【診断】恋人ができないのはシンデレラ症候群が原因？診断チェックや治し方を解説！

「運命の人がいつまで経っても現れない……」
そう考えたことはありませんか？その考え方が強い場合はもしかしたら、「シンデレラ症候群」かもしれません。

「シンデレラ症候群」（別名・シンデレラシンドローム、シンデレラコンプレックス、白馬の王子様症候群）とは、他者に依存する願望が強く、本来の自分の力を発揮できずにいる状態のことを意味する言葉。

この記事では、そんな「シンデレラ症候群」について、なりやすい人の特徴や治し方、自分がシンデレラ症候群かどうかを診断できるチェックリストをご用意しました。

なかなか恋人ができない人は、「シンデレラ症候群」が原因かも？ぜひ、参考にしてみてください。

「シンデレラ症候群」（別名・シンデレラシンドローム、シンデレラコンプレックス、白馬の王子様症候群）とは、男性に対して高い理想を抱き、経済的にも精神的にも頼りたいという依存願望を持ち続けている状態のこと。

白馬に乗った王子様が現れて幸せにしてくれる、というストーリーの『シンデレラ』から名付けられており、いわゆる「お姫様願望」とも表現されます。他者依存が強く、本来持っている自分の能力を発揮できずにいる状態ともいえるこの症状。

「今の自分は本来の姿ではない」という葛藤を抱えながらも、自分の現状を自己憐憫し、外からの助けを待っている状態でもあります。

シンデレラ症候群は、比較的学歴の高い青年期の女性に多くみられることが多いです。

青年期になれば男女問わず経験する、自立と依存の葛藤。
シンデレラ症候群の人は、精神的にも経済的にも自立できる才能があるのに、自立することを躊躇します。その反面、専業主婦などの形で100%夫に頼りきることは、自立に対する欲求があるため不満が残ります。

このように、 男性に守ってほしい、依存したい、という気持ちと、自立して自由になりたいという気持ちとの板ばさみになっているのが、シンデレラ症候群に悩む女性の姿でしょう。

シンデレラ症候群になりやすい人には、ある共通した特徴があります。こちらでは、9つの特徴をピックアップして解説します。

シンデレラ症候群になりやすい人は、「自分は不完全だ」という「自己不全感」の感情を持っている場合が多いです。

「今自分が持っている能力に満足できない」「自分の置かれている環境に満足できない」と感じている場合、自己不全感に飲み込まれているかも知れません。

それゆえに、自己嫌悪や自己否定が強く、自信を持てないことから、常に何か足りないという思いを抱えがちです。

シンデレラ症候群になりやすい人に多い特徴が、幼少期に親の愛情を十分に受け取れなかったというもの。

兄弟姉妹の中で親からの愛情が偏っていたと感じていたケースや、親の愛情の代わりにパートナーで満たそうとしても満たされないケースなどが見られます。

中には「良い子症候群」とも呼ばれている、親の言うことをよく聞いていわゆる「良い子」で育ってきた人が、自分ではない自分を生きてきたため、愛情不足を感じている場合も。

シンデレラ症候群になりやすい人の背景には、理想像を押し付ける父親や、その父娘の関係に対して無関心な母親の存在がある場合も。このような家庭環境で育った子どもは、母親に依存しきることができないため、父親から押しつけられた理想を叶えることでしか、依存欲求を満たすことができません。

しかも、いざ自立しようとなると、自立を勧めていたはずの父親がそれを阻む側にまわり、母親は傍観してばかりで娘の自立に手を貸さないことが多いです。

このような環境で育った子どもは依存欲求を満足に満たせず、自立もままならないまま、宙ぶらりんの状態で親元を離れていくのです。

シンデレラ症候群になりやすい人は、幼少期から過度に甘やかされて育ったことで、自立心や主体性が育まれず、誰かからの援助や指示がないと行動できない状態であることも特徴です。

