話が二転三転して言っている事がコロコロ変わる人は、どんな深層心理からそうなるのでしょうか。
この記事では、話が二転三転する人の特徴や対策方法を解説します。
話が二転三転する意味とは?
「話が二転三転する」は、 物事の内容や状況などが何度も変化し、定まらない様子を表す四字熟語です。もともとは戦術用語として使われていました。
「二転三転」という言葉には、次々と変化すること、コロコロと変わることという意味合いがあります。
具体的には、以下のような状況を指します。
・計画の内容が何度も変更される
・議論の焦点が何度も変わる
・状況が急変する
ビジネスシーンでは、計画変更 や 交渉難航などを説明する際に、「話が二転三転した」という表現がよく使われます。
「話が二転三転する」は、ネガティブな意味合いで使われることが多いですが、ポジティブに考えれば、状況の変化に柔軟に対応することができる、とも捉えられます。
類義語には、「一転二転(いってんにてん)」「朝三暮四(ちょうさんぼし)」「左右不定(さゆうふてい)」などがあります。
話が二転三転する人の特徴5選
話が二転三転する人は、会話している相手が 戸惑う原因になりやすいですが、柔軟な対応ができる、という良い側面もあります。ここでは、話が二転三転する人の特徴をいくつかご紹介します。
■1. 思考の整理が苦手
話が二転三転する人には、思考の整理が苦手という特徴があります。思考の整理が苦手になる原因としては、トラウマ、睡眠不足、ストレスなどが考えられます。
思考の整理を苦手とする人は、自分の考えを理解してもらうことが難しいと感じている場合が多いです。信頼できる人に、どうでもいい話題から少しずつ正直な気持ちを話す練習をしてみましょう。
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■2. 正直者の完璧主義者
完璧主義者は、自分の考えを思っている通りに、正確に伝えたいという気持ちが強く、話が回りくどくなってしまうことがあります。論理的に説明しようとするあまり、話が脱線してしまうことも少なくありません。
また、嘘をついてはいけないという観念が強い場合も、正直に言いたい気持ちと周りの空気を読む気持ちがごちゃ混ぜになって、話が二転三転してしまう原因となります。
自分を責めることで、自分を守ろうとしている場合もあります。間違いを認めたとしても、あなたの価値は下がりません。
■3. 承認欲求が強い
話が二転三転する人には、承認欲求が強いという特徴も見られます。
承認欲求が強い人は、周囲の注目を集めたいという気持ちが強く、話が長引いてしまうことがあります。自分の話に共感してもらいたい、理解してもらいたいという欲求が強いのです。そのため、話を大幅に盛ったり、虚言癖があることも。
承認欲求が強い人は、人から認めてもらいたいという気持ちが強いため、自分の話を聞いてもらうことで安心できます。承認欲求に振り回されているときは、信頼できる人に話を聞いてもらうのもひとつの手でしょう。
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■4. 不安感が強い
不安感が強いというのも、話が二転三転する人に見られる特徴です。
不安感が強い人は失敗を恐れたり、批判されることを恐れていたり、拒否されることへの恐れが顕著です。自分の考えを否定されることを恐れ、話が前後してしまうことがあるのです。
また、相手の反応を気にしてすぎて、本音を言いづらいという心理が働きやすいです。しかし、嫌われることが怖いということは、人から好かれやすい人でもあるということ。小さな話題から少しずつ練習していけば、とても居心地のいいコミュニケーションの持ち主となるでしょう。
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■5. ナルシスト
ナルシストは、自己愛が非常に強い性格で、自分を中心に世界を捉えようとする傾向がみられます。話が二転三転するのも、この自己愛の強さが原因の一つと考えられます。
ナルシストは、自分の話にしか興味がなく、相手の話を遮ってしまうことも。自分自身が中心でなければ満足できないという性格のため、周囲の人をイライラさせてしまうこともあるかもしれません。
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話が二転三転する人の深層心理5選
では、話が二転三転する人はなぜ、そのように言うことがコロコロ変わるのでしょうか。ここではいくつか考えられる深層心理を紐解いていきます。
■1. 自分の意見が否定されることを恐れている
話が二転三転する人には、「自分の意見が否定されることを恐れている」という深層心理があります。
この深層心理により、自分の意見を明確に言えず、曖昧な言い回しや遠回しに話したり、話を途中で変えたり、話の確信を避けようとしたり、結論を出さないまま話を終わらせてしまいます。また、自分の意見を否定されたり、反論されたりすると、感情的になったり、落ち込んだりすることも。
この葛藤の根底には、以下のようなさまざまな要因が絡み合っていると考えられます。
・自分の意見を否定されたり、批判されたりしたトラウマ
・自分の意見に自信がない
・承認欲求が強く、否定されることを恐れて、自分の意見を押し通そうとしてしまう
・完璧主義で、完璧な意見を言わなければいけないというプレッシャーを感じ、なかなか意見を言えない
・社会的不安障害の気があり、人前で話すことに不安を感じ、自分の意見を言うことを躊躇してしまう
話が二転三転する人は上記のような葛藤を解消するために、無意識に自己防衛が働いている状態だと考えられます。
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■2. 周囲に迷惑をかけたくない
話が二転三転する人は、優しすぎて周囲に迷惑をかけたくないという気持ちが強いという場合も。また、自分自身の価値を認めていないので、自分の本音は受け入れられないに決まっているという誤った思い込みを抱いていることが多いです。
自分自身に価値があることに気づいてください。あなたがいるから楽しいと感じる人があなたの周りに必ずいるはずです。
■3. 自分の弱みを見せたくない
自分の弱みを見せることは、自分の弱点や欠点をさらけ出すことと同じです。恥ずかしいという気持ちが強い人ほど、自分の弱みを見せたくないと思うでしょう。話が二転三転する人は恥ずかしがり屋に多いのです。
弱みは成長のチャンスでもあり、完璧な人の意外な一面を見てギャップ萌えを感じたり、人間味を感じることで、愛情を感じることも多いです。
信頼できる人に少しずつ弱みを見せてみましょう。
■4. コミュニケーション能力に自信がない
コミュニケーション能力に自信がない人は、自分の意見を自信を持って言い切れないことが多いです。そのため、会話の途中で話が二転三転します。
また、相手の反応を気にしすぎるのも話が二転三転する人の深層心理。相手が退屈していないかと心配して、話の途中で話題を変えたり、冗談を言ったりして確信を仄めかすことがあります。
そもそも、思考が整理できていないという場合も。話す前に内容を整理することで、円滑なコミュニケーションができるでしょう。
■5. 過去のトラウマがある
話が二転三転する人の深層心理には、過去のトラウマ体験が影響していることも。
心が傷つく経験は自分像や自己肯定感に大きなダメージを与えることがあります。そのため、大きなトラウマになるようなことを経験した人は、コミュニケーションを難しいと感じやすく、話がまとまらないことがあります。
トラウマ体験は、強い恐怖や不安などの感情も引き起こします。そのため、その感情を避けるために、無意識のうちに防衛機制と呼ばれる自己防衛で心を守り、本心とは違う行動をとることがあります。
話が二転三転する人は病気?発達障害・ASD・ADHD?
