスの可能性は高まります。

ソシオパスの持つ、共感性の無さや、恐怖や危険に対する鈍感さは、顔つき・目つきに表れます。

社交的で親切な振る舞いをしていても、相手の気持ちがわからないことが多く、目の奥が冷めているのです。また、ターゲットを探しているときは、目つきが鋭くなるでしょう。

一見周囲に反応を合わせていますが、心がこもっていないので、表情に冷たさがあるのが特徴です。

ソシオパスの多くは、家庭環境が原因といわれています。
具体的に、以下のような環境がソシオパスの主な原因として挙げられます。

・親や養育者から虐待を受けた
・ネグレクトを受けていた
・親に一貫性がなく混乱した状態で育った
・子供時代に愛着形成ができなかった
・DVやモラハラ、いじめを受けて心に傷を抱えている
・サイコパスへの憧れがあり真似をしていた

物理的な暴力がなくても、親からの愛情を感じられずに育つと、ソシオパスのリスクが高まります。

子供を利用することだけを考える親に育てられれば、「人を利用するのは悪いことではない」という価値観になるのは、必然といえるでしょう。

ソシオパスには、以下のような恋愛傾向があります。

・付き合う前は尽くす
・恋愛感情ではなく利益やメリットで相手を探す
・交際後から徐々に支配的になる
・恋人が自分に手を抜くことが我慢できない
・愛情を示せと金銭や労力を要求することがある
・強い束縛やモラハラ、DVのリスクが高い
・罪悪感がないので浮気率が高い
・本気になると恋人に強く依存する

「優しくて尽くしてくれる」と思って心を許すと、交際後に自分の要求を徐々に大きくしていき、恋人を支配したがります。

一方、「恋人だけは自分を心底理解している」と感じると、強い愛着を示します。
しかし、真っ当な愛情表現ができず、強く依存して恋人に負担をかけるケースが多いでしょう。

職場のソシオパスには、承認欲求の強さが表れます。

上司に取り入ったり、同僚を騙して成果を横取りしたりしようとします。
弱者をターゲットにし、踏み台にして伸し上がろうとする傾向にあるのです。

しかし、衝動的で計画性がないので、ソシオパスの企みは失敗に終わるケースが多いです。
当然評価も得られず不平不満を募らせ、最終的には辞めてしまうことも多いでしょう。

ソシオパスは、コミュニケーション能力に問題があり、努力や忍耐力が欠如しているため、定職についていない場合が多いです。

また、承認欲求が高いソシオパスは、無職や無能の烙印が許せません。
そのため、「ミュージシャンを目指している」「自営業をしている」など、自称の職業を名乗ることも少なくありません。

ソシオパスとの結婚は、苦労の連続になるでしょう。
社会性に乏しいため、家庭の外でトラブルを起こすリスクは非常に高いです。

また、家庭内でも自分本位は変わらず、むしろ横暴さに拍車がかかります。
上手くいかなければパートナーに責任転嫁することも考えられるため、理不尽な暴言、場合によっては暴力を受けるかもしれません。

身近にソシオパスがいた場合、どのように接すればトラブルを回避できるのでしょうか。
ソシオパスの対処法について確認していきましょう。

ソシオパスは一見魅力的で、向こうから社交的に近づいてくることもあります。

しかし、ソシオパスと心を通わせるのは不可能なのが大前提。
不自然ではない程度に距離を取り、状況に合わせて臨機応変に対応するのがコツです。

承認欲求が強いソシオパスは、下に見られたり雑に扱われたりするのに敏感です。

また、自分より有能な人を引きずり落そうとするため、ソシオパスの前では謙虚に振る舞い、礼儀正しく接しましょう。

ソシオパスをおだてる必要はありませんが、他の人と同じように礼儀とマナーを守り、尊重する姿勢を見せるようにしましょう。

あなたが謙虚に振る舞うと、ソシオパスは「利用できるかも」と近づいてくるかもしれません。
ターゲットにされないためにも、ソシオパスには弱みを見せないようにしましょう。

また、ソシオパスからの個人的な頼み事や要求は、毅然かつ丁重に断るのも重要です。
優しさや親切心を見せると、ソシオパスは付け上がるので、最初の一歩を踏み込ませてはいけません。

ソシオパスは周囲を巻き込んでコントロールし、自分の成果につなげようとします。

ソシオパスよりも先に周囲とコミュニケーションし、連携を取りましょう。
あなたが周囲と強い信頼関係を築けば、ソシオパスは身動きが取れなくなります。

嘘に全く罪悪感がないソシオパスの言葉は、話半分で聞きましょう。

一緒に仕事をする場合は、必ず同じチームや上司とも情報を共有し、ソシオパスに陥れられないように注意が必要です。

ソシオパスの原因は後天的なもので、多くは不幸な過去を抱えています。

見方を変えると、ソシオパスは誰かの被害者だと言えるのです。
だからといって、中途半端な同情を示すと、ソシオパスに利用されてしまうこともあります。

強い気持ちがない限り、適度な距離をとってやり過ごすのが良いでしょう。