常に周りの人に頼り、自分自身で努力することをせずとも欲しいものを手に入れられた経験から、大人になってもその感覚が抜けず、恋愛においても王子様のような理想のパートナーに助けを求めてしまう傾向があります。

しかし、現実は理想通りにはいかず、次第に自分自身への自信を失い、心の葛藤を抱えてしまうのです。

シンデレラ症候群になりやすい人の特徴の一つに、理想のパートナーに対するハードルが非常に高いという面があります。

外見、性格、収入、社会的地位など、あらゆる面において完璧を求めてしまうため、現実の男性との恋愛が難しくなります。

過去の恋愛経験や周囲の環境の影響で、理想像が現実離れしたものになっている場合も多く、たとえ好意を寄せられても、条件に合致しないという理由だけで相手を遠ざけてしまうことも少なくありません。

結果的に、理想のパートナーに出会えず、恋愛において孤独を抱えてしまいやすくなります。

シンデレラ症候群になりやすい人には、現実逃避的な夢想癖があることが特徴です。

まるで童話の世界のように、誰か素敵な王子様が自分を助けてくれると信じており、現実的な努力をせずに夢やファンタジーの中に逃げ込んでしまいます。

恋愛においても、積極的に行動するよりも、運命の出会いを待つ受動的な姿勢になりがちです。

しかし、現実には王子様は現れず、いつしか理想と現実のギャップに苦しみ、心を痛めてしまうことも。

シンデレラ症候群になりやすい人の心の根底にあるのは、自己肯定感の低さです。自分に自信が持てないため、外見やステータスなど表面的な条件で相手を選び、コンプレックスを埋めようとします。

しかし、理想のパートナー像は高まる一方、現実の恋愛はうまくいかず、失恋を繰り返すことで自信はさらに失われていきます。

このような負のサイクルから抜け出すためには、まず自分の内面と向き合い、ありのままの自分を受け入れることが大切でしょう。

シンデレラ症候群になりやすい人には、強い依存体質が見られます。「誰か素敵な男性に守ってもらいたい」「誰かに甘えたい」という気持ちは誰にでもありますが、彼女たちの場合、その気持ちが度を越してしまい、相手への依存関係を築こうとしてしまいます。

しかし、過度な依存は相手にとって負担となり、関係悪化の原因にもなりかねません。そのため、たとえ理想の男性と付き合えたとしても、次第に相手の愛情が冷め、関係が破綻してしまうケースが多いのです。

このような依存体質を克服するためには、まず自分が自立した人間であることを自覚し、精神的な支えを全て相手に求めるのではなく、自分で解決できることは自分で向き合うことが大事になります。

シンデレラ症候群になりやすい人は、男性に対して「女性は男性に幸せにしてもらうもの」「男性は女性の面倒を見てくれるべき」といった固定観念を持っていることが多く、相手への期待が非常に大きくなります。

しかし、このような思い込みは現実の恋愛において大きな障害となります。理想と異なる相手の姿に幻滅し、関係を築けずに終わってしまうケースが多いのです。

恋愛において大切なのは、相手をありのまま受け入れ、共に成長していくことです。そのためには、まず自分の中の固定観念を捨て、相手の良いところにも悪いところにも目を向けられる寛容な心を持つことが大切です。

では、シンデレラ症候群が治る方法はあるのでしょうか。ここでは、5つの方法を解説します。

シンデレラ症候群は、 自分を理解し、相手を理解し、感謝を感じることで、治すことができます。

例えば、自分発信で相手が喜ぶことを何かやってみましょう。料理を作ったり、プレゼントをしたり、「いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝えてみたり……それを、自らの喜びとして見るのです。

他人が喜ぶことをするために行動するには、先の3つの自分を理解し、相手を理解し、感謝を感じることが必要となります。なんとなくでも大丈夫です。意識して行動してみましょう。

厳しい現実的な意見を言ってくれる友人を避けてはいませんか？シンデレラ症候群になりやすい人にとって、そのような「事実」をはっきりと教えてくれるような存在は大切です。