話が二転三転する人は病気であるとは限りませんが、ASD(自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害を持っている可能性もあります。
他にも、うつ病や不安障害などの精神疾患を患っている、家庭や学校で本音を言って否定されたり無視されたりした経験がある、などが考えられます。
本音を言えるようになるには、時間と努力が必要です。しかし、諦めずに取り組むことで、必ず本音を言えるようになります。次の項で触れている、話が二転三転する人向けの対策方法を試してみてくださいね。
もし対処法に取り組んでも本音が言えない場合は、心療内科や専門家に相談することをおすすめします。
話が二転三転する人の克服方法
自分の意見が否定されることを恐れる気持ちを克服するには、以下のような方法が有効です。怖いと感じることは仕方がないことです。あなたのペースでゆっくり少しずつ着実に、克服してみてくださいね。
■1. 過去のトラウマを癒す
話が二転三転する人は、過去にトラウマがあるケースが多いです。過去の経験で、自分の意見が否定されたと感じた状況を振り返り、その時の状況や自分の感情を分析してみましょう。
・「いつ」「どこで」「どのような」出来事があったのか?
・その出来事は、自分にどのような影響を与えたのか?
・現在、自分の生活にどのような影響を与えているのか?
内省して、トラウマとなっている原因を理解してから、家族や友人、カウンセラーなど、信頼できる人に話すと克服しやすくなります。
■2. 自信の価値を認める
話が二転三転する理由は、嫌われることが怖くて本音を言えない、つまり、自分の意見に自信が持てないからです。
自分の意見に自信を持つためには、自分の良いところを認めて、自分自身を大切にすることが大切です。また、自分の意見を否定されたとしても、世界が終わるわけではないことを理解しましょう。
■3. 完璧主義を手放す
人間は、完璧な意見など持ちません。あなたがどう感じたか、何をしたいのか。それは誰かにコントロールされるものではありません。
完璧な意見を言わなければいけないというプレッシャーを手放しましょう。自分の意見を正直に伝えて去るようであれば、それはあなたに必要ない人間関係なのかもしれません。
■4. どうでもいい話題で少しずつ本音を言ってみる
最初から重要度の高い大きな意見を言うのは難しいし、心がすり減る可能性があります。まずは、簡単な意見から言ってみるようにしましょう。
好きな食べ物や嫌いな食べ物、今日の天気についてどう感じるかなど、誰も傷つくことのないようなトピックで信頼できる人と会話してみてください。
小さな経験を重ねて自信がついてきたら、徐々に大きな意見も言えるようになります。
■5. アサーショントレーニングをする
アサーショントレーニングとは、自分の意見を本音と近いように、適切に伝えられるようにトレーニングする方法のこと。アサーション(assertion)には、「自己主張」という意味があります。
話が二転三転する人がうまく意思疎通ができない原因は、相手とコミュニケーションをとるときに、嫌われるのが怖くて我慢して本音を伝えなかったり、一方的に意見を押しつけたりしてしまうというところにあります。
たとえば、「あなた」を主語にすると相手を責める口調になりやすいですが、主語を「私」に変えると、自分の主張を相手を傷付けずに伝えられます。アサーショントレーニングをして、本音を伝える練習をしたら、話が二転三転することも少なくなるでしょう。
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■6. 専門家に相談する
話が二転三転する状態を自分一人で克服するのが難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。カウンセラーやセラピストは、あなたの話を聞き、適切なアドバイスをしてくれます。
また、占い師もあなたの心の悩みに寄り添ってくれるプロフェッショナルです。あまりにも話がまとまらない、自分の気持ちが分からない場合は、霊障などスピリチュアル的な問題が起きている可能性もあります。
今ならお得な初回10分無料のチャンスがあるので、ぜひ占い師に相談してみましょう。
まとめ
話が二転三転する人の特徴について解説しました。
話が二転三転するのは、何も悪いことではありません。しかし、人とのコミュニケーションが取りにくくなり、信頼関係を築きにくくなります。
今自分が何を感じているのか、何をしたいのかという思考を整理する習慣をつけて、信頼できる人に少しずつ話してみましょう。一人で声を出して、架空の人物と話をするのも効果的です。
話が二転三転してしまうと悩んでいる人が本音で人とコミュニケーションできるようになることを願っています。
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