リアコとは？ガチ恋との違いやしんどいときの対処法

リアコという言葉をご存知でしょうか。

本記事では、リアコの詳しい意味や、ガチ恋との違いを中心に、リアコになる理由やなりやすい人の特徴、しんどいときの対処法などを解説しています。

推しがあまりにも好きすぎてしんどくなってきたときの参考にしてみてください。

「リアコ」とは、主にアイドルや俳優、二次元のキャラクターなど、 応援している推しに対して恋愛感情を抱き「リアルに恋をしている人」を略した言葉です。

「ガチ恋」もほとんど同じニュアンスで使われる言葉ですが、男性が女性の推しに対して恋愛感情を抱いている様子を表す場合が多い傾向にあります。

また、「リアコ」は推しに対しての恋愛感情を自分の中だけで楽しんでいるのに対し、「ガチ恋」は推しとなんとしてでも付き合ったり結婚したいと考えている様子をいいます。

そのため、「リアコ」は画面の奥でしか会えない、規模の大きなグループや、二次元キャラクターのファンダムに多く、「ガチ恋」は地下アイドルやコンカフェなど、推しと接触できる機会の多い現場にいることが多いです。

リアコになる理由としては、 単純接触効果が起因していると考えられます。
単純接触効果とは、繰り返し見たり、実際に会ったり、対象と接触する回数が増えれば増えるほど、親近感を感じるという心理現象です。
その対象は人だけではなく、グッズなどの物や、音楽などの目に見えないものでも起こりえます。

テレビやSNSなどのメディアで、推しの露出が増えるほど私たちの目に入ってくることが増えます。
そのため、そのような接触の機会が多い人ほど、リアコになるといわれているのです。

また、 推しに会いたいときに会えないという焦らし効果も、リアコを助長する要因となります。
心理学用語では間欠強化と呼ばれ、推しの供給が十分ではない状態が続いた結果、推しに対する愛情がより強くなり、リアコが強化されるのです。

リアコとは 一般的な恋愛感情と同じで、その対象に手が届く一般人かそうでないか、という違いなだけです。

画面の奥にいる推しと同じように、現実でも手が届かない高嶺の花のような存在がいますよね。
その人に連絡を取ったりして、好きになってもらうために行動することがあるかもしれません。

リアコは、このような恋愛感情と、推しに対する応援の気持ちが重なっている状態なのです。

リアコになりやすい人は、芸能人やアニメのキャラクターだけではなく、 現実にいる人間に対しても惚れっぽい傾向があります。

リアコ、つまり惚れっぽいのは性格ともいえますが、程度によりけりで、思い込みが激しくなっている場合があります。
また、純粋な分だけ人に惚れやすく、夢見がちになります。

しかし、リアコになるのは何もダメなことではありません。
リアコになりやすくても、楽しい時間が多ければ、別に良いのではないでしょうか。

それでもリアコがしんどい…という方はいらっしゃると思います。
そもそもなぜリアコはしんどくなるのでしょうか。

リアコになると、些細なことでも嫉妬の感情が生まれます。芸能人などの場合、一般人よりも相手の情報を知ることができるため、その分嫉妬する機会が増えます。

推しに対する独占欲も、リアコがしんどい理由です。「同担拒否」といって、同じ推しを応援するファンのことを拒否し、推しを独占したい気持ちに駆られる場合もあります。

そのため、リアコはとてもしんどくなることが多いのです。

リアコやガチ恋は行き過ぎるとしんどくなってくるもの。そこでここからは、そんなリアコやガチ恋がしんどくなったときの対処法を3つ、ご紹介します。

リアコでしんどくなってきたときは、 推しとの距離を置くのが一番です。
推しへの気持ちを弱めるには推し活から距離を置き、自分の生活に自分自身が寄り添うことで、だんだん推しへ熱が冷めていきます。

SNSなどは避け、推しを見る時間を減らしましょう。推し以外のことを考える時間が増え、だんだん冷静さを取り戻せます。
いきなりSNSを完全にやめることが難しい場合、一日○時間まで、寝る前は見ないなど、時間制限を設けるのがおすすめです。

リアコになっているとき、頭の中は推しのことでいっぱいで、他のことを考えられる余裕がなくなっている状態です。

そんなときは、 新しい趣味を見つけて没頭してみましょう。
推しのことを考える時間が減り、自己否定の気持ちや、嫉妬心や独占欲なども感じずに済みます。

また、趣味を始めることで、新しい出会いもあるかもしれません。
新しい人との交流は、見たこともない新しい世界を見られるきっかけになります。

リアコになっているとき、他の何よりも推しを優先しがちです。 友人や家族など、今まで関わってきた人たちに目を向けてみましょう。
その人たちと会ったり、会話することで、推し以外の世界にフォーカスすることができます。

普段から身近にいる人こそが、あなたの理解者になってくれるかもしれません。

リアコについて、解説しました。
リアコ状態になるとしんどいかもしれませんが、その分推しとの思い出も増えて、楽しいもの。

程度によりけりでリアコを楽しみながら推しを応援することもできます。
あなたが推しよりも自分のことを大事にしていれば、推しもそれを喜んでくれるはずです。

推し活が楽しいかどうかという基準を忘れることなく、推し活ライフを楽しんでくださいね。