シングルが集まる女子会は確かに楽しいですが、無責任な「大丈夫」が飛び交っています。厳しいことを伝えてくれる友人を大切にしましょう。

彼氏がいる友人や結婚している友人との付き合いも進んでしてみましょう。何か発見があるはずです。

シンデレラ症候群を克服するためには、まず自分自身の「理想のパートナー像」を見直してみるのがおすすめ。外見や年収など表面的な条件にこだわりすぎず、本当に自分が大切にしたい価値観や譲れない条件を3つ、明確にしてみましょう。

例えば、「誠実で思いやりのある人」「一緒にいて楽しい人」「自分の成長を支えてくれる人」など、具体的な人物像を思い描くことで、現実的な恋愛目標を設定しやすくなります。本当に絶対に譲れないことを考えた時に出てくるのは、顔や身長、学歴などではなく、誠実さや優しさなど、人間性であることが多いものです。

譲れないものは人によって違うと思いますが、理想が高くて彼氏が見つからないという方は、ぜひ一度3つの条件を考えてみてくださいね。

シンデレラ症候群を克服するために、自分の中の「〜すべき」という思い込みに気づいてみましょう。

「食器はすぐに洗うべき」「換気扇は24時間つけっぱなしはダメ」など、些細な思い込みが、実はイライラやモヤモヤの原因になっていることがあります。まずは、自分がどんなことにイライラを感じるか、なぜそう思うのかを自分自身に問いかけてみましょう。そして、相手と話し合い、問題解決に向けて一緒に取り組んでみるのです。

また、相手の欠点ばかりに目が行き、関係が進展しない場合は、自分がなぜそこに引っかかるのか、なぜ許せないのかを正直に振り返ってみましょう。全ての問題は自分自身の中にあります。パートナーシップにおいてうまくいかない原因は、相手にあるのではなく、自分自身にある可能性が高いのです。

自分自身を理解し、問題と向き合うことで、真の幸せな恋愛を掴むことができるようになります。

シンデレラ症候群の治し方、最後は「男性に幸せにしてもらう」という考えを捨てることです。

「この人が私を幸せにしてくれる」という期待は、自分自身を幸せにするものではありません。大切なのは、自分の機嫌は自分で取るという意識を持つことです。

日々の生活の中で、自分が楽しいことや感謝できることを見つけ、自分自身で幸せを見つけることができれば、理想のパートナーとの出会いも自然と引き寄せられるようになります。

運命の相手を待つのではなく、自発的に行動し、自分自身を幸せにする選択をすることで、より早く幸せな人生を手にすることができるでしょう。

シンデレラ症候群は女性だけの問題ではありません。「誰かに養ってもらい、不自由なく暮らしたい」という願望は男性にもあり、経済的に自立した女性と結婚することで実現しようとする男性も少なくないもの。

しかし、社会的な欠陥を抱えながらも「ありのままの自分を愛してほしい」「好きなことをしていたい」と考える彼らは、単なる怠け者と片付けられるべきではありません。定職に就かず、短絡的に事業を起こしたり、趣味に没頭したりする姿は、どこかピーターパン症候群にも似通っています。

しかし、シンデレラ症候群の男性は、女性のように王子様を待つのではなく、 自分を受け入れてくれる誰かを求めて自発的に動く点がポイントです。

経済的な自立を求める女性とは対照的に、精神的な自立を求める男性、といえるでしょう。ピーターパン症候群の男性が成長を拒否するのに対し、シンデレラ症候群の男性は、自分なりの成長を模索しているのです。

「愛する」ということを理解しない限りは、「愛されたい」「優しくされたい」「褒められたい」ばかりが先立ちがちになるもの。

受け身は必ず不満を生み、本当の意味で相手は見えません。自己憐憫にならず、他者に関心を持ち、他者の喜びを自分の喜びとできたなら、きっと恋人ができるでしょう。

ただ運命の人を待つだけではなく、まずは、自分ともっと向き合うことがステキな恋愛の始まりなのかもしれません。